声優ユニットのRun Girls, Run！（以下、RGR）が、5月29日にニューシングル「ダイヤモンドスマイル」を発売。同名のリード曲は、4月から第2シーズンが放送中のＴＶアニメ『キラッとプリ☆チャン』のＯＰテーマにも起用されている。発売中の「アニメディア6月号」では、RGRの最年少メンバーであり、『キラッとプリ☆チャン』の主人公・桃山みらいを演じる林鼓子に、「ダイヤモンドスマイル」の魅力やレコーディング時の思い出を語ってもらったインタビューを掲載。「超！アニメディア」では、紹介しきれなかった部分を含めた長文版を紹介する。
──新シングルのリード曲「ダイヤモンドスマイル」を、林さんが初めて聴いたときの感想を教えてください。
すごく熱い楽曲だと思いました。お客さんの前で歌ったら「絶対に盛り上がる！」と、ウキウキしちゃいました。その一方で、技術的には今まで歌ってきた楽曲のなかでも一番“歌唱の難易度が高いかも”とも感じました。歌唱する音域が広く、高い音も多いんです。またハモリのパートもたくさんあるので、「難しい……。でも歌えたら、すごくかっこいい！」と、気合いが入りました。
――「ダイヤモンドスマイル」は林さんのパートが多いですよね。
そうなんです。今回はありがたいがたいことに、ソロパートをたくさん担当しています。だからこそ、今の私の歌唱技術を試されているなと感じました。
──歌詞のなかで、印象的だったフレーズはありますか？
Ｃサビの「スーパースター 超えて見せるから」というような部分が好きです。「ダイヤモンドスマイル」はＴＶアニメ『キラッとプリ☆チャン』（以下『プリ☆チャン』）シーズン２のＯＰテーマでもあるんですけど、今お話した部分は、主人公たちの今の気持ちとすごくリンクしていると思うんです。シーズン１では「みんなで頑張ろう」という雰囲気でしたが、シーズン２では「もっともっと高いところを超えていくんだ」という意欲が主人公たちにはあって、そんな部分をストレートに表現されているところがエモいなと感じました。
――「ダイヤモンドスマイル」に限りませんが、レコーディング前の自主練習はみっちりやるタイプですか？
はい。すごくします。ただ、今までは仮歌を何度も聴いて耳で覚えてから練習するという方法だったんですけど、「ダイヤモンドスマイル」では耳で覚えるだけでなく、楽譜を見ながら練習するようになりました。
練習方法を変えたのは、レコーディングの時にスタッフの方とより高いレベルでお話したいと思ったからです。さきほどもお話したように、「ダイヤモンドスマイル」はRGRの楽曲のなかでも求められる歌唱技術がすごく高いので、音程やリズムの正確性といった練習を通じて精度を上げられる部分は、できる限りクリアーしておきたかったんです。おかげでレコーディング時に、リズムや音程でリテイクを重ねることは少なかったんじゃないかなと思います。
──実際のレコーディングはどうでしたか？
メンバー３人とも今までで一番、収録に時間がかかりました。というのも今回、初めて歌唱で“熱さ”を表現したんです。でも、収録はスタジオの閉鎖的な環境のなかでひとり、しかもヘッドホンをしながら行うので、なかなか求められている熱さを発揮することができなくて……。それこそ何度もテイクを重ねて、少しずつ感情のギアを上げていって、やっとＯＫをいただいた感じです。おかげで収録を終えたあとは、もうヘトヘトでしたね（笑）。
──この楽曲で、RGRの“全力全開”の歌唱を聴くことができるわけですね。
はい。今の全力を出しきりました！ そして歌唱の技術も感情の込め方も、この楽曲を通してたくさん学ぶことができました。森嶋（優花）や厚木（那奈美）とも話しましたが、「ダイヤモンドスマイル」を通して、私たちはまた一歩成長できたと感じます。そういう意味でも、とても大切な楽曲になりました。
──「ダイヤモンドスマイル」で表現した熱さは、林さんが演じる『プリ☆チャン』の主人公・桃山みらいのどんな部分に感じることができますか？
シーズン１のころのみらいは引っ込み思案で、周りの子に引っ張ってもらうことが多かったように思います。そんなみらいがシーズン２の１話で自ら「ダイヤモンドアイドルになりたい」と口にして、その目標に向かって走り出しています。芯のある子だとは思っていましたが、自ら先頭に立って周り子たちを引っ張っていこうとする姿には、今までにない熱さを感じています。
――ＭＶでも披露されている「ダイヤモンドスマイル」のダンスの振り付けはどうでしたか？
今回は曲のなかで、ピタッとポーズを決める振り付けがたくさんあるんですけど、その瞬間をかわいらしく魅せるのがとても難しかったですね。歌と同様、ダンスもどんどん求められる技術が上がっていますが、そのぶん、練習すればするほど「ダイヤモンドスマイル」が育っていくことを肌で感じることができるのでうれしいです。
――ＭＶの撮影はどうでしたか？
ＭＶにはダンススパートのほかに、ストーリーパートもあって、今回は“スポーツ回”でした。撮影スケジュールには、“マラソン”とか“腹筋”と書かれていて、運動が苦手な私としてはちょっとビクビクしていたんですけど（笑）、森嶋や厚木とワイワイキャッキャしながら撮影できたと思います。それから、i☆RisさんやWUGさんなどの先輩がみなさん“合宿”を経験されているんですけど、RGRではまだ合宿をしたことがないので、プチ合宿気分も味わえと思います。
――ＭＶのストーリーパートでは、林さんの髪型が三つ編みになっていて新鮮でした。
ありがとうございます！ 「せっかくなら髪型も変えたいよね」と3人で話していて、私は三つ編みにしてもらいました。プライベートでもあまりしない髪型なので、かなりレアだと思います。あと私たちのトレーニングウェア姿もあまりお見せしたことがないので、ストーリーパート部分は、ファンの方にとっても新鮮な映像になっているんじゃないかなと思います。
――ＭＶの見どころを教えてください。
もともとRGRのＭＶはストーリー性があるものが多いですが、「ダイヤモンドスマイル」のＭＶには、「自分らしく頑張ろう」というメッセージが詰まっていると思います。個人的にはＭＶのなかで、細かなお芝居にいろいろ挑戦しています。改めて見返すと恥ずかしいんですけど（笑）、「頑張ってるなぁ」と感じる部分が多いので、ＭＶのなかの私も楽しんでいただきながら、エールを受け取っていただけたらうれしいです。
――最後に、元号も令和へと変わり、林さんも5月15日誕生日を迎えられました。これからの目標を教えてください。
正直今は、「もう17歳なんだなぁ」という気持ちです。昔の私にとって17歳ってすごく大人で落ち着いたイメージがあったんですけど、今の自分はまだまだだなって感じています。だからこそもっともっと成長したいですし、今まで以上に向上心を持ってさまざまなことにチャレンジしたいなって思います。
――プライベートで挑戦したいことはありますか？
いろいろなことを学びたいんですけど、あえて挙げるとしたら……料理でしょうか。これまでまったく自炊したことがないんですけど、“大人の女性”というと得意料理を持っているイメージがあるので、なにか1品、得意料理を持ちたいなって思います！
PROFILE
Run Girls, Run！【ラン・ガールズ・ラン】2017年7月結成の声優ユニット。メンバーは林鼓子、森嶋優花、厚木那奈美。昨年2月にシングル「スライドライド」でCDデビュー。これまでに4枚のシングルをリリース。また、3人はTVアニメ『キラッとプリ☆チャン』シリーズに、メインキャスト（桃山みらい役・林鼓子、青葉りんか役・厚木那奈美、紫藤める役・森嶋優花）として出演中。同作のOPテーマも１曲目から担当している。
＜ＣＤリリース情報＞
5thシングル「ダイヤモンドスマイル」
エイベックス・ピクチャーズより、５月29日（水）発売。
CD+Blu-ray：2,268円（税込） CD Only：1,296円（税込）
5枚目のシングルには『キラッとプリ☆チャン』シーズン2のＯＰを収録。明るく疾走感のある曲に3人の弾けるような歌声が乗って、元気なハーモニーを奏でている。CD+Blu-ray盤に収録されたMVでは、白を貴重としたジャケット＆ミニスカート姿でエネルギッシュなダンスを披露している。
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＜ライブ情報＞
Run Girls, Run！2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ！！！
＜日時＞ 2019年8月4日(日)
昼公演 開場：14:00／開演：15:00(予定)
夜公演 開場：17:30／開演：18:30(予定)
＜会場＞ SHIBUYA CLUB QUATTRO
＜出演＞ Run Girls, Run！（林鼓子、森嶋優花、厚木那奈美）
＜チケット＞ 6,300円（税込)
※別途ドリンク代必要
年齢制限：3歳以上有料
主催・企画：エイベックス・エンタテインメント／エイベックス・ピクチャーズ
お問い合わせ：HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999(平日12:00-18:00)
http://www.red-hot.ne.jp
