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ミステリアス、ツンデレ、お母さん(本物)……中山信宏プロデューサーが明かす7月アニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』魅惑のヒロインたち【インタビュー】

2019/4/27


 井中だちま・飯田ぽち。の話題の小説『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』が、アニメ化され7月より放送される。政府が仮想現実世界へフルダイブするタイプのオンラインRPGを開発。そのテスターに選ばれた主人公・大好真人の冒険に、母親の真々子も同伴することになる。コミカルな設定を用いつつ、母子の問題も描く本作の中山信宏プロデューサーのインタビューが、「アニメディア5月号」に掲載中。超!アニメディアでは、掲載しきれなかった部分を含めたロング版をご紹介。

――ゲーム世界を舞台にした作品はほかにもありますが、本作だけの特徴とは?

 主人公の冒険にお母さんがついてくるところ。しかも主人公より強い。それが本作ならではの特徴と言えるでしょう。なぜ母子同伴なのか、母子が一緒に冒険をすることでどういうことが起こるのか。そこが一番面白いところです。また、舞台となるゲーム世界はデスゲーム的な物ではなく、プレイヤー同士が命のやりとりをするものではありません。

――原作小説の魅力的なところとは?

 原作小説が出版された当時、母がヒロインであることが話題となり、ネットでバズったんです。これまでいろんなヒロインが登場しましたが、一周回って「母がヒロイン? この手があったか!」と。読んでみると、意表をつく「飛び道具」のような内容ではあるものの、母と子の関係を考える作者の意図を感じ、芯のある作品だと思ったのが最初の印象でした。

――母がヒロインなのは、確かに新鮮です。

 「ヒロインなのだろうか?」とも思うんですけどね。原作ではヒロインと言っているのですからヒロインであろうと。真々子はヒロインと言えない感じもする一方で、ヒロインの枠に収まらないところもあります。真々子は主人公の真人よりも強くて、基本的には真々子が毎回事件を解決するようになっていますから。

――ヒロインに母性を求めるファンが増えてきたという世相もあります。

 本作は「バブみ(母性を感じること)」があるとも言われていますが、世相はあまり意識していません。ただ結果として、そういう状況になっているのは事実かなと。映像化したいのは、やはり真々子をどう見せるか。母の強さですね。でも、母を愛でるだけでなく、息子の真人の話もあります。真人の冒険の仲間である、ほかのヒロインキャラやゲストキャラ、それぞれの母と子の関係も毎回描かれます。

――母子の関係は、観る側の年代によって思い入れ方が違うかもしれませんね?

 監督も含めた僕たち世代と観てくれる若いファンでは、母子の関係を受け取る感覚は全然違うと思います。でも、だからこそ、僕らの感覚をフィルムに落とし込み、若いファンに「こういう関係もありだね」と感じてもらえるといいかなと思います。とはいえコメディなので、基本は「明るく、楽しく、元気よく」という内容を楽しんで観てもらいたいです。

――映像化するうえでのこだわりは?

 シリーズ構成の赤尾でこさんをはじめ、脚本を全員女性にお願いしました。それは、女性視点が入るほうがいいと思ったからです。本作のような、男性の理想とも言えるような物語を突き詰めてしまうと、言い方は悪いですが、どんどん気持ち悪くなってしまうのではないかと(笑)。やりすぎるとアダルトな香りや雰囲気になりかねません。そうしたシーンが本作にまったくないとは言いませんが、やりすぎるのは禁物です。そこで赤尾さんたちにお願いしたのは、そういった要素をすべて省くのではなく、過剰に盛り込まないこと。キャラクターが立つように「作品のいいところをピックアップしてください」というものでした。

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