小雪は1年を24等分した二十四節気の一つ。雪が降り始める時期とされています。
いよいよ本格的な冬が近付いてきますが、アニメには冬になると見たくなる作品が数多く存在します。雪がしんしんと降る光景が美しかったり、強烈な寒さが伝わってくるシーンがあったり、冬の季節を描いた物語だったりと、理由はさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「“冬”に見たくなるアニメといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。11月10日から11月17日までのアンケート期間中に127人から回答を得ました。
男女比は男性約40パーセント、女性約60パーセントと女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■『ゆるキャン△』がダブルスコアでトップに!
第1位
1位は『ゆるキャン△』。支持率は約13パーセントで、昨年に続きトップとなりました。

本作は山梨県や静岡県を舞台に、女子高生たちがアウトドアを満喫する姿を描いた物語です。「キャンプの中でも冬キャンの場面が多く、寒い季節のアウトドアの静謐な空気感が伝わってくるから」や「寒い中でも皆が仲良くしている様子を見ると、自分までほっこりしてポカポカな気分になります。冬キャンにちょっと憧れてしまいますね」と、キャンプ飯を作ったり、初日の出を見に行ったり、思わずキャンプに出かけたくなる描写が人気。2022年7月には映画『ゆるキャン△』がロードショー。11月には配信がスタートしたことも昨年以上の票を集めた理由でしょう。
第2位
2位は『ユーリ!!! on ICE』。支持率は約6パーセントで、昨年の同率2位から単独2位となりました。

こちらはフィギュアスケーターの勝生勇利を主人公にしたオリジナルタイトル。「フィギュアスケートのシーズンになると必ず思い出します。冬しか見られない美しい演技と、本物さながらの世界大会の雰囲気にドキドキします」や「今この季節はフィギュアスケートのグランプリシリーズが開催中なので、『ユーリ!!! on ICE』が自然と見たくなる」とアスリートたちが氷上で繰り広げる熱いバトルが魅力的。冬のスポーツを題材にした作品が上位に入っています。
第3位
3位は『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』。支持率は約5パーセントで、昨年のランク外からトップ3に入りました。

本作はアニメ『NARUTO -ナルト-』の劇場版第10作。シリーズでお馴染みの派手なアクションはもちろん、主人公・うずまきナルトと日向ヒナタの恋愛も描かれた作品です。読者からは「恋を知らないナルトが恋愛を理解する映画。12月公開の映画で冬に見たのに、帰りはナルトとヒナタがアツアツで仕方なかった。ナルトがラーメンの好きと人への好きは違うことを理解したことに感動」とシリーズの完結編として高い評価を得ています。
■そのほかのコメントを紹介
『昭和元禄落語心中』には「初雪が降るシーンが印象的。『夢金』や『芝浜』、『二番煎じ』などの冬の落語も心に染みます。はんてんを羽織ってコタツに入り、鍋を突きながら『落語心中』を観るのが冬の楽しみ」。
『おおかみこどもの雨と雪』には「雪が積もった森の中を、雨と雪が駆け抜けるシーンが爽快! アニメーションの気持ちよさに満ち満ちています」。
2022年版ではアウトドア、スポーツ、アクション、ラブストーリーなど、幅広いジャンルのタイトルがランクインしています。
■ランキングトップ10
[“冬”に見たくなるアニメといえば? 2022年版]
1位 『ゆるキャン△』
2位 『ユーリ!!! on ICE』
3位 『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』
4位 『Kanon』
5位 『アナと雪の女王』
5位 『夏目友人帳』
7位 『銀魂』
7位 『涼宮ハルヒの消失』
7位 『名探偵コナン』
7位 『ラブライブ!』
(回答期間:2022年11月10日~11月17日)