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飯田里穂最新ミニアルバム発売。「希望」のこもった作詞をしたい“りっぴー”がぶつかった、とある「絶望」とは!?【インタビュー】

2018/9/6


飯田里穂
 声優としての活動はもちろん、近年は舞台役者としても活躍している飯田里穂が、NBCユニバーサル・エンターテイメントに移籍後初となるミニアルバム『Special days』を9月5日にリリース。約2年ぶりとなるリリースにあたり、彼女はそれぞれの曲にどんな思いを込めたのか。曲選びから携わったという彼女に、今の思いを赤裸々に語ってもらった。

移籍した意味を見せていきたかった

――最後にシングルをリリースしたのが2016年の12月でした。それ以来のリリースですから、約2年ぶりになりますね。
 そうですね。ものすごく久しぶりな感じです。

――久しぶりのリリースがミニアルバムで、6曲も歌を聴けるというのは、ファンとしては「待ってました!」という気持ちだと思います。
 今回のCDは新しい名刺的なものになるようにと考えて作ったんですね。自己紹介をするのに1曲ではたらなすぎるだろうということで、ミニアルバムになりました。

――今回は、曲のデモ選びから参加したとうかがいました。
 徳間ジャパンコミュニケーションズさんからNBCユニバーサル・エンターテイメントさんに移籍して、変わった意味をみんなにも見せたいなと思ったんです。それで、以前はやっていなかったデモ選びにも参加させてもらいました。

――実際に聴かせていただくと、飾っていない、等身大のシンプルな曲がそろったなというイメージです。
 最初の話し合いのとき、どういう曲を歌うのがいいのかという話題が出ました。私は1回、ソロで活動をしていましたし、今風な曲を歌うのであれば移籍をした意味がないんじゃないかと思ったんですね。それで、みんなでいろいろと考えて、90年代をモチーフにして「なつかしいものが一番新しい」というコンセプトに決めました。デモの段階でかなりの曲数があったので、選びきるのには時間がかかりましたが、基本的には直感で「これいい!」と思ったものをチョイスしていった感じです。

――歌詞については、何かオーダーはしたのですか?
 「Special days」と「聞こえてくるのは君の声」の2曲に関しては、それぞれこういう歌詞にしてほしいというオーダーはさせていただきましたが、ほかの4曲についてはこうしてほしいという意見は出していません。最初の話し合いのときに、私が好きな食べものとか、普段はどういうことをしているか、何を大事にしているかを聞かれて、それをもとに書いていただいた感じなんです。

――2曲の歌詞はどんなオーダーをしたのか、気になります。
 「Special days」は、私が今まで仕事をしてきたなかで、ご縁をとても大切にしていること、それから今まで活動してこられたのは、ご縁のあった方やファンの皆さんが一緒にいてくださったからだと思っていることを伝えました。ファンの皆さんとの距離感や、大切にしているという思いを込めてもらったんです。

――「聞こえてくるのは君の声」は、つじあやのさんが作詞を担当されました。
 この曲は、私からつじさんに詞をお願いできないかという提案をさせてもらって実現しました。曲が先にあったんですが、すごくもともとの曲の音やメロディー強いんですよね。つじさんのやさしい世界とは少し離れたところもあったのですが、曲を聴いてインスピレーションを受けて「強気な女の子の恋を応援する歌にしたい」とお願いしました。

――確かに、歌い方もかなり強気な感じですね。
 そうなんです。でも、そこにつじさんが持つ独特のやわらかいワードが加わって、とんがった曲にならなかったのが、すごくよかったなと思っています。

――あがってきた歌詞を見て、一番「こう来たな!」と思った曲は?
 「after the rain」です! すごく切ない曲なので、失恋ソングがあがってくるだろうなと思っていたんです。そうしたら、両想いで、しかも恋から愛に変わるという前向きな歌だったのでビックリしました。この曲は、曲調と歌詞のギャップが激しかったので、すごくレコーディングに時間がかかりました。でも、ほかの5曲とはちょっと毛色の違う、素敵な1曲になっていると思います。

6曲の全曲解説

――ぜひ、各曲のポイントについても教えてください。まずは先ほども話題にあがった「Special days」。
 この曲は、リード曲にふさわしい、とても爽やかな曲です。実は、最初はもっと英語のワードも入っていたんですね。でも、自分でもちょっとわからない単語があったのと、90年代の歌は、メロディーも歌詞もシンプルなイメージがあったので、あえてシンプルでナチュラルな歌詞にしてほしいとお願いしました。作詞をしてくださったPA-NONさんがレコーディングにもいらしてくださって、「ファンの方とりっぴーの関係性や出会いを歌っているので、ファンの人を思って歌ってください」とディレクションがあり、すごく気持ちを込めて歌えました。

――2曲目の「Amazing my love」は、ザ・恋の歌という感じです。
 まさにそのとおりです。作曲・編曲をしてくださった齋藤真也さんがレコーディングでいろいろディレクションをしてくださったんですが、すごく和やかな雰囲気だったんですよ。ゆる~い感じでリラックスができて、歌いやすかったです。歌詞のなかに「stay with me」というフレーズがあるんですが、最初はさらっと歌う感じだったのを、いろいろと試行錯誤をしてウィスパーボイスで歌う形になりました。

――3曲目の「JoinUs!!」は、ラップのようなパートが印象的です。
 運動会に参加したくらい、体力を消耗したレコーディングでした(笑)。作詞をしてくださった山本メーコさんからは「アメリカのカラフルなチューインガムをくちゃくちゃと噛んでいるようなイメージで」と言っていただいたんですね。私も色とりどりの風船が飛んで割れるようなイメージを持っていたので、すごく歌いやすかったです。この曲は、唯一「Rippi」というワードが入っていて、ザ・私の曲という感じですね。自分としては、お仕事をしている飯田里穂に声を当てているような気持ちで歌いました。

――4曲目は先ほど話題にも出た「after the rain」です。
 この曲は、何かにひたりたいときに聴くのにピッタリだし、事務所の方やスタッフさんもみんなが「いい」って言ってくれました。この曲に前向きな歌詞がつくと、曲から感じるイメージからはガラリと雰囲気が変わったので、すごくいい曲になったなと思っています。

――5曲目が、つじあやのさんが作詞をした「聞こえてくるのは君の声」。
 後ろめたさがあって強がっているんじゃなく、前向きに強がる女の子への応援ソングです。そんな“強さ”が響いていたらうれしいです。

――そしてラストを飾るのは、飯田さんが作詞をした「Re:start」。
 最初は「6曲全部、作詞をしてみようか」なんて話もあったんですが、さすがに無理だったので、この1曲だけになりました。このお仕事って、本当は止まっちゃいけないものだと思っているんですね。でも、この2年はアーティストとしては止まっているような状態だったので、不安や焦りもあって。その思いや、それでも応援してくれるファンの皆さんがいるから、ここに立てているということ、そしてここがゴールじゃなくて、ずっと進み続けていくよという希望のこもった歌詞にしました。ただ、歌詞を書いている期間が、ちょうど舞台『ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018~The End of 希望ヶ峰学園』の稽古中で……。

――あれは、ものすごく「絶望」をテーマにした舞台でしたよね。
 そうなんです!(笑)希望の歌が書きたいのに、1日中絶望のことを考えているから、全然言葉が思い浮かばなくて苦労しました……。実はレコーディングの日まで書いていたんですよ。

――それでも、なんとか間に合って……。
 2月3日に行われた「NBC Universal ANIME×MUSIC FESTIVAL ~25th ANNIVERSARY~」に出演したときの景色を思い出しながら、必死になって書きました!

――いろいろな感情がたくさん詰まった、ラストにふさわしいナンバーですね。
 私が失敗してもいろいろ挑戦できるのは、「ただいま」って言ったら「おかえり」って言ってくれる場所があるからだな、みたいな思いも込めました。すごく気持ちが入っている曲になりました。

ビジュアルは「ナチュラル」にこだわって

――ジャケットも「Special days」のミュージックビデオ(MV)も、すごく自然体ですね。
 最初の話し合いのときに西村潤プロデューサーが、私の『りほとなり』という写真集を見てくださっていて。「こんな感じがいいんだよね」と見せてくださったのが、すごくナチュラルなスタイルのものだったんです。身近にいそうなんだけど、実は手が届かない、キレイなお姉さん、みたいなのがいいよねと……。私も、人生のほとんどを芸能界で過ごしているので、今さらかっこつけても違うかなと思って、そのナチュラルな雰囲気に納得して撮影をしました。ジャケットは、私の生まれ故郷の埼玉県の富士見市で撮りました。まさにリスタートにふさわしい場所じゃないかなと思って提案させていただきました。

――満面の笑顔のアーティスト写真も素敵ですね。
 ここまで笑っているのは初めてですね。ほかのアーティストの方を見ても、ここまで笑っているのはないので大丈夫かなって心配だったんですけど、スタッフさんたちに押しきられました(笑)。でも、今は私らしくていいなってお気に入りになっています。

――MVの撮影はどうでしたか?
 「夏休みを満喫している」というコンセプトの映像なんですが、実際に撮影しながら、私もかき氷を食べたり海やプールに行ったり……と、夏休みを満喫させていただきました(笑)。実はすでにWEBで公開されたショートバージョンを観て、かき氷屋さんに行ったファンの方もいるみたいなんです。その方によると、お店のおばちゃんは、私が食べたのを「いちご」だって言ったらしいんですね。でも、あれ、ブルーハワイなんですよ(笑)。

――それは不思議ですね(笑)。6曲すべてが完成した今の感想は?
 シンプルにうれしいです。自分でもきちんと参加できたこともうれしいし、愛着もあります。「いい曲がいっぱい入っている」と自信を持って言える1枚になりました。今まで応援してくださっていた方も、まだ聞いたことがないよという方にも、今の私を表現できる1枚になりました。

――これからはリリースイベントもたくさんありますね。
 リリース後のイベントなので、曲の感想を聞けるのが楽しみです。今回のイベントでは歌はないんですが、2月に東名阪と埼玉に行くライブツアーが決まったので、今回のミニアルバムの歌が聴きたい人は、ぜひライブにも来てください!

――ちなみに、そろそろ平成最後の秋を迎えますが、これだけはやっておきたいということは?
 ……うにしゃぶを食べたいです!(笑)

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。
 約2年ぶりのリリースで、1曲1曲作ってくだった方と顔を合わせて細かい作業をしたり、初めてのことをいっぱい経験したりしながら作らせてもらいました。90年代を彷彿とさせるような曲ばかりなので、グッとくる年代の方、初めて聴くという方、いろいろいらっしゃると思いますが、「何かいいな」とちょっとでも引っかかったらうれしいです。このアルバムで「Special」な「days」を彩ってください。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

<PROFILE>
【いいだ・りほ】10月26日生まれ。埼玉県出身。メジャーデビュー後はシングル3枚、アルバム2枚をリリース。11月7日には、『寄宿学校のジュリエット』のEDテーマ「いつか世界が変わるまで」のリリースも決定している。主なアニメの出演作は、『ラブライブ!』星空凛役、『邪神ちゃんドロップキック』ペルセポネ2世役、『劇場版「フリクリ オルタナ」』矢島聖〈ヒジリー〉役など。

<リリース情報>
ミニアルバム「Special days」
NBCユニバーサル・エンターテイメントより発売中

初回限定盤:3,456円(税込)


通常盤:2,700円(税込)


<イベント情報>
発売記念イベントを下記日程で開催
9月8日(土)東京・ソフマップAKIBA④号店 アミューズメント館、AKIHABARAゲーマーズ本店6F
9月9日(日)東京・タワーレコード渋谷店 7F特設カウンター、とらのあな秋葉原店C 4Fイベントフロア
9月15日(土)大阪・ゲーマーズなんば店、アニメイト大阪日本橋 5Fイベントスペース
9月16日(日)愛知・第3太閤ビル、名古屋第一アメ横ビル
9月17日(月・祝)東京・アニメイト渋谷、ソフマップAKIBA①号店 サブカル・モバイル館
9月22日(土)埼玉・アニメイトららぽーと富士見、東京・タワーレコード渋谷店 4Fイベントスペース
※参加方法、イベント内容などは飯田里穂オフィシャルサイトをチェック
※情報掲載時には参加券の配布が終了している場合もございます。ご了承ください

<ライブ情報>
「Riho Iida Live tour 2019(仮)」
2019年2月3日(日)埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
2019年2月10日(日)愛知・SPADE BOX
2019年2月11日(月・祝)大阪・Umeda Banana Hall
2019年2月24日(日)東京・神田明神ホール
チケット料金/会場別限定グッズ付き:7,500円(税込)、グッズなし:6,000円(税込)
CD封入先行販売/9月6日(木)12時~9月22日(土)23時
チケット一般発売日/12月1日(土)10時

飯田里穂オフィシャルサイト
https://iida-riho.com/

飯田里穂公式ツイッターアカウント
@rippialoha

飯田里穂スタッフ公式Twitterアカウント
@rippi_staff



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