TVアニメ『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』の最終話となる第11話「虹とポケモンマスター！」が、2023年3月24日に放送されました。“ポケモンマスター”という見果てぬ夢を追い冒険を続けるサトシとピカチュウの物語が、これで完結を迎えました。
『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』は1月13日より、サトシとピカチュウの物語の最終章を描く編として放送されてきたもの。かつてともに旅をしたカスミとタケシのほか、サトシが各地方で強い絆を結びゲットしたポケモンたちが登場してきました。
その最終話となった「虹とポケモンマスター！」は、ハナダシティへと帰るカスミ、ニビシティへと帰るタケシを、サトシとピカチュウが見送るシーンから始まりました。そして、ついにマサラタウンに帰ってきたサトシとピカチュウは、再会したシゲルに「チャンピオンになったキミは、どこまでポケモンマスターに近づけたのかな？」と問いかけられます。
ずっとめざしてきた夢“ポケモンマスター”とは何なのか。やがて、「チャンピオンはゴールじゃない」「世界中全部のポケモンと友達になりたい。それがきっと“ポケモンマスター”ってことなんだ」という答えにたどり着いたサトシは、新たな旅立ちを決意します。“ボロボロぐつ”を履き替え、再びピカチュウと歩み始めたところで物語の幕が閉じられました。
“カスミ＆タケシとの別れ”や“寝坊してオーキド博士のところに行く”といったかつてのエピソードを彷彿とさせる展開、シゲルだけでなくケンジやピジョットといった懐かしの面々の登場、お馴染みの名乗り口上を披露したうえでやられ、「やな感じ」ならぬ「いい感じ」で退場していくロケット団……などなど、見どころ盛りだくさんとなった最終回。
視聴者からは「サトシとピカチュウ26年間お疲れ様でした！」「リアタイ世代だと尚更、感慨深い」「EDと絡めたエモい演出で改めて寂しくなってしまった」「ラストシーンで涙腺のダム決壊で脱水症状だわ」などと、物語の終わりを惜しむ声が飛び交っていました。
また、その一方で、「不思議なことに最終回を見る前よりも、最終回を見た後の方が寂しくない」「終わった感じが全然しない」「ポケモンマスターになる旅のその途中を切り取った『いつもの2人の旅』を見られた」「これからも続く。続くったら続く！」など、晴れやかな気持ちで最終回を見届けたようすの呟きも多く見られました。
TVアニメ『ポケットモンスター』は今後、3月31日に特番『アニメポケットモンスター音楽祭』、4月7日に特番『新シリーズ「ポケットモンスター」ポケモンしらべ隊』を挟んだのち、4月14日より不思議なペンダントを持つパルデア出身の少女・リコ。謎のモンスターボールを持つカントー出身の少年・ロイを主人公に迎える新シリーズがスタートします。
