フジゲームスからリリースされるオリジナルスマートフォン向けゲームアプリ『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』(以下、『アルカ・ラスト』)。原作・メインキャラクターデザインは河野純子、原作・企画原案は小牟田修、メインテーマは山根ミチル、バトルBGMは古代祐三、シナリオBGMは柳川剛が担当するなど、著名なクリエイターたちが参加する本作が、2019年7月30日(火)にいよいよ配信となる。超！アニメディアでは配信が目前に迫った『アルカ・ラスト』を先行プレイ。「繋がり」を大切にした本作のレビュー内容をお届けする。
繋がる世界だからこそのキャラクター設定
『アルカ・ラスト』は終わりを迎えつつある7つの世界に“破壊者”が召喚され、正しくその世界を終わらせるという物語。それぞれの世界で様々なキャラクターがそれぞれの目的のために、戦いへ身を興じる。キャラクターを演じる声優陣として名を連ねるのは、最初にプレイする「黄昏篇」に登場するキャラクターだけでも赤羽根健治、KENN、小西克幸、早見沙織、花守ゆみりなど様々な作品で活躍する面々。声優陣が声でキャラクターたちの魅力を引き立てる。
最初にプレイすることとなるメインストーリー「黄昏篇」の主人公である“破壊者”のクロウ(CV:赤羽根健治)。鎌を武器とする。仲間たちからの信頼が厚い
本作のガチャ要素である「召喚」で仲間たちを増やしていく。画像はガチャで出現する最高レアリティ☆3のエルネスト(CV：内田雄馬)
ガチャでは「黄昏篇」以外のキャラクターも出現。画像は先日発表されたキャラクターのラドロ(CV：杉田智和)
スタート時のガチャで出現するヨアキム(CV：本渡楓)
最初にプレイすることとなるメインストーリー「黄昏篇」に登場するジネット(CV：立花理香)。なお、レアリティが☆1でも☆２であっても、「覚醒」をすることでレアリティ☆5にすることができる。☆4以上にすればビジュアルも変化するとのこと
登場するキャラクターたちはみんな個性的で魅力的……だが、これはどんな作品にだって共通で言えること。ただ、本作ならではの特徴としては、特定のキャラクターが別世界でも同一人物として存在する、ということが挙げられる。そのキャラクターたちは世界によって役割も違えば、育ってきた環境が違うことで性格が少し異なることも。今回プレイした範囲では「フォルカー」という仲間が2つの世界で存在したが、容姿は同じでも恰好が違えば役割も違っていた。今後はどんなキャラクターが複数の世界で登場するのか、また、声優の方々がどのように声を演じ分けるのかも楽しみのひとつとなった。
別の世界に同一人物が登場する。中には同じ「絆」で結ばれているキャラクターもいる。それは宿命なのかもしれない
別世界のフォルカー(CV：小西克幸)が対峙。演じ分けにも注目
キャラクターの繋がりが分かるゲームシステムとストーリー
そんなキャラクターたちの繋がりが様々な場面で描かれているのも本作の特徴のひとつ。それはストーリー、そしてバトルシステムから感じられた。
まず、ストーリーの面。今回プレイしたメインストーリーのひとつである「黄昏篇」は、数百年も世界を統治するも貴族たちによる政治の腐敗が進み、『人間狩り』も激しさを増したセレネイア帝国と、その圧政に対抗する解放軍の戦いが主に描かれる。皇妃ゾーイが流行り病に倒れたときを境に狂ってしまったセレネイア帝国に対し、“破壊者”であるクロウを中心に結束する解放軍。終わりを迎える世界で繋がる人々や歌姫、築かれていく信頼関係などが語られていく。
また、メインストーリーだけでなく、「ランクアップ」をすることで開放される「仲間ストーリー」では、それぞれのキャラクターの新たな一面が覗けたり、キャラクター同士の繋がりが判明したり、メインストーリーに登場しなかった仲間の活躍が垣間見えたりする。好きなキャラクターのことをより深く知ることができるのが“群像劇RPG”というジャンルである本作の魅力だろう。
信頼関係が築かれたふたりの会話
仲間とは拠点である「方舟」にて会話ができる
「仲間ストーリー」でキャラクターたちの繋がりが分かることも
物語で描かれるキャラクターの繋がりは、バトルシステムの面でも表現されている。例えばバトルパーティーの編成。本作で戦闘に参加できるのは6名だが、特定のキャラクターがパーティー内にいると編成時に発するセリフが変化する。また、バトル中も特定の仲間がやられると、かばったり怒ったりするほか、「絆スキル」という特定の技を発動できる組み合わせある。
さらには、仲間のプロフィールなどが覗ける「仲間図鑑」には「絆コメント」という項目があり、繋がりのあるキャラクターがそのキャラクターに対しての印象について言葉を寄せている。こういったゲームシステム面からも群像劇を感じられるのが本作の魅力のひとつだろう。
「絆コメント」は「方舟」内にある「書庫」の「仲間図鑑」から見ることができる
例えば「黄昏篇」に登場するイロンデールだと、主人公のクロウがパーティーにいる状態といない状態で編成時の言葉が変化
物語を盛り上げる音楽
『アルカ・ラスト』は音楽の面もこだわっている。メインテーマは『悪魔城ドラキュラ』シリーズ、『幻想水滸伝Ⅲ、Ⅳ』の音楽を手掛けた山根ミチル、バトルBGMは『世界樹の迷宮』シリーズ、『湾岸ミッドナイト』シリーズの音楽を手掛けた古代祐三、シナリオBGMは『シェンムー』、『カルドセプト』の音楽を手掛けた柳川剛と早々たるメンバーが名を連ねる。ストーリー中に流れるサウンドは心地よさ、虚しさ、激しさを演出。物語をより盛り上げる。また、本作の世界観から誕生した7人組ユニットであるKleissisの歌がゲーム内にも収録されており、「ラプラスの間」ではいつでも彼女たちの歌を聞くことができる。なお、「ラプラスの間」ではバトルBGMも聞くことができ、音楽だけでも十二分に楽しめるのが本作の魅力だろう。
Kleissisは7つの世界で“破壊者”を導く歌姫の声優も務める。Kleissisの楽曲はストーリーで流れることも。画像のサユキ役を演じるのは山田麻莉奈
事前登録ではリアルなお肉が手に入るらしい……
そのほか、レベル、スキル、装備品、武器、絆スキルといった育成要素、ストーリーが進むことでパワーアップしていく「方舟」の施設など、楽しみは盛りだくさん。物語は、「えっ?」「どうなるの?」と引っかかる部分が多い。それゆえに先が気になる。また、サクサク進めるものの、仲間たちを成長させていないとクリアに少し苦戦するくらいのゲーム難易度については、程よいと感じた。戦闘の種類も「バトル」と「戦争」の2種類があり、やりごたえも十分だろう。
「黄昏篇」に「漆黒篇」の主人公・ヴァローナの姿が……
「バトル」は時間制限以内での攻略が必要
「戦争」は通常バトルとは異なる戦略が必要となり部隊同士での戦いとなる。また「バトル」とは仲間の戦闘力も異なる
『アルカ・ラスト』は現在、事前登録を受付中。事前登録が12万人を突破すると抽選で10名にオリジナルクオカード3000円分」、15万人突破するとゲーム内で絆レベルを強化するアイテムとして使用できる「スタミナお肉盛り」29個＋抽選で29名様に「松坂牛A5サーロインステーキ」プレゼントというキャンペーンも実施している。
事前登録はこちら⇒https://arca-last.com/
『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』 ゲームスペック
配信日：7月30日(火)
ジャンル：運命に抗う群像劇RPG
対応OS：iOS、Android™
価格：基本無料（一部アプリ内課金あり）
公式サイトURL：https://arca-last.com
公式Twitter URL：https://twitter.com/arca_last
公式LINE＠：https://line.me/R/ti/p/%40jkx3041h
公式Facebook：https://www.facebook.com/arca.last/
※ゲーム画面は現在開発中のものです。
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