超!アニメディア

  • RSS
  • twitter

超!アニメディア

  • RSS
  • twitter

MENU

ニュース

『はたらく細胞』にハマり中の千眼美子が声優に挑戦!劇場版『宇宙の法―黎明編―』で伝えたい「人はそれぞれ違うということを、受け入れるのが大事」【インタビュー】

2018/10/10


 女優・千眼美子が、映画『宇宙の法―黎明編―』で人生2度目の声優に挑戦。おっとりした彼女とは真逆で、好戦的なゼータ星のレプタリアン(宇宙人)の女帝・ザムザを演じている。そんな千眼美子に、作品の魅力や今ハマっていることなど、たっぷりと語ってもらった。


――最初に台本を読んだときの感想は、いかがでしたか?
 大興奮でした。3億3千万年前の地球が舞台というのもビックリなんですが、いろんな違いを持った人たちがひとつになっていく姿を、すごく楽しみながら観られるんじゃないかなという期待感があって。劇中の世界のように、肌の色も種族もみんな違うけど、全然違うからよくて、そもそも違うように神様に作られたものなんだよって考えることができたなら、戦争とかなくなるんじゃないかなと。本作を通して、それがエンターテイメントとして見せられる希望が持てて大興奮でしたので、「(私も)ぜひ参加させてください」ってお伝えいたしました。あと、個人的には、前作『UFO学園の秘密」を映画館で観ていたので、その3年後を描いたこの物語に入れるのがうれしくて、とにかく歓喜しましたね。

――千眼さんが演じたザムザについては、どういうキャラクターでしょうか。
 ゼータ星っていう星に棲むレプタリアンっていう種族で、弱肉強食の世界でも頂点を極めるような宇宙最強の戦士で女帝です。けど、強いだけじゃなくて、自分の星の部下とかに対する責任感も強く持っている人で、いじらしい、素直になれない部分がある人だなという印象です。短気なところもあるんですが、最強でセクシーなのにかわいらしさもある女性です。

――いわゆる“ツンデレ”キャラですね(笑)。
 そうですね。“ツン”どころか、刺されちゃうくらい“ツン”がすごく鋭利なんですけど(笑)。人間と触れ合っていくうちに、徐々に表情や言動が柔らかくほぐれていくことで、彼女の魅力が引き出されていくんです。

――アフレコの際に、「こう演じてください」などのディレクションはありましたか?
 「こういうふうに演じてください」というより、その都度「もっと余裕たっぷりな感じで」とか「そんなにここは一生懸命に伝えようと思わず、さらっと言って」とか、微調整していただく感じでしたね。

――演じるうえで意識したことは、何かありますか?
 全然違う正義や価値観を持っていた人が、新しい価値観に出会って変わっていくときって、笑顔が増えたり、声色がやさしくなったり、徐々に変化があるじゃないですか。それと同じで、トゲトゲしたところから徐々に持っていかないといけないので、ゆるやかなスロープを降りていく感じを意識しなきゃなと思いました。

――ザムザと似ているところや、共感できるところはありますか?
 我が強いところとか似ているかもしれません。自分が納得するまでは人の意見を聞かないところがあるので、そういうところは似ているなって思いますね。でも私の場合、弱いのにキャンキャン吠えているという感じが近いので、ザムザさんみたいな強いうえに意思も強い人には、ちょっと憧れちゃいますね。

――ザムザに影響を与えた主人公のレイについては、いかがですか?
 人間としての正義感ややさしさが前面に出ている男の子なので、人間の良さを異星人に教えるには、もってこいな子だなと。しかも、それを行動で示してくれるので、ザムザさんもわからないことがあるとレイに聞きたくなったりするのかなって。価値観の違いを越えていくっていう課題にぶつかったときに、説得力があって、やさしく教えてくれる。人間であるレイがそれを教えてくれるっていうのが、面白いなと思いますね。

――身近にいそうな子ですよね。
 クラスにいましたよね(笑)。熱くて友達思いで。レイは地球を守るという義務を背負いながらも、普通に大学生としての悩みも持って、悶々としている姿がすごくいいなって思いました。最初から“ヒーロー感”みたいなものを出されると、「ヒーローは自分たちとは違いますもんね」って思っちゃうし。

――アフレコはいかがでしたか?
 私、インフルエンザにかかってしまって、みなさんが収録されたあとにひとりでアフレコをすることになったんです。でも、台本を最初に読んだときと、みなさんの声を聞いてからの印象が全然違うなと思いました。みなさんの声を聞きながらアフレコできたので、ひとりで収録したけどひとりじゃない感じがして、本当に助けていただきました。最初、ザムザさんは喜怒哀楽を表面に出さないで、もっと閉鎖的な感じで彼女を演じようと思ったんです。でも、レイとのやりとりを聞いていたら、意外と無邪気さを出してもいいのかなと。

――難しかったことはありますか?
 命令するセリフが難しかったです。言い慣れていないので、背伸びして言っているような不自然で慣れていない感じが出しまって……。自分で聞いても、最強のはずのザムザさんなのに必死さが出てしまっていて、本当に難しかったです。あとは、攻撃を受けたときの声が難しくて。全部「うっ」じゃダメなんです。あっ気にとられたのと痛いのが混ざったやつ、とか、片腕だけやられているくらいの疲労感とか。そういうのが、プロの声優さんは本当に絶妙で。以前、TVアニメ『龍の歯医者』で初めて声優を経験させていただいたんですけど、その時もすごく打ちのめされたんです。絵に縛られて「これだ」って思っちゃうと、それ以外に「ほかのパターンもください」と言われてもパターンが思いつかなくて、泣いたことがあるんです。プロの声優の方は、こうした方が効果的だって計測しながらやっているというのが、挑戦してわかりましたね。

――今後も声優に挑戦したいと思いますか?
 してみたいです。すごい小さい子ども…少年役をやってみたいです。声を張ると声変わり前の少年っぽいって言われたので、わんぱくな少年役をやってみたいですね。


将棋を擬人化して楽しむことに激ハマり中
好きなアニメは『はたらく細胞』!

――今ハマっているものは、何かありますか?
 将棋です。

――将棋……ですか? 見るのではなくて、やるほう?
 はい。マネージャーさんを巻き込んで、将棋にハマっています。5月くらいから始めたんですけど、覚えたら楽しくなってしまって。自分のなかで「これは桶狭間の戦いだ」とか、どの戦(いくさ)場かとかどの時代なのかを、頭のなかで設定するんです。あと自分のなかで駒をキャラクター化して遊んでいます。必殺技を作って戦ったり、キャラクター化して物語を想像したりしていると、負けたときにすごい悔しくて(笑)。

――今、話題の擬人化というやつですね。
 そうですね。擬人化以外にも、将棋の駒を知り合いの人や俳優の方に置き換えたり、あの人はどの駒にあたるのかなとか想像したりしながら対戦していると、いつの間にか時間が過ぎていて。ただ対戦するだけじゃなく、物語を組み立てて勝負すると、面白いし、思い入れが強くなるので、やめられなくなるんです(笑)。

――将棋のアニメもありますよね。『3月のライオン』とか『りゅうおうのおしごと!」とか。配信サービスなどでも観られると思いますよ。
 絶対、観ます! 実は、将棋を始めた理由が、実写映画の『3月のライオン』を観たからなんです。みなさんが人生をかけて戦っている姿が印象的で、「なんでそんなに必死になるんだろう」って思ったのがきっかけなんです。アニメも観ないといけないですね!

――最近、好きなアニメは何かありますか?
 『はたらく細胞』が大好きなんです。

――まさに擬人化ですね(笑)。
 そうですね!(笑) ちょっと体調が悪いなと思ったときも、白血球(好中球)さんが頑張っているんだなとか、アニメに置き換えると楽しくなって……。この前、「頭痛がするな」ってなったときも、なんかワクワクしちゃって、気づいたら治っていたんです(笑)。白血球も血小板も、みんなに関係あるものじゃないですか。だから面白くてハマってしまって。あと『ノラガミ』も最近、ハマっています。姉が声優の方が大好きで、「誰々が素敵」とか教えてくれて、それがきっかけで観始めたら、どんどんハマってしまいました。

――さて現在、平成最後の秋を迎えていますが、平成のうちに何かやりたいことはありますか?
 天皇誕生日や一般参賀の日に、皇居前広場にうかがいたいなと思っています。あとは、七輪で松茸を焼いて食べたいです。ベランダに七輪を置いて、塩で食べる…大人の食べ方に憧れますね。

――最後に、読者へメッセージをお願いします。
 自分たちのルーツを探ることによって、今、起きている問題を解決できることもあると思うんですね。なぜ人種の違いがあるのかとか、個性の違いとか、すごく根本的なテーマだと思うんです。その違いを許し合って共存するんだということを考えたら、価値観の違いを受け入れることや許容につながっていくのだと思います。そんな大事なメッセージを、エンターテイメントな作品を通してお伝えしているので、ぜひ本作を観ながら想像していただき、楽しんでもらえたらうれしいです。

 

【千眼美子】せんげん・よしこ。12月2日生まれ。映画『さらば青春、されど青春。』などに出演。
2019年には、初の主演映画『僕の彼女は魔法使い』が公開される。


『宇宙の法―黎明編―』
10月12日(金)日米同時公開

スタッフ
製作総指揮・原案:大川隆法
監督:今掛勇 音楽:水澤有一 総作画監督・キャラクターデザイン:今掛勇
キャラクターデザイン:須田正己 配給:日活

出演
逢坂良太、瀬戸麻沙美、柿原徹也、金元寿子、羽多野渉/千眼美子

©2018 IRH Press



この記事のキーワード

PAGETOP