【インタビュー】芹澤優が2ndミニアルバムに込めた思いを語る。「“アイドル・芹澤優”を知ってほしい1枚です」 | 超!アニメディア

【インタビュー】芹澤優が2ndミニアルバムに込めた思いを語る。「“アイドル・芹澤優”を知ってほしい1枚です」

 2017年4月に1stミニアルバムをリリースするとともにソロデビューを果たした芹澤優が、早くも2ndミニアルバムをリリース。収録される全6曲はどれもテイストが異なり、色とりどりの芹澤を楽しむことができる。そんな各楽 …

ニュース
注目記事
アイキャッチ
  • アイキャッチ
  • 【インタビュー】芹澤優が2ndミニアルバムに込めた思いを語る。「“アイドル・芹澤優”を知ってほしい1枚です」
  • 【インタビュー】芹澤優が2ndミニアルバムに込めた思いを語る。「“アイドル・芹澤優”を知ってほしい1枚です」
  • 【インタビュー】芹澤優が2ndミニアルバムに込めた思いを語る。「“アイドル・芹澤優”を知ってほしい1枚です」

 

 2017年4月に1stミニアルバムをリリースするとともにソロデビューを果たした芹澤優が、早くも2ndミニアルバムをリリース。収録される全6曲はどれもテイストが異なり、色とりどりの芹澤を楽しむことができる。そんな各楽曲について語ってくれたインタビューが、発売中の『アニメディア1月号』に掲載されている。「超!アニメディア」では記事内でお届けしきれなかった部分も含めた、インタビュー全文をご紹介する。

――2枚目のミニアルバムの発売が決まったときの感想を教えてください。
「いいんですか!?」が第一声でした。1年で2枚のミニアルバムをリリースするのは異例なことだと思うので、本当にうれしかったです。1枚目のときはソロデビューでもあったので「ちゃんとしなきゃ」みたいな気持ちが強く、楽曲に関してもいただいたものを真摯に歌ったのですが、今回は自分の意見もたくさん取り入れてもらいました。

――今回は、どんなミニアルバムにしたいと思ったのでしょうか?
 1枚目は「かわいい」に特化したミニアルバムになったので、2枚目ではもっといろいろな私を見せたかったんです。私のファンの方でも、私の好きなところってそれぞれ違うと思うんですね。だからこそ、好きになってくれているいろいろな部分をこの1枚で聴かせられたらと思って作りました。

――アルバムタイトルの「only you? only me!」には、どのような思いを込めましたか?
 タイトルも私が自分でつけさせていただきました。私の名前が「優」だし、1枚目のタイトルにも「YOU」が入っているので「you」という単語は入れたいなと思って。いろいろ考えた結果、「優だけを見てよ♡」くらいのかわいいニュアンスが詰まったこのタイトルに決めました。「絶対に私を見なさい」という怖い感じではなくて、かわいい”わがまま感”があるところがポイントですね。私は自然体でも基本的にわがままなので(笑)、私らしいタイトルになったんじゃないかなと思います。

――1曲目の「PRINCESS POLICY」は「わがままだけど、かわいい女の子」が表現されています。
 この曲こそまさに「優ちゃんっぽい」と思ってもらえる曲で、誰が聴いても「芹澤優のことを歌っている」というのがわかりやすい曲ですね。セクシーだけど、いやらしくなく、ぶりっ子でもなく、ちょっと小悪魔っぽい。だから、歌い方も甘くなりすぎず、ちょっとハスキーな雰囲気も感じられるように気をつけながらレコーディングをしました。ミニアルバムの1曲目だし、私のソロを聴いたことがない人が聴いて「甘すぎてうざい」って思われるのが一番嫌だったので、凛としたニュアンスも感じてもらいたかったんです。

――この曲は、途中に入るセリフにドキッとさせられますね。
 セリフは作詞をしてくれた畑亜貴さんが入れてくれていたんですが、最初は入れずにレコーディングしたんです。でも、全曲終わってから、やっぱり入れたいなと思い、お願いしてもう一度レコーディングをさせてもらいました。まがりなりにも声優ですから、声でも表現をしたくて。自分でもお気に入りのポイントになっています。

――曲中に登場する女の子は褒められたいタイプのようですが、芹澤さんも同じ気持ちですか?
 もちろん褒められたいです! 怒られても悔しさをバネにして伸びるとは思うんですが、褒められたときのほうが気分がいいですから(笑)。

――2曲目の「お願いWeekend」もかわいい曲ですよね。
 週末に私のライブを観に来てくれるお客さんも、平日は仕事やバイトをしたり、学校に行ったりしているんだろうなと思うんですね。私もライブのとき以外は台本をチェックしたりと、ライブ以外のことを考えていますから。でも、やっぱりライブが楽しみだし、みんなに会いたいと思っていて。ファンのみんなも同じ気持ちだったらうれしいなと思って作っていただいた曲です。昭和テイストを感じさせるメロディーなので、力を抜いて歌いました。私、力を抜くと自然と甘めの歌い方になるんですが、これに関してはそのままでいいかなと思って甘さは残したままですね。

――3曲目の「ハウ?トゥ!パーティー☆」はタイトル通りのパーティー感の強い曲です。
 ライブで歌ってすぐに盛り上がれる曲がほしいなと思って、この曲を作りました。個人的には、毎月合同ライブに出るくらいの勢いでソロ活動もやっていきたいんですが、i☆Risや声優としての活動もあるし、なかなかそうもいっていられない。だから、ソロライブをやるときに、「わーっ!」と盛り上がれる曲があったらいいなと思って。かけ合いとかコール&レスポンスとかも曲の中に盛り込んでいるので、すごくはっちゃけていて楽しい曲になりました。

――続く4曲目のバラード「今夜も月がきれい」との落差がすごいですよね。
 このギャップは、自分でもすごいなと思っています。「今夜も月がきれい」はシンガーソングライターのTRUEさんが作詞をしてくれたんです。TRUEさんとは2017年5月に行われた音楽フェス「@JAM2017」でご一緒させていただいたんですけど、ソロとしては初めての合同ライブだったので、当時の私はすごく緊張していたんです。そんな私にTRUEさんがずっと「大丈夫」って言ってくださって、「やさしい人だな」と思っていたらこんな形でご一緒させていただくことになりました。本当にうれしかったですね。最初に歌詞を見たときは、なんでこんなに「アイラブユー」という言葉が多いのかと思っていたら、プロデュースをしてくれた太田(雅友)さんが、「夏目漱石が『アイラブユー』を『月がきれい』と訳したんだよ」と教えてくれて。それを知ってから読み直すと、「アイラブユー」とは言えず「月がきれい」としか言葉にできない切なさが表れていて、すごく素敵だなと感じました。だから私のファンじゃない女の子が聞いても胸が苦しくなるような、切なさ、大人っぽさ、しっとりとした感じを狙って歌いましたね。

――ほかの楽曲がアップテンポなものが多いなかで、この曲だけバラードなんですね。
 ミニアルバムが冬のリリースなので、「冬といえばバラードにラブソングは鉄板だろう」と思って、バラードを入れてほしいというのは最初からお願いしていたんです。

――5曲目の「No Regulation」は一転してロック調の楽曲になっています。
 この曲は、小学校中学校時代の私の気持ちを歌にしてもらいました。教室とか校則とかに縛られて、みんなと同じにならなきゃいけない、といういらだちを表現しています。「幸せの価値観は自分で決めるもの」とずっと思っていたので、その鬱憤を晴らすべく思いっきり歌ったら、意識していないのにシャウト気味になっていましたね。冷静に聴くと「芹澤優、感情移入してるなぁ」という感想でした(笑)。

――6曲目の「パラレルスターズ」は、ノリのいい締めの1曲、みたいな雰囲気がありますね。
 アイドルのライブって、最後の1曲が定番の曲になっていることが多いんですね。だから、私もそんな曲を作りたいなと思ってお願いした曲です。歌詞に「またね」とか「手を振って」というような言葉を入れてもらって、「さよなら」じゃなくて「次もまたライブに来てほしい」という思いを込めました。この曲が私のライブの締めの1曲として定着したらうれしいです。

――ところでミニアルバムのビジュアルイメージは、ネコ耳と、”透け感”のある衣装が印象的ですね。
「黒とピンク、フリフリでちょっとロックっぽい感じもほしいです」と、私からオーダーして作っていただきました。ピンクは私のなかで「ザ・アイドル」の色だと思っているので、そこははずせないなと。ネコ耳は正直もう22歳だからどうかなと思ったんですが(笑)、スタッフの方に「かわいい」と言っていただけたので、自信を持って付けてみました。「PRINCESS POLICY」のMVにはネコダンスもあるし、自分も気まぐれなネコみたいなところがあるのでぴったりかなと思っています。

――「PRINCESS POLICY」のMVは、どんな雰囲気ですか?
 ネコダンスをする私や、リボンを付けたプリンセスの私がオオカミの執事を従えてドヤ顔をしたり、執事を惑わせたりする小悪魔感が強いものになりました。私が女の子を見て「かわいい」と思う動きや角度を取り入れているので、アイドルらしい、かわいすぎる感じにはなっているんじゃないかな。

――また、CDのジャケットはあえて笑顔を封印したそうですね。
 私は周囲の方から「あざとかわいい」と言っていただけることが多いのですが(笑)、私を知らない方が見ても「お?」と思って手に取ってもらえたらと、真顔でカメラ目線の写真で勝負しました。「このジャケット、かわいいな」と思って持ち上げてくれるだけでもいいと思っているので、自分としては一番かわいい、アイドルらしい写真を選んだつもりです。

――ソロとしての芹澤さんのこだわりは「アイドル」らしさなんですね。
 最近はアイドルもグループが主流だけど、ソロにはソロのよさがあると思うんです。私は声優としてもi☆Risとしても頑張りたいですが、ソロをi☆Risのおまけでやっていたとは思われたくないんです。「芹澤はソロのアイドルだった」って言ってもらえるような存在になりたいです。

――芹澤さんの思う理想のアイドル像は?
 じつは私、この仕事を始めるまでアイドルに全然興味がなかったんです。だから、「アニソン・ヴォーカルオーディション」に受かったときも、「声優になりたくて受けたのに、(オーディションに合格した)6人で活動するってアイドルしかないよね」ってちょっと戸惑いもあって。でも、実際にi☆Risとして活動していくうちに、ほかのアイドルの方に注目するようになり、すごい存在だなと感じるようになりました。いまは、アイドルのかわいさ、完璧さ、面白さ、ダンスのうまさなど、自分がいいと思うところを全部取って「芹澤優」をパーフェクトアイドルにしたいと思っています!

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。
 この1枚を聴いてもらえれば、芹澤優を好きになってもらえる自信はあります。聴かず嫌いをせずに、試食だと思って一度聴いてみていただけたらうれしいです。そして、芹澤優を大好きになっちゃってください!!

◆プロフィール
芹澤優【せりざわ・ゆう】 12月3日生まれ。東京都出身。81プロデュース所属。2017年4月26日にミニアルバム「YOU&YOU」でソロデビュー。アニソン・ヴォーカル・アイドルユニット「i☆Ris」のメンバーとしても活動中。声優としての出演作は『プリパラ』南みれぃ役、『賭ケグルイ』夢見弖ユメミ役など。

▼1stミニアルバムリリース時の「超!アニメディア」独占インタビューはこちら
ソロデビューアルバム『YOU&YOU』がいよいよ発売! 芹澤 優インタビュー
https://cho-animedia.jp/special/13304/

 

<2ndミニアルバム『only you? only me!』情報>
発売中
エイベックス・ピクチャーズ
CD+Blu-ray盤4,860円、CD only盤2,484円
芹澤優の2枚目のミニアルバムは、1枚目に続きSCREEN modeの太田雅友がプロデュースを担当した全6曲を収録。キュートなポップチューンから大人っぽいバラードまで、さまざまな歌声を楽しむことができる。オサレカンパニーの茅野しのぶが手がけた、ネコ耳が印象に残る衣装姿のジャケット写真も目を引く。CD+Blu-ray盤には、「PRINCESS POLICY」のMVとオフショット映像を収録したBDが付く。

CD+Blu-ray盤

CD only盤

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

《超!アニメディア編集部》
【注目の記事】[PR]

特集