声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】 | 超!アニメディア

声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】

2020年配信予定の声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』の定期イベント「WORKSHOP vol.3」が、2019年11月24日にベルサール御成門駅前イベントホールで行われた。本イベントは「声のヒロイ …

ニュース
注目記事
01
  • 01
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】
  • 声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』、トーク&ライブイベント『WORKSHOP vol.3』を開催【レポート】

 2020年配信予定の声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY』の定期イベント「WORKSHOP vol.3」が、2019年11月24日にベルサール御成門駅前イベントホールで行われた。本イベントは「声のヒロイン」をテーマに据えた同作に出演する声優たちが、ステージ上で歌や生アフレコ・朗読劇に挑戦。一人前の声優になるために頑張る……というレッスン形式のイベント。ゲーム『BATON=RELAY』内で行われることを、一足先に見ることができるという新たな試みが詰まった企画だ。

 定期イベントのvol.3に登壇したのは星希成奏(神宮凜々花役)、白花恋香(桜美聡役)、橘一花(神崎千里役)、潮先夏海(新瑞なお役)の4人。


『BATON=RELAY』プロモーションムービーの上映後、公式サイトで公開されている各キャラクターのビジュアルに近い衣装を着た出演者が登壇。まずは、オリジナル曲「Start me up」を披露した。今回の出演者は、星希以外が人前でトークもライブも行うようなイベントに出演するのがほぼ初めて。歌い始めは少し緊張しているようにも感じられたが、笑顔は絶やさず、のびのびと歌唱していた。

「Start me up」の歌唱を終えた後はそれぞれが自己紹介。その後、ひとつ目のレッスン「『BATON=RELAY』キャラクター紹介」を行った。本レッスンはそれぞれが演じるキャラクターの紹介を説明することで、説明力・伝達力を向上させるもの。紹介を行うなかで4人は、オーディション時のエピソードやキャラクターの印象などについてコメントした。

 白花は、桜美聡をみて「この子がいい!」と一目惚れしたことを告白。オーディションでも美聡役しか受けていなかったため、決まったときは本当に嬉しかったと言葉にした。対する星希は、オーディションで他のキャラクターも受けていたという裏話を披露。そのなかで、神宮凜々花役に決まったということは、スタッフさんが一番合っていると感じてくださったんだと思う、と決まった際の気持ちについても明かした。

 橘は、オーディション時にもらった台本の線画で神崎千里がおしとやかなお嬢様な見た目という印象を受けていたが、実際はポップな子だったとコメント。そんな見た目に対して性格は大人で、「誰にも優しくて頼れるお姉さんなところがいい」と推しポイントを言葉にした。潮先は「線画だけだともっと大人っぽい印象があったが、実際は13歳だった」と、新瑞なおの事実を知って驚いたよう。さらに、未だに謎な部分が多く、それを紐解いていきたいと意気込んだ。

 また、本トークでは、演者とキャラクターの共通点についても触れられた。星希は自身では「アニオタじゃなかったところは似てない。アニメを応援する活動をしているので(笑)。でも似ているところもある」と言葉にしていたが、周りから「自分も楽しんで人を楽しませようとする様子が似ている」と共通点が挙げられる。続く白花もキャストから「美聡ちゃんだよね」「一生懸命で真面目、努力家なところも似ている」と言われることが多く、自身でも性格が似ていると思っているとのこと。

 橘は「似ている部分もあるが、千里のように頼れるお姉さんになりたい。なれるよう頑張っていく」とある種の憧れがあるとコメント。しかし、登壇したキャストからは「もう頼れるお姉さんですよ!」と既に信頼を寄せられていた。潮先は「8月生まれ、少年マンガが好きなところ、身長、家事が好きなところ」など、なおとの共通点を列挙。こういった共通点が今後どのように芝居で活かされていくのかにも注目したい。

 そのほか、昼の部では、決められたトークテーマについて話し合い、トーク力を磨く「みんなでトーク!」と題したレッスン、夜の部では即興劇に挑戦する「みんなでエチュード!」と題したレッスンを実施。「みんなでトーク!」では、「冬のお鍋~No.1決定戦~」というテーマで議論、No.1をお客さんの拍手によって決めるという企画を行った。

 この議論で、真っ先に手を挙げた白花は「うどん!」と目を輝かせながら即答。種類についても「水炊き+うどん」と、うどんへの愛が止まらない様子だった。そのほか、星希は「キムチ鍋」、橘は「鶏白湯と鶏ガラ(の鍋)」、潮先は「水炊き+雑炊」をチョイス。議論は白熱し、なかなか話がまとまらないなか、スタッフから「おすすめの鍋に成り切りましょう」という提案がされ、4人は鍋の気持ちになりきって自己PRに挑戦することに。

 星希と白花は片言なのか関西弁なのかよく分からないキャラクターを誕生させながら必死に愛を語り、橘は「コラーゲンがいっぱい入っているよ!」と推し、潮先は京都弁っぽいイントネーションではんなり水炊きを紹介。結果、星希以外の3人が同数の拍手を得たとジャッジされ、トークは終了となった。

 夜の部の「みんなでエチュード!」は、vol.1・vol.2でも鬼門となっていた企画。今回は「アフレコ前、大物声優に挨拶に行くド新人声優たち」という設定で即興劇がスタートした。

 始まる直前のトークでは、誰が大物声優役になるのかがポイントだと話していたものの、すんなり潮先がそのポジションへ。他の3人が新人声優としてワタワタする芝居をするなか、潮先は大物感を醸し出す。……しかし、話はあらぬ方向へ。新人声優3人からの指摘で実は潮先が大物声優のモノマネをするお笑いタレントだったことがバレてしまう、という展開に。畳みかけるように橘が「実は私が大物声優だったんです」と告白し、挨拶もろくにできない新人声優に呆れてしまうというオチで締めくくられた。目まぐるしい展開にはなったが、振り返ってみると起承転結がハッキリわかるシナリオとなっており、初めてとは思えないクオリティに仕上がっていた。


 続いて行われたのは、4人がカバー曲を披露するコーナー。今回のカバー曲は公式Twitterへリクエストのあった中から選ばれた。

 白花がチョイスしたのは「昔の大切なものを思い出せるような気がする」「美聡ちゃんにも歌って欲しい」ということからチョイスしたZONEの「secret base~君がくれたもの~」(昼の部)と、自身も大好きだという『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』レン(CV:楠木ともり)の「To see the future」(夜の部)。真っすぐ一点を見つめ、時に天を仰いだり、目をつぶったり……と、何かを想いながら歌っている様子で、その想いが歌声にも乘っていると感じられた。

 潮先は原作から大好きだという菅田将暉の「まちがいさがし」(昼の部)と、LiSAの「Catch the Moment」(夜の部)を歌唱。雰囲気が異なるものの、歌唱するのが難しい2曲だったが、どちらも安定したピッチ、しかも持ち前の可愛らしい声を高音でも保ちながら歌い上げる。安定した歌声を会場に響かせた。

 橘がリクエストのなかからチョイスしたのは、キャラクターらしさを意識したというLiSAの「say my nameの片想い」(昼の部)と憧れの存在・水樹奈々の楽曲「深愛」。それぞれ原曲を歌っているアーティストの表現に近づけており、手の動きや盛り上げ方、歌い方までも曲に合わせていると感じられた。その観察力はきっとこれからの声優人生でも武器となるだろう。

 星希が歌唱したのは、小倉唯の「Get over」(昼の部)とTrySailの「adrenaline!!!」」(夜の部)。お客さんと掛け合う部分はマイクを向け、身体全体を使って手拍子・歓声を煽るなど、会場をめいっぱいに盛り上げる。歌っている最中は笑顔も絶やさなかった。一方で、「Get over」を歌唱する前に放った「最近、悔しい想いをしたから、自分自身で壁を超える意味でこの曲を」という言葉、そしてその表情からは、仕事へ対する真摯さや声優という仕事に対する情熱を感じられた。


『BATON=RELAY』は新世代声優ヒロインプロジェクト。そのため、WORKSHOP でも、声優としての根幹である演技力を磨くため、朗読劇を行った。朗読劇では、美聡は興味あることになると夢中になって、しかも“ちょっと目を引く”ようなセンスが好き、凜々花は個性的ながら冷静に分析するようなそぶりも見せることがある、千里はみんなのまとめ役で気遣いもできる、なおは普段おっとりとしているが、いきなりスイッチが入って声のトーンまで変わることがある……といったことが明らかに。本イベントの朗読劇は、こういったキャラクターの個性を知れるきっかけにもなるのが特徴だ。

 続けて、「生アフレコ」のレッスンを実施。『BATON=RELAY』のゲームでは、キャラクターたちが実際にアニメのオーディションを受ける。本イベントで行う「生アフレコ」は、ゲーム内で実際に登場するアニメを使い、4人がそのアニメに登場するキャラクターを演じる、というもの。また、本公演では、来場者特典として台本風の冊子が配布されており、その中にはアニメのキャラ表やオーディション原稿が記載されている。これにより、オーディションや収録の現場感を、よりリアルに感じられるのだ。

 今回のアフレコ題材は、「ちびキャラ×漫才×不条理」がキーワードのギャグアニメ『アルかな?クローばー』。vol.2のとき同様、「線撮(せんどり)」と呼ばれる状態の素材に、ボールド(タイミング表示)が出るなかでアフレコに挑戦した。4人は「緊張した」と言葉にしつつも、「ストーリーが気になる!」など、題材について興味津々な様子であった。

 アフレコ実践が終わると、二度目のライブパートへ。今度は『BATON=RELAY』のオリジナル曲を披露した。まずは橘と潮先が「金糸雀(カナリア)」と、vol.2のアフレコ実践で題材となっていた『てんきあめと、くもりぞら。』のテーマソング「TADAIMA」を披露。先ほどのカバー曲でも安定した歌声を響かせたふたりが、今度はハモりも交えながら美しいハーモニーを奏でた。

 続いて星希と白花が歌ったのは「四月のDreams come true」とvol.1のアフレコ実践の題材となった『@MAGIA』のテーマ曲「MAJI de MAGIA」。一方が歌っているときはもう一方が合いの手を入れるといった息の合ったパフォーマンスで会場を盛り上げた。


 次回の定期公演『BATON=RELAY WORKSHOP vol.4』に出演するキャストのコメント映像が会場に流れたのち、白の歌唱衣装に着替えて登場した4人は「かけだしのモノローグ」を披露。「それぞれのイメージカラーの花飾りを付けている」と、衣装について触れたあとは、今後の展開についての告知を行った。

 告知では、「BATON=RELAY」公式Twitterのフォロワー3万人突破を記念した直筆サイン色紙プレゼントキャンペーンの実施、コミックマーケット97にて若木民喜先生描き下ろしイラストと「Start me up」「かけだしのモノローグ」のShort ver.音源を収録したCDが付属するブックレットを販売すること、『BATON=RELAY』の公式WEBとTwitterにて、公式(?)コミックの連載が決まり、『キルミーベイベー』『カガクチョップ』のカヅホ先生が描くことを発表。フォロワー数3万人突破記念キャンペーンはコチラ

 また、夜の部では若木先生描き下ろしの『BATON=RELAY』キービジュアル第2弾の公開、16人の新人声優が所属するリレープロダクションのチーフマネージャーである五十里寧子(CV=井澤美香子)、プロダクションの社長・高縁あかり(CV=伊波杏樹)のビジュアル発表も行われた。さらに、次回vol.4の呼び込みもかねて、天神茉莉役の美久月楓が登場。昼の部では相当緊張した面持ちで告知をしていたものの、夜の部は少しだけリラックス。登壇していたキャストから「喋り始めると少しずつ後ろに下がる(笑)」など指摘されながら駆けつけた方々へ懸命に呼びかけた。なお、ベルサール御成門駅前イベントホールで開催される「BATON=RELAY WORKSHOP vol.4」では無料招待制の公開リハーサルを実施。詳細は公式サイトやTwitterをご覧いただきたい。





 告知を終えたところで、4人がイベントの感想をそれぞれ述べる。白花は「このイベントを通じて、桜美聡として立てていること、16人で立てることが嬉しい。新しい物語と新しい声と出会えることを私も楽しみにしています」と、プロジェクトへかける思いの丈を言葉にした。そして、最後は再び「Start me up」を披露。4人の屈託のない笑顔がステージ上に咲き誇った。

「BATON=RELAY WORKSHOP」は次回で一旦の幕を閉じる。しかし、16人の声優たちの歩みはまだ始まったばかりである。今後の彼女たちの成長、そしてプロジェクトの動向にも注目だ。

 

<SET LIST>
⚫昼の部
M01.Start me up
トークコーナー「みんなでトーーク!」
M02.secret base~君がくれたもの~(白花恋香/Original Song:ZONE)
M03.まちがいさがし(潮先夏海/Original Song:菅田将暉)
M04.Get over(星希成奏/Original Song:小倉唯)
M05.say my nameの片想い(橘一花/Original Song:LiSA)
朗読劇「いま話題の●●●●を調査した件~Sunday Afternoonshow~」
アフレコ実践(題材アニメ:『アルかな?クローばー』)
M06.金糸雀(潮先夏海、橘一花)
M07.TADAIMA(潮先夏海、橘一花)
M08.四月のDreams come true(白花恋香、星希成奏)
M09.MAJI de MAGIA(白花恋香、星希成奏)
~次回公演『vol.4』予告~
M10.かけだしのモノローグ(歌唱衣装Ver.)
M11.Start me up(歌唱衣装Ver.)

⚫夜の部
M01.Start me up
即興劇コーナー「みんなでエチュード!」
M02.To see the future(白花恋香/Original Song:レン(楠木ともり)
M03.Catch the Moment(潮先夏海/Original Song:LiSA)
M04.深愛(橘一花/Original Song:水樹奈々)
M05. adrenaline!!!(星希成奏/Original Song:TrySail)
朗読劇「最近の●●●●ブームが進化しすぎている問題~Sunday ちょっとLateshow」
アフレコ実践(題材アニメ:『アルかな?クローばー』)
M06.金糸雀(潮先夏海、橘一花)
M07.TADAIMA(潮先夏海、橘一花)
M08.四月のDreams come true(白花恋香、星希成奏)
M09.MAJI de MAGIA(白花恋香、星希成奏)
~次回公演『vol.4』予告~
M10.かけだしのモノローグ(歌唱衣装Ver.)
M11.Start me up(歌唱衣装Ver.)

プロジェクト概要
『BATON=RELAY』は、新世代の「声優ヒロイン」を発掘することを目的としており、声優のキャラクターを、才能ある新人・若手声優が演じることで、ゼロから物語を作り上げていくメディアミックスプロジェクトです。スマートフォン向けゲームを軸にしながら、多方面のメディア展開(音楽・イベント・LIVE・キャラクターグッズ・舞台・書籍・アニメーション)を視野に入れ制作を進めて参ります。

BATON=RELAY(バトン=リレー)概要
ジャンル
:新世代声優ヒロインプロジェクト
配信開始日:2020年(予定)
企画・開発・運営:株式会社i-tron(アイトロン)
声優マネジメント:株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ
音楽レーベル:SACRA MUSIC(株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ)
プロジェクトサポート:株式会社ポケラボ
価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
対応OS:iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります)
キャラクターデザイン:若木民喜
メインシナリオ:しめさば
アートディレクション:株式会社チャンネル・プロダクション 内古閑智之

『BATON=RELAY(バトン=リレー)』公式サイトURL
https://batonrelay.jp/

『BATON=RELAY(バトン=リレー)』公式Twitter
https://twitter.com/baton_relay

(C)i-tron Inc. All Rights Reserved.

《超!アニメディア編集部》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集