お気に入りの地元方言は「しゃびしゃび」「しはるんですか?」TVアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき」ファン感謝イベントが開催! | 超!アニメディア

お気に入りの地元方言は「しゃびしゃび」「しはるんですか?」TVアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき」ファン感謝イベントが開催!

 TVアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ」が2022年4月より放送開始することを記念したファン感謝イベント『田金高校新春感謝祭』が、2022年1月15日に名古屋・アートピアホールにて開催された。

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 TVアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ」が2022年4月より放送開始することを記念したファン感謝イベント『田金高校新春感謝祭』が、2022年1月15日に名古屋・アートピアホールにて開催された。イベントは昼夜2回公演で開催。トークや朗読劇、ゲームなどで盛り上がった。本稿では、夜の部の模様をお届けする。

 昼夜通しての登壇者は、戸松 遥(八十亀最中役)、市来光弘(陣 界斗役)、黒木ほの香(一天前紫春役)、安藤正基先生(原作著者)、ひらさわひさよし(総監督)、おおきい八十亀ちゃん、広報大使のTEAM SHACHI(秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈)。さらに、夜の部には伊藤彩沙(輿安七帆役)も参加。関西の名物コンビが顔を揃えるステージとなった。

 まずは、キャスト陣とTEAM SHACHIによる朗読劇からスタート。「どこの街の食文化が一番?」という話題で盛り上がる八十亀ちゃんたち。界斗が間に入るものの「東京人が上から話すな!」と全員からフルボッコにされてしまう場面も。「『八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ』を見て、勉強しないとな……」と誓った界斗だった。

 登壇者のあいさつが終わると「これまでのTVアニメ八十亀ちゃんを振り返ろう!」コーナー。印象的だったシーンを、キャストが映像とともに振り返っていく。市来さんは、1期と2期に渡って巨大シロノワールが陣兄妹を翻弄した『コメダ珈琲』回をチョイス。コメダを意識しすぎて通った結果、今ではお子さんも大好きな店になったとのこと。

 黒木さんは、陣に初対面で「関西=たこ焼き」とディスられたシーンを挙げた。どうやら、デリカシーの無い相手を”口汚く罵る”という日常ではありえない体験が出来て嬉しかったようだ。伊藤さんは、関西人特有の魔法の言葉「知らんけど」を発したシーンを選んだ。このパワーワードを使えば、確証の無いことについて断言しても許されてしまうらしい。ご自身に思い入れのある海遊館に関するエピソードであった点も印象的だったようだ。

 一方、戸松さんは大須商店街が舞台の回をセレクト。「『大須観音』近くに行きつけのお好み焼き屋さんがありまして。そこで売っていたみたらし団子が好きだったので、また行きたいなという思いを込めて……」と青春時代の味に絡めて紹介した。

 ここで、会場に来られなかった写真部メンバーからのビデオメッセージが流された。岐阜県の実家で映像を収録したという若井友希(只草舞衣役)さんは、作品とコラボした『コーミ 焼きそばソース』を手にコメント。4期決定の喜びに満ち溢れている様子だった。

 南條愛乃(初内ララ役)さんは「ララちゃん先生は、ロッカーのなかで独り言をしゃべっていることが多いので、みんなと一緒におしゃべり出来るシーンがたくさんあるとうれしいです」と、4さつめでは八十亀ちゃんたちとの絡みを安藤先生とひらさわ総監督に切望した。小松未可子(笹津やん菜役)さんからのメッセージは市来さんが代読。「自然と使っていたけど、実は方言だった……という言葉ってたくさんありそうですよね。ぜひ八十亀ちゃんに暴いていただきたいです!」と、リクエストしていた。

 新シリーズを祝福する数々のコメントに出演者たちのテンションも上がる中、さらに第4期について掘り下げていくことに。「昼の部」で新キャラクターが登場すると明言したひらさわ総監督は「尺が短いので大変ですが、これまで登場してきたキャラクターもなんとか出演させたい」と、新旧全キャラ総出演に意欲を燃やしていた。これには黒木さん、伊藤さんの関西コンビも大喜び。「毎週出たい!」とのアピールも欠かさなかった。

 続いてTEAM SHACHIが合流し、キャスト対抗のゲームコーナーがスタート。最初は「名古屋プレゼン対決」。TEAM SHACHIのメンバー4人にプレゼンをしてもらい、安藤先生が誰を一番に選ぶのか、キャスト陣が予想する……というルール。「本当は知られたくない名古屋の秘密」というテーマで、秋本さんが「『スギ薬局』の本社・本店は愛知県にあるんです。公式アプリで、歩けば歩くほどポイントがたまります!」と紹介し「安藤先生の一押し」を獲得。 戸松さんが見事予想を的中させた。

 続く「ジェスチャーゲーム対決」は、キャスト陣とTEAM SHACHIのメンバーが2人1組(演技する側、回答側)のチームとなって挑むというルール。制限時間内にチームメイトがジェスチャーで示すワードをどれだけ当てられるかで競いあう。「徳川家康」「ナゴヤドーム」「手羽先」など、名古屋にまつわるワードも多数出題され、白熱の戦いが繰り広げられた。ここでは5問の正解を導き出した、市来・坂本ペアと黒木・大黒ペアが同点勝利をおさめた。

 最終戦は「古今東西」を名古屋風に(?)アレンジした「古今東西 名城線ゲーム対決」。なんと、このゲームで勝利すると“名古屋(なごや)”にちなみ、一発逆転の「758ポイント」が与えられるというお約束の展開。「赤いもの」、「野菜」、「東海地方の観光スポット」などの難問が課される中、激戦を制したのは戸松さん。賞品の「金シャチの置物」をゲットし「金運が上がりそうなので、ぜひ飾らせていただきます!」と笑顔だった。

 イベントも後半に差し掛かり、ここからは「質問コーナー」へ。ファンから事前に募集した質問をピックアップし、ゲストがこれに回答していく。

「お気に入りの地元方言は?」という質問に、戸松さんは「『しゃびしゃび』です。『びしゃびしゃ』じゃないんですよね(笑)『しゃびしゃびのカレー』や『しゃびしゃびのカキ氷』のように使います」と説明。また、伊藤さんは「『●●しはるんですか?』など、敬語の中に『は』を挟んだ言葉を好んで使うそうだ。『は』が入ることで、堅苦しい感じが薄まるので、仲良くなりたい先輩に親しみを込めて使用してきたという経験談を語っていた。

「アフレコ中に言い回しを変えたことはありますか?」という質問に対しては、「しょっちゅうあります。ちなみに第1期の最初のアフレコでは愛知県出身の方から『川を越えたら、こんな言い方はしない』などと、地元視点で熱心にレクチャーを受けました」とひらさわ総監督がコメント。「あるある」と頷くTEAM SHACHIの姿が印象的だった。また、安藤先生からは「僕が言い回しを変えてほしいと思ったセリフを、戸松さんが自発的に直してくれたのがありがたいです」との裏話も飛び出した。

 ほかにも、アドリブ部分の尺が伸びた折、セリフ作りに悩んでいた黒木さんに、ひらさわ総監督がその場ですぐに作ってくれて感激した話や、市来さんが幼少時に京都に住んでいた話など、お宝トークの連発に観客はすっかり聞き入っている様子だった。

「福袋(グッズの詰め合わせ)」や「第3期サイン入りポスター」など、魅力的なプレゼントが当たる抽選会が行なわれたあとは告知コーナー。逢瀬アキラが歌う第4期の主題歌について、ひらさわ総監督から「ゴリゴリの名古屋推し楽曲になっています」と紹介された。さらに、新グッズの「アクリルスタンド」が発表され、客席は拍手につつまれた。

 最後は登壇者からファンにメッセージが送られ、会場の熱気が冷めやらぬ中ステージは幕を閉じた。

「八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ」作品情報
おばあちゃん子で名古屋訛りが露骨な愛知県出身の女子高生八十亀最中(やとがめもなか/c.v.戸松 遥)と東京都から引っ越してきた陣 界斗(じんかいと/c.v.市来光弘)、最中と同じ高校に通う岐阜県出身の只草舞衣(ただくさまい/c.v.若井友希)、三重県出身の笹津やん菜(ささつやんな/c.v.小松未可子)の4人の個性的なキャラクターを通じて、名古屋や中京圏の方言や文化、県民性に触れることができるコメディー作品。2期、3期では、静岡県出身の初内ララ(しょないらら/c.v.南條愛乃)や、大阪府出身の一天前紫春(いてまえしはる/c.v.黒木ほの香)、京都府出身の輿安七帆(こしやすななほ/c.v.伊藤彩沙)といったキャラクターも登場。中京圏だけでなく、その広がりは近畿地方にまで達した。「八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ」でも、作品を通じて名古屋市はもちろん、東海地区やその他の地域の魅力や独自の文化を“愛あるディスり”を交えながらさらに発信していく。
【スタッフ】
原作:「八十亀ちゃんかんさつにっき」(「月刊 ComicREX」連載中)
原作著者:安藤正基
総監督:ひらさわひさよし
キャラクターデザイン:早坂皐月
音響監督:ひらさわひさよし
シリーズ構成:WORDS in STEREO
アニメーション制作:ハヤブサフィルム
アニメーション制作協力:Creators in Pack
【キャスト】
八十亀最中:戸松 遥
陣 界斗:市来光弘
只草舞衣:若井友希
笹津やん菜:小松未可子
陣 繁華:東城日沙子
初内ララ:南條愛乃
雀田来 鈴:松井恵理子
鉄平:赤羽根健治
一天前紫春:黒木ほの香
輿安七帆:伊藤彩沙
土辺世瑠蘭:長縄まりあ
辻 優秀:間島淳司

▼原作情報
「八十亀ちゃんかんさつにっき」(「月刊 ComicREX」連載中)
「八十亀ちゃんかんさつにっき」(REX COMICS 刊) 1~11巻

(C)安藤正基・一迅社/八十亀ちゃん4製作委員会

《M.TOKU》
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