小野友樹と吉田尚記「妄想トークライブ」対談ー今回のゲストは「一人の王を真面目な重臣たちが迎えるよう」【インタビュー】 | 超!アニメディア

小野友樹と吉田尚記「妄想トークライブ」対談ー今回のゲストは「一人の王を真面目な重臣たちが迎えるよう」【インタビュー】

株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン(以下、アニマックス)×ミュ~コミ+プラスTVが2018年11月に開催した「変態音響監督プロデュース妄想トークライブ」。本イベントが好評につき、2019年5月19日(日)に …

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 株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン(以下、アニマックス)×ミュ~コミ+プラスTVが2018年11月に開催した「変態音響監督プロデュース妄想トークライブ」。本イベントが好評につき、2019年5月19日(日)にも開催され、新たに「吉田尚記プロデュース 妄想トークライブ」となってシリーズ化されることも発表された。今回のゲストは小野友樹、代永翼、阿部敦、柿原徹也の4人。この4人が「どんなシチュエーション・セリフ」にも“NG”なしでの演技に挑戦するという。

 今回は、イベントのMCを務めるニッポン放送アナウンサーの吉田尚記とゲストのひとりである小野友樹にインタビュー。本イベントがどういうものか、またイベントへの意気込みなどをうかがった。

(左から)小野友樹、吉田尚記

ーー「吉田尚記プロデュース 妄想トークライブ」がどのようなイベントか教えてください。

吉田 僕がパーソナリティを務めるミュ〜コミ+プラス(以下ミュ~コミ)の毎週木曜は、声優さんを中心にゲストをお招きしています。その番組のなかに通称「変態音響監督のコーナー」というのがありまして……。これは、僕が根っからのオタクなので声優さんに来ていただいたなら、その声優さんの一番いい味が出るセリフを聴きたいと思ったことから始まった企画なんですよ。これは、きっとリスナーさんも気持ちは一緒のはずだと思って、Twitterでどんなシチュエーションやセリフがいいのかを募集して声優さんにやっていただこうというところからコーナーになり、気が付いたら6、7年以上もやっています。そのワンコーナーをアニマックスさんがどういうわけだか、イベントにしましょうと言ってくださって実現したのが「妄想トークライブ」です。

――2018年11月にも「変態音響監督プロデュース妄想トークライブ」という同様のイベントが行われていますが、こちらの手ごたえはいかがでしたか?

吉田 やってくれる、やってくれたなと。

ーーそれは出演者の皆さんが?

吉田 そうです。皆さん、お芝居をやってくださいとお願いした瞬間に真剣になるのがいいですよね。こういう企画って、きっとバラエティに出演されているタレントさんだとそこまで真剣にはやってくれないと思うんですよ。

ーー逆にふざけてしまいがち?

吉田 そうです。それを真剣に芝居してくださるから演出する側としても楽しくてたまらないんです。

小野 僕、バラエティ寄りなんですけど、大丈夫ですか(笑)?

吉田 『ジョジョの奇妙な冒険』から『ヤリチン☆ビッチ部』まで、さまざまな作品に出て色々なお芝居をされている小野さんなら大丈夫ですよ!

ーー私もそう思います! 小野さんは本イベントのオファーがきたときはどのようなお気持ちでしたか?

小野 最初はアニマックスの企画で吉田さんからの提案ということだったので、ぜひお引き受けします!という感じだったんです。ただ、後から「妄想」や「アドリブ」というイベントの趣旨を知ったんです。最初にそれが分かっていたらお断りしていたかも……。

吉田 セリフは用意されていてその場で僕が気持ち悪いシチュエーションなどを思い付いて加えるというだけなので、そこまでアドリブ力は求められない、はずです!

小野 そうなんですね、そうであれば……。僕はアドリブ劇などで迷惑をかけるほうなんです。なんでも真剣に考えちゃって動けなくなっちゃうんですよ。考えこんじゃうタイプです。

吉田 一度、ミュ〜コミにゲストに来ていただときにやったあれと同じことをやるので、大丈夫ですよ。大丈夫。

小野 なるほど。妄想するのは苦手ですが、していただけるほうなら大丈夫かな。僕は台本通りにやるを信条としているので、与えられたものを打ち返せるように頑張ります。

吉田 ただ、やりたいことがあればそれは乗っけていただいて大丈夫です。これまで述べ数百人の声優さんに「変態音響監督のコーナー」でさまざまなセリフを言っていただきましたが、大まかにふたつのタイプに分かれるんですよ。ひとつが、真剣にセリフを言ってくださるタイプ、もうひとつが前後に勝手に小芝居を付け加えるタイプ。僕は後者を助監督タイプと命名しています。

ーー今回のゲストで助監督タイプはいそうですか?

吉田 皆さん全力でお芝居をやってくださる方ですが、助監督タイプはいないかも。自分も妄想が逞しい方が助監督タイプになりやすいですね。これまでのゲストだと豊崎愛生さんとか、豊田萌絵さんとか。

小野 得意な方もいらっしゃるんですね。僕は今回のイベントのために答えたアンケートで問われた「アドリブは得意?」という質問に対して勝手に欄外を作って「超苦手」と書いたくらい得意ではないです。役者としてはどうなんだ、これ(笑)。

ーーアンケートでは言ってほしいセリフに「いっぱい食べる小野が好き!」と書かれていましたが、その意図は……。

小野 単純に言いたいセリフ・言ってほしいセリフが全くなかったんです。だから食べるのが好きなのでそれを許してもらえるようなセリフを言ってください、という意図でした。

小野さんのアンケートはこちらです

ーーなるほど(笑)。

吉田 でも、いっぱい食べる男子に対して「あー、もうダメ、無理!」ってなる方はたくさんいると思いますよ。

小野 「無理」っていうのは前向きなやつ?

吉田 そうです。そういうニーズを満たす前後のシチュエーションを作りたいですね。例えば……高校生が部活を一生懸命にやって帰ってきたら「よしよしっ」ってしたくなるじゃないですか。その時にご飯をたくさん食べてくれたら嬉しい気がします。ゲストに阿部(敦)さんがいるから相撲部屋……なんていうのはやりすぎだとしても、僕のなかではもう「いっぱい食べる」という言葉で合宿所が浮かんできましたよ。

ーーさすがです。

吉田 さすがなんですか、これ(笑)。まぁ、僕は単なる会社員ですから妄想することしかできない。ただ、エンターテインメントの世界では国を作ってます。みんなも世界を救っていると思いますけども。

ーー私も世界、救っていました。ゲーム見ながらアテレコしたことなんかもありますから。

吉田 分かります。そういうのやったとき、声優さんの技術があればいいのになって思わないですか?

ーー思いますね。

吉田 なかなかできませんからね。声優さんはやっぱりすごい。

小野 僕、ジュニア時代に仲間を集めて同じことやっていましたよ。ゲームのセリフをアテレコしたり、アニメを録画してそのセリフを全部書き起こして、ビデオカメラをテレビの前に置いて録ったりするっていうやつ。100本くらい作ったかな。それがある意味、声優としての原点にもなっています。

ーーそれが今も活きている?

小野 活きていたり、いなかったり(笑)。この自主訓練はそれこそ今回のゲストである柿原さんに改善方法をアドバイスしてもらったことがあります。ジュニア時代、『天元突破グレンラガン』という作品で少しだけ出演したことがあるんです。柿原さんはその時、主役ですよ。それなのに、一兵卒の私のために家に来てくださって、アテレコの練習をみて下さったんです。柿原さんとはそこからの付き合いですね。

ーー長い付き合いですね!

小野 10年以上になるかな。このメンバーのなかだと特に長いですね。お世話になっています。

吉田 僕も『グレンラガン』のイベントの司会をしていて、その頃からの付き合いになります。去年は4回くらい一緒に飲んだかなぁ。とにかくお酒が好きですね彼は。あとは迷いがないので好きです。悩むことがないのがすごい。

ーーそのほかのゲストの皆さんの印象はいかがですか?

吉田 今回はみんな真面目な方々が揃ったなという印象です。

小野 柿原さんも方向性は違えど真面目ですからね。

吉田 何となくですが、柿原さんの参加によって一人の王を真面目な重臣たちが迎えるみたいな結果になった気がしています。

ーーこのゲストならどういうシチュエーションが見たいですか?

吉田 お客さんは柿原さんが代永さんをけちょんけちょんにしているところとか観てみたいんじゃないかなと。もちろん役のうえでですよ! 「おい!」っていう言葉に対して、おどおどしている感じとか。そこに助けに入る阿部さん。ただ助けに入ったのになかなか柿原さんに勝てないというところに小野さんが登場。最後には小野VS柿原というラスボス対決が繰り広げられて、小野さんが勝利。そして勝利した小野さんにヒロインの代永さんが熱い抱擁……みたいな。違うかな。

小野 代永さん、ヒロインなんですね(笑)。

吉田 なんだか喋っているうちに代永さんはヒロインだなと。

ーー個人的には代永さんが阿部さんをオラオラするところも観たいかもです。

小野 オラオラ……。

吉田 オラオラ。

小野 まぁ、代永さんはそういうのもできるでしょう(笑)。

ーーありがとうございます(笑)。本日は色々とお話いただきありがとうございました。最後にイベントへの意気込みをそれぞれお願いします!

小野 皆さん年上で僕が最年少なんですよ。ただ、尊敬していて、気心の知れた先輩方ばかりなので、ご一緒できるのが嬉しいです。あとは内容、ですね。アドリブ要素がないということでいいんですよね、完全台本なんですよね!?

吉田 セリフ“は”完全台本なんですけども、その前後に僕が何を言うかまでは、本番まで僕自身も分かりません。

小野 えっ?

吉田 分からないんです。でも完全台本ですよ!

小野 その言葉に偽りがないのであればあんし……。

吉田 ……のはずなんですけども、出演者の方のなかには想定したシチュエーション以外のものが見えている方もいらっしゃるので、そこは何とも。

小野 様子がおかしいぞ(笑)。僕はゲームとかでも攻略本を買ってプレイするんです。すべてを知ったうえでやるタイプ。敷かれたレールの上を一生走っていたいんですよ。今回のイベントもこうやれば面白くなるというのが確約されたものになることを祈っています!

吉田 ここまで色々と言ってきましたが、今日喋ったことは当日絶対に覚えていないと思います。基本的には行き当たりばったりなタイプで、仕事も片っ端から受けていますから(笑)。ただ、ゲストの方々をみる限りだと、もう失敗するわけがないのでありがたいですね。アニマックスさんのブッキングの努力には頭が下がります。このメンバーなので、来てくださる方々はとにかく楽しんで帰っていただくだけでいいかなと。僕がシェフなら、これだけの食材が揃ったらあとはその声を聴くだけです。まぁ、無茶苦茶なこと言いましたが、やっぱり自分で喋ったことは覚えていないと思います。

ーー完全台本と言ったことも覚えていないかもしれないですね。

小野 マジかよ……。もう僕、ゲストとして出演すること発表されているんでしたっけ? スッと消してもらえないですかね?

ーー消せないと思います(笑)。

小野 ですよね(笑)。決まったからには当日、頑張りますよ!


「吉田尚記プロデュース 妄想トークライブ」イベント開催概要
開催日:2019年5月19日(日)※時間未定
会場:日経ホール(東京都千代田区)
応募方法:https://www.animax.co.jp/special/event201905spring
ゲスト:柿原徹也(声優)、小野友樹(声優)、代永翼(声優)、阿部敦(声優) ※順不同、敬称略

「吉田尚記プロデュース 妄想トークライブ」とは
ニッポン放送の人気ラジオ番組「ミュ~コミ+プラス」の人気コーナー「変態音響監督(※1)」から生まれた人気企画。吉田尚記アナウンサーが人気声優にシチュエーションやセリフを即興演出し、その場限りのアドリブ演技をお楽しみいただけます。人気声優たちのプロの技を堪能するも良し、思いっきり妄想に浸ってみても良し!ラジオの人気コーナーを生で楽しめる貴重なトークイベントです。

イベントMC:吉田尚記アナウンサー/ニッポン放送
MCアシスタント:田所あずさ

※1 ニッポン放送『ミュ〜コミ+プラス』やBSスカパー!「ミュ~コミ+プラスTV」の人気コーナー。リスナーから寄せられたセリフをゲスト声優に演出しながら演技させます。非常に細かく萌えるシチュエーションを設定するのが特徴で、過去、LINE LIVE配信時には【いいね(ハートマーク)】が放送時間内で数十万を突破

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ミュ~コミ+プラスTV presented by アニマックス
BSスカパー! (BS241/プレミアムサービス579)で放送している、アニメカルチャーを様々な切り口(企画コーナー)でMCの吉田尚記アナウンサーとゲストが楽しむアニメトークバラエティです。

妄想トークライブ スペシャルサイトhttps://www.animax.co.jp/special/event201905spring

アニマックス公式サイト
https://www.animax.co.jp/

アニマックス 公式twitter
@ANIMAX_Japan

ニッポン放送 ミュ~コミ+プラス 公式サイト
http://www.allnightnippon.com/mcplus/

ミュ~コミ+プラスTV 公式サイト
https://www.bs-sptv.com/mcplus-tv/

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