SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』の初日会見と公開ゲネプロが、東京・天王洲銀河劇場で行われた。
会見には、蓮川一也役の小西成弥、如月瞬役の大平峻也、手塚忍役の影山達也、池田光流役の長妻怜央、脚本・演出を担当したほさかようが登壇。いよいよ開幕を迎えて、小西は「一ヶ月ほどみんなで稽古してきたんですけど、これから始まるというのが、入学するときのようなドキドキとワクワクと緊張が入り混じった感じです。お客さんに楽しんでいただけるように、僕たち全員で全力で突っ走ります」とコメント。大平は「この座組いいなと思っていて、稽古終わりにみんなでご飯を食べに行ったり、稽古場でわちゃわちゃしていたり。男子校みたいなところもありつつ、締めるところはきちんとしめて。千秋楽まで、全力でお客さんに届けていければと思っています」と意気込みを語った。影山は「約1ヶ月の稽古、楽しく濃密な稽古でした。多くの人に愛されてる作品で、魅力的なキャラクターがたくさんいるのですが、魅力的な役者が舞台に揃っていると思うので、お楽しみにしてくださればと思います」とコメント。長妻は「最初、皆さんに会った時は緊張して、僕自身が不安でしたが、みんな優しくて、演技についても教えていただきました。このままずっと稽古していたいと思ったんですけど、ついに本番が来てしまいました。いい意味で本番も稽古場と同じようにやっていければ。緊張しますけど、僕たちならやっていけると思います」と自信をのぞかせた。
また、ほさかが「主役は蓮川一也くんですが、後半は群像劇の側面が強く出てきて、少しだけ出てくる寮生たちの考えや生い立ちが明かされていって、ちゃんと生きている一人の人間として描かれています。なので、演出においても、ちょこっとだけ出てくる子にもドラマがあって、芝居の中で一つの物語になっているというところを重点的に書かせていただきました。何度も見ていただける方がいましたら、今回は一也くんだけど、次は光流だったり他の寮生を中心に見ていっても他の物語が浮かび上がると思いますので、楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。
さらに、稽古場について、小西が「毎日、怜央が『成弥くん、ラーメン食べる?』って言われるんですよ。それが1ヶ月くらい続いてました」と笑顔で打ち明けると、長妻は「共演者の(岡田)あがささんが、すごい量のラーメンを差し入れてくれたので、僕だけが食べると申し訳ないので、聞いてました」と明かした。一方、そんな小西について、大平が「顔合わせで成弥が台本開いてたので、真面目な座長だなと思ったら、人見知りで喋れないと言われて。可愛いなと思いました」と暴露。
最後に小西は「長く愛されてきた作品を、僕たちが上演させてもらえることを嬉しく思います。男子寮の感じが、カンパニー全体として出ているので、お客さんに楽しんで笑顔になってもらえるように、頑張っていきます。僕は自分の青春を思い出したりしたんですけど、観に来た皆さんにも、この舞台を観て青春を思い出してもらえたり、青春を持って帰ってもらえたらいいなと思います」と語り、舞台挨拶を締めくくった。
原作は那州雪絵の人気漫画。様々なトラブルで1ヶ月遅れて入学・入寮することになった蓮川一也が、“変人の巣窟”と噂される学生寮“グリーン・ウッド”の一筋縄ではいかないメンバーと、波乱の学生生活をスタートさせる。ゲネプロでは、キレのあるダンスとアクションが披露された。笑いあり兄弟姉妹の愛憎ありの物語が、テンポよく進んでいく。4人以外にもアクの強いキャラクターが登場するのも必見。
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〈「SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド」〉
公演期間:7月19日(金)~7月28日(日)
劇場:天王洲 銀河劇場
※未就学児入場不可
※ロビー開場は開演1時間前/客席開場は開演30分前
原作 : 那州雪絵「ここはグリーン・ウッド」(白泉社)
脚本・演出 : ほさかよう
作詞 : 浅井さやか
音楽 : 大石憲一郎
振付 : 泰智(KoRocK)
出演 : 蓮川一也役 小西成弥
如月 瞬役 大平峻也
手塚 忍役 影山達也
池田光流役 長妻怜央
羽生役 平井浩基
坂口栄也役 北乃颯希
青木邦久役 森 遼
布施 直役 佐野真白
栃沢 弘役 笹森裕貴
藤掛達郎役 小田桐咲也
渡辺由樹役 世古口 凌
蓮川すみれ役 寺崎裕香
手塚 渚役 岡田あがさ
如月麗名役 内野楓斗
蓮川一弘役 山田ジェームス武
冨田ヒカル 前川ゆう
主催 : ネルケプランニング
チケット : 8,800円(前売・当日共/全席指定/税込)
主催 ネルケプランニング
公式HP
https://www.schoolstage-greenwood.com
公式ツイッター
@stage_greenwood
©那州雪絵/白泉社