梶裕貴の心づかいに村中知が感激!「特別上映版 ワールドトリガー 2ndシーズン」初日舞台挨拶レポート | 超!アニメディア

梶裕貴の心づかいに村中知が感激!「特別上映版 ワールドトリガー 2ndシーズン」初日舞台挨拶レポート

村中知、豊永利行、村瀬歩らが登壇して12月25日に行われた『特別上映版 ワールドトリガー 2ndシーズン』初日舞台挨拶の模様をレポート。出演キャストたちが意気込みなどを語った様子を紹介する。

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左から田中健大、村中知、豊永利行、村瀬歩
  • 左から田中健大、村中知、豊永利行、村瀬歩
  • (C)葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション
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「ジャンプSQ.」(集英社)にて連載中のバトルファンタジー『ワールドトリガー』。2021年1月から放送開始となるTVアニメ第2期を先取りして楽しめる『特別上映版 ワールドトリガー 2ndシーズン』が12月25日から全国劇場にて上映開始した。
これを記念して、主人公の空閑遊真役・村中知、異世界「近界(ネイバー)」にある惑星国家「ガロプラ」のラタリコフ役・豊永利行やレギンデッツ役・村瀬歩らが登壇した初日舞台挨拶が、12月25日に東京・新宿バルト9で開催された。ここでは、出演キャストたちが意気込みなどを語った様子を紹介する。

司会を務める犬飼澄晴役の田中健大による呼び込みを受けて、村中、豊永、村瀬、永富大地プロデューサーが登壇。この日はクリスマス当日、4年半ぶりとなる新作の公開を受け、村中が「メリークリスマス。お久しぶりです!」と話すと、満席に埋まった観客から大きな拍手が贈られた。

田中が新作を待ちわびたファンに伝えたいことを問われると、村中は「私たちキャストはみんな熱意が高くて、キャスト同士ではセカンドシーズンをやりたいと言っていました。今回、満を持してのセカンドシーズンです」と感慨深け。
前作よりもキャラクターたちが“ヌルヌル”動き、きれいに描かれている様子や、作中で力の源とされる“トリオン”がきらめく描写もよりパワーアップして表現されていたことが印象的だったという。

さらに村中は「久しぶりに演じてみて『ワールドトリガー』がまたアニメになるうれしさ、空閑遊真を、(遊真の仲間の三雲)修と掛け合うことで『またアニメが始まったんだな、これからB級ランク戦に臨むんだな』という気持ちが重なり合っている」と話し、気分がかなり高揚していることが伺える。
これを見た村瀬は「僕も“バレーボール”で待たされた」と応じると、観客席からも拍手でリアクションがあがった。そのうえで村瀬は会場に集ったファンにどんどん熱意を発信してもらい、作品を盛り上げていってほしいを伝えた。

豊永と村瀬は今作からの出演となる。『ワールドトリガー』について豊永は「SFチックなイメージがあったが、キャラクターの人数が多く、そのキャストもみなさん実力者ばかり。実際に収録に参加してみると、キャラクターの個性やその信念などが深読みできて、哲学的なことも考えられる」と作品の印象を語った。

一方で村瀬は、ほかの作品で自身が主役を担当するようになった時期に、周囲の声優たちが本作に出演するようになったそうで「俺だけ『ワールドトリガー』の流れに置いていかれていると思って、憎しみがありました(笑)」と悔しさをにじませると、豊永も激しく同意。これには永富プロデューサーも他作品との兼ね合いを考慮したためと釈明した。とはいえ村瀬は「4年半待って出演できて、もう、本当にうれしい」と笑顔を見せた。

今作でのキャスティングについて永富プロデューサーは「(人類側の防衛組織である)ボーダーも、(近界最大級の軍事国家)アフトクラトルも、演じるキャストのメンツがすごい。そして新たにガロプラが攻めてくるにあたって、ボーダーの隊員と張り合えるパワフルな人をキャスティングしないといけないと考えたんです」とねらいを話した。

自身が事前に発表したコメントに合わせて、楽しんで演じたシーンを問われた豊永は、アドリブやギャグシーンを楽しんで演じているとファンからSNSでよく指摘されると前置きしたうえで「役者としては『このシーンでなぜこの言葉を発するのか』などを考えながら演じるのも楽しいです」という。
また、演じるにあたって気合いが入ったシーンについて、村瀬は今後作中で描かれるバトルを取り上げて「声がガラガラに枯れるまで、魂を込めて、負けるもんかと思って演じました」と振り返った。

ここで、この日は会場に来られなかった三雲修役の梶裕貴からのメッセージを村中が読み上げることに。ところが村中が修を演じている梶をイメージして読もうとしたところ、誰なのかわからない声色になってしまい、周囲が総ツッコミ。
さらに「空閑の中でお気に入りのシーンを演じてください」という無茶振りまで入っており、村中はタジタジになりながらも遊真が技を繰り出すシーンを演じて、会場から割れんばかりの拍手が巻き起こった。

梶のメッセージには続きがあり、豊永が「村中さん楽しんでますか。頑張ろうとしすぎてないですか。村中さんが作品を背負って頑張ろうとする姿は素敵です。でも頑張ろうとしすぎないで。村中さんの“ワートリ愛”は伝わるから」と発表。
村中はこのメッセージの存在を知らされておらず、感激しきり。村中にとってはうれしいクリスマスプレゼントとなったようだ。

最後に村中が「キャスト・スタッフが闘志を込めて作っています。映画も1月9日から始まるTVアニメの本放送もお楽しみに」と締めて、イベントは幕を閉じた。

■作品情報
『特別上映版 ワールドトリガー2nd シーズン』
原作:葦原大介(集英社「ジャンプSQ.」連載/ジャンプコミックス刊)
製作:東映アニメーション 配給:東映ビデオ
東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7 ほかにて期間限定上映(2021年1月7日まで)

■スタッフ
シリーズディレクター:畑野森生
シリーズ構成:吉野弘幸
音楽:川井憲次
キャラクターデザイン・総作画監督:海谷敏久

■キャスト
空閑遊真:村中知
三雲修:梶裕貴
迅悠一:中村悠一
ヒュース:島崎信長
林藤陽太郎:浦和めぐみ
ガトリン:江川央生
ラタリコフ:豊永利行
ウェン・ソー:園崎未恵
コスケロ:津田健次郎
レギンデッツ:村瀬歩
ヨミ:白石涼子 ほか

■ストーリー
新たな脅威に立ち向かう界境防衛機関“ボーダー”の精鋭たち!
未知なる力を持つ「近界民(ネイバー)」の襲撃に対抗すべく設立された界境防衛機関“ボーダー”。その末端に所属する三雲修(声/梶裕貴)は、偶然知り合った「近界民」空閑遊真(声/村中知)と幼馴染である雨取千佳(声/田村奈央)と共に三雲隊を結成、「近界(ネイバーフッド)」への遠征部隊加入を目指すべくボーダー内部のランク戦を勝ち抜こうと奮闘していた。そんな中、新たなに「近界」からの襲撃が予測されるという情報がもたらされる。最大級の軍事国家アフトクラトルによる第二次大規模侵攻の傷の癒えぬ三門市と市民の混乱を避けるためボーダーは迅悠一(声/中村悠一)の予知をもとにA 級を中心とした精鋭隊員による極秘迎撃態勢を整えようとしていた。「門(ゲート)」が上空に発現し、攻撃手(アタッカー)ランク1 位の太刀川慶(声/浪川大輔)が動き出そうしたその瞬間、迅が捉えた未来は――!?


(C)葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション
《水野 二千翔》
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