「温泉むすめ」下呂美月役・佐伯伊織インタビュー後編『これからも「SPRiNGS」で歌っていきたい。大好きなんです』-4thライブで実感したメンバーへの信頼とみんなで歌う力 | 超!アニメディア

「温泉むすめ」下呂美月役・佐伯伊織インタビュー後編『これからも「SPRiNGS」で歌っていきたい。大好きなんです』-4thライブで実感したメンバーへの信頼とみんなで歌う力

日本全国の温泉をモチーフにしたキャラクターと声を担当する声優たちが、全国の温泉地を盛り上げるべく、歌と踊りで人々に“笑顔と癒し”を与える活動を行うプロジェクト「温泉むすめ」。北は北海道、南は鹿児島でイベントを行うなど、 …

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 日本全国の温泉をモチーフにしたキャラクターと声を担当する声優たちが、全国の温泉地を盛り上げるべく、歌と踊りで人々に“笑顔と癒し”を与える活動を行うプロジェクト「温泉むすめ」。北は北海道、南は鹿児島でイベントを行うなど、プロジェクトのコンセプト通りに全国を盛り上げている。また、プロジェクトが始動してから約2年の間、数々の楽曲が制作され、ライブでも披露されてきた。数ある楽曲のなかでもライブでぽか旦那・ぽか女将(『温泉むすめ』を応援する方々のこと)のボルテージを沸騰させ、盛り上げてきたのが「温泉むすめ」の名刺代わりと言われている「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」。これまではBlu-rayの特典として付属していたプレイパスのみでダウンロードできた本曲だったが、5月10日よりiTunes、LINE MUSIC、Google、YouTube MUSIC、Amazon、mora、レコチョクほかで配信がスタート。今回配信されたのは、下呂美月役の佐伯伊織が歌唱している一人4役バージョンだ。

 超!アニメディアでは配信を記念し、歌唱を担当している下呂美月役の佐伯さんにインタビュー。前後編に分けて紹介する。後編では、「温泉むすめ」のこれまでの活動について振り返っていただいた内容をお届け。

※「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」に対する印象や、ライブでのおすすめの盛り上がり方などについてお話いただいたインタビュー内容はこちら⇒https://cho-animedia.jp/actor/91985/

下呂美月役の佐伯伊織

――前編記事でもお話がありましたが、佐伯さんが下呂美月役を演じられることが発表されたのは2018年5月19日に開催された「温泉むすめ 3rd LIVE “NOW ON☆SENSATION!! Vol.3”〜ワイワイワッチョイナ!!〜」でした。約1年間「温泉むすめ」のコンテンツに関わってみて一番思い出に残っていることは?

 濃い一年だったのでどれも忘れられないですが、インパクトがあったという点ではやっぱりお披露目となった3rdLIVEですね。あとは昨年の8月に行った札幌(「SPECIAL YUKEMURI FESTA in 札幌」)も思い出深いです。あの時は声優活動において初めての遠征でしたし、もちろん仕事で訪れはしましたが、心の片隅では「メンバーと旅行だ、楽しみ」という気持ちもあって! みんなで美味しい海鮮を食べたこと、前日のお渡し会で札幌のぽか旦那・ぽか女将に会えたこと……。思い出がたくさんできました。

――ほかにもさまざまな温泉地でイベントを行われていますよね。こういう遠征の多さは全国の温泉地を盛り上げるプロジェクトである「温泉むすめ」ならではかもしれません。

 そうですよね! 北海道でのイベントでも、「SPRiNGS」(※)の何人かは登別温泉にも行ったんですよ。私も行きたかったな~! 今年は各温泉地でのイベントが増えましたが、もっともっと温泉巡りがしたい!

(※) 「温泉むすめ」のコンテンツから生まれた9人組のグループ。「温泉むすめ」のメイングループとして全国各地でイベント・ライブを行っている

――温泉巡りという点では、佐伯さんはプライベートで下呂温泉に行ったと耳にしました。

 行きましたよ! 元々温泉が好きだったので行きたいなと思ってはいたのですが、下呂温泉の温泉むすめを務めるからには行かねばと思い、お母さんを誘って岐阜旅行をしました。下呂は日本三名泉(有馬・草津・下呂)のひとつなのですが、その名は伊達じゃなかったですね。最高でした。下呂温泉はpH値が9以上というアルカリ性単純温泉なので、「とゅるん、とゅるん!」「ヌルヌル!」って柔らかい感じになるんですよ! さすが「美人の湯」と呼ばれるだけある……私もちょっと美人になった気がしました(笑)。でもそんな「美人の湯」の下呂温泉に負けないくらい下呂ちゃんは美人。可愛いかよ!

――下呂温泉と下呂ちゃんへの愛が溢れていますね(笑)。温泉以外にも色々な場所を回られましたか?

 回りました! これ、話すと長くなるんですけどいいですか?

――大丈夫です!

 まずですね、名古屋まで新幹線で行きまして、その後、特急に乗り換えて下呂に着きました。

――(そこから!?)


 ……で、下呂に到着したらまずお土産さんを見つけたんですけど、そこに「飛騨牛まん」なるものが売っていて! 旅行ではお金を使うタイプなので、即購入して食べたらもう美味しくて、美味しくて。早速岐阜を堪能しました。そのあとに下呂の温泉街に行ったのですが、景観が美しいんですよ! 温泉街の中央に飛騨川が流れているのですが、その景色がとても綺麗でした。あとは足湯が盛んで、実際に入りもしたのですが湯温が結構熱かったです! ただ、川にも入れたので足湯に入った後に川の冷たい水に足を浸けました。気持ちよかったですね。血行もよくなりそうだと思いました。さすが下呂温泉(笑)。

――下呂温泉を堪能してますね!

 はい(笑)。そんな感じで温泉街を巡ったあとは合掌造りの民家が立ち並ぶ「合掌村」に行きました。建物をはじめ見渡す限りの景色が綺麗でしたね。ここでは芸妓さんの舞が見られたり、私は滑りませんでしたがローラー滑り台があったり、可愛い茶屋もあったり……。楽しみが盛りだくさんでした。とにかく皆さんにも一度行ってみていただきたいです。古き良き日本に触れらえるんじゃないかな。

――インタビュー前編でインドア派だとおっしゃられていた佐伯さんですが、十二分に楽しめた?

 たまには外に出るのもいいなと思いました(笑)。あとは近くにかえる神社というのもありまして。下呂の街って至る所にかえるの模様や置物があるんですよね。それがすっごく可愛いんですよ。それで、神社にも名前の通りかえるが祭られているんですけども、お賽銭を入れて拍手を打つとかえるの神様が喋るんです! これは、ぜひ聞いてみてほしい!

ーー一度、聞いてみたいです。

 ぜひ! ちなみに、「温泉むすめ」のイベントやライブで言う「ゲロゲロ〜〜」「\ぴょんぴょん/」というコール&レスポンスは下呂温泉のことを調べているときに、「げろぐるくん」という下呂温泉のかえるのキャラクターを発見して、「下呂温泉はかえる推しなんだ」と思ったからなんです。実際に下呂温泉に行ってみて、街がかえる推しというのが間違っていなかったので安心しました(笑)。

――たくさんの思い出を作れたようですね。

 いや~岐阜県は本当にいいところです! 景色がいい場所も多いし、ご飯も美味しい! 特に旅館で食べた飛騨牛と朴葉(ほおば)味噌のセットがとても美味しかったです。みんなも飛騨牛食べなきゃ!

――さすが、下呂温泉の温泉むすめです(笑)。ここまでたくさんの思い出が作れた岐阜でいつかはイベントもしたいですね。

 3月に実施した下呂美月誕生祭で岐阜でのイベントをやりたいと宣言したので、実現出来たら嬉しいです! 岐阜県には下呂ちゃん以外にも温泉むすめがいっぱいいます。今回下呂以外に飛騨高山にも行って高山温泉にも入ってきましたが、飛騨高山も昔ながらの古い街並みが残っている、素敵な場所でした。いつかは岐阜県の温泉むすめたちでイベントができればいいですね!


――期待しています! 今回、佐伯さんがプライベートで岐阜に行く決断ができたのも「温泉むすめ」に関わったからこそではないでしょうか。

 そうですね!

――そんなコンテンツにおいて、これからも色々な楽曲を歌ったり、イベントなどを実施したりしていくと思います。佐伯さんは「温泉むすめ」でこういう曲を歌いたいなど、リクエストはございますか?

 やっぱり「和」は欠かせない気がします。温泉は日本の古き良き伝統文化のひとつ。そして、和楽器も日本の伝統なので、そういう日本だからこそのサウンドが楽しめる曲は好きですし、歌いたいですね。あとは、これからも「SPRiNGS」のみんなと一緒に色々な曲を歌っていきたいです。

――「SPRiNGS」で歌いたいという気持ちが佐伯さんのなかでは強いんですね。

 強いです。私、声優になる前の歌手としての仕事では、一人で歌い分けもしていたので、グループで歌うということをあまりやったことがなかったんです。人と歌うのってそれぞれでピッチ感が違うので、一体となるには相当量の練習が必要です。声優のメインは芝居なので、歌やダンスのレッスンだけに集中できるわけではないから、合わせるのはより大変。

 また、私自身が「自分が頑張らなきゃ」となるタイプで、人に頼るっていうことをあまりしてこなかったんです。だから、正直、当初は誰かと一緒に歌うのって難しいなって思っていました。それでも2018年12月に開催された4thライブ(「温泉むすめ 4th LIVE“ NOW ON☆SENSATION!! ” 〜聖夜にワッチョイナ Vol.2〜」)で「Hop Step Jump!」を歌っているとき「あれ、今みんなで一緒に歌っている、みんなに委ねている」という感覚になったんです。そんな感覚になったのが自分でも不思議で。

――なるほど。

 これまでも決して「SPRiNGS」のみんなを信頼していなかったという訳ではないんです。みんなも最初から私を歓迎してくれました。ただ、私は途中から「SPRiNGS」の一員になったから振り付けも覚えないといけないし、みんなに追いつかなきゃと、ずっと心のどこかで思っていたんです(※)。でも、ライブやイベント活動を重ねていくごとに「一人で頑張らなくても、みんなに委ねてもいいんだ」というグループへの信頼感が、どんどん強くなっていて。その自覚はなかったのですが、4thライブで歌っている最中に実感することができました。「一人で完璧に歌えることじゃなくて、完璧じゃなくても周りに自分を委ねるのが大事」。これがみんなで歌うってことかと思ったし、そういう想いになってからはみんなで歌うのがすごく気持ちよくて、感動もしました。言葉にするのは難しいんですけども、メンバーに委ねられる環境になった、みんなが受け入れてくれたと感じられるのが本当に嬉しくて仕方ないんです。「SPRiNGS」のみんなが大好きなんです。うん、大好きだぞー!!(大声)。

(※)前編インタビューを参照。

――SPRiNGSへの愛も深いですね(笑)。でも、それくらいの想いがあれば、今後の活動がより楽しみなのでは?

そうですね。みんなと一緒に歌ったり、トークしたりするのがこれからも楽しみです。

――最後に佐伯さんは「温泉むすめ」というコンテンツをどういうものにしていきたいですか?

「温泉むすめ」は地域活性化プロジェクトなので、色々な方々を巻き込んで地域が盛り上がるお手伝いをしつつ、地元民からより愛されるコンテンツにしていきたいです。今も地方での活動やコラボレーションに力を入れていて、温泉地によっては「温泉むすめ」を推してくださっている場所もありますが、そういうところがもっとたくさん増えればいいなと思います。下呂美月ちゃんも「げろぐるくん」と一緒に下呂温泉を盛り上げる応援ができたらいいなとも思っています。あとは小さい子からお年寄りの方々まで好きになってもらえたら嬉しいです。

――本日は色々とお話いただき、ありがとうございました。

 すいません。喋りすぎちゃいましたか? 長時間になっちゃいましたよね。

――いえ、佐伯さんの想いを聞かせていただけたので、むしろ感謝の言葉を伝えたいです。

 ありがとうございます!


 今回インタビューした佐伯さんが1人で4つのパートを歌っている「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」は現在、iTunes、LINE MUSIC、Google、YouTube MUSIC、Amazon、mora、レコチョクほかで配信中。

【プロフィール】
佐伯伊織【さえき・いおり】7月22日生まれ。神奈川県出身。スワロウ所属。主な出演は『八月のシンデレラナイン』倉敷舞子役、『ウマ娘 プリティーダービー』キングヘイロー役、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』田中ゆゆ子役、『ラピスリライツ 〜この世界のアイドルは魔法が使える〜』アシュレイ役ほか。


「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」配信サイトURL
iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/id1461436191?app=itunes
mora
https://mora.jp/package/43000033/A72467/
レコチョク
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《超!アニメディア編集部》
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