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【レポート】朗読劇「I’m ふたりぼっち」浪川大輔、山口勝平が生み出す一期一会の空間

2018/2/1


 1月13日(土)に東京・科学技術館 サイエンスホールで上演された朗読劇「I’m ふたりぼっち」。「Are you Alice?」「停電少女と羽蟲のオーケストラ」等、重厚でドラマチックな世界観と個性豊かなキャラクターに定評のある作家・二宮愛が原作、脚本を手がけ、実力派声優・浪川大輔、山口勝平が出演し、大好評のうちに幕を閉じた。超!アニメディアでは本公演の夜の部に潜入! オフィシャル写真とともに公演を振り返る。

 ひとりぼっち星人のタイチ(浪川)はその名の通り、いつもひとりぼっち。しかし、一生に一度だけひとりぼっちじゃなくなる日がある。それは結婚。「ふたりぼっち空間」を作り上げ、そこに転送されてきた人が結婚相手となるのだ。そして、やってきたのが地球人のカズヤ(山口)。カズヤはタイチがいつもひとりぼっちで聞いていたラジオのDJ。状況が飲み込めないカズヤを前に、タイチはあの手この手で自分と結婚してもらえるよういろいろ試すものの、今まで誰かと一緒に過ごしたことがないためうまくいかない。しかし、いつも一生懸命なタイチを見ているうちにカズヤの心に変化が出てきて、2人の仲は少しずつ深まっていくが…。

 冒頭、美しい星空がスクリーンに映し出される中、ZIZZ STUDIOの生演奏による迫力のある音楽が流れ、公演がスタート。浪川はずっとひとりぼっちだったタイチがカズヤと出会い、うれしくてたまらない様子を見事に表現。一方山口も、突然謎の空間に送られて焦るカズヤを熱演。その後紆余曲折を経て、次第に心を通わせていく様を2人がテンポよい演技で魅せていく。途中、カズヤの好きなタイプを目指すべく変身能力のあるタイチが、カズヤがスケッチブックに書いたキャラクターになりきる、というシーンでは、山口が浪川がこれまで演じてきたキャラクターのイラストを描き、真似るよう指示するというムチャぶり(?)に、会場からは歓声が起こる場面も。こうしてタイチとカズヤの距離も縮まり、このままほのぼのした雰囲気のまま最後まで進んでいく…かと思いきや、後半には2人の本当の姿が明らかになるなど、前半と打って変わってスリリングな展開に。最後に、実はひとりぼっち星人ではなく、「ひとりぼっちだ」と思い込み、自分の殻に閉じこもっていたタイチが、カズヤから前に進む力をもらって新たな一歩を踏み出す姿は、見ていて清々しい気持ちになれた。

 公演後のアフタートークでは、演じた感想が2人から語られた。2公演を演じきり、達成感に満ちた表情の2人。昼の部と夜の部でお互いの役をチェンジして演じたことについても触れ、浪川は山口のあまりの完ぺきな演技を見て、同じ役を演じるにあたり、試行錯誤したことを明かした。そして、またこの2人でやりたいと2人の口から発せられると、会場からは大きな拍手が起こり、大盛況の中公演は幕を閉じた。

撮影:木村健太郎

◆朗読劇「I’m ふたりぼっち」  
2018年1月13日(土)開催 
昼の部 12:00開場 / 13:00開演 
夜の部 16:00開場 / 17:00開演 
会場 : 科学技術館 サイエンスホール 
出演:浪川大輔 山口勝平 
原作・脚本 : 二宮愛 
イラスト・デザイン:teracco  
音楽・演奏:ZIZZ STUDIO  
演出・美術:奥村直義(BQMAP)



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