超特急が出演するAR舞台「迷子は不思議列車で旅をする」。プロデューサーが語る新たな挑戦とARならではの魅力とは?【インタビュー】 | 超!アニメディア

超特急が出演するAR舞台「迷子は不思議列車で旅をする」。プロデューサーが語る新たな挑戦とARならではの魅力とは?【インタビュー】

丸井グループとクリエイティブスタジオ「Gugenka(グゲンカ)」がタッグを組み、超特急が出演することでも注目のAR舞台『迷子は不思議列車で旅をする』。AR舞台とはいったいなんなのか。超特急はどんなふうに出演するのか三上昌史プロデューサーにインタビュー。 

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丸井グループとクリエイティブスタジオ「Gugenka(グゲンカ)」がタッグを組み、超特急が出演することでも注目のAR舞台『迷子は不思議列車で旅をする』。

AR舞台とはいったいなんなのか。超特急はどんなふうに出演するのか。たくさんの“不思議”を本作のプロデューサーであり、Gugenka・代表取締役CEOの三上昌史氏に直撃! 多くの人を魅惑の世界に引き込む工夫について語ってもらった。
[取材・文=野下奈生/撮影=Fujita Ayumi]

三上昌史プロデューサー

■ARで表現される大人も楽しめる絵本


――超特急出演でのAR舞台は、どのように企画されたのでしょうか?

三上:もともとGugenkaでは人気アニメのデジタルフィギュアを「HoloModels(ホロモデル)」というアプリで製作していて、ARでもっと違う表現の作品が作れないかなと考えていたんです。



そこで丸井グループさんとご一緒させていただくことになり、今回の企画を考えました。これまでアニメのフィギュアを作っていたので、それを見てくださっていた方たち以外にも見ていただきたいと思い、超特急さんにお声がけをさせていただきました。

――作品の世界を彩るキャストは、人気グループの超特急です。どのような経緯で決まったのでしょうか。

三上:今回のAR舞台を見ていただきたいのは大人の女性を想定しており、超特急のファン層と合致していたこともありますが、超特急さんは普段からバラエティー豊かな活動をされていますよね。
今回のAR舞台は、しっとりとした物語展開で、普段の超特急さんとはまた違った魅力を感じていただけると思います。

――超特急の5人がデジタルフィギュアという形で登場するのも新鮮です。

左から車掌・カイル(カイ)、神官・リカルド(リョウガ)、青年・タク(タクヤ)、駅員・ユーリ(ユーキ)、車掌・ターナー(タカシ)

三上:実際の人物をそのままARの世界に出演させることも考えました。ただ、どうしても3DCG化してしまうと、作り物のような感じが出てしまうんですね。それもあって、デジタルフィギュアを製作しました。

今回のプロジェクトは「絵本のような世界に入る」という趣旨もあったので、平面の絵に入ることを前提に考えていきました。
ポップでキュートなデフォルメされたデザインなので、ファンの方はもちろん、それ以外の方にも入り込みやすいのではないかと思います。

――フィギュアという形でも、超特急と近くにいる気分が味わえるのも楽しいです。

三上:デフォルメされていても、見る方がイメージを膨らませやすいので超特急さんと一緒にストーリーを楽しんでいる気分が味わえるはずです。
デフォルメされた世界観も違和感なく受け取ってくださる方が多いので、そういった感覚もこの作品にピッタリなのかなと思っています。


――演技面では何かオーダーはしましたか?

三上:私はアフレコに立ち会えなかったんですが、伊藤有壱監督が演技指導をしてくださりました。アフレコともナレーションとも違う、その中間の演技をお願いしたそうです。

アフレコに入る前、本の読み聞かせのようなイメージかなと思っていたのですが、実際もその雰囲気で演じてくださっています。耳元でささやきながら読み聞かせをしてもらっている気分になれるので、男女問わず、聴く方は癒やされると思いますよ。

■自らも動いて物語に没入してほしい


――大人の女性をターゲットにしているということで、物語はしっとりとしたストーリーになったのでしょうか?

三上:そうですね。最近は大人が楽しめる絵本も増えているので、そのテイストを目指しました。脚本は、伊藤監督が書いてくださったんですが、打ち合わせの中で、「興味を引かれる作品がいい」とか「冒頭から少しミステリアスな感じにしたい」、「物語に引き込まれるような設定にしたいね」と方向性が決まりました。


またタイトルで絵本を選ぶ方もいらっしゃるので、タイトルにも工夫をしました。

――伊藤監督にはどういった経緯でオファーをされたのですか?

三上:以前、新潟県阿賀野市の遊園地・サントピアワールドで、プロジェクションマッピングやイルミネーションで飾って不思議な世界に迷い込むことができる「オーロラフォレスト」という企画でご一緒したんです。


監督は新しいことへの挑戦にとても意欲的な方なので、今回の企画にもピッタリだと思ってオファーさせていただきました。

――実際にAR舞台ができあがっての感想は?

三上:完成した映像を見るまでは、平面を組み合わせた世界がどう見えるのか想像ができず不安もありました。でも、実際に見てみると、とにかくすごいんです。
CGで作り込まなくても、平面だけでも素敵な映像を作れる驚きと発見がありました。本当に絵の中に入った感覚が味わえるので、平面にこだわって背景を作ったことは成功でした。


――平面であることの面白さもあるそうですね。

三上:絵本って、ストーリー展開とは関係のない部分で、すみに細かな描き込みがされていることがありますよね。

――ええ、見つけるとちょっと得をしたような気持ちになれます。

三上:そうなんです。今回も同じように、背景の絵に細かな描き込みをしていただいたんです。1回見て終わりではなく、何度も見て、たくさんの発見をしていただけます。

――スマートフォンを使って見る舞台ということで、いろいろな楽しみ方もできそうです。

三上:まず、隙間時間に楽しんでいただけます。それから、映画のようにも見ていただけると思っていて、イヤホンやヘッドホンをしながら見れば映画館にいるような気分にもなれる。

また、今回のAR舞台は基本的に画面をタップすると物語が自動で進んでいくのですが、少しだけ見ている人の動きに合わせて画面を動かせます。そのため物語の主人公が立ったら自分も立つ、座ったら座るなど、同じ動きをすると、より絵本の世界に入っている感覚が味わえると思います。


今回初めてAR舞台を体験される方で、操作が難しそうと感じられる方もいるかもしれませんが、超特急さんがチュートリアル動画で説明をしてくれるので、超特急さんと操作を学びながら、この世界に浸っていただきたいです。何度も見ていただいて、毎回違った発見をしていただけたら嬉しいです。


AR舞台『迷子は不思議列車で旅をする』


・配信/ダウンロード期間
チケット購入時に付与されるシリアルコードを使用して、以下の期間中にAR舞台をお楽しみください。
2020年12月11日(金)11:00~2021年1月31日(日)23:59
※シリアル使用期限
AR舞台への入場は、シリアルコード入力してから7日間(168時間)です。
※期限を過ぎるとAR舞台は自動的にアプリから削除されます。
※チケット情報は、公式サイトをご確認ください。

声の出演:超特急
駅員 ユーリ(ユーキ)
車掌 カイル(カイ)
神官 リカルド(リョウガ)
車掌 ターナー(タカシ)
青年 タク(タクヤ)
テーマ曲:「Asayake」超特急
※12月16日(水)発売

監督:伊藤有壱



(C)SDR (C)GugenkaR (C)2020 MARUI GROUP CO.,LTD.
《野下奈生》
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