クランチロールは、『神之塔 -Tower of God-』や『THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール』など日本以外の原作を日本のスタジオで制作し、クランチロールを通じて世界中に届けるモデルを構築し始めている。また、ハリウッドスター、イドリス・エルバと妻のサブリナ夫妻とアニメプロデュース契約を結び、オリジナルSF作品の開発も進めており、さらにアニメを広く届けるための戦略を着実に築いているところのようだ。
荒牧氏は、数年前から国内のアニメ産業は人材不足に陥っており、CGに関しては海外からの応募がかなり多いそうだ。現在、手掛ける『Blade Runner: Black Lotus』のスタッフは半分ほどが海外の人材だという。『ブレードランナー』シリーズは無国籍感覚が特徴でもあるので、制作環境としてもちょうどいいと感じているようだ。言葉の問題も意外となんとかなるものだそうだ。