【ワンフェス2022夏】情緒豊かな美少女から一点ものアニマルまで想像力豊か! 一般ディーラーのオリジナル作品まとめ【写真58枚】 | 超!アニメディア

【ワンフェス2022夏】情緒豊かな美少女から一点ものアニマルまで想像力豊か! 一般ディーラーのオリジナル作品まとめ【写真58枚】

7月24日、千葉県・幕張メッセにて開催された「ワンダーフェスティバル 2022[夏]」個性あふれる造形&アイデアに注目! 一般ディーラーのオリジナル作品まとめ。

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7月24日、千葉県・幕張メッセにて、プロアマ問わずに制作したフィギュアなどを展示・販売する大規模造形イベント「ワンダーフェスティバル 2022[夏]」(WF2022夏)が開催されました。同日は当日版権を得たディーラーが、そのスタイルや精神性を込めて制作したガレージキット(造形物全てを含める)を展示・販売。

一般ディーラーエリア
企業ブースエリア

同日は、2年ぶりに開催された「WF2022冬」と同じく、新型コロナウイルス感染症の影響で、出展を見合わせる企業やディーラー、例年と比べて来場者数が少ないという仕方がない状況が伺えました。それでも、近年はメーカー元から作品を発売しているディーラーの参加が増えており、ファンがイベント限定の造形物を求める長蛇の列がいくつも見られました。

フィギュア原型師の真辺菜月さんのブースは待機の大行列を作っていた

実際、版権元と関係なく、オリジナルの制作物を用意したディーラーも毎回多く、思いの強さを込められているのを目の当たりにできます。

本稿では、オリジナルのガレージキットを展示・販売していたブースを紹介します。全ての写真をご覧いただく場合は、ギャラリーへお進みください。

藤本圭紀(Twitter:@YOKKI_munchkin_

フリーランスの3Dデジタル造形作家・フィギュア原型師・藤本圭紀さんが、同じくフリーランスの原型師・大畠雅人さんと合同で出展。

藤本圭紀さんは商業原型製作・オリジナルフィギュアを作っており、9月17日からはGALLERY 33 NORTH(東京都杉並区高円寺北2-8-5)にて、初個展「LITTLE GARDEN」が開催予定です。

会場ではオリジナルフィギュア新作「猫とピアニスト」や「救いの鬼」を始め、コトブキヤより発売予定の、藤本圭紀デザイン・造形のオリジナルフィギュア「Trick or Toreat」(PCV塗装済み完成品)などが展示されていました。

「猫とピアニスト」
「救いの鬼」
「Trick or Toreat」(中央)、新作「プレイフル・ナース」(右)

藤本圭紀さんの作品はフィギュアの独特な表情が印象的です。「WF2022冬」でお披露目された「Take your time」に代表されるように、ぷくぅ~と頬を膨らませた少女の感情の豊かさが表現されていて、単に美形というよりもずっと見ていられる情緒豊かさがあります。

「Take your time」

cobaanii mokei 工房(Twitter:@cobaanii

個人で出展するディーラーがいる一方で、会社として新規顧客獲得を目的に出展するブースもありました。

コバアニ模型工房の小林章広社長はWFへの参加は今回で5回目。奥さんとほぼ二人で会社を経営し、10数年もの間模型を作ってきました。今回の出展では家具のミニチュアに絞っているのは、同イベントの客層にはウケが良いと判断しているからだそうです。実際、家具以外にも戦争や車のジオラマなど多数の模型を製造し、他のイベントに出展する時は出展する品を変えています。

季節や時事ネタを取り入れたミニチュアは反響が良い

ミニチュアの大きさは基本的には1/24サイズですが、最近ではお客さんの要望もあって1/6サイズの模型も増やしています。

Kamaty moon(Twitter:@Kamatymoon

造形作家 鎌田光司さん

スチームパンクな世界観でアニマルのフィギュアを作る鎌田光司さんが、応援してくれる奥さんと一緒に出展していました。

今回の出品のテーマは、アニマルバイクシリーズ。スチームパンク風のコンドルやサーバルキャットなどがバイクに乗っています。細部までリアルに描きつつも、可愛らしさを感じさせるデフォルメが施されたデザイン。これらは型を取らずに製造されており、ワンオフ(一回限り)制作のために1点ものという希少性の高さがファンに刺さっています。

スチームパンクのコンドル
スチームパンクのサーバルキャット
スチームパンクのカピパラとハムスター

鎌田光司さんは15年くらい前からWFに参加していますが、新型コロナウイルス感染症による自粛もあって、今回の参加で3回目。毎回テーマは違えど、スチームパンクの世界観を感じさせる作品造りが多く、個人的に好きだというオオカミや狐、白熊、タコなどは今後も作品として見られそうです。

《乃木章》
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