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【インタビュー】『千銃士』で古銃の化身を演じる八代拓×立花慎之介×梶裕貴&蒼井翔太 「高貴さを表現するのは気持ちです(笑)!」

2018/7/10



 美術品として残された古銃の化身「貴銃士」が、圧倒的戦力の現代銃に戦いを挑む人気ゲームアプリ『千銃士』が早くもアニメ化、いよいよ7月から放送スタート。それに先駆けて、ゲームのメインテーマCDが、6月20日にリリース。ブラウン・ベス役の八代拓、シャルルヴィル役の立花慎之介、ケンタッキー役の梶裕貴による作品と楽曲の魅力を語ったインタビューと、スプリングフィールド役の蒼井翔太からのメッセージが、現在発売中の「アニメディア」7月号に掲載されている。「超!アニメディア」では、誌面では紹介しきれなかったロング版インタビューをお届けする。

男もハマる銃の擬人化
高貴さは気持ちから!

──『千銃士』という作品の印象は?

八代 昔実際に使われていた古銃が、擬人化した作品です。銃それぞれに特徴と歴史があって、それが各キャラクターの個性にも反映されています。本編で描かれる戦いは、古銃VS現代銃というわかりやすい構図も魅力的だなと思いました。

立花 僕は昔から銃関係が大好きだから、「ようやく俺の時代がきたな!」と(笑)。

 立花さんの時代!? 銃の時代じゃなくて(笑)?

立花 どっちも(笑)。僕はサバイバル歴25年で、きっと前世は貴銃士だったんだろうと思います。つまり“リアル千銃士”です(笑)。いままで刀とかいろいろな武器が擬人化されているなかで、ようやく銃の擬人化がきたなと、話を聞いたときはうれしかったです。アプリのときから関わるのが楽しみでした。

 銃について、僕も興味はあれど知識はなかったので、これを機にユーザーや視聴者のみなさんと一緒に、銃のことについて楽しみながら学んでいけたらいいなと思っています。とは言え演じるのは人間なので、銃である部分は大切にしながら、キャラクターたちの内面をしっかり表現していけたらと考えています。

──それぞれが演じるのは、どんなキャラクターですか?

 ケンタッキーはライフルなのでふたりとは戦い方が違っており、遠くからじっくりと狙って狙撃する役。特徴的なキャラクターなのかなと思います。男臭くて好戦的だけど、実は仲間のことをとても大事にしていて、マスターに忠誠を誓っているところは、かっこよくもありかわいげもあって。ただアニメでは、ゲームで見せるマスターに対するデレがほとんど描かれておらず、基本的にツンツンしていて…なかなかデレる瞬間がないのが、ちょっとだけさびしいですね(笑)。

立花 シャルルヴィルはフランスの銃で、貴族じゃないけどちょっと気品があると言うか。甘いお菓子が好きだったり、フランスっぽさが反映されています。軽口なところがあるけど、まじめにものを考えるところがあるキャラクターです。ただ、ゲームよりは少し大人びたところがああって。アニメでは、みんなを仕切っているお兄さん寄りの描き方になっていますね。

八代 僕の演じるブラウン・ベスは、イギリスの銃なので英国紳士的なところがあって。コーヒーよりは紅茶が好きだったり、衣装にタータンチェックがあしらわれていたり、その銃が使われていた国の歴史が感じられるものになっています。ブラウン・ベスはまじめで素直なんですけど、それゆえに人に伝えたりとか相談する前に行動を起こしてしまうことがあって。僕自身も、まずはやってみないとわからないという感じで、とりあえずやってみようと思う性格なので、そこは似ているかもしれないです。

──「Bullet of Loyalty」は、『千銃士』のテーマソングで、ゲームアプリで最初に流れる曲ですね。

八代 ロックのかっこよさが前面に出ているけど、そこに気品が感じられるところに本作らしさが出ていると思います。

 そうだね。それは俺も思った。

八代 激しいだけじゃなくて、華やかさや世界観の壮大さを感じてもらえると思います。

 アメリカ独立戦争チームの持つ勢いや、エネルギーが感じられる曲です。

立花 シャルルヴィルとしては、声を張るようなキャラクターではないので、今ふたりが話したような曲に対して、どうやって歌ったらいいか最初は悩みました。あまり曲にノってはシャルル感が薄れるし、かと言ってあまりノらないのもおかしいし。落とし込みどころについて、最初にスタッフの方とディスカッションをした覚えがあります。

──最後のほうに<お前を守る>とか、セリフもあって。

立花 実はみんなそれぞれ台詞を収録したんですけど、CDのフルサイズに入っているのはブラウン・ベスのバージョンだよね?

八代 そうですね。それぞれのバージョンで、口調がちょっとずつ違うので、もしいつか聴いて頂ける機会があればそこにも注目してほしいです。

 意外にもケンタッキーが、ここにくるといちばん丁寧な言葉遣いなんだよね。<あなたを・・・、絶対に守ります>って。それだけマスターは、ケンタッキーにとって特別な存在だということ。さっき話したデレが出ている部分ですね。

──そして「Be Noble 〜自由へのRebirth~」もロックの激しい曲調ですね。

八代 僕はすごく苦戦した記憶があります。曲調はギターが印象的なロックで壮快な雰囲気ですけど、それとは対照的に言葉を置いていくテンポはゆっくりなんです。だから、どうやってキャラを乗せながら言葉を置いていったらいいか、すごく考えました。本当なら勢いに乗っていきたいところですけど、品があるという部分で、いい意味でノリきらないところがあって。

 たしかに、激しさもありつつ、実際はゆったりとしてるから。勢いに任せて歌うのではなく、それこそ高貴な雰囲気を大切にしなくてはいけないなと。そういう難しさはありました。

立花 僕もこの曲のほうが、難しかったです。リズムに緩急がありすぎて、はじめはそれについていけなくて。家で練習していても、なかなかうまくのれなくて。でもそれがうまくできて完成したものを聴くと、そのリズムの緩急がこの曲の大きな特徴になっていることに気づいたし、それが曲に面白みを与えているんだなと。

──“高貴さ”は、歌や声でどうやって表現したのですか?

 そこはもう、“気持ち”です(笑)。役が入っていれば自然と高貴になるんじゃないか、と。

八代 これは、キャラクター全員違う答えが返ってくると思いますね。気持ちという根本的なところは同じだと思いますけど。それぞれで違った高貴さを持っているから、その違いが面白いと思うし。

立花 でも本当に、心持ちでしかないです。表面に表れないものが高貴さであって、もし目に見えたら、金の腕時計とか高価な指輪をジャラジャラ身に着けただけの、ただの“成金”です(笑)。

 いわゆる優雅で品がいいだけではない、少し薄汚れているような高貴さを持ったキャラクターもいるでしょうし。決してきれいなだけではない、一辺倒なものではないということです。

──アニメのOP「antique memory」も4人で歌っていますが、どんな曲になりましたか?

 メインのメロディーに対して、コーラスがすごく多い曲なので、4人の声の重なりが魅力的な曲です。覚えるメロディーラインの量が多くて、レコーディングは大変でした(笑)。

八代 メロディーの間で<オーオー>と歌うコーラスも入っています。

 メインのメロディーの裏に、英語での歌詞も入っていて。

立花 そうなんだ……。僕はレコーディングがこれからだから、話を聞いていて憂鬱になってきた(笑)。

八代 ただ、サビは『千銃士』らしさがありますね。激しくかっこいい感じでAメロBメロときて、それがサビでは一気に解き放たれるように壮大になります。そこが、聴いて気持ちいいところだと思うし。僕はキャラソンっぽくないな〜と思いながら歌いました。アニメのOPとして、新しいんじゃないかな。

 この作品の持つ壮大さが伝わってくる曲です。

──最後に、7月からの放送に向けて、アニメの見どころを教えてください。

 ゲームでは、それぞれひとりずつの収録でしたが、アニメのアフレコではほかのキャラクターを演じる役者さんと一緒にかけ合いでお芝居ができているので、よりキャラクターたちが生き生きと作品世界に存在できているのではないかと思います。とはいえケンタッキーは、マスターに対してのデレがゲームならではのものなので、ゲームとアニメと両方で楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

立花 アニメでは、僕らはアメリカ独立戦争チームですけど、ほかにもいろんなチームがすでにアジトにいる状況で物語が展開します。ゲームではチームを越えた会話はありませんでしたけど、アニメではそれが観られます。貴銃士の日常が描かれているので、「このキャラはこのキャラに対してこういう話し方をするんだ」とか、「こういう立ち位置なんだ」とか、人間関係がより鮮明に見えてくるので、そこに注目するとより楽しんでいただけると思います。言えるのは、ゲームのようにみんながマスターに愛をささやいてくれる作品ではないということ。

 アニメは、シリアスな戦いがメインになっています。骨太で渋めな感じなんですよね。

立花 チヤホヤされるアニメを期待されていると、ちょっと違うと先に言っておきます。貴銃士たちが生きるか死ぬかを賭けた、青春群像劇が根底にあるので。

八代 そもそも男が、何かを賭けて銃で戦っている姿は魅力的だし、そのなかで生まれる感情は、ふだんの生活では生まれないもので、そこに友情もあったりとか、すごくいろいろなものが詰まっています。青春ものの要素もあれば戦争ものの要素もあったり、たくさんの要素が絡み合って、ひとつの世界観を生み出しています。僕ら自身も毎週台本を読むのが楽しみです。男が観ても楽しめる作品なので、ぜひぜひたくさんの方に観てほしいですね。銃好きの男の人なら、絶対にハマります!

──ちなみに立花さんは、サバゲー経験者で銃に詳しいとのことで。現場で、銃について語ることも?

 ネット番組の配信のときには、そんな話もしましたよね。

立花 ただ僕らのチームは古銃で、サバゲー好きが知っている銃は、敵側の現代銃ばかりなんです。だからサバゲーとかが好きな人は、現代銃の側に注目していると面白いと思います。

──ということは、敵の勢力分析は完璧なわけですね。

立花 それなら任せてください。あの銃のときは近づいちゃダメだとか、全部わかるので。でも最近は、古銃をモチーフにしたエアガンもあって。種子島銃を連射できるように改造してあったりとか、昔の甲冑を着てサバゲーをやっている人もいるんですよ。

八代 好きな人は本当にすごいですね。

立花 ただ甲冑は動きが鈍くなるから、いい的ですけど(笑)。

八代 この設定のままキャストでサバゲーやったら面白いかも。

 銃の性能とか、ちゃんと同じにしてくれるならね!敵の現代銃は連射できるのに、俺らは一発ずつしか撃てなかったら、分が悪すぎるでしょ!(笑)

八代 いやいや、それを覆すための“絶対高貴”ですよ!

◆プロフィール
やしろ・たく●1月6日生まれ。岩手県出身。ヴィムス所属。
たちばな・しんのすけ●4月26日生まれ。岐阜県出身。BLACK SHIP所属。
かじ・ゆうき●9月3日生まれ。東京都出身。ヴィムス所属。

◆スプリングフィールド役・蒼井翔太スペシャルメッセージ
――本作への印象を教えてください。

 昔の銃たちが擬人化するということで、自分の全く知らない世界観ではあるのですが、キャラクターを見て「こんな銃もあるんだ!」など、勉強にもなり面白いコンテンツだなと思いました。

――ご自身が演じられたスプリングフィールドへの印象は? 

 元気な少年。素直でかわいい印象があります。だからこそ内に秘める強くなりたいと思う気持ちやマスターへの想いがすごく根付いてるなと。

――蒼井さんが感じるアニメならではの魅力を教えてください。

 とにかく、たくさんの貴銃士たちが出てきますのでみんなにドキドキしてもらえるんじゃないかなって思いますし、戦いのシーンもぜひ楽しんでいただきたいです。

――今回歌われた「Bullet of Loyalty」と「Be Noble ~自由へのRebirth~」の2曲への印象や、メロディーなど好きな部分を教えてください。

「Bullet of Loyalty」は戦いに向かっていくような疾走感、そして貴銃士という名に会う豪華なアレンジでかっこいいなと思います。この曲はサビもいいんですが、個人的にはAメロのじょじょに迫っていくような雰囲気が好きです。「Break Out! Pull The Trigger!」と後ろのコーラスで歌ってるところが気に入ってます!「Be Noble ~自由へのRebirth~」はマスターへの気持ちがたっぷり詰まった曲だなと思います。きっと、ひとりひとり強い思いで歌っていると思いますよ! 「守りたい君のために心の銃を放て」というフレーズのところがマスターへの思いが強く出ているようで好きですね!

――実際に歌ったときは、どんなことを意識しましたか?

 スフィー(スプリングフィールド)のなかにある強い想いと、そして元気な部分をバランスよく出していきたいなと思いながら歌ってみました。

――最後にアニメディア読者に向けてメッセージをお願いします。

 気候的にも暑くなってくる時期ですが、その暑さに乗せて熱い千銃士をお届けできるのではないかと思っています。アフレコ現場の雰囲気もいい感じなのでそこも本編を見ながら想像しながら楽しんでいただけるとうれしいです。

◆プロフィール
あおい・しょうた●8月11日生まれ。福井県出身。S所属。

〈CDリリース情報〉
「Bullet of Loyalty」
ブラウン・ベス(声/八代拓)、シャルルヴィル(声/立花慎之介)、スプリングフィールド(声/蒼井翔太)、ケンタッキー(声/梶裕貴)
6月20日発売
発売元/マーベラス
1,296円(税込)
「Bullet of Loyalty」は、スピーディーなテンポのバンドサウンドに、ストリングスや鐘の音が加わったスケールの大きなロックナンバー。戦いに臨む力強さとスリリングさが切なさをまとって歌われ、途中でワルツになる展開はアメリカ独立戦争時代をほうふつとさせる。またカップリング曲「Be Noble 〜自由へのRebirth~」は、ソリッドなエレキギターが印象的。静かなパートと力強いパートが交互に繰り出され、聴く者の感情を揺さぶる楽曲。“Be Noble!”と4人で叫ぶパートは、この楽曲の聴きどころだ。

構成/榑林史章

<アニメ『千銃士』放送情報>
2018年7月 TVアニメ放送開始!

◆ストーリー
「僕だけの絶対高貴を、 君に。 」
核戦争により全世界が荒廃した、 そののちの時代―― 
世界帝府による絶対的な統治のもと、 人々はすべてを統制され、 自由を奪われた世界を生きていた。 
しかし、 あらゆる武力をもつことが禁じられるなか、 世界帝の独裁を打ち破らんと密かに抗戦を続けるレジスタンスがいた。 
彼らは美術品として残されていた「古銃」を手に、 戦いを挑む。 
そしてその魂に呼応するかのように現れた古銃の化身「貴銃士」たち。 
気高く、 華麗に戦う彼らの「絶対高貴」は、 世界にひとすじの希望をもたらす――

生命(いのち)を得て生き生きと輝く若き貴銃士たちの日々。 
笑い、泣き、喜び、迷い、時に傷つきながらも、 ひたむきに自らの「絶対高貴」を追い求めて戦う美しき若者たちの物語。 
俺たちは何のために戦い、 何を守るべきなのか―― Be Noble

◆スタッフ
監督:カサヰケンイチ
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン:まじろ
音楽:高木 洋
アニメーション制作:
トムス・エンタテインメント

◆キャスト
ブラウン・ベス:八代 拓
シャルルヴィル:立花慎之介
スプリングフィールド:蒼井翔太
ケンタッキー:梶 裕貴
ナポレオン:浪川大輔
ラップ:羽多野 渉
ニコラ:村瀬 歩
ノエル:村瀬 歩
イエヤス:梅原裕一郎
ヒデタダ:斉藤壮馬
ユキムラ:中島ヨシキ
ドライゼ:佐藤拓也
シャスポー:江口拓也
タバティエール:高橋広樹
ローレンツ:西山宏太朗 ほか

公式サイト
https://noble.marv.jp/anime/ 

公式Twitter 
@senjyushi_anime

 (C) アニメ『千銃士』製作委員会



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