月刊ミステリーボニータで連載中の漫画『クジラの子らは砂上に歌う』（著：梅田阿比）がTVアニメ化され、2017年10月に放送されることが発表された。
『クジラの子らは砂上に歌う』は、小島のような漂泊船「泥クジラ」を舞台に、そこに暮らす感情を源とする超能力・情念動（サイミア）を有する代わりに短命な「印（シルシ）」と言う種族で、島の記録係である主人公・チャクロが、ある日、謎の少女・リコスと出会うところから物語がはじまる。
2013年から連載が始まった本作が、待望のTVアニメ化を果たすこととなった。本作のTVアニメは『四月は君の嘘』や『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』といった作品で監督を務めてきたイシグロキョウヘイ監督のもと、アニメーションをJ.C.STAFFが手がける。
アニメ化にあたって、原作者の梅田阿比先生からもコメントが到着している。
■原作者・梅田阿比先生コメント
大人の方も若い方も、男性も女性も、原作の読者さんも知らない方も、楽しめるお話だと思います。もしかしたら少しだけショッキングな内容もあるかもしれませんが、それでもテレビの前でチャクロやリコスたちに寄り添って、一緒に砂の海で暮らしているような気持ちになってもらえたなら、原作者としてとても幸せです。
発表と同時にオープンした公式サイトでは、本作の世界観の一端に触れられるティザーPVも公開されている。ぜひチェックしておこう。キャスト情報など今後の発表にも期待したい。
＜『クジラの子らは砂上に歌う』作品概要＞
砂刑暦93年――
砂の海に覆われた世界の中、小島のような漂泊船「泥クジラ」の上で暮らす人々がいた。外界との接触がまったく無いこの島の人口は、513人。感情を源とする超能力“情念動（サイミア）”を有する代わりに短命な「印（シルシ）」と、能力を持たないが長命の「無印（むいん）」という種族からなる彼らは、小さな共同体を形成し穏やかに過ごしていたのである。
島の記録係である「印」のチャクロは、ある日「泥クジラ」に漂着した廃墟船を調査する中で、謎の少女“リコス”と出会う。島の人間にとって、初めてとなる外界の人間との接触。それは、新世界を開く福音なのか―。
【スタッフ】
原作：梅田阿比（秋田書店「月刊ミステリーボニータ」連載）／監督：イシグロキョウヘイ／シリーズ構成：横手美智子
キャラクターデザイン：飯塚晴子／美術監督：水谷利春（ムーンフラワー）／音楽：堤 博明／アニメーション制作：J.C.STAFF
『クジラの子らは砂上に歌う』公式サイト
http://kujisuna-anime.com/
(C)梅田阿比（月刊ミステリーボニータ）／「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会
