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立花理香が『ノブナガ先生の幼な妻』EDテーマ「Returner Butterfly」をリリース「力強く、スマートなかっこよさをイメージしながら歌いました」【インタビュー】

2019/5/15


 声優・立花理香が、2ndシングル「Returner Butterfly」を5月15日(水)にリリース。その制作秘話を聞いたインタビューが、現在発売中のアニメディア2019年6月号に掲載されている。「超!アニメディア」では、本誌記事内ではお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文を掲載する。


■声優魂に火がついた

ーーアニメ『八月のシンデレラナイン』や『女子かう生』など、今期さまざまな作品に出演されている立花理香さん。以前に出演された『雨色ココア』では犬の役、『女子かう生』はセリフがない作品という、変わった役が続いていますね。

 『雨色ココア』では、ワンワンという鳴き声だけで感情を表現して。『女子かう生』は、原作漫画に吹きだしがない作品です。おかげさまで、ここ最近は声優としていろいろ挑戦させていただけて、すごく楽しいです。ただ、『女子かう生』の富戸もも子ちゃんの声を担当させていただけることが決まったときは、うれしいものの「どうやってアニメ化するんだろう?」と、楽しみでした。具体的なセリフがないので、言葉をしゃべらずにいかに感情を表現できるかというところで、声優魂に火がつきましたね(笑)。

ーー台本はあったのですか?

 一応ありました。台本は二段になっていて、上の段にはこのシーンはこういう絵のカットがあると説明があって、下段にセリフが書いてあるものなのですが、このアニメの台本の下段は真っ白でした(笑)。だから自分でイメージして、言葉ではない声を何かしら発しないといけない。想像力と妄想力をフルに回転させて、難しかったけれどそのぶんすごく楽しかったですよ。スタッフさんも声優陣を信頼してくださって「もっとやっていいですよ」とおっしゃっていただきました。面白かったのは、キャストが持ち回りで担当する次週予告です。言葉を発せずに、どうやって予告を説明するのかが見どころです。収録のときは、スタッフさんの爆笑を聞いてガッツポーズしました。声優冥利に尽きます(笑)。

ーーそんな立花さんは、アニメ『ノブナガ先生の幼な妻』のEDテーマ「Returner Butterfly」を歌っています。OPテーマでも合いそうなロック調ですね。

 『ノブナガ先生の幼な妻』は、戦国時代の織田信長の正室だった帰蝶が現代にタイムスリップするというぶっ飛んだお話なんですけど……歴史が好きな方に限らず楽しんでいただける作品です。戦国時代が関係するお話という部分で、武将のかっこ良さや和テイストを入れられたらと思って。2ndミニアルバム『LIFE』に収録の「KOTO-DAMA」という曲と同じクリエーターさんに作っていただきました。

ーー歌ってみて、いかがでしたか?

 いかにかっこよく歌うかが、肝になりました。力まず、でも力強く、スマートなかっこよさをイメージしながら歌いました。

ーーそのときにイメージしたかっこよさとは?

 歌詞は、アニメのヒロインである帰蝶をイメージして書いていただいています。今は女性も仕事を自由に選べる時代だけれど、当時はそういうこともできなかったわけです。女性に自由がなく政略結婚も受け入れるような、その時代を生きる女性としての覚悟みたいなものを帰蝶は持っている気がしていて。そういう強さを歌詞からも感じました。

ーーレコーディングで大変だったところはありましたか?

 そうですね……強い曲ではあるんですけど力を込めるだけではなくて、ファルセットをどこで入れたらスマートに聴こえるかなという、抜き加減はディレクターさんと相談しながら歌わせていただきました。

ーー歌詞に<私だから>というフレーズが出てきます。立花さんが「私だから」と思ったことは?

 うーん、難しいですね(笑)。でも、もともと私はモノトーンの洋服ばかり着ていたんですけど、声優の仕事をやるようになって、役に合わせて着たことのなかったラブリー系の服やカラフルな服にもがんばって挑戦していた時期があって。でも結局「私だから」と思って無理をやめたんですけど、その中に「意外とこういう服も合うな」とか発見できたこともあって。そうやって一度いろいろ試してみないと、自分らしさというものにはなかなか気づけないものだなと思ったことがあります。

ーーでは、立花さんらしさとは?

 急に何か、哲学っぽいですけど……。私と言えば、居酒屋で割り箸の袋を折って箸置きにするとか。単なる酒飲みの習性という話もありますが、それが私です(笑)。

ーーカップリングの「Pelican」は、表題曲とは違って、さわやかな風が吹くような楽曲ですね。

 表題曲がかっこいいロックだったので、それとは違ったさわやかめの雰囲気がいいなと思って。何曲か候補があるなかから、「すごく歌いたいな」という単純な理由で、この曲を選びました。

■感謝の気持ちをペリカンで!

ーー今回も立花さん自身が作詞を。タイトルの「Pelican」は、鳥のペリカンのことですよね?

 はい。今回何をテーマにしたかと言うと……ちょうど声優として5年、アーティスト活動を始めて1年というプチ節目の時期だったので、ここまでの道のりを振り返って、みなさんにお礼の気持ちを届けたいと思ったんです。それで、ペリカン=運ぶというイメージから、みなさんにここまで運んでいただいたというイメージを重ねて「Pelican」と付けました。私は“ペリカンの大きな下あごに乗せてもらい、みなさんがペリカンになって飛んでくれたからここまでやってこられました、みなさんありがとう”という気持ちを込めました。

ーーペリカンという発想が、立花さんらしい。

 そうですか(笑)。提出するときは、NGを食らうんじゃないかとヒヤヒヤしましたけど、意外と大丈夫でよかったです。ただ、今まではざっくりとしたお題をいただいていたのですが、今回は好きに書いていいということだったんです。「好きに」と言われると、なかなか浮かばないものなんですよね(笑)。

ーー前回のシングルで作詞をされた「緑の時計」では、歌詞に四季が入っている小ネタが仕込まれていました。今回は、どんなネタが……?

 これは意図的に書いたわけではなく、あとで考えたらそういう意味になるなと思ったんですけど……<始まりの鐘が鳴る>というフレーズがあって。ここでピンとくる方は、おそらく野球好きな方だと思います(笑)。

ーーなるほど広島カープの応援歌ですね。無意識に出てしまうくらいお好きということで。ほかにもあったり?

 はい。私は、音楽は好きだけれど歌うのは苦手で、今でも決して上手いと言えないですが、そんな私がここまでアーティスト活動を続けてこられたのは、みなさんのおかげだと思っています。ありがとうという気持ちを込めて、歌のなかでもお返しができたらいいなと思って。ある部分に入れてみました。説明しても「え〜そこ?」って言われてしまいそうなんですけど……。

ーー歌は、苦手だったんですか?

 立花家には、家族でカラオケに行く文化がなかったので、人前で歌うのが恥ずかしくて。音楽の授業でも歌のテストがいやで、伴奏を引き受けていたくらいでした。高校生くらいになって、歌が下手なのを知られても大丈夫な友だちができて、やっとカラオケに行けるようになったんですけど、友だちが上手くて自分の下手さを余計に思い知ったという。それが今、こんなに大勢の前で歌っているのは、自分にとって本当にすごいことなんです。

ーー今はどんなお気持ちですか?

 今は、いい意味でさらけ出せるようになりました。それだけ応援してくださるみなさんとの距離間が縮まったのかなと思いますね。これからも、その距離をもっと縮めていけたらうれしいです。

ーー初回盤のジャケットは、すごく鮮やかでおしゃれですね。

 「Returner Butterfly」というタイトルなので、どこかに蝶々を入れたいと思って、よく見るといろいろなところに蝶々があしらわれています。赤い衣裳は広島カープとは関係なく(笑)、曲調的に情熱的なイメージだったのでカラーは赤かなと思って。通常盤の顔がアップの写真は、外で撮ったんですけど、オフショットっぽく「こういうのも撮ってみようか」みたいに話をしながら、パシャッと撮った自然な1枚です。ジャケットに使用するつもりではなかったんですけど、仕上がったらすごくいい写真だったので、急きょジャケ写に採用されました。

ーーMVはどんな内容に?

 歌詞に<夢と現(うつつ)>というフレーズが出てくるんですけど、ふたつのシチュエーションを行ったり来たりする感じで、とてもかっこいい感じになっています。ライティングもすごくかっこよくて、その上にCGが合成されている感じです。初回限定盤にはこのMVとメイキング映像も付きますので、ぜひ楽しみにしていてください!

※画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

取材・文/榑林史章

PROFILE
2月27日生まれ。広島県出身。WITHLINE所属。昨年2月にミニアルバム「Flora」でアーティストデビューを果たし、これまでに2枚のミニアルバムと1枚のシングルをリリース。11月30日に東京・品川インターシティホールにて3rdLIVEの開催が決定している。

Returner Butterfly
5月15日発売
ロッカンミュージック
初回限定盤:1,800円
通常盤:1,300円

※画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

『ノブナガ先生の幼な妻』EDテーマ「Returner Butterfly」は、作詞・松井洋平、作曲・俊龍、編曲・中土智博で制作。アッパーのロックチューンで、クールさと凛とした力強さが込められた立花の歌声が光っている。カップリングの「Pelican」は、さわやかなナンバー。プロ野球チーム・広島東洋カープの応援歌をイメージさせる歌詞が出てくるのも立花らしい。活動を振り返って、ファンへの感謝の気持ちが込められている。ジャケ写は、カープとは関係なく、情熱的な赤をイメージ。初回限定盤のDVDには、夢とうつつを行き来するイメージのMVとメイキングを収録する。



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