国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル 2023（TAAF2023）」が、2023年3月10日から3月13日まで東京・池袋にて開催される。このたび、学生作品を上映する「YOUNG POWER 2023」に吉浦康裕の登壇が決定したことなど、最新プログラム情報が一挙に到着した。
2023年で10回目の開催となる「東京アニメアワードフェスティバル（TAAF）」は、2002年より「東京国際アニメフェア」の一環として行われていた「東京アニメアワード」を独立・発展させた国際アニメーション映画祭だ。新たな人材の発掘・育成、アニメーション文化と産業の振興に寄与すること、および東京の魅力を発信し、東京の観光振興に資することを目的としている。
本映画祭では「東京がアニメーションのハブになる」を合言葉に、高いクオリティとオリジナリティに富む世界中の作品が東京で上映される。これによって、世界中のアニメーションを愛する人々との交流を図ること、クリエイターや観客に刺激と感動を提供すること、そしてその感動や刺激を糧にアニメーションの新たな波を東京から世界へ発信することを目指す。
このたび、その開催に向けて、最新プログラム情報が一挙に発表された。まず、次世代のアニメーション業界を担う学生作品を上映する「YOUNG POWER 2023」に、『アイの歌声を聴かせて』の原作・監督・共同脚本を手掛けた吉浦康裕の登壇が決定した。
中国アニメーションの今を紹介する注目のシンポジウム「中国アニメーションの今、そしてこれから」や、中国若手クリエイターの作品を紹介するHOTなプログラム「中国若手アニメクリエイター達の挑戦」も行われ、アニメーションの基礎教育について語る「アニメーションブートキャンプ」ではこれまでの10年の歩みを振り返る。
このほか、ストップモーションアニメーションスタジオ・ドワーフによるコマ撮りづくしのプログラム「ドワーフ20周年記念 コマ撮りフェスティバル」など、バラエティに富んだ魅力的なプログラムの開催が続々と決定した。さらに、「TAAF」の公式YouTubeチャンネルでは、2021年開催の「TAAF2021」より注目のシンポジウム映像の配信も開始された。この機会にあわせて楽しみたい。
「東京アニメアワードフェスティバル 2023（TAAF2023）」は、2023年3月10日から3月13日まで東京・池袋にて開催される。詳細は公式サイトを確認してほしい。
開催日時：3月13日（月） 12:00～14:00
会場：としま区民センター（6階・小ホール）
登壇者：吉浦康裕（監督／脚本家）
料金：無料 ※オンライン配信あり
上映作品：『異星人の冬』『ぼくがこわい黒いもの』『デュオブリビオンズβ』『La nuit des illusions（迷走の夜）』『えんそくだったひ』『Caresse』
■インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル 2022 セレクション
開催日時：3月13日（月） 14:45～16:15
会場：Mixalive TOKYO B2F Hall Mixa
料金：無料
上映作品：『あじをみさせて』『My Wonderland』『広がる、せかい』『SNoWMAN』『HA ・ NA ・ KU ・SO』『lovesome』『 ＃_ 』『うまとび』『白昼夢をみていた』『メモリメモ』
■中国アニメーションの今、そしてこれから
開催日時：3月11日（土） 14:00～15:30
会場：としま区民センター（6階・小ホール）
登壇者：賈霄鵬（ビリビリ動画 アニメ事業部 編集）
モデレーター：増田弘道（株式会社ビデオマーケット 顧問／アニメ産業レポート編集統括）
料金：無料 ※オンライン配信あり
※ご来場のお客様にはプレゼントあり！
■中国若手アニメクリエイター達の挑戦
開催日時：3月11日（土）11:00～12:30
会場：グランドシネマサンシャイン池袋（シアター2）
料金：一般・学生以下共通：1,000 円（当日券も同額）
上映作品：『晴れのち曇り、ときどきオタマジャクシあり』、『橋下の犬』、『ネズミ』、『トマトキチン』、『フロンティア』、『暗闇突破』、『記憶管理局』
※ご来場のお客様にはプレゼントあり！
■アニメーションブートキャンプ10年の歩み
開催日時：3月12日（日） 14:30～16:30
会場：としま区民センター（6階・小ホール）
登壇者：布山タルト（東京藝術大学 大学院映像研究科アニメーション専攻 教授）、井上俊之（アニメーター）、小森よしひろ（株式会社白組 ディレクター／アニメーションディレクター）、りょーちも（アニメーター／監督）、漁野朱香（アニメーター）、竹内孝次（TAAF フェスティバル・ディレクター）
料金：無料 ※オンライン配信あり
■アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム（ACTF）2023 in TAAF
開催日時：
3月11日（土） 13:00～17:30 YouTubeLive（各社事例紹介）
3月12日（日） 11:00～17:00 展示
会場：としま区民センター（7階・701～703会議室）
登壇者：TriF スタジオ、他アニメ制作関係者、クリエイター、プロデューサー、システム管理者
料金：無料
■アニメータードラフト会議 特別講評会～神戸電子専門学校～
開催日時：3月10日（金） 13:45～15:15
会場：としま区民センター（6階・小ホール）
登壇者：田中佑弥（学校法人コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校 3DCG アニメーション学科 教員）、松岡秀樹（学校法人コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校 広報部業界連携グループ）、本長璃子（学校法人コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科 学生）、槙田淑子（株式会社 Too パブリックリレーション部）
料金：無料 ※オンライン配信あり
■ドワーフ20周年記念 コマ撮りフェスティバル
開催日時：3月12日（日）
（1）12:30～13:30 『こま撮りえいが こまねこ』上映
（2）15:30～16:10 『こまねこ』 コマ撮りアニメーターによるアニメ実演
（3）16:40～17:20 コマ撮りクリエイター座談会
会場：サンシャインシティ 噴水広場
料金：無料 ※オンライン配信あり
＜特別映像配信!!＞
TAAF2021より「アニメーション業界の展望」について語る注目のシンポジウム映像を配信！
※2021年3月14日にTAAF2021で開催されたプログラムを再編集した映像です。肩書きなどは開催時のものです。
★シンポジウム（1）：アニメーション業界の将来展望 1 ～オリジナルコンテンツをどのように実現させたらいいか～
登壇者：礒部亜希子（株式会社ロボット コンテンツ部 プロデューサー）、伊藤大樹（株式会社 FIELDMANAGEMENT EXPAND ドワーフ事業部 プロデューサー）、加藤タカ（デザイン/監督/脚本）
司会：竹内孝次（TAAF フェスティバルディレクター）
★シンポジウム（2）：これからのアニメーション制作 ～フリーウェアの可能性～
登壇者：清水 暁（株式会社 CloverWorks 代表取締役 執行役員社長）、小森よしひろ（株式会社白組 ディレクター／アニメーションディレクター）、布山タルト（東京藝術大学 大学院映像研究科アニメーション専攻 教授）、りょーちも（アニメーター／監督）
司会：竹内孝次（TAAF フェスティバルディレクター）
★シンポジウム（3）：アニメーション業界の将来展望 2 ～海外との共同制作はどのように実現するのか～
登壇者：望月重孝（株式会社アスラフィルム CEO/ショーランナー）、森下美香（映像産業振興機構 VIPO 統括部長）、山口貴也（クランチロール グローバル コンテンツ ストラテジー シニア・ディレクター）
司会：竹内孝次（TAAF フェスティバルディレクター
東京アニメアワードフェスティバル 2023 開催概要
日程：2023年3月10日（金）～3月13日（月）
会場：東京・池袋
主催：東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
共催：東京都
事務局：東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局（一般社団法人日本動画協会内）
（C）TYO/dwarf ・こまねこフィルムパートナーズ
