
本作は『ハウルの動く城』の原作者であるダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童書をアニメ化した作品です。監督は宮崎吾朗さんが務めており、2020年にはテレビ放送もされました。
魔女・魔法使いのキャラクターはアニメやゲームでもよく登場します。どんな魔法も使いこなす能力を誇ったり、まだまだ半人前の見習いだったり、人里離れた場所で怪しげな薬を売っていたりと、描かれ方もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「“魔女・魔法使い”キャラといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。8月10日から8月17日までのアンケート期間中に283人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約65パーセントと女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約60パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
■一人前から修行中まで 魔女キャラが集結!
第1位
1位は『魔女の旅々』のイレイナ。支持率は約15パーセントでした。

イレイナは若くして魔女になった主人公。さまざまな街を旅する彼女は「一人前の魔女ながら10代の銀髪美少女というギャップが好きです。少し勝気でナルシストなところも可愛いです」や「自尊心が高くて自分のことを美少女と呼ぶほどだが、実際にその通りでとってもキュート」というコメント通り、自信家な性格が魅力を引き出しています。
「“そう、私です”という決めゼリフが愛らしい」と作中のモノローグも印象的なキャラクターがトップとなりました。
第2位
2位は『魔女の宅急便』のキキ。支持率は約7パーセントでした。

魔女の修行のため知らない街での生活を始めるキキ。「真っ黒な服で黒猫のジジと一緒に、ホウキにまたがって空を飛ぶ姿は、まさに魔女のイメージそのもの」や「ホウキに乗って飛ぶ場面がリアルで、自分も練習したら飛べるのではと思わせられるくらいリアルでした」との声が。
宮崎駿監督作品らしく、空を飛ぶシーンの疾走感が魅力の名作が上位にランクインしました。
第3位
3位は『あんさんぶるスターズ!』の逆先夏目と『この素晴らしい世界に祝福を!』のめぐみん。支持率は約5パーセントでした。
逆先夏目は魔法にまつわるユニット・Switchのリーダー。占い師として活動していますが「自称魔法使いで、ライブの仕掛けもまるで魔法のようだから」や「アイドルとしていつも私たちの幸せに魔法をかけてくれます」と人気を博しています。
めぐみんは爆裂魔法の使い手。「爆裂魔法しか使えなくても、魔王軍幹部などの強敵と渡り合った紅魔族随一の魔法使い。いつか爆裂道を極めてほしい!」や「中二病っぽい詠唱呪文を披露するところがカッコイイ」とかなりクセの強い魔法使いがトップ3に入りました。
■そのほかのコメントを紹介!!
『おジャ魔女どれみ』春風どれみには「明るくて元気などれみちゃんが最初に思いつきました。子どものころは魔法の呪文の“ピリカピリララ”を何回も言っていました」。
『Re:ゼロから始める異世界生活』エキドナには「『リゼロ』は魔女・魔法使いキャラが多いけれど、エキドナはとくに魔女感が強いビジュアルで、主人公にも性悪魔女と呼ばれているから」。

『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどかには「可愛くてカッコイイ。どこにでもいる女の子のように見えるけど、最後に下した決断は誰にでもできることじゃない」。
『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』アズサ・アイザワには「現実世界で過労死したのち転生して“高原の魔女”として300年も生きてスローライフを満喫する姿は、定番の魔女らしくないと思ったので選びました」とさまざまなタイプの魔女キャラクターが集結しました。

今回のアンケートでは魔女が目立つ結果となっています。圧倒的な強さを持つ一人前の魔女はもちろん、失敗ばかりの見習い魔女もランクイン。
■ランキングトップ10
[“魔女・魔法使い”キャラといえば?]
1位 イレイナ 『魔女の旅々』
2位 キキ 『魔女の宅急便』
3位 逆先夏目 『あんさんぶるスターズ!』
3位 めぐみん 『この素晴らしい世界に祝福を!』
5位 霧雨魔理沙 『東方Project』
6位 十六夜リコ/キュアマジカル 『魔法つかいプリキュア!』
7位 鹿目まどか 『魔法少女まどか☆マギカ』
8位 キュアミラクル/朝日奈みらい 『魔法つかいプリキュア!』
9位 春風どれみ 『おジャ魔女どれみ』
10位 エキドナ 『Re:ゼロから始める異世界生活』
(回答期間:2021年8月10日~8月17日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。