梶裕貴さんは2000年代中盤に声優デビュー。第3回声優アワードでは新人男優賞を受賞、第7回と第8回には2年連続で主演男優賞を受賞しました。
2021年は『バック・アロウ』や『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』など、TVアニメや映画を問わず、幅広いタイトルで活躍中です。
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そこで梶裕貴さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。8月18日から8月25日までのアンケート期間中に884人から回答を得ました。
男女比は男性約20パーセント、女性約80パーセントと女性がメイン。年齢層は19歳以下が約65パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■劇場版も公開中 『ヒロアカ』轟焦凍がトップを維持
第1位
1位は『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍。支持率は約23パーセントでした。
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「普段は冷静な轟くんですが、仲間を守ったり、鼓舞したりするときの激昂が最高です。少し声が裏返る感じや冷静なときとのギャップに“さすかじ……!”と思って聞いています」や「轟は唸るように叫ぶ場面がありますが、感情の高ぶりや胸中に駆け巡る思い、自らの強い決心などがひしひしと伝わってきます」と、クールでありながら熱い一面を見せる轟焦凍を体現しているとの声が。
「最初の頃は心を開いていなかったけれど、だんだんクラスメイトとも打ち解けている様子。父親との確執にも少しずつ向き合って成長していることが声からも感じられます」と長期シリーズゆえの変化も魅力。
劇場版最新作『ワールド ヒーローズ ミッション』でも活躍するキャラクターが昨年に続きトップに輝きました。
第2位
2位は『進撃の巨人』のエレン・イェーガー。支持率は約14パーセントで、こちらも昨年と同順位です。
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2013年にTVアニメの放送がスタートした本作の主人公には「初期の感情豊かなエレンから、現在の闇を抱えたエレンまで、すべてを演じきる梶さんの演技力は、さすがとしか言えません!」や「エレンというキャラクターに寄り添い、痛みさえ共有する梶さんに圧倒させられます」と、戦ったり、泣いたり、叫んだりする場面の感情がダイレクトに伝わってくるという意見が届きました。
「少年からだんだん成長していくエレンの演じ分けがすごい。『The Final Season』のラストをどう演じるのか、今からとても楽しみです」とアニメの完結に向けてファンの期待も高まっています。
第3位
3位は『ハイキュー!!』の孤爪研磨。支持率は約10パーセントで、トップ3は昨年と同じ順位となっています。
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「梶さんは元気なキャラクターをよく演じているイメージだったので、無気力で疲れることが嫌いな孤爪研磨を担当すると知ったときは意外でした。でも芝居を聞いてみたら、まさに想像通りの声! キャスティングに納得です」や「少し気だるくて無機質にも聞こえる声が印象的。その声のまま怒っている場面もあり、声優のすごさを改めて知りました」と喜怒哀楽をあまり出さない役柄ながら、なぜか引きつけられるとのコメントが寄せられました。
■そのほかのコメントを紹介!!
『マギ』アリババには「いつも一生懸命で仲間思いなところがカッコイイ! そんな性格が真っ直ぐに伝わってくる梶さんの声とお芝居がぴったりで、ヘタレな自分にも何かできることがあると思わせてくれます」。
『ハイスクールD×D』兵藤一誠には「EDテーマにも使われた『おっぱいドラゴンの歌』が忘れられません」。
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『クラシカロイド』モーツァルトには「天真爛漫だけど実は天才というキャラクターで、テンション高めの可愛いボイスからめちゃくちゃカッコイイ低音ボイスまで、いろいろな梶さんを堪能できます」。
『妖怪ウォッチ』フユニャンには「見た目はとっても可愛らしいのに中身は勇ましい。そんなギャップが最高!」と人以外のキャラクターにも投票がありました。
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2021年版のトップ3は昨年から変わらず。3人で半分近くの票を集める人気っぷりを見せており、その強さを来年以降も維持するのか気になる結果となっています。
■ランキングトップ10
[梶裕貴さんが演じた中で一番好きなキャラクターは? 2021年版]
1位 轟焦凍 『僕のヒーローアカデミア』
2位 エレン・イェーガー 『進撃の巨人』
3位 孤爪研磨 『ハイキュー!!』
4位 メリオダス 『七つの大罪』
5位 衣更真緒 『あんさんぶるスターズ!』
6位 アリババ・サルージャ 『マギ』
7位 錆兎 『鬼滅の刃』
8位 望月蒼太 『告白実行委員会』 『いつだって僕らの恋は10センチだった。』
9位 モーツァルト 『クラシカロイド』
10位 ガオーン/ゼンカイガオーン 『機界戦隊ゼンカイジャー』
(回答期間:2021年8月18日~8月25日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。