森久保祥太郎「まだまだオーフェンの旅を続けたい!」『魔術士オーフェンはぐれ旅』プレミアム上映会【レポート】 | 超!アニメディア

森久保祥太郎「まだまだオーフェンの旅を続けたい!」『魔術士オーフェンはぐれ旅』プレミアム上映会【レポート】

シリーズ生誕25周年を迎え、2020年、満を持して完全新作TVアニメとして甦る『魔術士オーフェン』。2020年1月7日からのTV放送に先駆け、東京・一ツ橋ホールにて『魔術士オーフェンはぐれ旅』のプレミアム上映会が行われ …

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「魔術士オーフェンはぐれ旅」オフィシャル写真
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 シリーズ生誕25周年を迎え、2020年、満を持して完全新作TVアニメとして甦る『魔術士オーフェン』。2020年1月7日からのTV放送に先駆け、東京・一ツ橋ホールにて『魔術士オーフェンはぐれ旅』のプレミアム上映会が行われた。プレミアム上映会には、オーフェン役・森久保祥太郎、クリーオウ役・大久保瑠美、ドーチン役・渕上舞、チャイルドマン役・浪川大輔が登壇した。


 プレミア上映会で第一話から第三話までの上映が終わり、MCの呼びかけにより主人公オーフェンを演じた森久保祥太郎、クリーオウ役・大久保瑠美、ドーチン役・渕上舞、チャイルドマン役・浪川大輔の4人が会場中からの温かい拍手の中ステージに登壇しました。

 約20年の時を経て再びオーフェンに命を吹き込んだ森久保さんが客席に「20年前、見ていた方?」と呼びかけると、客席のあちこちから手が上がり、森久保は「お久しぶりです。お互いに年を取りました」と笑いを取りました。

 改めて、20年ぶりとなる『魔導士オーフェン』のアニメ化について「原作者の秋田禎信先生がずっと描き続けてくださり、それをい応援し続けてくださったファンの方たちがいて、みなさんの熱意で“令和版”オーフェンが誕生しました」と感謝。「声優という仕事をやっていて、これほどうれしいことはありません。ずっと続けてこられて、この『魔導士オーフェン』という作品に出会えて改めてよかったなと思っています。本当にこの感情をみなさんにお伝えしたいです」と熱い思いを口にした。

 以前から本作の大ファンであり、共演陣からは歩く“オーフェンペディア”と呼ばれるほど『魔導士オーフェン』の全てに精通している大久保は、改めて本作の魅力を問われると「キャラクターがとても個性的で、世界観が作りこまれていて、魔術もひとりひとり得意分野があって使うものが違ったり……」と徐々に早口になり「話し出したら止まらないくらい魅力的です。原作はいつの時代に読んでも色褪せないし、いまの時代の作品と比べても遜色ないし、それでいて個性を貫いている作品です」と熱い思いを吐露。「この作品に関われたことが嬉しすぎて、ここまでしゃべっておいて、何言っていいかわかりません(笑)」と語り、会場は笑いと温かい拍手に包まれた。

 浪川は、かつての師匠であるチャイルドマン役ということで、MCから森久保の師匠を演じての感想を聞かれると「とっても気持ちよかったです!」と会場に笑いを誘う。20年前のアニメでチャイルドマンの声を担当した中田譲治の存在に言及しつつ「“中田さんのようにはできない”けど自分なりに精一杯やらせていただきました!」と力強く語った。

 ドーチン役の渕上は本作におけるオーフェンと共に旅をするドーチンとボルカン(声/水野麻里絵)を「コミカル担当」と位置づけ「ほかの出演者のみなさんが生きるか死ぬかのやりとりをしている中で、ギャーギャー騒いでおしまいでした(笑)」とドーチン役を楽しんだ様子。20年前のアニメをリアルタイムで経験していない渕上にとっては、今回の作品は初めて触れる『魔術師オーフェン』となったが「改めてこの機会にオーフェンに触れてみて、王道のお話が刺さりました。わかりやすくカッコいいし、大久保さんがいてくれたおかげで、オーフェンのいろんな情報を入れることもできたし、毎回、楽しいアフレコでした」とアフレコの様子もコメント。

 アフレコ後には共演者で食事に行くなどの交流を含め、森久保は今回いつも以上に“座長”ということを意識したようで「あまり普段は気負わないけど、今回のオーフェンは20年前を経験している人間であり、20年前は一番下っ端で、先輩に助けられ教わったことがたくさんあったので、逆に今回は一番年上の世代ということもあって、20年前に教わったことや、空気づくりを意識してやっていました」と明かした。

 また今回、OP主題歌「Calling U」を森久保とSinnosukeによるユニット「buzz★Vibes」が担当し、森久保が歌詞を、Sinnosukeが作曲を担当し、森久保は「思い入れが強すぎてSinnosukeに世界観を伝えつつも4~5回くらい“違う”って言って、彼は5~6パターンくらい書いてくれました。buzz★Vibesが一番熱く議論した曲であり、イントロのピアノのメロディが出てきたときに“これだ!”と見えてきました」と楽曲制作のプロセスに込めた思いを語ってくれた。

 一方、ED主題歌「予測不能Days」は渕上が歌い、歌詞も担当している。渕上は森久保が歌うOPとのコントラストを強調。さらに劇中の、キリランシェロとアザリーの関係、オーフェンと異形の姿になったアザリーの関係性、そしてオーフェンと“相棒”のような絆を育んでいるクリーオウとの関係に触れつつ「自分が無力でも、隣りのひとが力をくれる。そんな希望を持てるような歌詞にしたいと思いました」と歌詞に込めた思いを口にしていた。

最後の挨拶で森久保は、改めて原作者の秋田をはじめ、本作を愛するスタッフ、そして応援し続けてくれたファンへの感謝を口にしつつ「もうひとつだけお願い」と前置きし「まだまだ途方もない原作があります。もうひとつ欲張るとすると、まだまだ演じたいです。我々の旅、オーフェンの旅をまだまだ続けたいと思いませんか? ぜひ期待させてください」とさらなる続編を熱望し、決め台詞である「我は放つ光の白刃!」をコールし、会場を大いに沸かせステージを後にした。

『魔術士オーフェンはぐれ旅』作品情報


★放送情報
2020年1月7日よりTV放送開始!

AT-X 1月7日より毎週火曜日23:00~
(リピート放送:毎週(木)15:00/毎週(日)6:00/毎週(月)7:00)
BSフジ 1月7日より毎週火曜日24:30~
TOKYO MX 1月8日より毎週水曜日22:00~
WOWOW 1月8日より毎週水曜日24:00~
※放送日時は変更になる場合がございます。

【スタッフ】
原作:秋田禎信(TOブックス刊)
イラスト:草河遊也
監督:浜名孝行
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:吉田隆彦
色彩設計:桂木今里
美術監督:荒井和浩
CG監督:川谷啓介
撮影監督:近藤慎与
音響監督:平光琢也
編集:小野寺桂子
プロデュース:GENCO
アニメーション制作:スタジオディーン

★「魔術士オーフェン」とは?
 1994年から2003年にかけて『はぐれ旅』全20巻、『無謀編』全13巻の計33冊が富士見ファンタジア文庫より発売され、累計1,400万部(電子書籍を含む)を突破。2011年には『はぐれ旅』の続編となる新シリーズが、出版元をTOブックスに移して再スタート。同時に旧シリーズ(『はぐれ旅』『無謀編』)も新装版として復刊され、新装版の発行累計は60万部を突破している。
 第一巻が発売された1994年はまだライトノベルというジャンルが定着しておらず、『指輪物語』『ダンジョンズ&ドラゴンズ』といった王道、正統派ファンタジーから、時にコミカル、時にシリアスな要素を加え、現在のライトノベルというジャンルそのものを定義させた作品。破天荒なキャラクター、中二病的な設定、ギャグテイストあり、シリアス路線ありの語り口でファンを魅了し続け、シリーズ発行部数は累計1,400万部(電子書籍を含む)を突破する大ヒットを記録。1998年と1999年に、二度のアニメ化をはじめ、CD、ゲームなどで大規模なメディアミックスが行われ一大ブームとなったライトノベルの金字塔的作品に位置する。

TVアニメ『魔術士オーフェンはぐれ旅』公式サイト
http://ssorphen-anime.com/

(C)秋田禎信・草河遊也・TOブックス/魔術士オーフェンはぐれ旅製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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