「永井GOアニメまつり」のトークイベントで永井豪が自らの”2大ヒロイン”に囲まれ「兜甲児になった気分」と上機嫌【レポート】 | 超!アニメディア

「永井GOアニメまつり」のトークイベントで永井豪が自らの”2大ヒロイン”に囲まれ「兜甲児になった気分」と上機嫌【レポート】

東京・TOHOシネマズ上野で、「永井GOアニメまつり」が開催中。初日の9月14日(土)はトークショーが行われ、永井豪、松島みのり(「マジンガーZ」の弓さやか役他)、吉田理保子(「ゲッターロボ」早乙女ミチル役、「UFOロ …

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 東京・TOHOシネマズ上野で、「永井GOアニメまつり」が開催中。初日の9月14日(土)はトークショーが行われ、永井豪、松島みのり(「マジンガーZ」の弓さやか役他)、吉田理保子(「ゲッターロボ」早乙女ミチル役、「UFOロボ グレンダイザー」マリア役)が登壇。


 数々の作品で、個性豊かなヒロインを描いた永井は、女性キャラクターへの愛について尋ねられると、自信が5人兄弟の4番目だったことと、手塚治虫のキャラクターを見て育ったことから、「女性とは謎の存在で憧れが強かった」「自分の幻想が乗っかって、キャラクターができた」と明かした。

 さやかを演じる前は、動物や小さな少女役が多かったという松島は、「さやかさんの役が来た時は、嬉しかったし誇らしかったのを覚えています。これで一人前になれるかな、違った風にできるかなという期待と不安で始まった『マジンガーZ』でした」と明かし、さやかを演じたことが『キャンディ・キャンディ』の主人公・キャンディ役につながったと語った。

 一方、数々の作品でヒロインから悪役までを演じた吉田は改めて振り返り、「永井先生の作品をこんなにやってたのかと驚きました。ロボットものの悩みは掛け声が大変で、神谷(明)先生に教わりました」と語った。

 9月11日に、ファン投票で人気の高かった作品を集めた「永井豪アニメ一挙見Blu-ray」が発売され、この日はその中から応援上映方式で『マジンガーZ第38話「謎のロボット ミネルバX」』と『UFOロボ グレンダンザー 第68話「吹雪の中のマリア」』が上演される。それぞれを改めて見た松島と吉田は、「『ミネルバX』は“初恋以前”の感情がとてもよく出ていて驚きました。セリフは言わないけど、感情がほとばしるキャラクターが魅力的でした」(松島)、「ただ戦うだけじゃなく愛情があって、とても感情移入しやすく、とても切ない思いをした気がします」(吉田)と感想を語った。

 また、当時のアフレコについては、松島が「みんなが優しくて、『可愛いよ』『うまいよ』と持ち上げてくれるんです。あんなに楽しい現場はないと言っていいくらい」と語ると、吉田は「みなさんの足を引っ張らないよう、ドキドキしてました。マイクが2本しかなくて、先輩を押しのけていけなくて大変でした」と、新人ならではの苦労を明かしつつ、ベテランの先輩との共演がとても勉強になったと語った。

 最後に、自らの作品の“2大ヒロイン”に囲まれた永井は「自分自身が兜甲児になった気分です。ありがとうございます」と笑顔で語り、「懐かしい作品が蘇ったので、初めて見る世代にもアピールしていただければ」とメッセージを送った。

「永井豪アニメ一挙見Blu-ray」
9000円+税
東映ビデオ

(C)ダイナミック企画・東映アニメーション
(C)ダイナミック企画・東映 (C)東映

《超!アニメディア編集部》
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