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特集

お気楽で、ヤバくて、未来形アイドルなシングル 上坂すみれインタビュー

2017/7/12


声優、歌手として活躍中で、4月からは冠番組『上坂すみれのヤバい○○』に出演するなど、マルチな活躍を見せる上坂すみれさん。7月12日にはTVアニメ『アホガール』のED「踊れ!きゅーきょく哲学」を収録した8枚目となるシングルと、昨年行った2本のライブ映像を収録したBDが同日発売される。そこで今回は、上坂さんにCDとBDの聴きどころ、観どころなどについて語ってもらった。

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 シングル『踊れ!きゅーきょく哲学』は、表題曲と『上坂すみれのヤバい○○』のテーマソング、声優の内田真礼さんとのコラボ楽曲を収録した豪華な1枚。テンションは高めだがテイストの違う3曲に、上坂さんはどう向き合ったのか。さまざまな制作裏話が飛び出した。ライブBDや実写番組、内田真礼さんの歌の魅力についてのトークも要チェックだ。

とにかく盛りだくさんになったシングル

――今回のシングルは、TVアニメ『アホガール』のEDに、『上坂すみれのヤバい○○』のテーマソングに、内田真礼さんとのコラボと、かなりボリュームがありますね。
 シングルをリリースするのが1年ぶりくらいだったので、かなり盛りだくさんな感じになりましたね。最初にレコーディングをしたのは「ヤバい○○」のTVサイズ版で、そのフルを録って、それから「踊れ!きゅーきょく哲学」、最後に「最先端△ガール」を録りました。

――まず、表題曲の「踊れ!きゅーきょく哲学」について教えてください。
 私がすごく好きなディスコ調の曲ですが、古さはなく、ご機嫌な夏らしい曲になりました。歌詞にもビーチなどの、夏らしい言葉が入っているのがポイントです。この曲は全体の構成がしっかりしていたので、どこかにポイントを置いて歌うというよりは、全体の明るさと、かわいさ、歌詞のポジティブさを生かして歌いました。

――「踊れ!きゅーきょく哲学」では作詞も担当されているんですね。
 実は最初から作詞をする予定ではなかったんです。メロディーが送られてきて、「どんなテイストの歌詞にしますか」とスタッフの方から聞かれたのですが、うまく表現できなくて、試しに一番の部分だけ言葉をあててみたんです。それがそのまま採用されてビックリです。そんなにメッセージ性はなく、お気楽な感じの歌詞になっています。

――タイトルに「哲学」という堅い言葉が入っている一方で、「きゅーきょく」というひらがなの言葉のバランスが面白いです。
「きゅーきょく」というひらがなの言葉は、タイアップ作品の『アホガール』感が出ていると思います。歌詞の内容的にもお気楽なら、使っている言葉もお気楽で。ひらがなや擬音語が多いんです。ですから、『アホガール』の主人公である花畑よしこのようなノリで、ぶっ飛んだ気持ちで何も考えずに聞いていただきたいです。

――EDにしては、しっとりした雰囲気がないのも『アホガール』らしいですね。
 私、タイアップをいただくときはEDになることが多いのですが、言われてみるとバラードはひとつもないですね……。これは新たな発見です。

――バラードのEDを歌ってみたいですか?
 いえ、それはほかの方にお任せしますので、私はお気楽な路線でいいです。

――「踊れ!きゅーきょく哲学」はMVも撮られていますよね。
 8種類の衣装を着て、かなり仕掛けもいっぱいあるMVになっています。前作「恋する図形(cubic futurismo)」のMVも、スマートフォンで観ると楽しい仕掛けがされていたのですが、それと同じ感じになるみたいです。ぜひ衣装も含めて楽しんでほしいです。

「ヤバイ○○」は虚無感の漂う曲

――2曲目の「ヤバい○○」はなんというか、感想も「ヤバい曲ですね」としか言えなくなるような曲で。
 こちらもご機嫌な曲ですが、ジュリアナ系で「きゅーきょく哲学」とはまた違った意味で意味がない曲だなと思っています。元気な曲ですが虚無感はすごく強いですね(笑)。とにかく歌詞に「ヤバい」が山ほど出てくるんです。あまりにも大量なので、どこで息継ぎをしたらいいのかわからないし、ライブで歌ったらちょっと疲れそうですね。でも、似たような歌詞がたくさんあるので、ちょっとくらい歌詞を間違えてもわからないんじゃないかなとこっそり思っています。

――「ヤバい○○」のレコーディングはいかがでしたか?
レコーディングは短時間で終わりました。歌詞の途中に「プロデューサーのすね蹴りたい」とか、凶悪なラップが入っていますが、私はすねを蹴ったりしませんし、楽屋のお弁当もちゃんと食べますし、Tシャツもちゃんと着ていますということはお伝えしたいです。

――歌詞に出てくる「ヤバい」の歌い方を聞いて、同じ「ヤバい」でもここまでいろんな表現方法ができるんだなと感心しました。
 もう使い果たした感じはしますね(笑)。でも、ヤバいヤバいと言い続けていると、一周回ってどれもヤバくないんじゃないかと思えてきて。逆に私生活では使わなくなるかもしれません。

――ちなみに、プライベートで「ヤバい」と言うことはありますか?
 時々はありますが、乱発はしていません。父が「ヤバい」を「厳しい」というので、そちらを使っていることのほうが多いかもしれませんね。

――歌詞中で、急に「君が好き」とか言い出しますよね。
 とってつけたような甘めな感じなので、絶対嘘だろうなと思います。「『ヤバい』を連呼しているけどいい意味でなんだよ!」というフォローのために出てきているようなイメージですね。私は突然出てくる「おはようございまーす!」がすごくお気に入りです。「ヤバい」という単語ではないんですが、「ヤバい」感がにじみ出ている気がして。

――ご自身初のTV冠番組『上坂すみれのヤバい○○』は、実際に収録してみていかがですか?
 30分間自分が映り続けるというのは、すごく大変なことなんだと放送されてから気づきました。ぶっつけ本番で、撮り直しもほぼないので、恐ろしい1クールになってしまいました。ラジオやニコニコ生放送などだったら、ほぼ座っていられるのですが、絶対に座らせたまま終わらせないぞというスパルタをスタッフの方から感じますし、しゃべりながら愉快に動くことの難しさを学びました。

――ゲストの方も含め、ほかの番組では観られないような姿を観られて楽しいですよ?
 一応ゲストの方はプロモーションで来てくださっているのですが、どんなCDなのかも聞かず、テロップで情報を片づけるという……。でも皆さんやさしくて、頑張ってくださるので、すごく貴重な姿を目撃している気分です。

内田真礼さんは、何にでもなりきって歌える人

――そして、3曲目には内田真礼さんとのコラボ曲「最先端△ガール」が収録されています。
 最初に真礼さんのシングルでコラボをさせていただいて、せっかくだから私のほうにもという話になったんです。私が先にレコーディングをして、真礼さんがあとからのレコーディングでした。じつはこれまで、真礼さんとのデュエットというのがキャラクターソングでもほとんどなかったんですよ。だからとにかくできあがりを聞くのが楽しみでしたね。

――曲は、ポップなアイドルチューンという印象です。
 懐かしの未来形アイドルという印象の曲ですよね。アップチューンなアニソン感もありつつ、掛け合いも面白くなっています。ただ、それぞれ歌っているところが多いので、ライブで歌うときにはどうしたらいいんだろうとも思います。毎回真礼さんをゲストに呼ぶわけにもいかないし、いらっしゃらないときは等身大パネルでも置いておきますか(笑)。

――上坂さんは、内田さんの歌声のどんなところが魅力だと感じていますか?
 感情がすごく伝わってくるところです。ロックな歌もかわいい歌も“中二”っぽい歌も、なんにでもなりきれるので、お芝居と感情がリンクしているところが、天才的だなと。初めてお会いしたときから、自分の歌い方があるのもかっこいいなと思っていました。

客席が抜かれるライブ映像は、自分でも観るのが楽しみ

――同日には、昨年2月と12月に行われた2本のライブ映像を収録したBDも発売されます。
『超中野大陸の逆襲 群星の巻』は、だいぶ前のように感じます。会場の中野サンプラザでは何度かライブをやらせていただいているので、安心感がありました。ちょうどアルバム『20世紀の逆襲』がリリースされたあとだったので、アルバムではバラバラに収録されていた「20世紀の逆襲」第一章から第三章を一気に歌ったのも、組曲感が出ていてお得だと思います。衣装は制服っぽいものがお気に入りです。

――『超中野大陸の逆襲 群星の巻』の幕間映像は、武内俊輔さん、洲崎綾さんも出演した、コミカルな学園ものでしたね。
あの映像は、ファンの皆さんからの評判がよかったです。洲崎さんとオカルトという全然結びつかないものをあえて結びつけるのもよかったんじゃないかなと思いますし、武内さんの魂を込めた表情芝居もぜひ観ていただきたいです。それから、NGシーンもオススメです。武内さんがドラをいっぱいならして盛大に落とすところがお気に入りです。

――『上坂すみれのひとり相撲2016~サイケデリック巡業~』のほうはいかがですか?
 ライブ前に小芝居も入っているというすごさがあるなと思っています。両国国技館はプロレスのイメージがあったので、プロレス中継のように放送席に乱入できたのがうれしかったです。花道にLED土俵を作ってもらったこともあって、ライブというより「歌付きイベント」みたいな感じでした。そういうところが、私らしいのかな。それから、アンコールで私がサンタクロースの衣装を着たのですが、客席の皆さんがビックリしていたのをよく覚えています。ライブは12月23日に行ったのですが、クリスマスの存在を「忘れてたわ……」っていう皆さんの顔が忘れられません。

――上坂さんのライブBDは、かなり客席も映りますよね。
 客席が抜かれるのが、私の楽しみでもあるんです! うれしそうだったり照れ笑いだったり、でもこれ映像に残るんだろうなぁという複雑な表情の方もいる。そのリアルな気持ちが出ている笑顔が、本当に好きなんです。なので、つい客席の映像も多めになってしまって。たまにすごい服装をしている方を見るとつい気になって話しかけてしまうのですが、純粋に興味を持っているだけなので気を悪くしないでいただけたらと思います。

――7月12日はシングルとBDで、上坂すみれ色に染まれそうです。
 同日発売なので、ご予算に合わせて……一緒に買うと特典があるらしいのですが強制ではないので、どちらか気に入ったほうでも、無理のない範囲でお手に取っていただけたらと思います。

◆プロフィール
うえさか・すみれ 12月19日生まれ。神奈川県出身。スペースクラフト・エンタテインメント所属。2013年にシングル「七つの海よりキミの海」でアーティストデビュー。これまでに7枚のシングルと、2枚のオリジナルアルバム、1枚の企画アルバムをリリース。声優としては、7月スタートの『アホガール』(風紀委員長役)、『異世界食堂』(アレッタ役)、『異世界はスマートフォンとともに。』(リーン役)、『バトルガール ハイスクール』(火向井ゆり役)に出演。

<リリース情報>
シングル『踊れ!きゅーきょく哲学』
キングレコードより7月12日発売
期間限定盤:1,944円、通常盤:1,404円

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ライブBD『上坂すみれの独り相撲2016~サイケデリック巡業~&超中野大陸の逆襲 群星の巻』
キングレコードより7月12日発売
9,612円

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BD『上坂すみれのヤバい○○ Blu-rayBOX』
キングレコードより9月6日発売
10,584円
第1話~第12話までの映像と、未公開映像を収録予定



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