【オフィシャルインタビュー】『弱虫ペダル Re:GENERATION』巻島裕介役・森久保祥太郎 新世代に託す気持ちとは | 超!アニメディア

【オフィシャルインタビュー】『弱虫ペダル Re:GENERATION』巻島裕介役・森久保祥太郎 新世代に託す気持ちとは

「週刊少年チャンピオン」で連載中の渡辺航による自転車ロードレースにかける高校生たちの熱い戦いを描いた「弱虫ペダル」。TVアニメシリーズは2013年の1期から2017年の3期まで放送され、いずれも好評を博した。2018年 …

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 「週刊少年チャンピオン」で連載中の渡辺航による自転車ロードレースにかける高校生たちの熱い戦いを描いた「弱虫ペダル」。TVアニメシリーズは2013年の1期から2017年の3期まで放送され、いずれも好評を博した。2018年1月には4期の放送も決定し、ますます勢いに乗る「弱ペダ」だが、現在、新世代メンバーたちの新しいドラマが描かれた3期の物語をオリジナルの新作パートを織り交ぜて再構成した『弱虫ペダル Re:GENERATION(リ ジェネレーション)』が特別上映中だ今回その新作パートに登場する巻島裕介は、TVアニメ第1期~第2期ではチーム総北のエースクライマーとして活躍し、第3期では渡英し少し離れた立場から総北高校の後輩たちを見守る存在だ。本作では、インターハイで戦う後輩たちのために、イギリスから応援に駆けつける姿が新作パートとして描かれている。そんな巻島を演じた森久保祥太郎に、巻島同様に新世代のキャストに『弱虫ペダル』を託す気持ちや、1、2期からの巻島の変化など、作品への熱い想いを聞いたオフィシャルインタビューが到着したので、ご紹介する。

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――「弱虫ペダル」の第1期のアフレコが始まったのが2013年でした。
 そんな前でしたっけ(笑)?最初の収録はTVアニメじゃなくてOVAで、(坂道役の)山下(大輝)くんと会ったのもそれが最初でした。彼の靴下のかかとに穴が開いてて、そういう意味でもすごく印象的でしたね。4年前か…そんな前な気がしませんね。

――それはなぜなんでしょう?
 “ニュージェネ”になって、最初に出番があってからはアフレコ現場から離れていたんですけど、他の作品の現場とかで“ニュージェネ”のメンバーと会うと話を聞いたりするので、ずっと『弱虫ペダル』のそばにいる感じはするんです。だから、「ああ、もう4年も前か」っていう気がします。

――それこそ、坂道から手紙が届くイギリスの巻島のような…。
 そうそう(笑)。7月に“ニュージェネ”の「ツール・ド・ヨワペダ」(アニメ『弱虫ペダル』のスペシャルイベント)があったじゃないですか?じつはそのイベントの日に、山下くんから「これからイベントです!頑張ります!」みたいなLINEが来たんです。普段わざわざそういう連絡が来ることはあんまりないんで、どうしたのかな?とは思ったんですけど、僕も「おう、頑張れよ」みたいな感じで返しました。

――理由は聞きましたか?
 後日に食事に行ったときに聞いたんですけど、そうしたら、「新しいメンバーになって初めてのツール・ド・ヨワペダで、どんなイベントになるんだろう…ってドキドキだったり不安があったり」って。たぶん、最初は坂道と同じように、自分は新人で、先輩たちがまわりにいて引っ張ってもらっていたのが、ニュージェネになって、坂道も2年生になって、彼の中でより自覚が芽生えたんだと思います。

――すごく作品とリンクしていますね。その坂道を引っ張る巻島を演じてきて、第1期の最初の頃と今とでは、巻島の印象に変化はありますか?
 すごくあります。もともとの巻島っていうのは自己流を貫く姿勢があって、周囲のことは気にせず、それこそ今回イギリスから帰ってくることを金城たちには連絡しないし(笑)。でも、総北で自分がクライマーとして高みを突き詰めていくだけだったのが、坂道が入部してきて、クライマーとして次を受け継いでくれる存在だと感じたことで、これまでと違うモチベーションが生まれたんじゃないかな。巻島を演じてる自分としては、彼にとって坂道との出会いは本当に大きかったんだなと、振り返ってみると思いますね。

――自分が登ることだけだった巻島の心の成長というところですね。
 自分の走りを突き詰めるモチベーションから、坂道という存在を見つけて今までにない感情が生まれた。インターハイという大きな舞台で優勝を目指して一緒に戦う中で、坂道を、チームメイトを信じた。渡英のためにひと足早く退部することになって、坂道に対してハッキリと次を託した。巻島は段階を踏んで変化していったと思います。

――そして今回『弱虫ペダル Re:GENERATION』では、金城・田所と一緒に車でインターハイの応援に行きます。それって、すごく普通の大学生っぽいというか…。
 そうですね。選手ではないから背負っているものがないし、現チームとの関係性はOBとしてのものだし。もちろんチームに期待はしているだろうし、レース次第ではやきもきするかもしれませんけど、それでも戦いに行くわけじゃないから、車の中の3人はすごく楽しいでしょうね(笑)。金城と田所と一緒にというのも巻島は嬉しいと思います。

――アフレコはいかがでしたか?
 そこも本編とリンクしていて、レースじゃない、TVアニメ版だと予告編(Cパート)みたいなシーンを演じるわけじゃないですか?(田所役の)健太郎が濃い芝居してくるんですよ。それに負けじと僕と安元くんも芝居を盛って3人で刺激し合って。劇中と一緒で、レースは山下くんたちに任せて、僕たちは僕たちで別のところで巻島たちみたく大はしゃぎしている感じでした。「楽しんじゃえ!」「悪ノリしちゃえ!」って。NG出されたらもう1テイクやればいいやみたいな(笑)。

――(笑)。そんな大はしゃぎした『Re:GENERATION』をご覧になるファンの皆様にメッセージをお願いします。
 巻島たちと僕らも同じで、ニュージェネのメンバーに託している気持ちもあるんです。だから、本編で新作パートを演じてはいますけど、感覚的には観てくださる皆さんの側に近いんですね。だから、皆さんと一緒に『Re:GENERATION』を楽しみにしてます。一緒に楽しみましょう!

<『弱虫ペダル Re:GENERATION(リ ジェネレーション)』情報> 
2017年10月13日(金)から劇場にて特別上映 
配給:東宝映像事業部

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公式ホームページ 
http://yowapeda.com/regeneration/

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03 製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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