『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】 | 超!アニメディア

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】

スーパー戦隊シリーズの第43作目として毎週日曜午前9時30分よりテレビ朝日系にて放送されている『騎士竜戦隊リュウソウジャー』。本作のOPテーマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を歌唱するのは『宇宙戦隊キュウレンジャー』のO …

ニュース
注目記事
DSC_0276
  • DSC_0276
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】
  • 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌を担当する幡野智宏&Sister MAYO、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌ううえで大切なのは「ピュアでいること」【インタビュー】

 スーパー戦隊シリーズの第43作目として毎週日曜午前9時30分よりテレビ朝日系にて放送されている『騎士竜戦隊リュウソウジャー』。本作のOPテーマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を歌唱するのは『宇宙戦隊キュウレンジャー』のOPテーマ「LUCKYSTAR」を担当した幡野智宏、EDテーマ「ケボーン!リュウソウジャー」を歌唱するのは『魔法戦隊マジレンジャー』EDテーマを担当したSister MAYOである。

 今回は本楽曲が収録されたCDの発売を記念し、幡野&Sister MAYOにインタビュー。これまでもスーパー戦隊シリーズの楽曲に携わってきたお二人に、本作の主題歌のことに加えて、戦隊シリーズへの想いなどについてもうかがった。


ーー今回、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のOPテーマを歌うことになった経緯について教えてください。

幡野 本作の音楽面のプロデュースを担当されている穴井さんがオーディションに誘ってくださり、ご縁があって主題歌を担当できることとなりました。お声がけいただいたときは、とにかく嬉しかったです。まさかまたこんな大チャンスをいただけるなんて思ってもいなくて……。実は『宇宙戦隊キュウレンジャー』で「LUCKYSTAR」を歌唱できたのも、作曲のKoTaくんと友達で僕が「LUCKYSTAR」の仮歌を歌っていたという縁があったからなんです。あのときも仮歌きっかけで当時の制作スタッフさんからお声がけいただきました。今回、再び大きなチャンスをいただけたことを嬉しく思っています。

ーー最初に楽曲を聴いたときはどのような印象でしたか?

幡野 『キュウレンジャー』『ルパパト』(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)は今までの戦隊シリーズとは違う挑戦的な楽曲でしたが、今回は王道のカッコよさがあると感じました。疾走感もあってヒロイックで爽やかな曲です。また、作曲を担当された園田健太郎さんは高取ヒデアキさんとMAYOさんが歌っている『宇宙戦隊キュウレンジャー』挿入歌の「キューレットザチャンス」や、近いところだと『ウルトラマンR/B(ルーブ)』の主題歌なんかも作られていますが、その力が如何なく発揮されている曲だと思います。キャッチ―で戦隊シリーズらしい楽曲ですね。

ーー続いて、MAYOさんにお話をおうかがいできればと思います。MAYOさんもオーディションを受けて本作に関わることとなったのでしょうか?

MAYO そうですね。『魔法戦隊マジレンジャー』が10年以上も前のことですから、もう決まらないと思っていたんです。だから、受かったと聞いたときは「私!?」という感じでした。

ーー喜びよりも驚きが先?

MAYO 驚きが先でした。そのときは「マジ?」って感じで実感もあとから徐々に湧いてきたんです。レコーディングが終わるまではドッキリじゃないかとドキドキでした。

ーーそんな驚きのなか聞いた曲の印象について教えてください。

MAYO 以前に『ジャングルはいつもハレのちグゥ』という作品でも同じような雰囲気の曲を歌わせていただいたことがあったので、私っぽいと勝手に思っていました(笑)。『ハレグゥ』を歌っていたから選んでもらったのかなと思ったくらいです。だからこそ違和感なくスッと曲が入ってきました。

ーー『ハレグゥ』の主題歌同様、思わず踊りたくなる楽しい曲です!

MAYO ダンスありきの曲だと思います。フリはそこまで難しくないのですが、全力で踊ると私は息切れしちゃいますね(笑)。

ーー子供たちにも踊ってほしい?

MAYO 子供たちはもちろん年配の方も踊れる振り付けになっているので、ぜひ踊ってほしいです。ダンスは健康にもいいと思うので、テレビの前でみんなに踊ってほしいですね。

ーーダンスのお話中心でしたが、曲のなかで特徴的だと感じる部分はどこでしょうか?


MAYO 「ケボーン」という言葉ですね。最初は「ケボーン」ってなんだってなりましたけど、この言葉はスペイン語で「いいね!」「いい感じ!」という意味があるんです。ぜひこの言葉を流行らして流行語大賞を狙いたいですね。

ーー意味を理解できていなくても、子供たちが好きそうな響きです。

MAYO でしょ? 「なんだろ?」って言いつつ、慣れると使ってくれそう。


ーーお二人はこれまでもスーパー戦隊シリーズの楽曲を歌われていますが、スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌うときに特別意識することはございますか?

幡野 言葉をちゃんと発音することが一番大事だと思っています。「LUCKYSTAR」のときにも「英語の歌詞の部分はカタカナっぽく歌って」とディレクションしていただきました。今回も歌詞が語呂合わせになっている部分があるのですが、全部をしっかりと歌うことを意識したいと思っています。

MAYO 今回の曲は特にですが、ノリを大切にしています。楽しい雰囲気をとにかく出す。子供たちに「なんだか分からないけど楽しい」という感覚になってもらうのがスーパー戦隊のエンディングでは重要なんじゃないかな。

ーーライブで披露するときもその感覚は大事になってきそうです。

MAYO そうですね。「私。楽しいよ!」っていうのを魅せないと、子供たちも前に出てきてくれません。ライブやショーが終わったあと子供たちが「楽しかったね!」とお父さん・お母さんと話しながら帰ってくれるのが大事だと思っています。

幡野 こっちが心を開かないと子供たちにも伝わらないですよね。

ーー以前、多くの子供たちが見る作品に出演されている声優さんが音響監督さんから「子供たちはテンションが落ち込んでいたらそれが声で伝わっちゃう」というディレクションを受けた、というお話をされていました。

MAYO 本当にそうなんですよ。すべてにおいて子供たちは敏感なんです。

幡野 全部見抜いていますよね。

MAYO 大人は「辛いことを乗り越えて歌っているんだね」とか背景まで感じ取ってくれることがありますが、子供たちはストレートに歌を受け取ってくれるんです。だから、こっちも直球で歌わないと伝わらない。\マークとか頭に思い浮かべちゃダメなんです。ピュアな気持ちでいないと!

ーーあと何分で休憩とか思っちゃダメ。

MAYO ダメです(笑)。だから、歌唱力とかピッチではなく、「ここにいる私が楽しくパフォーマンスしています!」というノリノリ感が大事かなと思っています。

ーー幡野さんもライブやショーでパフォーマンスする際は同じようなことを思っていらっしゃいますか?

幡野 初めて「LUCKYSTAR」を子供たちの前で歌ったときはみんながなんでも見抜いてくるので怖いというか……今までにない経験だったので、正直苦戦しました。ただ、あるライブで子供たちがわいわいとしていたときに、「みんなでこうしようね!」としっかり目線を合わせて言葉を伝えたことがあったんです。そしたらちゃんと僕の言葉をみんな聞いてくれて! この時、同じ目線に立って心を開かないと子供たちには伝わらないということがよく分かりました。本当にピュアな心で向き合うのが大事なんです。

ーー「こうすればいいんでしょ?」という気持ちでは楽しんでもらえない?

MAYO 何も伝えられないと思います。一緒に遊ぶくらいの感覚でいいんじゃないかな。


ーー子供たちの多くが憧れる作品の主題歌ならではのお話、ありがとうございました。続いて、レコーディングについてのお話もお伺いできればと思います。

幡野 順調ではありましたが、僕的にはこの曲はキーが高いほうではないので、抜け感を出すのが難しかったんです。ただ、曲の最後の部分を歌ったときにいい抜け感が出た瞬間がありまして……。そうしたらプロデューサーの方が「それめっちゃいいテイクだったので、頭からそれでやってもらっていいですか?」とおっしゃって、全部録りなおすことになったんですよ。最初は「おぉ!?」と戸惑いましたが、それでよりよいものが出来上がったので最終的にはよかったなと思っています。

ーーディレクションで言われて印象的だったことは?

幡野 僕はキーが高く、比較的クリーンなボイスのほうなのですが、今回の曲では男らしさを求められていたので、『魔法戦隊マジレンジャー』挿入歌「魔導騎士ウルザード」や『聖闘士星矢』の主題歌も歌われているNoBさんみたいに「カッコよく!」というディレクションを受けました。あと、なかなかいいテイクが録れない箇所があったときに、「一度今まで録ったテイクをすべて消して一本勝負で行きましょう」と言われたのが印象に残っています。退路を断ってスタートしたら、そこから3回目くらいでOKテイクになりましたね。新鮮な気持ちで歌うのが大事だと改めて思いました。

ーーMAYOさんはいかがでしたか?

MAYO レコーディングまでは可愛らしさを意識していましたが、「男の子も聞いてくれる曲なので、あまり可愛すぎないように」というディレクションを受けたのでちょっと驚きました。そのほか、スタッカートでパンパンと歌っていたら、「もうちょっと流れるように」など細かくディレクションしてもらいましたね。一番苦戦したのはコーラスの部分かな。

幡野 変則的な箇所が多いですよね。

MAYO でも、スタッフさんがうまくまとめて下さいました(笑)。あとは掛け声が加わったことで曲が完成した気がします。ペルー出身のアルベルト城間さんの掛け声のおかげで平面だったものが立体的になりました。あのキーはなかなかでないですよ。

幡野 サビの部分とか、本当にすごい。

MAYO どこのキーなの!?っていうところから声が出ているよね。アルベルト城間さんのおかげでさらに陽気な楽曲になっています。

ーーここまで楽曲のお話をうかがってきましたが、主題歌でスーパー戦隊シリーズに関わるお二人は、スーパー戦隊のどこが魅力的だなと感じていますか?

幡野 魅力、と言いますか、僕は43作続いているスーパー戦隊というコンテンツは世界でも類をみないものだと思うんですよ。色々なスタッフさんが力を合わせて、子供たちに夢を見せ続けているコンテンツってなかなかないと思います。日本の文化の一つと言っても過言ではないんじゃないかな。スーパー戦隊シリーズは団結や愛や友情などのテーマも伝えることが多いので、子供たちの教育にもいい、素敵なコンテンツだと思っています。

MAYO 悪者を正義の味方がやっつけるという勧善懲悪なテイストが魅力だと思います。最近は悪者にも立場や理由があるということが描かれる作品もありますが、こういう正義の味方が悪者を倒す!という分かりやすいシリーズが変わらずにあってもいいと思うんですよね。

幡野 ヒーローカッコいい!で観るだけでもいいですもんね。

MAYO そうそう。

ーー時代劇にも近いところがある気がします。

MAYO 日本人が好きな感じなんですよね。名乗るのもカッコいいです。

ーーここまで色々とお話をうかがってきましたが、今回、せっかくお二人にインタビューしていますので、お互いの印象なんかもおうかがいできればと思います。

MAYO とにかく真面目でいい子。この1年でその真面目さをちょっとぶち壊してやろうと思っています(笑)。

幡野 好きにしてください(笑)。

MAYO それはそれで困るわ(笑)! 真面目なことも大事なんです。ただ、もうちょっと砕けた部分があるとよりよくなる気がするんですよね。1年間色々と関わることがあると思うので、この子の真面目なところを私も見習いつつ、私のしょうもない部分を伝授していこうと思います(笑)。

幡野 MAYOさんって、こうやって砕けた感じで破天荒ぶっているじゃないですか。

MAYO 破天荒(笑)。

幡野 でも、中身はピュアで真面目だと思うんです。レコーディングのときだって、すごく緊張されていて……。いつもあっけらかんとされているわけじゃない、真摯に向き合っていらっしゃるんだと思いました。

MAYO 久々に緊張しちゃいました(笑)。今回、いい緊張感を思い出させていただきましたね。この一年間は緊張しながらもいい意味で成長していきたいと思います。

幡野 僕ももっと弾けられるようになります!

ーーここまで色々とお話いただきありがとうございました。最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

幡野 今回の曲はマイクスギヤマさん渾身の“騎士”を軸に置いた気高さと強さが詰まった詞になっています。特に間奏明けのサビに強いメッセージが込められているので、ぜひ聞いていただきたいですね。園田さんと甲田雅人さんの作曲・編曲もヒーローらしく、壮大なものに仕上がっています。王道なヒーローの曲なので、みんなで一緒に歌って楽しみましょう。

MAYO とにかく楽しい歌なので、みんなで楽しく歌って踊りましょう! あと、最後にポーズをとる部分があるのですが、ここはみんなそれぞれで考えた決めポーズをしてください。ピースだってなんだっていいので、みんなの決めポーズを私に魅せてくれると嬉しいです!

 

騎士竜戦隊リュウソウジャー主題歌概要
発売日
:発売中
値段:
限定盤 1,800円+税
通常盤 1,200円+税
<収録内容>
1.騎士竜戦隊リュウソウジャー <『騎士竜戦隊リュウソウジャー』OP>
歌:幡野智宏 作詩:マイクスギヤマ 作曲:園田健太郎 編曲:甲田雅人
2.ケボーン!リュウソウジャー<『騎士竜戦隊リュウソウジャー』ED>
歌:Sister MAYO 作詩:KOCHO 作曲:奥井康介 編曲:中塚 武
3.最強最高 SUPER STARS!<『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』OP>
歌:NoB 作詩:渡部紫緒 作曲:山田信夫 編曲:坂部 剛
4.騎士竜戦隊リュウソウジャー(オリジナル・カラオケ)
5.ケボーン!リュウソウジャー(オリジナル・カラオケ)
6.最強最高 SUPER STARS! (オリジナル・カラオケ)
<『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』BGM> 作曲:坂部 剛
7.アバンタイトル
8.最高最強SUPER STARS!(TVサイズ)
9.友情
10.リタ
11.リタ・笑顔の裏側
12.スーパー戦隊・悲しみ
13.ガイソーグ・登場
14.ガイソーグ・アクション
15.リタ・覚醒
16.大サタン復活
17.最強バトル スタート!
18.スーパー戦隊・絆
※M3、M6~M18は限定盤にのみ収録。

《超!アニメディア編集部》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集