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関智一と長沢美樹が沿線の魅力を紹介! 「岳南電車×うごくこえプロジェクト」車内アナウンスを聞きに行ってみた

2019/12/3


 劇作家/脚本家/漫画原作者として活躍する小金丸大和氏が委員長を務める日本うごくこえ協会が、2019年7月より始動させた『うごくこえプロジェクト』。本プロジェクトでは活動の一環として、アニメーションや洋画の吹替え、番組ナレーション等で培った声を発展させ、地方自治体・企業・各種団体発のアナウンスなど、事務的になりがちな日本中の声を、魅力的かつ実効性の高いものに替えていく取り組みを行なっている。

 その第一弾として静岡県の富士市にて、市内の施設放送、車内アナウンス、防災無線などをさまざまな声優が務めている。そのなかでも今回は、富士市を走る『岳南電車』をフィーチャー! 実際に乗って、車内アナウンスを聞いてみた内容をレポートする。

 そもそも『岳南電車』は「全駅から富士山が望める鉄道」として知られ、鉄道車両として日本初の夜景遺産に認定された人気ローカル線で、吉原駅~岳南江尾駅の全10駅を結んでいる。「全線1日フリー乗車券」(大人=720円、子ども=310円)を購入すれば一日どこでも乗り放題、降り放題。沿線にあるさまざまなスポットをじっくりと巡ることができる。

始点となる吉原駅

吉原駅では、岳南電車オリジナルグッズの販売も

駅内には富士山のビュースポットもあり

いたる場所から富士山を望むことができる

 そんな『岳南電車』では、『うごくこえプロジェクト』の一環として、声優さんによる車内アナウンスを実施。通常はゲーム『白猫プロジェクト』に出演している三浦勝之さん、そして、毎週土曜と日曜には、人気声優の関智一さん(岳南江尾駅→吉原駅)と長沢美樹さん(吉原駅→岳南江尾駅)が車内アナウンスを務め(※)、乗客を盛り上げている。実は、関さんと長沢さんのアナウンスは静岡県富士市公式Webサイトにも掲載されていないシークレットな情報。今回は編集部から噂を聞きつけて、お伺いすることとなった。

 実際に聞いてみた感想。まず、関さんは少々落ち着いた声でのアナウンス。電車発車時の「鐘」が昔から使われていることなどに触れ、「昔と今」をテーマに話をしたり、工場のきれいな夜景を楽しめる特別列車「夜景電車」のことについても紹介。食べ物の話ばかりしてしまい、ちょっと照れる一幕も。いっぽうの長沢さんは「あなたのお気に入りスポットを見つけてくださいね!」と元気いっぱいのアナウンス。この地に伝わるかぐや姫伝説や、昔ながらの街並みを楽しく紹介しており、また乗りたくなるような魅力あふれる放送だ。ふたりとも沿線の名物や駅ごとのトピックスを楽しく紹介してくれ、旅行がますます楽しくなること請け合いとなっている。

※関さんと長沢さんのアナウンスは、以下の放送時間となります。
土曜 午後:13時59分~最終まで(下り9本、上り8本)※土曜日月2回の夜景電車運行時(18時~21時:ガイド放送が優先になります。)
日曜 午前:始発から13時46分まで(下り8本、上り8本)

今回メインで乗車した車両

岳南江尾駅はPVドラマのロケ地にもなった場所だそう

車窓からは、さまざまなスポットを拝むことができる

 ふたりのアナウンスを美しい景色と併せてぜひ現地で体感していただきたい。なお、今回は、同プロジェクトについてのあらましなどについて岳南電車の井上課長、収録時のエピソードについて「うごくこえプロジェクト」小金丸大和プロデューサーにインタビューを敢行。見どころ・聴きどころ、そして今後の展望などについておうかがいした。

岳南電車・井上課長インタビュー

――今回「岳南電車×うごくこえプロジェクト」を実施するに至った経緯を教えてください。

2年程前と記憶していますが、フイルムコミッション富士の勝山代表を通して富士市の企業で声優のプロジェクトをどうかとの提案を受けました。その後、本年富士市シティープロモーションより連絡がありとんとん拍子でした。「車内放送で声優様が案内する」というのは魅力がありましたし、弊社としても興味もありました。

――実施してみて反響はいかがですか?

実際に放送しているのですが、弊社はワンマン放送なので案内する人が変わったくらいにしかとられていないようです(あまりにも想像を超えた企画で疑っているのだと思います)。通勤と遊学が主なお客様のため、割とスマホを操作する方も多くあまり聞いていないのかもしれません。土日は割と年配の方も乗車されますがアニメとは少し遠い方なのかと思います。何名かはそれらしき方の乗車もあると聞いていますが、これから拡散されればいいなと思います

――『岳南電車』の魅力を教えてください。

岳南電車は第10回日本夜景遺産に認定されています。日常とかけ離れたレトロな工場夜景をご覧いただけるのも魅力の一つです。また、全長は約9.2㎞ほどしかありませんが、停車駅が10駅あることもあり、地元に密着した路線であることも魅力といえるかもしれません。

――今後の予定など、決まっていることがございましたら教えてください。

声優さんを招聘しての一日駅長イベント等はまだ考えておりません。余談ではありますが先日、東京の番組企画で女性アイドルの方が弊社の案内放送をしたいと打診があり今後12月を目標にワンマン放送の収録に進む予定です。

「うごくこえプロジェクト」小金丸大和プロデューサーインタビュー

――関さん・長沢さんお二人の印象を教えてください。

関さん、長沢さん、プロ中のプロであるお二人は、どんなお仕事も、全力投球で臨まれます。今回のアナウンスも、思い切り楽しんで演じてくれました。

ーー音声収録はいかがでしたか? 印象に残っているエピソードなどございましたら教えてください。

ほとんど一発OKで、予定していた収録時間を大幅に短縮して収録が終わりました。「江尾」駅や、「比奈」駅など、富士市独特のイントネーションの駅名には、少し苦労されていましたね(笑)。また、今回は、駅から駅の合間にアナウンスを喋り切らなければいけない技術的な制約があり、特別なアドリブは無しでした。関さんが、「声の訓練として電車のアナウンスはよく物真似していたのですが、まさか、自分の声で実際に流していただけることになるとは。本当に貴重な経験です」と仰っていたのが印象的でした。

 

『うごくこえプロジェクト』はまだまだ始動したばかり。いまは全国に広げるためにプロジェクトを動かしているという。今後の展開にも注目したい。

取材・執筆/佐伯 敦史



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