
駆け引きに特化した「究極のマインドスポーツ」
サミーは、NEWエンタテインメント事業として第1弾となる『m』を発表。これはポーカーゲーム「テキサスホールデム」を柱としたプロジェクトで、アプリゲーム、ポータルサイト、プロリーグ、プレイスポット、アニメ、その他グッズ展開や家庭用ゲーム機などを通じて「テキサスホールデム」普及させようというものである。
その具体的な方策として、ゲームアプリ、アニメ、各種大会、プレイスポットについて詳しい発表があった。
サミー株式会社・代表取締役社長CEOの里見治紀によると、コロナ禍でエンターテイメントが不要なものとして見られる一面もある今、「感動体験を創造し続ける」という基本理念に立ち返り、アフターコロナに備えて新たなエンタテインメントを提供したいと考えたという。
その第1弾が今回の『m』であり、第2弾、第3弾と今後も続いていく模様だ。
それでは「テキサスホールデム」とはどのようなポーカーゲームなのだろうか?
ルールは簡単。
最初に配られる手札2枚と場のカード5枚だけでポーカーの役を揃えるだけ。
追加のカードなどないため、一枚ずつめくられる場のカードを見ながら、ひたすら対戦相手より強い役が揃っているかどうか見抜くことになる。
負けそうな勝負なら降りる。勝ちそうな勝負ならクレジットを上乗せする。
負けそうな状況でも、相手が勝負から降りれば自分の勝ち。
だからあえて強い役が揃っているようなフリをして相手を勝負から降ろそうとする。
それがかけひきに特化した「テキサスホールデム」というポーカーゲームの魅力だ。
ゲームアプリの実演やアニメ情報も!
「m」企画の先陣を切る形でリリースされるアプリゲームの名称は『m Hold`em(エムホールデム)』。

ゲームに登場するキャラクターを人気クリエイターの吉崎観音、コザキユースケ、BUNBUN、渡辺明夫、原哲夫らがデザインし、それぞれ声優の種崎敦美、日高里菜、岡本信彦、立花理香、中島ヨシキ、阿部敦、泰佐和子、大塚明夫、伊藤静がキャラクターボイスを担当する。
なお本発表会に登壇した中島由貴は、渡辺明夫がデザインを担当したキャラクター「東雲りの」の声を担当している。
搭載されたゲームモードはフリーマッチ、フレンドマッチ、トーナメント、ランクマッチの4つ。ランクマッチでは勝利するごとに、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プロフェッショナル、レジェンドとランクが上昇していくという。
大会はさまざまで、
・アプリのハイランカーのみが参加できるレジェンドカップを毎月開催
・3ヶ月ごとに賞金総額100万円のチャンピオンシップを開催
・年間ポイント上位者のみで年間王者を争うファイナルズを開催(賞金総額331万円)
……のほか、
・企業協賛カップ(arrowsカップ、男梅サワーカップなど)の開催
・WPT JAPANや全日本ポーカー選手権などのオフライン大会もアプリ内で開催
・自治体と連携した「OSAKA SMARTCITY PARTNERS FORUM」を開催
……といった、アプリ内の成績に関わらず参加できる大会もあり幅広い。
そのほかポータルサイト「M Portal」ではゲームをいちから学べるコンテンツを記事と動画で紹介していたり、目黒にポーカーバー「M Hold`em 目黒」をオープンしたりすることも発表された。
さらに『賭ケグルイ』の河本ほむらが参加するメディアミックスプロジェクトも発表。
タイトルは『HIGH CARD』。
株式会社KADOKAWA、株式会社トムス・エンタテインメント、サミー株式会社がタッグを組む企画で、原作をTMS、河本ほむら、武野光が担当。キャラクターデザインを「えぴも」が務める。
こちらは若年層向けの「テキサスホールデム」普及企画となっており、今後はアニメ化、コミカライズ、ノベライズなど様々なメディアミックス企画を展開していく予定だ。
なおポータルサイト「m Portal」はすでにオープン済み、アプリゲーム「m Hold`em」は現在オープンβテストと事前登録がスタートしていて7月1日に正式オープンする。
またポーカーバー「m Hold`em目黒」は目黒駅から徒歩2分の場所に今夏オープン予定だ。

(C)Sammy