津田健次郎さんは1990年代にデビュー。第15回声優アワードでは主演男優賞を受賞しました。
2022年は『錆喰いビスコ』や『TIGER & BUNNY 2』など、幅広いタイトルでキャラクターを担当。現在公開中の映画『シン・ウルトラマン』では外星人・ザラブの声を務めるなど、アニメ以外でも多くの役柄を演じています。
そこで津田健次郎さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは？」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月29日から6月5日までのアンケート期間中に920人から回答を得ました。
男女比は男性約15パーセント、女性約85パーセントと女性がメイン。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約25パーセント、30代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■最新作を控えたタイトルがワンツー！
第1位
1位は『ゴールデンカムイ』の尾形百之助。支持率は約24パーセントで、昨年の2位からランクアップしました。
尾形百之助は抜群の狙撃能力を持つ上等兵。読者からは「ボソボソとした口調で話すのにもかかわらず、そこに色気と狂気が混ざっていて、尾形のミステリアスさを増しています」や「底知れぬ不気味さを表現する芝居は津田さんだからこそ。アシリパにうながされて“ヒンナ”や“チタタプ”と言うときのチャーミングな声色は愛らしく、こんな恐ろしいスナイパーを魅力的に見せてしまうなんて罪深すぎる！」とあやしさに惹かれているファンが目立ちました。
昨年からランクアップしたのは、原作が今年4月にフィナーレを迎えたばかりなのも理由でしょう。10月からは第4期の放送が決定しており、盛り上がりを見せています。
第2位
2位は『呪術廻戦』の七海建人。支持率は約21パーセントで、昨年のトップから一つ順位を下げました。
「作中きっての大人オブ大人。ナナミンの落ち着いた雰囲気と津田さんの声がマッチしていてメロメロです」や「少し抑えめのトーンで、七海の冷静さの中に秘めた感情を表現しているのが素敵です」と、元サラリーマンの呪術師というユニークな役柄を体現した声だというコメントが寄せられました。
また「ここからは時間外労働です」や「労働はクソということです」といったインパクトの強いセリフでもファンの心を掴んでいます。『呪術廻戦』は現在再放送中。2023年には新作の放送が予定されています。
第3位
3位は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人。支持率は約10パーセントで、昨年の8位からトップ3に入りました。
海馬瀬人は海馬コーポレーションの社長を務める現役高校生。2000年の放送開始から演じているため「津田さんを知った作品」というコメントが多く、「ワハハハハ！ という高笑いが本当にキャラにピッタリ」や「津田さんの低音ボイスから来る『青眼の白龍』や『滅びの爆裂疾風弾』といった力強い叫びが大好き」と癖の強いキャラを見事に演じ切った点が人気。
「劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』では、生涯の好敵手を追い求める静かな、それでいて断固たる決意と執念を演じていたのが印象的でした」と主人公・武藤遊戯との関係性もキャラに深みを与えています。
■そのほかのコメントを紹介！
『極主夫道』龍には「津田さんの極道風関西弁がハマりすぎ！ ちょっと怖く見えるけれど実はすごく優しくて、こんな主夫さんがいたら家事を教わりたくなってしまう！」。
『錆喰いビスコ』黒革には「救いようがないほどの悪党なのに、津田さんが演じるとそれが清々しく見えて魅力的に。チャーミングさとセクシーさを兼ね備えていて敵なのに嫌いになれませんでした」。
『Free!』御子柴清十郎には「ツダケンさんが演じる陽キャは珍しいのでは……。ただ熱血なだけでなく後輩たちをよく見ていて、優しく見守っている先輩キャラとしても好きです」。
『ナンバMG5』松には「まさかキュートな柴犬に声を当てるなんて！ 松の可愛さとちょっとおバカな感じが出ていて、思わず笑ってしまいました」とTVドラマで吹き替えた役柄にも投票がありました。
■ランキングトップ10
[津田健次郎さんが演じた中で一番好きなキャラクターは？ 2022年版]
1位 尾形百之助 『ゴールデンカムイ』
2位 七海建人 『呪術廻戦』
3位 海馬瀬人 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』
4位 風間千景 『薄桜鬼』
5位 乾貞治 『テニスの王子様』
6位 ニーノ 『ACCA13区監察課』
7位 龍 『極主夫道』
8位 周防尊 『K』
9位 オーバーホール／治崎廻 『僕のヒーローアカデミア』
10位 ジョーカー 『炎炎ノ消防隊』
10位 ニコラス・ブラウン 『GANGSTA.』
（回答期間：2022年5月29日～6月5日）
