TVアニメ『からかい上手の高木さん2』OPテーマは第1期に引き続き大原ゆい子!原作から大好きな大原がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『からかい上手の高木さん2』OPテーマは第1期に引き続き大原ゆい子!原作から大好きな大原がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】

アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2019年8月号には、『からかい上手の高木さん2』のOP「ゼロセンチメートル」を歌う大 …

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 アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2019年8月号には、『からかい上手の高木さん2』のOP「ゼロセンチメートル」を歌う大原ゆい子が登場。「超!アニメディア」では、本誌で紹介できなかった部分も含めた、ロングインタビューをお届けする。


――『からかい上手の高木さん』の第1期に引き続き、第2期でもOPを担当されることになりました。

 OPを歌わせていただけるのはもちろんですが、それ以上に『高木さん』をまたアニメで見られることがうれしかったです。もともと第1期が始まる前から原作のファンだったので、『高木さん』の世界がさらに広がっていくことが幸せでたまりませんでした。

――『高木さん』という作品のどんなところが好きですか?

 私は少女マンガのような胸キュン作品が好きだったので、作品の持つピュアな雰囲気がストライクでした。日常的な要素がたくさん盛り込まれているところも、見ていてほっこりします。西片くんの目線で見ても、高木さんの目線で見ても楽しめるのもいいですね。自分の学生時代も思い出せるような感覚もあるので、誰からも楽しんでもらえる作品だと思います。

――ちなみに、大原さんはどちらの目線で原作を読むことが多いですか?

 私もどちらかというとからかわれるタイプなので、西片くんです。ただ、彼ほど鈍感ではないと思うので、もし高木さんみたいな子が隣の席にいたら、絶対好きになっちゃいます。

――OP制作にあたり、第2期ということで意識したことは?

 前作のOP「言わないけどね。」は、プロデューサーの方と「好き」というようなダイレクトな言葉は使わないようにしつつ、男子の心をくすぐるようなワードを入れたいねという話をして作りました。それを経ての第2期では、2人が進級しているのが大きい要素になりそうだなと感じたんです。中学1年生から2年生になるというのは、とくに女の子にとってかなり大きな変化だと思うんです。だから、「言わないけどね。」を歌っていた女の子が、子供らしさを残しつつもちょっと素直になり、さらに大人っぽさもにじみ出るような曲にしたいと思いました。聞いた人が、「言わないけどね。」の子が成長したのかなと感じてもらえるような曲にしたいなと。


――曲と歌詞は、どちらを先に作ったのですか?

 曲を先にいくつか作って、スタッフの方に選んでいただきました。今回は、第1期が終わったあと、作品のモデルとなった小豆島に行かせていただいたので、その景色や爽やかな空気感を入れ込むことを目標にしました。提出したなかでも、選ばれたのが自信作だったので、うれしかったです。

――歌詞を書く際に心がけたことを教えてください。

 キャラクターソングではないので、前回同様に高木さんの気持ちと重なる部分がありつつも、重ねすぎないように気をつけました。それから、聞いたことで情景が浮かぶ歌詞と、心情が浮かぶ歌詞のバランスにはとても気をつけました。自分で歌詞や曲を書くと、時々言葉を詰め込みすぎたり、キーが高くて歌えなかったりなんていうこともあるのですが(笑)、『高木さん』の曲に関しては、前作をカラオケなどで歌ってくださる方がすごく多かったんですね。それもあって、今回はカラオケや鼻歌などでも歌いやすい文字数やテンポも意識しました。

――歌としては、サビで始まるところがとても印象的です。

「言わないけどね。」もサビで始まりましたし、今回も出だしで聞く人の気持ちをつかみたいという思いがありました。1回聞いて興味を持ってもらい、何回も聞くうちに意味がわかってくるような展開にしたかったんです。「好き」と勘違いしてもらえるんじゃないかということで、最初のワードは「スキマ」にしてみました。

――歌詞のなかに消しゴムが登場しますが、第1期の作中で使われていたアイテムでもありますよね。

 消しゴムは、前回の伏線のようなものを入れたかったのと、自分も学生時代に同じようなことをしていた思い出があって印象深かったので入れました。『高木さん』があってできあがった曲なので、『高木さん』の作品要素はできるだけ入れたかったんです。

――今回は、タイトルもどういう意味なのか考えてしまうような、ドキッとさせられるようなものですね。

 何が「ゼロセンチメートル」なのか、つい考えてしまっていたら、それは狙い通りです(笑)。いつも曲のタイトルは、日常生活で使ったり見かけたりする言葉をなるべく使うようにしているんです。普段の生活で目にしたときに、作品や曲を思い出してもらいたくて。今回の「ゼロセンチメートル」は、定規などを見たときに思い出してもらいたいですね。

――レコーディングでは、どんな歌い方を意識しましたか?

 前作が明るく楽しいイメージだったので、今回はちょっと大人びた女の子らしさをイメージしました。ただ、普段はあまりそういう歌い方をしないので、シンプルのなかにあるかわいさと大人っぽさを同時に歌うのがちょっと難しかったです。

――作品のファンだとおっしゃっていた大原さんですが、西片のような男子がいたら好きになりそうですか?

 私が西片タイプで、積極的にいくタイプではないので、好意は持っても平行線で終わりそうですね(笑)。だから、高木さんみたいにアプローチをしてくる子はすごいなと思います。ぐいぐいくるところはあっても、確信的なことは何も言わないところがちょうどいい感じです。

――その何も言わないところが、高木さんの魅力だと思いますか?

 そうですね。それから、ここぞという瞬間にすごく素敵な笑顔を見せてくれるところや、西片くんは知らないけれど、からかっている裏で見せるピュアなところも、ギャップがあってかわいいです。

――カップリングはどのような曲になりそうですか?

 恋愛要素が強めだったり、高木さんっぽさもある曲だったり、「ゼロセンチメートル」とはちょっとタイプの違った曲が入って、振り幅の大きい1枚になりそうです。「ゼロセンチメートル」で私を知ってくださった方が、カップリング曲を聞いて、雰囲気の違うものも気に入ってくださったらうれしいです。

――今は配信などで、楽曲も手に入れやすくなりましたから、これまでの曲にも触れていただきたいですね。

 本当にそう思います。もし、別のタイアップ曲を気に入ってくださって、そこからタイアップ元の作品に触れていただけたら、作品に貢献できた気がするんですね。実際に、そうやって私の過去の曲に触れてくださった方もいらっしゃいますし、逆に「ゼロセンチメートル」で『からかい上手の高木さん』という作品を知った方が、原作を手に取ってくださったら、本当にうれしい限りです。

――では、最後に読者へメッセージをお願いします。

 この記事を読んで、もしこの曲や作品に興味を持ってくださった方がいたら、とてもうれしいです。私個人のライブなども行っていますし、無料で参加できるリリースイベントの予定もありますので、ぜひ気軽に立ち寄って、曲や作品に触れていただけたらうれしいです。『からかい上手の高木さん2』のアニメ共々、応援をよろしくお願いします。

(プロフィール)
おおはら・ゆいこ/2月5日生まれ。千葉県出身。東宝芸能所属。2015年に劇場アニメ『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』ED「Magic Parade」でメジャーデビュー。これまでに、シングル7枚、ミニアルバム1枚をリリースしている。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

(リリース情報)
『ゼロセンチメートル』
TOHO animation RECORDS
アーティスト盤1620円(税込) アニメ盤1620円(税込)

 表題曲は『からかい上手の高木さん2』のOP。やわらかな歌声とミドルテンポの爽やかなメロディーで、青春の甘酸っぱさを表現している。第1期の作中に登場したアイテムも歌詞に盛り込んだ、『高木さん』ファンも大満足の1曲だ。

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

大原ゆい子公式サイト
http://yuiko-ohara.com/

大原ゆい子公式Twitter
@ohara_yuiko

©2019 山本崇一郎・小学館/からかい上手の高木さん2製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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