TVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』、“ライフリング4”の4人によるスペシャル座談会! 今後の目標はなんとオリンピック!?「アニメで盛り上げて、競技のほうでも盛り上げられたらいいな」【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』、“ライフリング4”の4人によるスペシャル座談会! 今後の目標はなんとオリンピック!?「アニメで盛り上げて、競技のほうでも盛り上げられたらいいな」【インタビュー】

ビームライフル競技に青春をかける女子高校生の日常を描くTVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』。そんな本作のメインキャストである小倉ひかり役・Machicoさん、渋沢泉水役・熊田茜音さん、姪浜エリカ役・南 早紀さん …

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 ビームライフル競技に青春をかける女子高校生の日常を描くTVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』。そんな本作のメインキャストである小倉ひかり役・Machicoさん、渋沢泉水役・熊田茜音さん、姪浜エリカ役・南 早紀さん、五十嵐雪緒役・八巻アンナさんが、アニメ公認アイドルユニット「ライフリング4」を結成。現在発売中のアニメディア2020年1月号では、12月4日にリリースされた挿入歌シングル「GO! GO! Music vol.1」や、活動についてインタビューした記事が掲載中。「超!アニメディア」では、本誌に掲載しきれなかった部分を含めたインタビューの長文をご紹介しよう。


■練習試合のシーンやキャラクターの心境を想像しながら聴いて

ーーそれぞれの役を演じてみて、自分と性格的に近いと感じたところはありましたか?

Machico:みんな声がキャラクターに合っていると思うし、キャラクターの性格も私たちと似ているところが多いです。私が演じている小倉ひかりは、知識よりも好きな気持ちが先行してしまうんです。私も歌や音楽は好きだけど、細かく聞かれるとうまく説明できないことがあるんです。歌を始めたばかりのころに「Machicoのレンジを教えて」と聞かれて、レンジ=音域のことだとわからず「電子レンジ?」と思ったくらいです。

ーーでもひかりは、本番が強いじゃないですか

:Machicoさんも本番に強いんです。

熊田:ライブで、マイクがブレないのはさすがです。それに、気づけばMachicoさんの周りに人が集まっていて、そういう人を惹きつける魅力があるのも、ひかりちゃんと似ています。

Machico:めっちゃ褒められてる〜(笑)!

八巻:褒められたときの「えへへ」っていう笑い方も似てますよ(笑)。


ーー南さんが演じる姪浜エリカは、成績優秀、スポーツ万能、ハーフで容姿端麗なお嬢様。

:エリカはハイスペックだけど、ひかりとは逆で本番に弱いのが弱点です。でも、そのギャップが人間らしいところだなと思います。私も、スペックこそ高くないけど、エリカと似て本番にめちゃくちゃ弱くて。

熊田:ええ〜そう?

:そうなんだよ。たくさん練習したのに本番では失敗しちゃうし。そのわりに誰かが振り付けを間違えていると、それを指摘せずにはいられなくなる。そういう細かいところも、エリカに似てしまって。

Machico:でも南はすごく努力家で、そこもエリカと似ています。本番に弱いと言っているけど、最高のパフォーマンスを発揮したいという気持ちが、練習のときからあふれていて、常に完璧を目指しているし。私はミスしても、それっぽくやり過ごせばいいかな~って思っちゃう。

:私なんか本番直前は、何ものどを通らなくなるんですけど、Machicoさんはカップラーメンを食べたりしていて。エリカだったら、「もっと緊張感を持ちなさいよ」って突っ込むところだと思うけど(笑)、Machicoさんのメンタルがうらやましいです。

ーー八巻さんは、五十嵐雪緒を演じています。雪緒は最初にも話に出たとおり、無口でクールなキャラクター。

八巻:私も自分から話すより、人の話を聞いているタイプなので、そこは似ていますね。モノローグで突っ込んでいるシーンも多くて、私も口には出さないけど心のなかで「あっ」と思っていることがよくあって。そういうところは似ています。

Machico:でも(八巻)アンちゃんは4人のなかで、いちばんよく笑うんじゃないかっていうくらい、よく笑っているよね。第一印象がクールだったから、そのぶんギャップで笑顔が印象深いです。雪緒も表情に出ないけど大笑いするのがキライなわけじゃないし、楽しいことは率先してやりそうなタイプだし。好きなものへの愛が強いよね。

:雪緒と同じでアンちゃんも変わったところがあって、古墳が好きなんだよね。

ーー古墳!?

八巻:前方後円墳が好きです。

:あと、アンちゃんは熊ちゃん(熊田)と好きなものがかぶっているみたいで。メイク中にこっそり話を聞いていたら、好きな映画の話で、見たこともないテンション感で語ってたよね(笑)。

熊田:いつも、本番ギリギリまでしゃべっているよね(笑)。ふたりとも『グレイテスト・ショーマン』が好きで、「ヒュー・ジャックマンのこの映画はみた?」「じゃあこれもおすすめだよ」って。

ーーそんな熊田さんは、ひかりの幼なじみの渋沢泉水役です。

熊田:泉水ちゃんは、このメンバーのなかでは一番普通で、射撃の腕前も平均点です。でもそこに、私はすごく共感しました。私も何かにすごい才能があるわけじゃないし、人より頑張らなきゃと思って努力をしても、結果が出なくて悩むことが多くて。でも泉水ちゃんは、卑屈になったり他人のせいにしたりしないんです。この作品を観て、泉水ちゃんに共感してくださる方が多いのは、そういうとこなんじゃないかなと思っています。泉水ちゃんを演じながら、いち視聴者として「私も頑張ろう」と思わせてくれます。

ーーそんなみなさんは6月から“ライフリング4(フォー)”として活動。挿入歌シングル「GO! GO! Music vol.1」をリリース。まず「BiRiRi×SENSATION」は3話挿入歌で、練習試合のときのバックに流れていたもの。試合の緊張感が表現された歌詞ですね。

熊田:はい。<DoKiRi>とか<JiWaRi>とか、耳に残るフレーズがたくさんあって。みなさんも練習試合のシーンや、キャラクターの心境を想像しながら聴いてくれたらうれしいです。

Machico:ライフリング4の楽曲には、ファンの方が参加できるパートが多くて。この「BiRiRi×SENSATION」も、合いの手を入れるところが多くて、私たちもメロディーだけじゃなく、かけ声もたくさん収録しました。

ーー振り付けがついたら、すごく楽しそうですね。

Machico:ライフリング4は、各所にライフルをモチーフにしたポーズがあるけど、フォーメーションが変わるダンスも特徴的で、動きまわるんです。「BiRiRi×SENSATION」はけっこう激しいものになるんじゃないかと、ドキドキしています。

熊田:ライフルを撃つポーズがほぼ全曲に入っているので、ライブではお客さんも自然にそのポーズを一緒にやってくれています。片手で銃を構えるポーズだけ覚えてきてもらえれば、全曲一緒に楽しめますよ。

ーー歌って難しかったところは?

熊田:最後の勝利を歌った部分は、かわいくおちゃめに、楽しくレコーディングしました。泉水ちゃんはお母さん的な役割りだけど、おちゃめなところもある子なので。

Machico:アップテンポで明るく歌うのは、ひかりちゃんには合っているので、私はかわいさプラス真剣な表情が出せたらいいなと。

:ローマ字の歌詞が多くて、歌っている途中で<DoKiRi>なのか<GiRaRi>なのかとか、ごちゃごちゃになって。間違えてディレクターの方から「そこは<DoKiRi>です」って何度も指摘されて。

八巻:でも、そういう言葉遊びが、この曲の楽しいところです。

:作詞家の宮崎まゆさんの歌詞は、言葉遊びがたくさん出てくるんです。聴くのは楽しいけど、歌うときに難しくて。そこも注目して聴いていただけたらうれしいですね。あとDメロを、ラップ風に歌っていて。

八巻:あ〜、そこは難しかった。

熊田:確かに。

Machico:雪緒は、キャラ的に特に難しかったんじゃない?

八巻:そうですね。基本的には雪緒らしく淡々と歌って、でも<なんちゃって>とか、ところどころでかわいさを出すみたいな感じでした。

■チームワークでオリンピックまでライフル競技を盛り上げる

ーーまた「Get Started.」は5話の挿入歌でした。

Machico:めちゃクール系です。

熊田:本当だよ!

八巻:私は2番目にレコーディングしたんですけど、1番目がくまちゃんで。泉水ちゃんがすごくかっこよくて、「こんな感じの歌い方もするんだ!」という新しい発見があって。

熊田:原作を読むと、みんなに迷惑をかけてしまっているけど、勝ちたいという気持ちがちゃんとある子だから、この子の声質で、ちゃんと強い意志を持って歌ったらどうなるんだろうと考えて歌いました。凜々しい泉水ちゃんの表情が出ています。

Machico:いつも穏やかな泉水ちゃんの、焦りや必死さが感じられて、この泉水はエモいなって。応援したくなった。

熊田:うれしい!

:今までとはまったく違う曲調だし、私、こういうかっこいい系の曲が好きで。この曲を聞いて、「一番好き!」って思いました。歌詞もかっこいいし、エリカとしてはすごく歌いやすかったです。

Machico:曲調的には、しゃくりとかいろいろな技術を入れたほうが曲には合うんですけど、それではひかりちゃんではなくなってしまうので……。キャラ感が崩れないように、どこまで必死さを出していいか、どこまでキリッとした歌声を出していいか、自分では課題でしたね。<さあ撃たせて>のところは、3人はキリっとしてるけど、ひかりちゃんはあえてライフルが好きなワクワクが出る感じで、ひかりちゃん色を意識しました。

ーーソロ曲も収録。ひかりの「Everything’s OK」は、ポップな曲。

八巻:ひかりの曲は、歌詞がかわいい。

Machico:歌詞を見て、本当にひかりちゃんっぽいなって。言葉の遊び方が面白くて、<君の声が聞こえたッタラッタラ♪>という部分がいちばん好きです。ひかりちゃんはいつも楽しそうに、鼻歌を歌いながら歩いているイメージなので、この一文でそういう様子が浮かんだし。勢いのある曲調だけど、擬音が多いので、感情のまま感じたことを言葉にするひかりちゃんらしさを反映していただいていて。気持ちが入れやすかったです。

ーーそして泉水の「Lovely Day」はカントリー調のサウンド。

熊田:森のなかを歩きながら歌っているような、マイペースな感じで歌いました。レコーディングはめちゃめちゃスムーズでした。全部が泉水ちゃんのセリフのような歌詞なので、歌うというよりもセリフをしゃべる感覚で歌っています。特に2番の深呼吸をすすめる部分は、もはやセリフですし。目の前の人に泉水ちゃんが手を差し伸べて、落ち着いてって言っている感じ。頼りないかもしれないけど、頼ってくれたらうれしいなって。寝る前とか、元気がなくなったときとかに、誰かの気持ちにそっと寄り添ってあげられる歌になっていたらいいなと思います。

Machico:なんなんでしょうね、あの泉水のやわらかさは。いたら安心するもんね。

熊田:泉水ちゃんって、それこそ空気清浄機みたい。その場にいるだけで、みんなの気持ちを浄化してあげる。どんなピリピリした空気でも、泉水ちゃんがひとりいればホワンとする。小さいお花が周りに咲いているような雰囲気を心がけて、いつも歌ったり演じたりしています。

ーー来年発売の「GO! GO! Music vol.2」には、エリカと雪緒のソロを収録するとのことで。

八巻:私は雪緒色を出して、静かなテクノっぽい感じの曲です。

:エリカはロック調です。燃え上がる系です。

Machico:ふたりともキャラとぴったりだね。

:ソロ曲ってキャラの自己紹介の曲でもあるので、それぞれエリカっぽい曲・雪緒っぽい曲になっているので、楽しみにしていてください。

ーー今後ライブでも?

Machico:披露できたらいいなと思います。緊張するけど、みんながいるから気持ちが楽ですね。みんながなんとかしてくれるって。

熊田:そう言いながらMachicoさんは、私がMCで詰まったときはサッと助けてくれます。

:チームワークだよね。

Machico:だからレッスンもなるべく4人でできるようにスケジュールを組んでもらっているんです。そのおかげもあって、お互いのこともよくわかってきて。回数を増すごとにユニット感が増してきました。

ーー今後このユニットはどうなっていきそうでしょうか?

Machico:ライフル競技がオリンピックの正式種目ですから、アニメで盛り上げて、競技のほうでも盛り上げられたらいいなと思います。

ーー誰かオリンピック目指すとか。

Machico:それなら南だよ。

:ええ〜!

Machico:一発目でいきなり9点台を出して、協会の人も驚いていました。「才能がある」って。

:じゃあ、目指しちゃおうかな(笑)。

ーー最後にアニメディア読者に向けて、代表してMachicoさんからのコメントをお願いいたします。

Machico:みなさんが楽しみながら作品を見てくださっているのを感じています。個性豊かなキャラクターがいっぱいで、うちは全員1年生のキャラクターですけど、他校はちゃんと先輩後輩の上下関係があって、先輩への憧れなんかも描かれていきます。ひかりたちの部活動と、学生生活を見守ってほしいです。ライフリング4としては、2020年5月6日(水)CLUB CITTA’でイベントも予定しています。かわいい衣装で、ステージで踊り歌う予定なので、興味を持ってくださった方は、ぜひぜひアニメ・ライブともども、よろしくお願いします!

取材・文/榑林史章

<ライフリング4とは?>
アニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』とビームライフル競技を世の中に広めるために結成。公益社団法人日本ライフル射撃協会公認の宣伝大使も兼任し、ビームライフ射撃競技の試合や関連イベントでも応援活動を行っている。

<プロフィール>
【まちこ】3月25日生まれ。広島県出身。ホリプロインターナショナル所属。主な出演作は『ウマ娘 プリティーダービー』トウカイテイオー役、『りゅうおうのおしごと!』月夜見坂燎役ほか。

【くまだ・あかね】2月3日生まれ。東京都出身。アミューズ所属。主な出演作は『転生したらスライムだった件』エレン役、『織田シナモン信長』尾田市子役ほか。

【みなみ・さき】11月19日生まれ。大分県出身。81プロデュース所属。主な出演作は『八月のシンデレラナイン』野崎夕姫役、『BanG Dream!』大湖里実役ほか。

【やまき・あんな】10月15日生まれ。鳥取県出身。リマックス所属。主な出演作は『火ノ丸相撲』(天王寺 咲役)役、『ソラとウミのアイダ』田霧姫役ほか。

<作品情報>
タイトル:ライフル・イズ・ビューティフル

放送:
TOKYO MX 毎週日曜23:00~
サンテレビ 毎週日曜25:30~
KBS京都 毎週日曜23:30~
BS11 毎週火曜25:00~
AT-X 毎週土曜24:30~
リピート放送 8:30~

原作:「ライフル・イズ・ビューティフル」サルミアッキ (集英社「となりのヤングジャンプ」「ヤンジャン!」「少年ジャンプ+」連載)
監督:高橋正典
シリーズ構成:髙橋龍也
キャラクターデザイン・総作画監督:向川原 憲
プロップデザイン・美術デザイン:石口 十
美術監督:大西達朗(草薙)
色彩設計:井上あきこ(Wish)
HOA:トライスラッシュ
グラフィックアート:荒木宏文
撮影監督:染谷和正(T2 Studio)
アニメーション制作:Studio 3Hz
協力:公益社団法人日本ライフル射撃協会、興東電子株式会社、株式会社銀座銃砲店

キャラクター:
小倉ひかり(こくら ひかり)
(声/Machico)
小学生のときからやっているビームライフル射撃を続けるために、千鳥高校に入学した。集中すると、全国レベルの腕前を発揮することも。

渋沢泉水(しぶさわ いずみ)
(声/熊田茜音)
ひかりの小学校からの幼なじみで、ひかりに誘われてビームライフルをやるが、腕前は平均点。面倒見がとてもいい性格。

姪浜エリカ(めいのはま えりか)
(声/南 早紀)
スポーツ万能で容姿も端麗なお嬢様。だが努力家でもあり、中学最後の大会でひかりに負けライバル心を抱く。仲間思いの一面も。

五十嵐雪緒(いがらし ゆきお)
(声/八巻アンナ)
射撃の腕前は全国トップクラス。無口のため、周囲からは変わっていると見られることも。花粉症の薬が切れると集中力も切れる。

イントロダクション:
距離10m、直径1mm、弾数60発、競技時間45分。
硬いジャケットを身にまとい、見た目よりもずっと気力を振り絞る過酷な勝負の世界。
──ビームライフル競技。
……のはずが、誰もわかってくれないのが知名度の低いスポーツのつらいところ。
でも私、世界を目指してます!
千鳥高校に偶然集った、小倉ひかり、渋沢泉水、姪浜エリカ、五十嵐雪緒の女子高生4人がおくる、ゆるーいけどひたむきな射撃部ライフ!!

<リリース情報>
「GO! GO! Music vol.1」


発売中
発売元:バンダイナムコアーツ
価格:1,400円(税別)
3話挿入歌「BiRiRi×SENSATION」はアッパーでスリリングなナンバー。試合の、ドキドキとワクワクが溢れている。5話挿入歌「Get Started.」は、クールでシリアスなナンバー。絶対勝つぞという強い信念が込められた。小倉ひかり(CV.Machico)ソロ曲「Everything’s OK」と渋沢泉水(CV. 熊田茜音)ソロ曲「Lovely Day」も収録。2020年1月15日には「GO! GO! Music vol.2」も発売。

©サルミアッキ/集英社・千鳥高校射撃部

《超!アニメディア編集部》
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