TVアニメ『くまクマ熊ベアー』主人公・ユナを演じる河瀬茉希がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!作品の第一印象は「クマだな」 | 超!アニメディア

TVアニメ『くまクマ熊ベアー』主人公・ユナを演じる河瀬茉希がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!作品の第一印象は「クマだな」

読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2021年1月号には、『くまクマ熊ベアー』でユナを演じる河瀬茉希が登場。

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『くまクマ熊ベアー』 (C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会
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  • 河瀬茉希
  • ユナ (C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会
  • 『くまクマ熊ベアー』場面カット (C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会
 読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2021年1月号には、『くまクマ熊ベアー』でユナを演じる河瀬茉希が登場。「超!アニメディア」では、本誌で紹介できなかった部分も含めた、ロングインタビューをお届けする。

河瀬茉希

「女の子たちのかわいさに なじみすぎないように」


――『くまクマ熊ベアー』という作品の第一印象を教えてください。

 オーディションを受ける際、コミカライズを読ませて頂き「クマ」だなと思ったのが第一印象でした(笑)。

――ユナへの第一印象は?

 見た目がかわいくて、しかも「クマ」というキュートな要素も追加された美少女なんですが、ヒロインというよりは「ザ・主人公」だなと感じました。すごくたくましいし、物事に動じないんですよね。そういった性格が形成された経緯も第1話で描かれていて、納得できる部分が多かったです。

――大人びたところのあるユナでも、フィナをはじめとする年下の子たちには翻弄されていますよね。

 ユナはすごくかわいいですよね。15歳にしては落ち着きすぎていますが、異世界になじんでいくに従って、ちょっとふざけたり、とぼけたりするようになっていく。年相応の姿が見られるようになって、親のような気持ちでうれしくなりました。

――ユナは異世界で暮らすうちに、理不尽なことに立ち向かうような熱さも見せるようになっています。

 ただのゲームだったらもう少しドライだったんじゃないかなと思うんです。でも、異世界で実際に暮らしていくうちに、目に入る人はすべて幸せになってほしいくらいの気持ちになっているんじゃないかなとも感じるんです。

――心のやさしさが垣間見えるますね。

 ユナは、困っている人に一時的にお金をあげるのではなくて、ちゃんと自立できるように促していくんですよね。そこがすごくやさしくて素敵だなと思います。

――そんなユナを演じるときに心がけていることは?

 かわいい女の子たちになじみすぎないことでしょうか。ユナに15歳らしい子供っぽさが見えてきても、落ち着いた感じであったり、冷静にツッコミを入れたりするところはなくさず、テンションは上げすぎずに演じるように心がけています。それから、「クマパンチ」を繰り出すとき、声に力を入れすぎないこと、楽々倒せているということを忘れないようにしています。ただ、最初はあまりにも「クマパンチ」をローテンションで言ったので、これでいいのかなと心配なところもありました。実際オンエアで見ると、ユナも余裕の表情だったので、合っていたんだなとホッとしました。

――ユナのどんなところが魅力的だなと感じていますか?

 周りの人に手助けをするやさしさも魅力的ですが、私はちょっとおふざけをしているユナが生き生きとして見えて、すごく好きなんです。異世界に飛ばされて家に帰れなくなっても悲観するのではなく、今の状況を楽しもうとする楽観的なところも素敵ですね。それから、人付き合いが得意ではないところが垣間見えて、たとえば握手を求められたときにちょっと戸惑っちゃうところもかわいいなと思います。

――スタッフの方からは、アフレコのときにどんな指示がありますか?

 領主のクリフさんのような大人の人と接するときに、「最初から心を開きすぎないでください」とお話がありました。あくまで対等の立ち位置にいる気持ちで真剣に話してほしいというディレクションをいただきました。

――河瀬さんが、自分でユナに似ていると思うところは?

 ローなテンション感は似ているかなと思います。ふとした相づちに私の素が出てしまって、「いまのは河瀬さんすぎます」とディレクションをいただくこともあったんです。ただ、私はネガティブになりがちなので、ずっと上向きの気持ちでいられるユナはすごいなと思います。でも、最終的に「まあ、いいか」となるので、経緯は違えどたどりつく先は同じなのかもしれません。

――ユナのポジティブなところに憧れますか?

 憧れます。人の人生を左右する決断をしっかりできるところもすごいし、最終的にはユナが大丈夫と言えば、みんなそれで納得してくれる。そういう強さも見習いたくなります。

――いま、河瀬さんが特に気になるキャラクターは?

 序盤の推しは、ゲンツさんとティルミナさんです。2人は、フィナとシュリのお父さんと3人で旅をしていたから、お父さんが亡くなったとき、ゲンツさんはどんな気持ちだったのかなとか気になってしまって。その後、クリフさんが登場してからは、彼も気になるようになりました。奥様とも仲がいいけど、手のひらで転がされている感じも、ユナに振り回されちゃうところもいいんですよね。

――また、これまでで印象的だなと思ったシーンはどこですか?

 戦闘シーンです。第1話から戦闘が入っているんですが、すごく迫力があるんです。本編は、人との絆や穏やかな日常がメインではあるんですが、戦闘もすごく丁寧に描かれていて見応えがあるなと感じました。個人的に、オープニングの、跳び蹴りをしているユナが好きです。

――アフレコ現場の雰囲気は?

 信田ユウ監督が、いつも褒めてくださるんです。私がユナでいいのかなと思っていた時期も、素敵な言葉で励ましてくださって。その言葉は私の宝物なので秘密ですが、私がユナ役でいいんだと思わせてくださいました。全員でのアフレコは途中からできなくなってしまいましたが、スタッフの皆さんが少人数でもさみしくないように声をかけてくださったり、また掛け合いがしやすいよう組み合わせて収録を行ってくださったのもうれしく、とてもありがたかったです。

――ユナとしてED「あのね。」も歌っていますが、レコーディングの思い出は?

 これまで低音が効いた激しい曲を歌わせていただくことが多かったので、「あのね。」のような落ち着いた曲調は初めてで、音源をいただいたとき「歌えるのか!?」と思いました。原作のくまなの先生にもユナがどう歌うかをうかがったんですが、「お任せします」と言っていただいて。レコーディングは監督が来てくださったので、いろいろとディスカッションをしながら、ストーリー性のある歌い方を心がけました。オンエアでは流れないパートもすごくいい歌詞なので、ぜひ発売中のCDを聞いていただけるとうれしいです。

――この先、クライマックスを迎えますが、見どころを教えてください。

 最初にユナと出会ったフィナとの関係性に注目してほしいです。フィナって、ちょっと甘えるのがヘタなうえに、ユナの人間関係が広がったことで、なかなか2人きりになれなくなって。もどかしさを抱えているフィナがどうするのか。ユナに素直な気持ちを言えるのか……というところがポイントですね。最後まで穏やかで温かい作品になっていくと思いますので、ぜひ癒やされたいときなどに見ていただけたらと思います。

『くまクマ熊ベアー』場面カット (C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会

MegamiにQuestion


Q.チャームポイント
A.目
 目が大きいので。映像収録のときだけ、なぜか瞬きが増えるんです。チェックしていると、瞬きの多さが目立ってちょっと恥ずかしくなることがあります。

Q.ニックネーム
A.ちゃんまき
 高校時代、アルバイト先に入ってきた新人の方が、自分より年上だったんです。関係性がめんどくさいからと「ちゃんまきって呼びますね」と突然言われて。その後、養成所で自己紹介をするときにあだ名を言わなければならず、急遽それを思い出して言って以来、ずっとそう呼ばれていました。ただ最近は「まき」が省略されて「ちゃん」になっています(笑)。

Q.自分の声の特徴
A.ダウナー系、落ち着いた声
 同業の方に「ダウナー系だね」と言われたことがあって。自分でも自分の声の強みがわからなかったんですが、最近はクール系のキャラクターや達観したキャラクターをやらせていただけることが増えて、そういうタイプの声に合うのかなと思っています。

Q.自分の性格
A.ネガティブ
 人前では勢いでしゃべるんですが、帰り道に「失礼なことを言っていないかな」「変な捉え方をされていないかな」と心配になって、何年も引きずるんです(笑)。でも、最近は先輩方とお会いしたあと気になることがあったら、すぐに連絡するようにしています。だいたい「気にしすぎだよ」って言われますね。

Q.いま、ハマっている趣味は?
A.VTuber
 自分の感性に合った方の動画は、見ていてすごく楽しいです。配信を見ながら家事をしたりして、日常に潤いも出ています。

Q.強くなったらやってみたいことは?
A.運動神経を強化できたら、パルクールをやりたい
 何に強くなるかによるんですが、運動神経を強化できたら、街中をピョンピョン跳び回るパルクールをやってみたいですね。それから、ボルダリングもやってみたいです。

Q.ユナの魔法やスキルで使ってみたいのは?
A.土魔法
 家を建てるのは土地を用意するのが大変そうなので(笑)、家具を作ってみたいですね。

Q.本作のキャッチフレーズ
A.「クマ」というワードを見た瞬間『くまクマ熊ベアー』が浮かぶ番組
「あのね」が2回聞こえてきたら、エンディングが毎日流れる人生になると思います(笑)。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

プロフィール
河瀬茉希【かわせ・まき】12月31日生まれ。千葉県出身。アーツビジョン所属。主な出演作は、『メジャーセカンド』沢弥生役、『モンスター娘のお医者さん』苦無・ゼナウ役など。

TVアニメ『くまクマ熊ベアー』放送情報
毎週水曜日夜11時30分よりTOKYO MXほかにて放映中
【あらすじ】
ある日突然、異世界で暮らすことになってしまったユナ。身に付けていると最強クラスの魔法とスキルが使える「クマ」装備をまとい、ユナは異世界のいざこざを解決しながら、自由気ままに暮らしていく。

ユナ (C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会

(C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会
《M.TOKU》
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