
『ナタ転生』は、中国で興行収入70億円超えを突破した『白蛇:縁起』(2019年)のスタジオ・追光動画が、4年の月日を費やして制作したアニメーション映画。
中国の古代小説『封神演義』に登場する7歳の少年神ナタが「もし現代に生きていたら?」という考えをベースに、“東洋の美学”とナタが持つ反骨精神の“パンク要素”を融合させ、追光動画が最新の3DCG技術を駆使して作り上げた大作だ。

「アヌシー国際アニメーション映画祭」Work in Progress部門にノミネートされたほか、中国国内ではSNSの映画関連話題閲覧数が7.8億回を記録し、ニュースが出るたびにWeiboやBiliBiliのトレンド上位にランクインするなど、すでに2021年の「春節映画No,1」との声も上がっている。

今回公開されたのは、「アヌシー国際アニメーション映画祭」Work in Progress部門ノミネートの際に公開され話題となったプロモーション映像。
古代中国から伝わる神話に加えられたアレンジ、そして圧巻の“バイクVS車”カーチェイスシーンが評価された。
本作の指揮を執った趙霽監督は「(ナタの元神を持つ主人公)李雲祥は反骨精神旺盛なバイク好きの青年で、彼は他人が敷いたレールの上を走ることを嫌い、自分のやりたいことをやり、正しいと思うことをやりたいと願っています。」とコメント。
カーチェイスのシーンからは、自分で決めた道を一直線に進む雲祥の反骨精神がひしひしと伝わってくるようだ。
『ナタ転生』は、2021年2月26日より、TOHOシネマズ池袋/上野にて順次公開。
(C)Light Chaser Animation Studios