TVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 2』主題歌を担当するMADKIDにインタビュー!「個性が強くバラバラ、アンバランスだけどもまとまっているグループです」 | 超!アニメディア

TVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 2』主題歌を担当するMADKIDにインタビュー!「個性が強くバラバラ、アンバランスだけどもまとまっているグループです」

6枚目となるシングル「Bring Back」をリリースするMADKIDにインタビュー。

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 TVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 2』のオープニングテーマ曲「Bring Back」を担当する5人組ダンス&ボーカルグループMADKIDが、2022年5月18日に6枚目となるシングルをリリース。本CDは、TVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 2』オープニングテーマ曲「Bring Back」ほか、「RISE」「FAITH」といった『盾の勇者の成り上がり』シリーズのオープニングテーマ曲が収録された一枚に仕上がっている。

 今回は、MADKIDのメンバー全員にインタビュー。楽曲の聞きどころに加えて、それぞれのアニメ事情や、ダンス&ボーカルグループとしての魅力や今後の目標についてお話を聞いた。


「Bring Back」Type-Aジャケット写真【画像クリックでフォトギャラリーへ】

それぞれのマイブームとアニメ事情

――まずは自己紹介と併せて、マイブームを教えてください。

SHIN ボーカル担当のSHINです。マイブームは週一回炭水化物を摂ること。太りやすい体質なので食事を気にしているのですが、イベント終わりのタイミングなど、週に1回は炭水化物を摂ってもいいと決めているんです。その日が来るのが今の楽しみですね(笑)。

LIN ラップ担当のLINです。音楽制作もメインで担当しています。マイブームは「きのこの山」。YUKIがこの前買ってきてくれて久しぶりに食べたのですが、美味しくて。それからずっと食べています。そろそろ次のお菓子のブームがくるかもしれません(笑)。

YOU-TA リーダーのYOU-TAです。ふたりが食べ物できたので、続きます! 僕は無水カレーというトマトなどの野菜の水分を使って作るカレーにハマっています。作り方はトマト缶と鶏肉、あとはアスパラやブロッコリー、キノコ、エビなど好みの具材を入れて15分くらい煮込むだけ。これでたんぱく質も脂質も炭水化物もバランスよく摂れるんですよ。PFCバランスも綺麗で、作り置きもできる。ライスに飽きたらカレーうどんなどでも楽しめるので、オススメです!

KAZUKI ボーカルのKAZUKIです。僕は開幕したプロ野球に熱中していますね。埼玉西武ライオンズを応援しています! 食べ物のマイブームは特に来ていません(笑)。

YUKI  ラップ担当のYUKIです。マイブームの食べ物は「富士そば」のイカ天丼とそばとカレーライス単品。これ、完璧なんです。この組み合わせを食べているときが幸せですね。あとはバスケットボール。中学生の頃にやっていて、それ以降は体育館を借りてたまにやっていたくらいでしたが、バスケットボール熱が再燃中です。

――今回掲載するのがアニメの情報をメインに取り扱うWEBサイトです。せっかくなので、みなさんのアニメ事情についても教えていただければと思います!

SHIN 元々アニメを見る習慣はなかったのですが、『盾の勇者の成り上がり』きっかけで触れるようになりました。最近は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にドハマりしています。主人公のヴァイオレットがどんどん人間らしくなっていく姿、そしてひとつひとつのエピソードに胸を打たれて、本当に感動しました。絵も綺麗で大好きですね。全話泣きました!

LIN 僕は人並みにアニメが好きです。作品ではガイナ系(ガイナックス作品)をよく見ます。『天元突破グレンラガン』は熱かったですね! 『さらざんまい』も好きです。あとは、『キルラキル』でやってきたことにロボット要素が加わった『プロメア』は最高でした。ことし楽しみなのは『輪るピングドラム』の劇場版。進化した映像で見られたらいいな。

――人並み以上な気がしました。

KAZUKI メンバーのなかでいちばん詳しいんですよ。

LIN 周りにもっと詳しい友達がいっぱいいるので、自分から「詳しいです」とは言えないです(笑)。

YOU-TA 僕は『HUNTER×HUNTER』を見返しています。勇気づけられるというか、明日からも頑張って生きて行こうと思えます。

LIN あれ、そういう感じの作品だったっけ!?

YOU-TA いま「キメラアント編」なんだけど、ゴンから出る言葉に勇気づけられない!? キルアに対してかける言葉とかが、もう刺さって仕方ない。

LIN なるほどね。

YOU-TA あとは麻雀を打つので、『逆境無頼カイジ』や『闘牌伝説アカギ』も好きですね。アニメを見る習慣ができた『盾の勇者の成り上がり』に感謝です。

KAZUKI 僕も『盾の勇者の成り上がり』きっかけでアニメに興味を持ち始めました。去年見た中でいちばん印象に残っているのは『Vivy -Fluorite Eye's Song-』。映画を見ているような感覚になって、衝撃を受けました。アニメの見方が変わりましたね。

YUKI 僕は『トランスフォーマー』シリーズが好きです。シリーズの主題歌ぜんぶ好きです。あとは『ドラゴンボール』など王道アニメが好きですね。『JUMP ULTIMATE STARS』というゲームきっかけで色々なジャンプ作品を知り、『ジョジョの奇妙な冒険』などアニメ化されたジャンプ作品にも触れてきました。

アンバランスだけどもまとまっている

――前回に続き、TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』主題歌を担当することになりました。再びオファーがきたときはどのようなお気持ちでしたか?

YOU-TA 僕たちはTVアニメ『盾の勇者の成り上がり』の放送後、以前所属していた事務所から独立したんです。一度は日本コロンビアさんからも離れてしまったので、正直、改めて主題歌を担当するのは難しいと思っていました。ただ、日本コロンビアさんともう一度ご一緒できることになり、そしてTVアニメ『盾の勇者の成り上がり』主題歌のお話もいただけたんです。それが本当に嬉しくって。決まった瞬間はメンバーみんな一緒だったのですが、全員が泣きました。同時に「やってやるぞ」という気持ちがふつふつと湧き上がってきたんです。絶対にいい曲を作るという気合が入りました。

KAZUKI お話を聞いた後、帰り道が一緒だったYUKIとSHINちゃんと抱き合ったのはいい思い出です(笑)。

――それくらい嬉しかったんですね! 前回、TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』で主題歌を担当し、海外からの反響も大きかったとお聞きしています。リリース後に実感はありましたか?

SHIN アメリカでライブをやらせていただいたとき、みなさんがとても盛り上がってくれたんです。SNSなどで応援の声をいただくこともありましたが、ライブをやったことで「僕たちのことを本当に知っているんだ!」と改めて実感することができました。反響の大きさに驚きましたが、素直に嬉しかったですね。

KAZUKI YouTubeに投稿された動画にも、色々な言語でコメントしてくださっているのを見つけました。本当にありがたい限りです。

――改めて、「Bring Back」の聞きどころについて教えてください。

SHIN サビのお尻の部分です。歌詞が「MADKID」らしさも、『盾の勇者の成り上がり』らしさも感じられるものになっているので、歌っていて気合が入ります。ここは僕が歌っているパートなのですが、語尾の処理の仕方をぜんぶ変えているんですよ。次にバトンを繋ぐというイメージで歌ったので、そのニュアンスを感じ取っていただけたら嬉しいですね。

LIN 「RISE」「FAITH」を踏まえて仕上げた一曲です。なので、「ここは、『RISE』っぽいな、ここは『FAITH』っぽいな」と感じながら聞くという楽しみ方もできるんじゃないかな。また、歌詞に「きみ」という言葉を使っているのですが、ここは特に作品の内容と照らし合わせながら聞いてみて欲しいですね。

YOU-TA ご時世的に今は難しいですが、みんなで大合唱できるsing alongのパートがあります。そこはいつかみんなで一緒に歌いたいですね。また、「I’ m always fighting to break to the chain」というフレーズは、「戦い続けて鎖を壊していく」という意味合いなのですが、アニメにも僕らの状況にも合っていると思っています。先に前進しなくちゃいけない、壁を壊しちゃいけないというのは、僕たちも(主人公の岩谷)尚文も同じだと思うので、気持ちが入りました。全体を通して僕たちの今できるMAXを詰め込んだ曲に仕上がったので、多くの方に聞いていただきたいです!

KAZUKI まずは『盾の勇者の成り上がり』オープニングとのシナジーを楽しんでいただき、その後にぜひフルでも聞いて欲しいです。きっとイメージが変わるんじゃないかな。はじめは勢いよく突き進むロックテイストと感じるかもしれませんが、実は色々な曲の展開が待っています。LINの落ちるパートも綺麗なので、ぜひフル尺で聞いて圧倒されて欲しいですね。あとはアニメのタイトルにも使われている「成り上がり」という言葉を歌詞に取り入れているのですが、改めて考えてみたら、この言葉ってカッコいいですよね。僕たちも順風満帆でここまできたわけではないので、「成り上がり」という言葉を噛みしめながら歌っていきます。

YUKI この曲のなかには「不完全なPerfect」という、矛盾しているようなフレーズが出てきます。この言葉には「人間は完全じゃない、不完全だからこそいい」という意味を込めています。人間って誰にも足りない部分がありますが、だからこそひとつひとつ階段を上っていくことができるじゃないですか。それが、人間にとって結果的にいちばんいい形なんじゃないかと思うんです。そのニュアンスを「不完全なPerfect」という言葉で表現しました。曲全体に疾走感があって世界観も色々と変わる曲なので、歌詞と併せて何回も聞いて欲しいですね。


「Bring Back」Type-Bジャケット写真

――ワンマンライブの開催や「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-」(以下、アニサマ)への出演も決まっていますが、今後の目標を教えてください。

YOU-TA まずは「アニサマ」に向けての準備ですね。僕たちは「さいたまスーパーアリーナ」のような大きなステージに立った経験がないんです。未知の世界へと足を踏み入れることになるので、基礎的な体力をつけるためのトレーニングはもちろん、週1回集まって団結力を高めるようにしています。

LIN すごく現実的な目標だ(笑)。

YOU-TA 確かに(笑)。ただ、こういった基礎的なことを繰り返して、尚文たちと同じように絆をより強固にしていくことで、さらに大きなステージに立てるようになりたいです。「アニサマ」にも2回目、3回目と呼ばれるような存在になりたいです。そして、アニメが好きなみなさんに僕たちが馴染みある存在となって、ゆくゆくはFLOWさんのようなアニメ好きの方に認知してもらえるグループになりたいです。

LIN だね。

――本日はありがとうございました。最後に、MADKIDの魅力をそれぞれから語っていただければと思います!

SHIN それぞれの個性が強くバラバラなのですが、グループとしての一体感はあります。このインタビューで興味を持ってくださった方は、ぜひ一度ライブに来ていただけると嬉しいですね!

LIN 男性ダンス&ボーカルグループはあまり馴染みがないかもしれませんが、ライブのイメージとしてはバンドに近いかもしれません。少しでも僕たちの音楽が気になる方は、気軽に遊びに来てください。MADKIDが届ける生の音楽をぜひ聞いてもらいたいです。

KAZUKI 僕らの強みは、それぞれの個性が強いけどもMADKIDとしてステージ立つとまとまるということ。それをより実感できるのはライブだと思います。まだ声が出せない状況ではありますが、『盾の勇者の成り上がり』きっかけで知ってくださった方も、ぜひ僕たちのライブに足を運んでくださると嬉しいですね。

YUKI 自分たちで楽曲を仕上げることも多いですし、セルフプロデュース力がMADKIDの強みだと思います。ダンスの振り付けは楽曲の意味に沿ったものになるよう毎回話し合って決めているので、ぜひ注目してください。一概には言えないですが、いま人気のダンス&ボーカルグループは、綺麗に揃った振付をダンスとして魅せるというのが主流だと思うんです。その綺麗なダンスが僕も大好きなんですけど、MADKIDは一人一人の個性も活かしたものになっているので、それをぜひライブ会場で体感してもらいたいですね。

YOU-TA みんなも言っていますが、メンバーひとりひとり好きなものや個性がバラバラなんです。曲作りできるやつもいればダンスが得意なやつ、映像を撮れるメンバーもいるなど、色々な要素が詰まったグループです。それでも、MADKIDとして5人でひとつになったときは、アンバランスだけどもまとまっているんです。そんなアンバランスなグループをぜひ生で体感して欲しいですね。とはいえ、なかなか最初はライブに足を運びづらいと思います。今回発売するシングルのType-Aに付属するDVDには過去のライブ映像が収録されていますし、6月4日のワンマンライブはオンライン配信も行いますので、まずはそこから僕たちに触れてみてください。よろしくお願いします!

リリース情報
6th SINGLE「Bring Back」
発売日:2022年5月18日
形態:
Type-A(CD+DVD)
Type-B(CD only)

TRACKLIST
<CD>
1.Bring Back
2.Critical Point
3.RISE
4.FAITH
5.Bring Back(English ver.)
6.Bring Back(Instrumental)
7.Critical Point(Instrumental)
<DVD>
Bring Back Music Video
Music Video Behind e Scenes
RISE(Live Video)
FAITH(Live Video)
2021.Nov 7th at SHINJUKU ReNY

ライブ情報
MADKID ONE MAN LIVE  -Bring Back-
2022年6月4日(土)開場:17時30分 開演:18時
会場:新宿ReNY
価格:6,000円(税込) ※オンラインチケット:3,500円(税込)


※KAZUKIさんの「Z」は、ストローク符号付きが正式表記です。

《M.TOKU》
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