超!アニメディア

  • RSS
  • twitter

超!アニメディア

  • RSS
  • twitter

MENU

特集

「これからもマー君を推していきたい!」TVアニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』母・真々子役の茅野愛衣&息子・真人役の石谷春貴の“親子”対談!【インタビュー】

2019/8/3


 お母さんがヒロインという前代未聞の原作小説をアニメ化した『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』。本誌「アニメディア8月号」でも好評の真々子&メディの夏真っ盛りなイラストを、超!アニメディアでもご紹介。合わせて、母・真々子役の茅野愛衣と息子・真人役の石谷春貴の対談も掲載中だが、超!アニメディアでは本誌に入りきらなかった部分を含めたロング版をご紹介。

ーーまずは初めて作品に触れた際の印象についてお願いします。

石谷 主人公が異世界に転移する作品はたくさんありますけど、この作品を初めて読んだときは「お母さんもついて来ちゃうの!?」と驚きました。真々子が一緒にいることで先の展開が読めなくなって、いい意味でワクワクしました。作者の井中だちま先生のお母さんという存在への情熱を感じる作品でしたね。

茅野 「母は強し」という言葉がありますが、異世界に行ってもお母さんは強かったですね。お母さんがメインヒロイン……ヒロインっていう言い方でいいんですかね?(笑) そういう作品ってあまりないと思うので、新しい試みでおもしろいなというのが第一印象でした。以前、原作小説の宣伝企画で「キミの名前をお母さんが呼んでくれる!? お母さんの甘えさせてくれるメッセージキャンペーン」というのをやらせていただいたことがありました。幼少期に呼ばれがちなニックネーム50種類を真々子が呼んでメッセージ配信するという企画なんですけど、一般の視聴者の方だけでなく業界の方からも「自分の名前があってうれしかったです!」とか、「自分の名前がなくて残念でした!」っていう意見をいただいて、いろんな方から注目されているんだな、という手応えを放送前から感じていました。

ーー親子役を演じるにあたり意識されたことは?

茅野 石谷くんはプロ・フィット声優養成所の後輩で、デビュー前から知っているんです。以前から仕事についての相談に乗ることが多かったので、真々子のように教え導くという立場は演じやすかったです。だから特別に意識したことって、じつはないんですよね。

石谷 今回は自分のことを新人のときから知っていて、成長を見守ってくださっていた茅野さんとの共演だったので、安心しました。自分のやりやすいように掛け合いができるんだろうな、というビジョンは、演じる前からありました。

茅野 うれしいことを言ってくれますね!

石谷 実際にアフレコ現場に入ったとき、茅野さんに「好きなように演じていいよ」と言っていただけて、自分が思う通りの演技ができました。演じるときに意識したのは“マイルドな反抗期”です。反発心というよりは「またかよ……」と食傷気味な感じ。不満はあるけど決して嫌いではないという、ある種の柔らかさを出すようにしました。

ーー石谷さん自身も、いわゆる反抗期の経験があったりしたのでしょうか?

石谷 自分の場合はかなり荒々しい反抗期で、真人とは全然違ったので、当時の経験を活かすというより、自分になかったものを演じる感じでした。

茅野 けっこう強めの反抗期だったんですね。

石谷 そうなんです。だから新鮮な気持ちで演じました。真人は、すごくいい子ですよね。困っている人を放っておけない。これまでの真々子による教えの賜物なのかなと思います。

茅野 家庭環境がよすぎたから、悪ぶるということがない。やさしい子に育ってくれました(笑)。

石谷 根がいい子だから周りに嫌われるということがないし、いざというときに頼られるキャラクターです。ただ、やっぱり真々子が一緒にいるからちゃんとできているという面もあると思うので、まだまだ独り立ちはできないかなっていう印象があります。

茅野 私はマー君がひとり旅をしても、また今とは違ったお話が生まれて楽しいんじゃないかなっていう気持ちもあります。ひとり旅をするマー君と、そんなマー君を妖精的な存在になって見守る真々子の物語とかあったら面白そうですよね。

石谷 妖精?

茅野 お母さんとしての姿ではなく、もふもふとしたマスコット的な存在としてゲーム世界に登場して、自分が真々子であることは隠してマー君と旅をする、みたいな。そうすると真々子の出番もありつつ、また違ったマー君の姿が見られるんじゃないかなと思っています。

石谷 たしかに、それなら真々子を描きつつ真人のひとり旅が見られます。でも、ひとり旅だと真人は最初だけ喜ぶけど、すぐにさびしさを感じそう。真人のほうもなんだかんだで親離れはできてないと思います。もし本当に真々子から離れて独り立ちなんてことになったら、真人は絶対泣くと思います。

茅野 真々子が子離れするところは想像できないですけどね(笑)。「かわいい子には旅をさせろ」と言いますけど、真々子は旅をさせないタイプ。

石谷 ときどき手を離して「行ってらっしゃい」とは言うんですけど、すぐに「やっぱりやだ!」ってなるイメージがあります。

茅野 どこまでいってもブレない真々子。

石谷 真々子は感情の揺れ幅も一定な気がします。

茅野 メンタル面でもブレることがないんですよね。感情的になるシーンはあるんですけど、起伏が激しいわけではないので、演じるときも自分のなかにあるブレない真々子のイメージをつねに意識していました。それが真々子っていうキャラクターの人間性を守ることにもつながるし、そんな真々子との対比でよりマー君の感情の動きが際立つのかなと思っています。

石谷 真人は対ワイズ、対ポータ、対メディと、人によって違う面を見せるので、演じていても感情の幅が広いなと感じます。

茅野 真々子がとにかく強いんですけど、だからこそ真々子だけが目立つのではなく、真々子の演技によってほかのキャラクターたちのいい面が出たらいいなって思いながら演じています。

ーーほかのキャストの方との掛け合いで印象に残っている点はありますか?

石谷 作品自体のテンポが早くて、「ここからここまでのセリフをこの尺内に収めてください」っていう指示がすごく多かったんですけど、みんなで頑張ってその尺内に収めようとしているときに、チームワークの強さを感じました。収録はすでに全話終わっているんですけど、このキャスト陣でできてよかったと思っています。

茅野 誰かの反応を受けてほかの誰かが反応して、その反応を受けてさらに別の誰かが……っていう感じでしたからね。決まった時間のなかでそのキャラクターらしさを出すっていうのは、私も含めてみんなで工夫しました。

石谷 観ている方にはそのテンポ感のよさも楽しんでいただきたいです。

ーー改めて振り返ると、1話の見どころは?

石谷 王様役の青山穣さんの演技がすごいです。

茅野 1話だけの出演なのはもったいないですよね。

石谷 1話は青山さんと白瀬役の新井里美さんの印象が、とくに強い。

茅野 新井さんの演技は初っぱなから気合が入っていて、アフレコが始まる前まで想像していた白瀬の何倍もすばらしいことになっていて。エキセントリックさがすごいですよね。

石谷 原作で読んでいた白瀬のイメージそのままで感動しました。

茅野 1話を見た方のなかには、本編はもちろんED主題歌の「パタパタママ」に衝撃を受けた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

石谷 僕は原曲を知らなかったので、初めてタイトルを聞いたときにはどんな曲だろうってネットで調べました。ED主題歌からも、「お母さん」への強いこだわりを感じます。

茅野 世代で知っている人もいれば知らない人もいて、みんなで調べてワイワイしたのも楽しかったですね。真々子バージョンの「パタパタママ」には、曲のなかにセリフが入っているんですけど、キャストのみなさんがそれを聞いて喜んでくれたのでうれしかったです。あと曲の最初に鼻歌を入れているんですけど、あれは当初入れる予定がなくて、収録のときに私が鼻歌を歌っていたら「それも入れましょう」ってなったんです。これはちょっとした裏話ですね。

――歌詞はほぼ変わっていますよね。

茅野 完全に変わっています。アニメで流れているのは歌詞の一番と二番の最後だけだと思うんですけど、二番も作品を追っているかのような内容になっていておもしろいですよ。ビキニアーマーっていうちょっと過激な単語も入っていました(笑)。私自身、楽しく歌わせていただきました。

石谷 令和の時代に昭和の名曲を歌うっていうインパクトがすごい。

茅野 スタッフのみなさんの「パタパタママ」推しが本当にすごくて。中山(信宏)プロデューサーから聞いたんですけど、シナリオ打ち合わせの段階から「『パタパタママ』はぜひ使いたい」という話が出ていたらしくて、なかなかにチャレンジャーだなと思いました。

石谷 うちの叔父が年齢的に喜びそうです。

茅野 昭和生まれの皆さんには、大ウケだと思います。歌詞がおもしろくて覚えやすいので、カラオケに入ったらぜひ歌ってほしいです。原曲の「パタパタママ」を流しながら歌詞だけ『おかすき』のものに変えて歌ってみるのもいいかもしれないですね。

石谷 そういえば、いつかの雑談で、真々子のキャラクターソングが今後あったら、うしろで真人がラップを入れたら面白いんじゃないかって話してましたよね。僕がやると“オカスキ・ディビジョン”みたいになっちゃいますけど(笑)。

茅野 「お遊びがすぎます」って怒られそうですけど(笑)、攻めの姿勢はいいことだと思います。イベントで歌うときに急にマー君がラップを入れ始めたら、みんなビックリしそうですね。「マー君がグレた!?」って。

石谷 サングラスをかけ始めたら怖いですよね。

茅野 マー君が不良に!(笑)そう言えば、ラップって「お母さん、ありがとう」みたいな歌詞が多いですよね。あれってどうしてなんでしょう?

石谷 ラップは自分の人生を語っていることが多いので、「グレてごめんな」っていう気持ちを込める人が多いのかなって思います。

茅野 それならすぐにマー君でできそうですね。はたして今後キャラソンがあるのかは、わからないですけど(笑)。

石谷 メインキャラクターが母親とその子どもなので、各親子でデュエットするキャラソンがあってもいいかもしれないですね。

茅野 今回、家族写真風の写真を撮っていただいたのもそうですけど、母と子をテーマにしている作品だからこそできることが、これからドンドン増えていくといいですよね。

――今後の展開についても教えてください。

石谷 いろいろな話をするなかで、真人と真々子の過去の話が語られるんです。そのときの真々子の描かれ方は必見です。とは言っても、僕もまだそのエピソードを映像で観たわけではないので、茅野さんが吹き込んだ真々子の演技や、真人が生まれたときに真々子が浮かべた表情がどんなふうに映像化されているのか気になっています。演者としてだけではなく、ひとりのファンとしても楽しみな展開が待っています。

茅野 『おかすき』は、リアルのさまざまな親子ネタを小道具的に取り入れているのが特徴のひとつで、「ままこクラブ」とか、どこかで聞いたことがあるようなものがたくさん出てきます。真々子と真人をはじめとしたキャラクターたちの感情の揺れ動きだけでなく、そういった細かいところのネタも含めて、涙あり笑いありの展開が描かれていきますので、ぜひ期待してください。

――最後に超!アニメディアの読者へメッセージをお願いします。

石谷 この作品は「母は強し」を体現した作品で、お母さん好きにはたまらない作品なんですけど、登場人物に共感できるところがたくさんある点も大きな魅力です。僕はこの作品を通して以前よりも家族と話すようになりましたし、そんな風に自分の家族との関係を振り返るきっかけになる作品だと思っているので、ぜひ最後まで観てください。

茅野 とてもいい意味で深すぎず軽すぎず、リラックスして観ることができる作品だと思っています。なんとなくテレビをつけてゆるりと観ていただければなによりです。真々子の活躍もそうですが、マー君にもいいところがたくさんあります。ぜひマー君にも注目していただければと思います。

石谷 ここでもフォローされるマー君(笑)。

茅野 真々子だったら絶対にこんな感じで、マー君のことを話すと思いますから!

石谷 絶対に話しますね、間違いないです。

茅野 これからもマー君を推していきたいと思います(笑)。

取材・文/斉藤優己(パワフルプロダクション)

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

(プロフィール)
【かやの・あい】9月13日生まれ。東京都出身。大沢事務所所属。
【いしや・はるき】1月14日生まれ。宮崎県出身。プロ・フィット所属。

撮影/髙旗弘之 ヘア&メイク/宇賀理絵、福田まい(addmix B.G)

TVアニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』作品概要
<放送情報>
●TOKYO MX:毎週金曜24:00~
●群馬テレビ:毎週金曜24:00~
●とちぎテレビ:毎週金曜24:00~
●BS11:毎週金曜24:00~
●毎日放送:毎週土曜27:38~
●テレビ愛知:毎週火曜26:05~
●AT-X:毎週土曜23:00~
●長崎文化放送:8月6日より毎週火曜25:55~
※放送日時は予告なく変更の可能性があります。

<スタッフ>
原作:井中だちま(ファンタジア文庫/株式会社KADOKAWA)
原作イラスト:飯田ぽち。
監督:岩崎良明
キャラクターデザイン:八重樫洋平
シリーズ構成:赤尾でこ
音楽:井内啓二
アニメーション制作:J.C.STAFF

<キャスト>
大好真々子:茅野愛衣
大好真人:石谷春貴
ワイズ:鈴代紗弓
ポータ:原田彩楓
メディ:Lynn
白瀬:新井里美

アニメ公式サイト
https://okaasan-online.com  

公式Twitter
@okaasan_online

©2019 井中だちま・飯田ぽち。/株式会社KADOKAWA/お母さんは好きですか?製作委員会



PAGETOP