『ガールズ&パンツァー 最終章』リレーインタビュー企画はついに最終回!渕上舞と原由実が語る収録裏話「みほのケーキ好きという設定を初めて知りました」【インタビュー】 | 超!アニメディア

『ガールズ&パンツァー 最終章』リレーインタビュー企画はついに最終回!渕上舞と原由実が語る収録裏話「みほのケーキ好きという設定を初めて知りました」【インタビュー】

現在上映中の、『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話。「アニメディア9月号」に掲載中のリレーインタビュー企画第5回では、西住みほ役の渕上舞とBC自由学園の隊長・マリーを演じた原由実が、見どころを語ってくれた。大洗女子学 …

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 現在上映中の、『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話。「アニメディア9月号」に掲載中のリレーインタビュー企画第5回では、西住みほ役の渕上舞とBC自由学園の隊長・マリーを演じた原由実が、見どころを語ってくれた。大洗女子学園がBC自由学園に勝利した1回戦の振り返りや、原のプライベートな話題も飛び出す!? 超!アニメディアでは、本誌に掲載しきれなかった部分を含めたロング版をご紹介。


――原さんは『最終章』から『ガルパン』に参加。本作を以前からご存知でしたか?

 この業界で『ガルパン』を知らない人はほとんどいないと思います。まったく関わっていなかった私でもよく名前を聞くほどの有名作なので、出演できると聞いたときはうれしかったです。しかも「チョイ役なのかな?」と思ったら、主人公のライバル校の隊長と聞いて震えました。

渕上 私、原さんが演じるマリーが大好きなんです。お人形みたいにかわいらしい見た目なのに、セリフは無意識のトゲが込められていて。第1話で試合前に言っていた「どうして頭を下げないといけないの」というセリフを聞いたときは、ゾクッとしちゃいました。思わず服従したくなる感じが、すごく私好みです。

 ありがとう。演じているときは、とにかく「嫌われないようにしなくちゃ」と思っていたんです。嫌な子だと思われないように、無邪気さのなかに気品が垣間見えるような演技を心掛けていました。

渕上 そもそも、すでに7年近くも続いている作品に途中から入ってくるのって大変でしたよね? 私、アフレコのときにタイミングが合わず原さんと全然おしゃべりできなくて。いまだに「おしゃべりしたかった」と悔いが残っているんです。


 『ガルパン』のアフレコって人が多いから、シーンごとに細かく区切って収録をするので、人がどんどん入れ替わって、大変な現場でした。私も渕上さんとお話したかったんですけど、津田美波さん(安藤役)や安済知佳さん(押田役)以外とはあんまりお話できませんでした。

渕上 私やあんこうチームのキャスト陣はアフレコのとき、お互いの近況とかを話しているんですけど、原さんたちは何を話していたんですか?

 第1話のときは、BC自由学園のみんなで「玉ねぎの歌」を歌うシーンが不安だったので、そこをどうしようかと話していました。じつは安済さんとは『ガルパン』で初めましてだったので、第1話のときはそれくらいしか話せなかったんです。でも第2話のアフレコや、今年の3月に大洗町の「海楽フェスタ」に呼んでいただいたときは、津田さんも交え3人で仲よくお話しできました。年月を経て、少しずつ皆さんと仲よくなれている気がします。

――BC自由学園というチームについて、みなさんはどんな印象を持っていますか?

 みんな自由で、それゆえに仲が悪いチームです(笑)。第1話でBC自由学園のエスカレーター組と受験組の生徒たちがケンカをしているシーンは、私もガヤとして参加したんですけど、とても楽しかったです。ここまで仲が悪いチームって、『ガルパン』だと珍しいですよね?

渕上 たしかにいままでのライバル校は、「こんな人たちが集まっています」という方向性がわかりやすいチームばかりだったので、BC自由学園は新しかったです。試合中は「エスカレーター組と受験組の仲が悪い」とだまされていたのもあって、試合が終わった現在でも、エスカレーター組と受験組の仲が本当に悪いのかどうなのか、いまいちわからないんですよ。

 仲は悪いんだと思うんですけど、お互いが憎み合っている感じではないと思うんです。「押田と安藤は、ケンカしているけど本当は仲がいいんじゃないか」という話で盛り上がっているファンの方を多く見かけます。私もそうあってほしいなと思っているんです。

――大洗女子学園対BC自由学園の戦いを振り返って、印象に残るシーンは?

 第1話と第2話の両方で「玉ねぎの歌」を歌うシーンがありますけど、第1話ではマリーから歌い始めてだんだん人が増えていくのに対し、第2話では周りがだんだん脱落していって最後は歌声がマリーだけになる。この演出に衝撃を受けたので、とても印象に残っています。

渕上 フランスの城のお庭みたいなボカージュでの戦闘も印象深いんですけど、私は試合が終わったあと、マリーが出してくれたケーキをみんなで食べるシーンが印象的なんです。じつはアフレコのときに、ケーキを食べるみほの演技に一度リテイクが入ったんですよ。「なんでだろう」と思ってスタッフの方に理由を聞いたら「みほは無類のケーキ好きなので、もっとその感じを出してください」と。その事実が初耳だったのでびっくりしました。

 そうだったんだ。マリーがケーキを振る舞うシーンは、彼女の素直でかわいい部分が見えたので、私も好きなシーンです。今後もマリーには、いろいろなスイーツを食べながら大洗女子学園の戦いを見守っていてほしいですね。

渕上 試合前にケーキを差し入れとかしてくれたら、きっとみほが喜びますよ。みほがケーキ好きだと判明したからには、ぜひ趣味が合うマリーと今後も仲よくしてほしいです。せっかくだから、みほがマリーに大洗名産のスイーツを食べさせてあげるシーンとかほしいですね。「みつだんご」とか、名物がいろいろあるので。

 いいですね! 私もマリーをもっと演じたいので、みほとの交流の機会があったらうれしいです。

――原さんは今後『最終章』の展開はどうなると思いますか? ちなみに渕上さんは「大洗女子学園は無限軌道杯で敗北するのではないか」と予想しています。

 ……どうしてですか?

渕上 大洗女子学園は大きな大会で一度も負けたことがないので、それって彼女たちのためにもよくないのかなと思っていまして。もちろん最後はハッピーエンドで終わってほしいですけど、今回は負けてから何かあるんじゃないかと思っているんです。

 なるほど。たしかに『ガルパン』はライバル校のキャラクターも際立っているから、大洗女子学園以外の高校も応援したくなりますもんね。でも、やっぱり昔から応援しているファンの皆さんは大洗女子学園が負けちゃったらショックを受けてしまうと思うので、優勝すると思います。大洗女子学園はBC自由学園に勝っているんですから、私たちのぶんまで、このまま勝ち進んでいってほしいです。

――あとは、前回、冷泉麻子役の井口裕香さんとのインタビューで挙がった質問です。まずは渕上さんから、「原さんのつややかな髪の毛の秘訣は?」という質問から。

渕上 この質問をした当時は、原さんはものすごくきれいなロングヘアだったんですけど、今日お会いして髪が短くなっていたのを見てびっくりしました(笑)。ロングヘアだったころは、何か特別なシャンプーを使っていたんですか?

 使っていたのはどこでも買えるような普通のシャンプーだけど、いくつか違う種類のものを交互に使うようにしていました。いいシャンプーも、使い続けると髪が慣れちゃってだんだん効果がわからなくなるような気がして。

渕上 いくつかの種類を使いわけることで、髪に刺激を与えるんですね。なるほど、私も今度試してみます!

――最後に、井口さんからの質問です。「アフレコ現場ですごく堂々として、何事にも動じなかった原さん。最近心を乱されたり動かされたりしたことはありましたか?」ということですが……。

 これはお世辞でもなんでもなく、『最終章』を初めて劇場で見たときに、ものすごく心を動かされました。これまでも劇場で映画を見る機会はたくさんありましたけど、“音の臨場感”がここまですごい作品には出会ったことがなかったです。何度も劇場に足を運ばれる方の気持ちがわかりますし、劇場によって音響が違うというのも聞いているので、いろいろな劇場で見てみたいなと思っています。

渕上 音については、相当こだわってますよね。私、映画の音って全然気にしたことがなかったんですけど、『ガルパン』に関わるようになってから、音の違いでこれだけ作品の印象が変わるんだと実感できたんです。もちろんBlu-rayなどを買ってお家で見るのもいいんですけど、『ガルパン』はぜひ、劇場に足を運んでご覧になってほしい作品ですね。

――ありがとうございました。『ガルパン』の未来にパンツァー・フォー!

取材・文/斉藤優己(パワフルプロダクション)

(プロフィール)
【ふちがみ・まい】5月28日生まれ。福岡県出身。m&i所属。
【はら・ゆみ】1月21日生まれ。大阪府出身。アーツビジョン所属。

<『ガールズ&パンツァー 最終章』作品概要>
■タイトル:『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話
■公開表記:劇場上映中
■配給:ショウゲート

■スタッフ
監督:水島 努/脚本:吉田玲子/キャラクター原案:島田フミカネ/キャラクターデザイン・総作画監督:杉本 功/考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭
キャラクター原案協力:野上武志/ミリタリーワークス:伊藤岳史/プロップデザイン:竹上貴雄、小倉典子、牧内ももこ、鈴木勘太
3D 監督:柳野啓一郎/モデリング原案:原田敬至、Arkpilot/3DCGI:STUDIO カチューシャ、グラフィニカ/色彩設計:原田幸子/美術監督:平柳 悟
撮影監督:関谷能弘、棚田耕平/編集:吉武将人/音響監督:岩浪美和/音響効果:小山恭正/録音調整:山口貴之/音楽:浜口史郎
アニメーション制作:アクタス/製作:ガールズ&パンツァー 最終章 製作委員会/配給:ショウゲート

■キャスト
西住みほ:渕上 舞/武部沙織:茅野愛衣/五十鈴 華:尾崎真実/秋山優花里:中上育実/冷泉麻子:井口裕香/角谷 杏:福圓美里
小山柚子:高橋美佳子/河嶋 桃:植田佳奈/磯辺典子:菊地美香/近藤妙子:吉岡麻耶/河西 忍:桐村まり/佐々木あけび:中村 桜
カエサル:仙台エリ/エルヴィン:森谷里美/左衛門佐:井上優佳/おりょう:大橋歩夕/澤 梓:竹内仁美/山郷あゆみ:中里 望
丸山紗希:小松未可子/阪口桂利奈:多田このみ/宇津木優季:山岡ゆり/大野あや:秋奈/園みどり子:井澤詩織/ナカジマ:山本希望
ねこにゃー:葉山いくみ/蝶野亜美:椎名へきる/マリー:原 由実/安藤:津田美波/押田:安済知佳 他

『ガールズ&パンツァー 最終章』公式サイト
http://girls-und-panzer-finale.jp

『ガールズ&パンツァー 最終章』公式ツイッター
@garupan

(c)GIRLS und PANZER Finale Projekt

《超!アニメディア編集部》
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