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「温泉むすめ」下呂美月役・佐伯伊織インタビュー前編 ― 「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」で一人4役に挑戦。しかし、本人はレコーディングまでその事実を知らなかった!

2019/5/16


 日本全国の温泉をモチーフにしたキャラクターと声を担当する声優たちが、全国の温泉地を盛り上げるべく、歌と踊りで人々に“笑顔と癒し”を与える活動を行うプロジェクト「温泉むすめ」。北は北海道、南は鹿児島でイベントを行うなど、プロジェクトのコンセプト通りに全国を盛り上げている。また、プロジェクトが始動してから約2年の間、数々の楽曲が制作され、ライブでも披露されてきた。数ある楽曲のなかでもライブでぽか旦那・ぽか女将(『温泉むすめ』を応援する方々のこと)のボルテージを沸騰させ、盛り上げてきたのが「温泉むすめ」の名刺代わりと言われている「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」。これまではBlu-rayの特典として付属していたプレイパスのみでダウンロードできた本曲だったが、5月10日よりiTunes、LINE MUSIC、Google、YouTube MUSIC、Amazon、mora、レコチョクほかで配信がスタート。今回配信されたのは、下呂美月役の佐伯伊織が歌唱している一人4役バージョンだ。

 超!アニメディアでは配信を記念し、歌唱を担当している佐伯さんにインタビュー。前後編に分けて紹介する。前編では、一人で4役(4パート)を歌唱した本曲に対する想いや、ライブでのおすすめの盛り上がり方などについてお話いただいた内容をお届け。

下呂美月役の佐伯伊織

――本日はよろしくお願いします。楽曲のお話をする前に……まずは演じられる温泉むすめ・下呂美月について紹介をお願いします。

 はじめまして!と言えばいいんですかね(笑)。下呂美月ちゃんはですね、「温泉むすめ」から生まれた9人組のグループ「SPRiNGS」の一員です。3つのキーワードで表現すると「オタク、美少女、眼鏡」という子です!

――なるほど(笑)。

 それぞれのキーワードを説明していきますと……まず下呂ちゃんは普段“眼鏡”をかけていて、その姿も十二分に可愛いのですが、眼鏡をはずすとよりキラキラした “美少女”になるんです。ただ、彼女は“オタク”。アニメ鑑賞やゲームが好きで、家で引きこもってはアニメ鑑賞をしているという子なんですよ。あと、ネット事情に詳しく、ブログやSNSなどインターネットカルチャーにも精通している、時代の最先端を生きている子ですね。性格は引っ込み思案で人と関わるのがちょっと苦手なんですけども、好きなことになると饒舌になります。私に語彙力がなくて表現しきれないけど、とにかく可愛い子です!

――そんな下呂美月と共感できる部分は?

 私も外より家にいるのが好きで、家で何時間もゲームするタイプなんです。また、アニメ鑑賞で1日が終わるっていう日もあるし、何と言っても好きなことになると饒舌になるってところがすごく似ているんですよね。演じていて「もう私なんじゃないか、これ」というくらい「わかる、わかるよ下呂ちゃん!」と共感する部分が多いです。私が下呂ちゃんの声を担当するのは二代目(※)なので、演じてからまだ1年ほどですが、最初からずっと親近感が沸きまくりです。

(※)「温泉むすめ」公式サイト参照 https://onsen-musume.jp/news/3925

――佐伯さんが下呂美月を演じると発表されたのは2018年5月19日に開催された「温泉むすめ 3rd LIVE “NOW ON☆SENSATION!! Vol.3”〜ワイワイワッチョイナ!!〜」でしたね。

 もうすぐ1年。もうそんなに経つんだなぁ。私が下呂美月、そして「SPRiNGS」の一員として活動し始めたのもこのライブからだったのですが、メンバーの皆さんが最初から歓迎ムードで仲良くしてくださいました。だから、今日まで「SPRiNGS」での活動が楽しくて、あっという間でしたね。

――いきなりライブでの登場で不安はなかった?

 いえ、ありましたね。今考えてみればライブの前はすごく緊張していた気がします。私たち声優は声でキャラクターに命を吹き込むのが仕事。キャラクターが第一なので、私情はあまり挟まずに下呂ちゃんのことだけを考えて精一杯歌い、演じればいいと思っていたのですが、ライブ前になると私個人の不安な気持ちがどうしても湧いてきちゃって……。それでも、ライブスタート前のオープニング映像で下呂美月役・佐伯伊織と発表されたときに、ぽか旦那・ぽか女将の方々が「わー!!」って声を挙げて盛り上げてくださいました。あの反応があったから、「よしっ!」という気持ちになれたんです。だから、皆さんには「ありがとうございます」と伝えたいですね。

ーー今回、配信がスタートした「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」はその3rdライブで佐伯さんが一人で4役担当されていることが発表されました。

 ライブの前に「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」のショートバージョンMVが配信されたのですが、その時は「歌:????」となっていて私が歌っているというのは明かされていなかったんですよね。ライブで一人で4役分歌っていたと発表されたので、ぽか旦那・ぽか女将は驚いたのではと思います(笑)。

――一人で4役を担当するというのはどのような経緯から?

 経緯も何も、実は最初は一人で4役、全部のパートを歌うと知らなくって!

――えっ!?

 本当に「えっ!?」ですよね(笑)。まず仮歌が私の元に届いて、それが4人で歌っているものだったんです。だから「なるほど、これのどれかのパートを私が歌うんだなぁ」と思っていたんですよ。そしたら、現場で「じゃあ、4パターン録っていきましょうか!」と言われて。「あぁ、なるほど、この中からどれかが採用されるのか」と思っていたら、「今回、一人4役ですよ?」と言われたんですよね(笑)。えーこれ全部使うのか!ってビックリしました。いいサプライズでしたね。元々歌は好きでしたし、声優活動の前にも歌手として活動をしていて一人で曲の歌い分けをしていたので、「温泉むすめ」でも同じようなことができたのは何だか嬉しくもありました。

――佐伯さんはNU-KO名義でアーケードゲーム『pop’n music』の一部の楽曲、また『オトカドール』では、ゲーム中の楽曲すべての歌唱を担当されていますよね。

 そうですね。

――特に『オトカドール』ではボーカルクレジットされていなかった当時、プレイヤーの方々が「複数人が歌っているだろう」と思っていたくらい見事な歌い分けを披露されています。いま「温泉むすめ」プロデューサーの橋本さんおうかがいしたところ、そんな佐伯さんの実力をぽか旦那やぽか女将の皆さんに知ってもらいたくて、一人4役という大役をお任せしたそうですよ。

 きょ、恐縮です~。でも、そう言っていただけるのはとても嬉しいですね。

――過去の経験もあるから、4役の歌い分けは無理とは思わなかった?

 あまり思わなかったですね。むしろ楽しみ!という気持ちのほうが勝っていました。

――歌が好きなんですね。

 大好きですね。歌だけは昔からずっと続けてきたので、もう私の一部みたいなものです。

――昔から歌のレッスンなどはされていた?

 はい。小さい頃にピアノを習っていたのですが、その先生がオペラ歌手の先生でもあったので、同時に歌も習っていました。ピアノはあまり続かなかったんですけども、歌はとても好きだったので続いたんですよね。色々なスランプもありましたが、それを乗り越えて今に至る、という感じです。

――そんな歌が大好きな佐伯さんが4役で歌い分ける「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」。改めてどういう楽曲なのか教えてください。

 ギターのサウンドがカッコよくてロックな楽曲ですが、「温泉」らしい要素や和っぽさも混ざっている、それでいてみんなで盛り上がれる明るい楽曲です。「カッコよく盛り上げるぜ、いえーい!」みたいな曲ですね。あの楽曲のなかに制作者さんたちの魂、ロックが好きだぜという想いが詰まっている気がします。

――温泉に関わるワードが歌詞にも散りばめられていて、まさに「温泉むすめ」の名刺代わりとなるような一曲に仕上がっていると感じます。

 そうですね!

――レコーディングしてから1年以上経っており、今日までさまざまなイベント・ライブでも歌われていますよね。

 私がレコーディングしたときは私なりの解釈で「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」を歌っていました。ただ、ライブで「SPRiNGS」のメンバーや出演者の皆さんと一緒に歌うことで私だけの解釈じゃない、その場にいる皆さんの気持ちが歌に乗るんですよ。それぞれが各々の想いを込めて歌っている。それがひとつにまとまって会場に一体感が生まれて盛り上がるんです。複数人で歌うときは同じ楽曲であっても、その場にいる人の想いによって聞こえ方が違うというのが面白いですよね。

――みんなで共通の想いだからまとまるのではなく、みんなそれぞれの想いがひとつになってまとまる?

 そうですね。みんなで同じ想いを込めて歌わないといけない曲もあると思います。でも、この曲はきっと、それぞれの想いを持って、楽しく盛り上がりたいという気持ちを持っているだけで一体感が生まれるのだと思います。

――みんなでという点では、この曲はぽか旦那・ぽか女将を巻き込んで盛り上がる楽曲だと思います。せっかくなので、長くこの曲を付き合ってきた佐伯さんが考えるおすすめの盛り上がり方やノリ方を教えてください!

 まずは元々の歌詞に「それそれ!」や「ふー!」といった掛け声が入っているので、そこはライブでも一緒に言っていただけると嬉しいですね。あとはノリ方! 例えばこの曲のAメロに入る前の「たーたらった、たーたらった……」というリズムって、「ずた、ずた、ずた、ずた」のリズムなんですよ。だから、「うっ、はい!、うっ、はい!」じゃなくて、「おい!、おい!、おい!、おい!」って感じのほうがノリやすいと思うんです。

――「うっ、はい!」みたいに一拍休んでコールをせずに、「おい!おい!」というように、表拍のリズムの部分でコールするという感じ?

 そうです、そうです! そっちのほうが「バンバンBURN!」っぽいかなって。あとは2番サビ終わりから落ちサビにいくまでの間奏部分で曲に併せて私たちが手を「カンカン」と振っているところがあるんですよ。ここはぽか旦那・ぽか女将も私達に合わせて「おい、おい、おい、おい!」という感じでノッていただきたいなと思っています。ただ、これはあくまで佐伯のおすすめの盛り上がり方。楽しみ方は人それぞれなので、各々で盛り上がっていただければと思います!

「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」は現在、iTunes、LINE MUSIC、Google、YouTube MUSIC、Amazon、mora、レコチョクほかで配信中。なお、インタビュー後編では、佐伯さんに「温泉むすめ」に関わってからこれまでの活動について振り返っていただいた内容をお届けする。

【プロフィール】
佐伯伊織【さえき・いおり】7月22日生まれ。神奈川県出身。スワロウ所属。主な出演は『八月のシンデレラナイン』倉敷舞子役、『ウマ娘 プリティーダービー』キングヘイロー役、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』田中ゆゆ子役、『ラピスリライツ 〜この世界のアイドルは魔法が使える〜』アシュレイ役ほか。

「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」配信サイトURL
iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/id1461436191?app=itunes
mora
https://mora.jp/package/43000033/A72467/
レコチョク
https://recochoku.jp/album/A2001477406/?affiliate=4350010198



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