3rdシングル『風に吹かれて』をリリースした福原遥がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!テレビアニメ『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDや歌での表現について語ってくれた。【インタビュー】 | 超!アニメディア

3rdシングル『風に吹かれて』をリリースした福原遥がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!テレビアニメ『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDや歌での表現について語ってくれた。【インタビュー】

アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらうメガミマガジンのインタビュー企画「Megami’sVoice」。2020年8月号には、3rdシングル『風に吹かれて』をリリースした福原 …

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 アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらうメガミマガジンのインタビュー企画「Megami’sVoice」。2020年8月号には、3rdシングル『風に吹かれて』をリリースした福原遥が登場。「超!アニメディア」では、本誌で紹介できなかった部分も含めた、ロングインタビューをお届けする。


 

語りかけるような歌い方を意識した表題曲

――表題曲の「風に吹かれて」は、『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』(以下『かぐや様』)のEDテーマです。作品についてはどんな印象を持っていますか?

 すでに自分でも知っている、すごい作品だなと思っていました。実写化もされて、仲のいいキャストさんも出演されていて……。ストーリー展開が早くて、ギャグのセンスもすごく、見ていて元気になるという印象でした。なので、そんな作品のEDを歌えると決まったときはビックリしました。

――最初に「風に吹かれて」の曲を聞いたときの印象を教えてください。

 じつは、曲はずっと以前から存在していたんですね。その当時、テストみたいな感じでレコーディングも少しだけしていて。しっとりとしていてやさしいメロディーだし、すごく好きな曲だと思っていました。ただ、『かぐや様』のEDに流れるとどうなるのかな、とは思っていました。アニメ第1期『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の曲は明るいものが多かったので、この曲はどんな感じにハマるんだろうと考えていました。

――本番のレコーディングでは、どんなことを意識しましたか?

 過去を思い出しながら、自分の大切な人に感謝を込めて歌うようなイメージでした。なので、語りかけるような歌い方を意識していました。ミュージックビデオを撮ったときもそうだったのですが、「昔はこんなこともあったけど、あなたがいてくれたから乗り越えられたんだよ」と伝えるような気持ちで。それから、タイトルにもあるように、風に吹かれながらやさしくささやくような歌声になったらいいなと思っていました。

――実際、レコーディングは思ったとおりに進みましたか?

 最初は難しかったです。以前一度レコーディングをしたときの歌い方とどうしても比べてしまって。いまのほうがちょっと甘く聞こえる気がしましたし、歌詞をちゃんと届くようにと思って歌うと、声に強さも出てしまい、以前と違うけれど大丈夫なのかな……と思うようになって。でも、『かぐや様』のオンエアに乗ったものを聞いてくださった皆さんが「『かぐや様』にあっているよ」と言ってくださっていたので、ホッとしました。

――自分でもオンエアは見てみましたか?

 見ました! めちゃくちゃ繰り返して見ましたね(笑)。作品とマッチしているなと思いましたし、曲の入りの部分がすごく好きで。こんな風に素敵な場所に連れていってくれるんだ……と感じてすごくうれしかったです。

――この曲で、自分なりに新しくチャレンジしてみたことは?

 これまで恋愛的な要素が入って、キュンと切なくなるような歌詞を歌ったことがあまりなかったので、ちょっと甘酸っぱくさせたいなと思っていました。でも、あまり入り込みすぎてしまうと、聞いている方にとって重く聞こえるかなとも思ったので、そのあたりは試行錯誤をしました。とくに、「好き」と告白するワードの部分は、音域が高かったんですね。そこまでどういう流れで高い音にしていくのかは悩みつつ、力を入れました。

――個人的なこの曲の聞きどころを教えてください。

 サビの部分です。歌っている私もですが、聞いてくださる方にとっても、大切な人を思い浮かべて安心できる、いい言葉が詰まっているんです。大切な人への気持ちを感じながら聞いていただけたら、ひとりじゃないと思えるし、これからもがんばろうと思っていただけると思います。

――福原さんは、子安つばめ役としても作品に参加されていますよね。

 キャストとしても関わることができると思っていなくかったので、ビックリしました。でも、レコーディングの前に2回くらいアフレコに参加できたことで、作品の世界観もよりわかりましたし、キュンキュンするシーンも目の前で繰り広げられているのを見ることができて、作品の持つ空気を感じてから歌えたのはすごくよかったです。

――この曲ではミュージックビデオも撮影されています。

 めちゃくちゃ楽しかったです(笑)。友達に動画を撮ってもらっているみたいな素の表情が出ていたので、自分で見るとちょっと恥ずかしさもあるんですが、きっと見てくださる方に楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。スタッフの皆さんもすごく盛り上げ、温かく見守ってくださって。それもあって素の表情ができたんだと思うので、感謝でいっぱいです。

とにかく“楽しい”しかなかった

――カップリングの「ハンドメイドセカイ」はデジタルなサウンドが印象的な曲です。

 いつもは、完成した曲を聞いたとき、もう少しこうしたかったと思うことがあるんですが、この曲では全然思わなかったんです。自分の声とマッチしていると思いましたし、ストレートに好きだなと思いました。自分の声だけど素直に楽しめるので、いま、自分でも何回も聞いています。

――テンポが速めのメロディになっていますよね。

 そうですね。高音と低音の行き来も激しい曲だったので、1回音が外れちゃうとハマってしまって元に戻れなくて(笑)。スタッフの方からも「その音じゃないよ~」と指示をいただきながらがんばって歌いました。

――スピード感のある曲を歌うのは、得意なほうですか?

 う~ん……楽しいです(笑)。この曲は、最初のほうはしっとりとしたささやくような歌い出しなのに、思いが強くなるのに合わせるように音も強くなって、気持ちが伝わる過程が描かれているんですね。その流れがすごく楽しいんです。自分でも曲の波に乗れている感覚があって、とにかく“楽しい”しかなかったです。

――この曲でとくに好きなところはどこですか

 仮歌の時から、どんどん上昇していくような感覚があったので、そこは自分で歌ってみても好きでした。それから、気持ちが上がっていくところを出したかったから、歌い出しがちょっと棒読みっぽい感じなんです。そこもいつもの私の歌とは違う感じでいいなと思いました。

――2曲できあがっての感想を教えてください。

 新しい自分を聞いてもらえるんじゃないかなという気持ちになりました。恋愛っぽさや切なさを感じさせる曲は歌ってみたかったので、無事にできあがってうれしかったです。

――普段はお芝居もされている福原さんですが、歌で思いを表現することには慣れてきましたか?

 だんだん馴染んできたとは思いますし、歌の世界にちゃんと立てているなと感じられるようにもなってきています。でも、まだまだなところもたくさんあるので、もっと歌を続けていきたいし、いろいろなアーティストの方の歌い方も研究して、いろいろなことに挑戦していきたいです。
 お芝居をしているときは、相手役の方がいてそのキャッチボールを大切にしたいと思っていますし、そこからどんどん新しい展開が生まれていったりもするのですが、歌は、多くのスタッフの方がいるとはいえ、私ひとりで世界観を作り上げなければいけない部分もあるので、楽しさも難しさもお芝居とはまた違うものだなと感じています。

――今回は初のラブソングでしたが、今後挑戦してみたい曲は?

 ラブソングは表現が難しいところもありましたが、歌っていて楽しかったので、また歌ってみたいです。それから、前向きな曲は歌い続けたいです。

――めちゃめちゃラブラブハッピーな曲とかはどうですか?

 上白石萌音さんが歌っている「ハッピーエンド」という曲は、普段の彼氏彼女の日常を描いているんですが、すごくかわいいんです!「大好き!」が全開のキラキラしているようなものはちょっと難しそうですが、日常感のあるラブラブハッピーな曲なら歌ってみたいし、語りかけるようなセリフが入った歌にも挑戦してみたいです。

――自分で、アーティストとしての成長は感じていますか?

 はい。前はこう表現したいと思ってもお芝居の表現しかイメージできなかったのが、今はいろいろな表現方法を学んでできることも増えていると感じています。やり過ぎるとちょっと重くなっちゃうとか、まだまだなところもありますが……。

――ちなみに、『かぐや様』といえば、かぐやと御行のラブコメですが、福原さんから見て御行みたいな男性はどうですか?

 素直になれないところもドギマギしているところも、見ているぶんにはすごくかわいいと思います。でも、相手に「告らせたい」って思っちゃうところは……ちょっと(笑)。そのプライドは捨ててもいいんじゃないかなって思っちゃいます。

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。

「風に吹かれて」とカップリングの「ハンドメイドセカイ」は全然違う雰囲気の曲です。「風に吹かれて」は、「私はこの人たちがいるから、いまここに立てているし、こうやって強くなれているんだ」と感じられる曲になっています。「あなたにはいろんな人がついているよ」と思っていただき、聞いた方が一歩踏み出せるような曲になっていたらいいなと思います。そして、『かぐや様』のED映像もすごく素敵なので、アニメとも一緒に曲を楽しんでいただけたらうれしいです。また、「ハンドメイドセカイ」も、人に寄り添うようなやさしい曲になっていますので、それを感じていただきたいです。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

Profile
福原遥【ふくはら・はるか】8月28日生まれ。埼玉県出身。研音所属。2019年、シングル『未完成な光たち』でアーティストデビュー。これまでに2枚のシングルをリリース。女優としてはドラマ『ゆるキャン△』志摩リン役、声優としては『キラキラ☆プリキュアアラモード』有栖川ひまり/キュアカスタード役などを務める。

『風に吹かれて』商品情報
発売日:発売中
レーベル:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
価格:
初回生産限定盤、期間生産限定盤各2,300円(税込)
通常盤1,100円(税込)

(C)赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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