かつては「体育の日」と呼ばれていた国民の祝日であり、2020年から名称が変更されました。なお昨年は東京オリンピックの開会式が行われた7月23日に移動していましたが、今年は通常通り10月の第2月曜日となっています。
アニメにとってもスポーツは高い人気を誇るジャンルです。野球、サッカー、バスケ、はたまた実在しない架空のスポーツなど、さまざまな競技が描かれてきました。
そこでアニメ!アニメ!では「“スポーツ”アニメといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。9月29日から10月6日までのアンケート期間中に313人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約60パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
■上位は球技アニメが目立つ結果に
第1位
1位は『ハイキュー!!』。支持率は約40パーセントでした。
「細かいプレー技術にも触れられているので勉強になります。そして何より私がバレー部に入るきっかけとなった作品だから!」と『ハイキュー!!』を見てバレーボールを始めたという読者も多かったです。

劇場版2部作『ハイキュー!! FINAL』の制作が今年決まったことも人気を集めた理由でしょう。
第2位
2位は『黒子のバスケ』。支持率は約10パーセントでした。

『黒子のバスケ』は「週刊少年ジャンプ」連載のバスケットボールマンガが原作。「エンタメ性の高い作品で、他人のプレイを再現できる『模倣』や相手の動きを先読みする『天帝の眼』など、メインキャラに特別な能力が備わっていて面白い。バスケに詳しくなくても楽しめる作品だと思います」や「現実世界でもギリギリできるのではないかと思わずマネしたくなる必殺技や、個性豊かなキャラクターたちの深い関係性に魅了されました」と派手な試合シーンが印象に残るとの声が。
アニメ10周年を迎えたタイトルが上位に入りました。
第3位
3位は『SLAM DUNK』。支持率は約7パーセントで、トップ3はすべて「週刊少年ジャンプ」原作作品でした。
本作は1993年から96年にかけてTVアニメや劇場版が制作され、12月3日には『THE FIRST SLAM DUNK』の公開が控える話題作です。「バスケットボールアニメの金字塔。桜木花道がバスケにのめり込み、ひたむきな努力を重ねる姿にスポーツものの魅力が詰まっている」や「努力の大切さを学んだ作品。海南高校の監督の“海南(ウチ)に天才はいない だが海南が最強だ!!”というセリフが心に残っています」、「バスケを挫折した三井の“バスケがしたいです……”と心境を吐露する場面は涙なくしては見られません。いまだに語り継がれているので、作品を見たことがない人でも知っているのでは?」とファンそれぞれに名シーンや名セリフのあるタイトルがトップ3にランクインしました。
■そのほかのコメントを紹介

『アオアシ』には「ストーリーが面白いだけでなく、リアルなサッカーの技術やユースの実状を学べるから。『アオアシ』を見て実践すれば、主人公の青井葦人と一緒にサッカーが上手くなれる気がする」。
『体操ザムライ』には「ピークを過ぎた体操選手の再起を描いたストーリー。“やりたいからやる”“できる限りやる”という生き様がとにかくカッコイイ! 競技だけでなくコーチや家族との絆も感じられる作品です」。

『ウマ娘 プリティーダービー』には「実在の名馬たちをアスリートとして描くという作風が新鮮で、競馬ものとしても陸上ものとしても楽しめるから」。
『てーきゅう』には「タイトルがテニス=庭球に由来しているものなので。その反面テニスの描写はほとんどなく、清々しいほどギャグに振り切っていて大好き」とさまざまなタイプのスポーツアニメが集結。
全体的に球技が多いですが、フィギュアスケートや競泳、自転車などの競技を扱ったタイトルにも投票がありました。
また変わりどころでは同率16位に『呪術廻戦』がランクイン。第21話で放送された野球回の人気が高かったです。
■ランキングトップ10
[“スポーツ”アニメといえば?]
1位 『ハイキュー!!』
2位 『黒子のバスケ』
3位 『SLAM DUNK』
4位 『ユーリ!!! on ICE』
5位 『テニスの王子様』
6位 『Free!』
7位 『メジャー』
8位 『ダイヤのA』
9位 『弱虫ペダル』
10位 『イナズマイレブン』
(回答期間:2022年9月29日~10月6日)