【インタビュー】Pile ニューアルバム&LIVE Blu-rayについて語る「アルバム『SHOW CASE』は「こんなPileどうでしょう?」と投げかける作品」 | 超!アニメディア

【インタビュー】Pile ニューアルバム&LIVE Blu-rayについて語る「アルバム『SHOW CASE』は「こんなPileどうでしょう?」と投げかける作品」

3月7日(水)にアルバム「SHOWCASE」、LIVE Blu-ray「Pile Live at Budokan」を同時リリースする声優アーティストのPile。自身の口からも「Pileの第二章的な作品」という言葉が飛び …

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Pile SHOWCASE Asya low
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 3月7日(水)にアルバム「SHOWCASE」、LIVE Blu-ray「Pile Live at Budokan」を同時リリースする声優アーティストのPile。自身の口からも「Pileの第二章的な作品」という言葉が飛び出した新たな彼女の一面がつまったアルバムに込めた思いとは。また、LIVE Blu-rayに収録される武道館公演についても聞いた。

ーー完成したアルバムを聴いた感想をお聞かせください。
 今までのアルバムは、毎年の集大成という感じで「支えてもらってありがとうございます。これからも頑張ります」という意味合いが強かったんです。今回は、10周年を迎えて、武道館ライブも経験させてもらって、新しいスタートダッシュを切った感じです。「Pile 第二章」みたいな。「こんなこともできます」とプレゼンして、「こんなPileどうでしょう?」と提示するような作品になったかなと思います。

ーーまさに、タイトルの「SHOWCASE」ということですね。
 そうですね。いろんな種類の曲が収録されているんですが、それがショーケースにたくさん商品が並んでいるのに似ているなと思ったんです。スタッフさんとの話し合いの中で、他にもタイトル候補はあったんですが、一番しっくりきたので、決めました。これまでロック調の激しい曲が多いこともあって、「Pile=カッコいい」というイメージが強いのかなと思うんです。今回のジャケット写真では、そういう部分も見せつつ、ちょっとキュートな感じとか、いろんな表情のPileを表現しています。「Pileってこういう歌をこんな表情で歌うんだ」と思ってもらえる一枚になっているんじゃないかと。その意味で、これまで出したものの中で一番バラエティに富んでいると思います。あと今回、ほとんど楽曲の作詞が女性なんです。それもまた今までと違うので新鮮でした。これまでわりとトリッキーな歌詞の曲が多かったので、ストレートな歌詞は曲の世界の中にも入りやすかったです。

ーーレコーディングはいかがでしたか?
 楽しかったです。レコーディングはいつも短期間でパパッと録るんです。「ここはこうしてこんな感じで…」と、あらかじめ時間をかけてしっかり考えてから歌うより、歌詞や曲から直感で感じたものをその場でパッと歌う方がやりやすくて。曲を聴いて、いざ歌うとなると、「あ、ここはこうしよう」と、ポンポンアイデアが出てくるんです。用意周到にできないというか…短期集中型なんです(笑)。

ーーアルバムと同日に発売されるLIVE Blu-rayについてのお話も。本作には、昨年の12月に行われた武道館公演が収録されています。武道館という舞台でのライブはご自身にとってやはり大きいものでしたか?
 昔の自分だったらそうだったと思うのですが、実際はそうでもなかったというのが本音です。もちろんあんな大きな場所でライブをできることは本当に嬉しかったですし、すごいことだなと思います。だけど、それによって私自身が何か大きく変わるというわけでもない。ずっと実現に向けて周りのスタッフさんたちが動いてくれていて、自分はその期待に応えられるよう頑張るだけだったというか。ただ、本当に自分は歌うことが好きで、4時間半は長いと思ったけど、歌えるもんだなということも分かりました(笑)。歌い足りなくて、ライブが終わってからカラオケに行きましたし(笑)。終わってからしばらく「楽しかったな」という余韻はありましたけど、どちらかと言うとすぐに切り替えて「次は何があるのかな?」とすぐに前を向いて走り出していました。「あのときは楽しかったな」ではなくて、「あれも楽しかった」という感じです。これまでの10年間の活動の中で培ってきたものを活かせたライブになったかなと思います。

ーーその冷静さから察するに、緊張はあまりしなかったとか?
 しなかったですね(笑)。人が多い方が緊張しないんです。逆に小さい会場の方がドキドキします。あと、ライブ当日は、朝からアルバムの撮影をしていたり、とにかく忙しかったんです。次あれやってこれやって…ってしてたら「もう本番?」みたいな(笑)。余計なことを考える余地がなかったことで、緊張がほぐれて、いい流れを作れたのかもしれないですね。

ーー念願の新田恵海さんとの共演も叶いましたね。
 ずっとつんつん(新田)とやってみたいといろんなところで言っていたので本当にうれしかったです。「ラブライブ!」では、2人で一緒に歌うことはなかったんですけど、一緒にやったらすごく気持ちよく歌えそうな気がしていたんです。リハーサルで歌う時点ですでに楽しかったですけど、本番でライブ仕様というか、場の空気を取り込んで歌う彼女と一緒に歌うのがとにかく楽しくて。つんつんは、歌をすごく大事に、楽しそうに歌うアーティストさん。私とは声質も違いますし、タイプの違う2人が合わさったことで、また今までにはない感じをお客さんにも味わっていただけたんじゃないかと思います。

ーー新田さんと歌う曲はどのように決めたんですか?
 最初「つんつんの曲を歌いたい」と話したんですけど、「パイ(Pile)ちゃんのライブなんだからパイちゃんの曲を歌おうよ」となって。じゃあ何を歌おうかなと思ったときに、つんつんの声に一番合いそうだなと思ったのと、もともとアンコールに入れたいと思っていたこともあって「Melody」を選びました。予想通り、すごく素敵に歌ってくれました。

ーー今回の武道館での経験を通して、今後ライブでやってみたいと思ったことはありますか?
 シンプルなステージがこれまで多かったので、短いMVのようなシーン的なものを入れても面白いのかなと思いました。もともと個人的にシンプルなのが好きだというのもありますし、ライブではまず歌を聴いてもらいたいというのがあるんですけど、これまでと変化を出すために、取り入れてもいいのかなと。せっかく今回のアルバムのリリースで曲の幅も広がったので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。

ーー会場もさらに大きなところで?
 もちろんやれたらいいですけど、今は特にないかな。それよりも、いろんな人といろんなところで歌ってみたいです。大小関係なく、どの会場も同じ気持ちで帰ってもらえるようなライブをやりたいです。

ーー最後にアルバムとライブBlu-rayを楽しみにしている人へメッセージをお願いします。
 今回のアルバムは、男女問わず、刺さる曲も多いですし、男性のキーにして歌うとよりカッコよくなる曲もあります。今までのアルバムも聴いてくださっている方が聴いても「新しいな」と思っていただける曲がたくさん入っていると思います。武道館のライブで初めて私に興味を持ってくださった方もいらっしゃると思うんです。ライブBlu-rayは、そんな私のことをまだあまり知らないという方にも楽しんでいただける内容になっていますので、どちらもぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。

◆自身によるアルバム全曲レビュー
1.「Dream Location」
 武道館のライブのオープニングで流した曲。ライブで使ったインストゥルメンタルを収録するのは今回が初めてです。次の「脳内ドリーマー」にしっかり繋がっているので、ぜひ飛ばしたりせずに(笑)、続けて聴いていただきたいです。

2.「脳内ドリーマー」
 Pileの楽曲制作ではおなじみのチームに作っていただいた曲です。クセになる曲調ですし、Pileっぽさがすごく出ていると思います。

3.「Brownie Kiss」
 意外性のある曲です。タイトルからして可愛らしい感じなのかと思いきや、たしかに歌詞は甘めなんですけど、メロディー自体はしっかりロックという、いい意味で期待を裏切る曲です。

4.「絆 Hero」
 6枚目のシングル。ロックではあるんですけど、ちょっとポップな要素も入っていて、さわやかさもあるんです。実は歌うのが結構難しかった曲でもあります。次の曲の「moon」がまだガラっとテイストの違う曲で、曲調の変化を楽しんでいただきたいので、ここも通して聴いていただきたいです。

5.「moon」
 ツアーで日本だけでなく、いろんな国にも行かせてもらうので、アジアっぽい曲があるといいなと思って作っていただきました。今までにはない挑戦の曲です。こういう歌い方もずっとやってみたかったので、すごく気に入っています。ライブで世界観をしっかり作り上げて披露してみたいです。

6.「Primal Star」
 「絆 Hero」のカップリング曲で、少し懐かしいテンポが印象的。歌い方もやさしめなので、聴きやすい曲だと思います。今までライブでは披露したことがないんですけど、アルバムに入れたからには歌わなきゃなと思っています(笑)。

7.「Second Impression」
 歌詞がすごく女性的。今回のアルバムは、MVの案がたくさん出てきそうなストレートな詞の曲が多いんですが、この曲もそうですね。流れるように曲調が変わっていくところも聴いていて面白いと思います。

8.「Cliche」
 ロックなんですけど、今までのロックとはまた少し違う感じです。男性が歌ってもカッコいいだろうなと思いました。あと、絶対ライブで歌ったら楽しいんだろうなと。なので、ライブで歌っているところをイメージしながら歌いました。

9.「Undefined Angel」
 「Lost Paradise」のカップリング曲。一気に明るくなるというか、他の曲とは毛色が違います。この曲もライブで一度もやったことがないので、「Primal Star」同様、ぜひ歌いたいですね。

10.「Signal」
 ザ・バラード。曲の感じがすごく好きです。やさしく歌うというのは「Primal Star」でもやったことがあるんですけど、それよりももうちょっと素っぽく、やさしく、切なく歌っています。あと、私と同世代の子に刺さるメロディーだなと思います。

11.「Lost Paradise」
 ここで、また「ザ・ Pile」な曲に戻ります(笑)。あらためてこの曲すごく好きだなと思いました。「Pileとは」というのがかたまってきた時にリリースしたので、私の名刺的な曲です。

12.「Go My Way」
 一番最初にレコーディングした曲。これもPileのアルバムっぽい曲だと思います。ロックだけど、明るさもあって次に繋がる感じ。毎回アルバムにはファンの方と一緒に歌える曲を入れているのですが、いつもの「これからも頑張っていくよ」というところから、今回は「さらにもう一歩先に行くよ」という思いも込めました。

今回のアルバムタイトル「SHOWCASE」にちなんで…
Q.「SHOWCASE」=発表会の思い出は?
 ずっとバレエをやってたので、バレエのコンクールですかね。今思うと、コンクールで入賞できなかったときと、デビューしたての頃の自分は似てたなと思います。あの頃は、支えてくれている人たちの期待に応えられないことに苛立っていましたね。できなかった自分をすごく悔やんでいました。「何でできないの?」って。そういう風に考えてる時って結果は出ないんですよね。自分の中でできなかったことに納得してないから。でもそのときの経験があったから今の私があると思います。「注目されないなら、見てもらえるように頑張ればいい」そう思えるようになってから、たとえばフェスとか、私のことを知らない人がたくさんいる場所でも楽しめるようになりました。

Q.「SHOWCASE」=陳列して並べたくなるくらい好きなものは?
 たくさん欲しくなるのは食器類です。料理や季節に合わせて食器を変えるのが好きなんです。小料理屋さんで出てくるようなものが特に好きで、お皿の他に、お箸置きとか醤油差しとかいろいろ集めています。人のコーディネイトを見るのも好き。あとは、料理が好きなので、調味料も集めたくなりますね。

◆プロフィール 
Pile(パイル) 06 年、全国アジアンドールズオーディションでグランプリを獲得。2010 年に「ラブライブ! School idol project」の声優として TV アニメ『ラブライブ!』西木野真姫役を担当し、アイドルグループμ’s(ミューズ)のメンバーとして 2015 年 4 月に声優アワ ード「歌唱賞」を受賞、NHK 紅白歌合戦に初出演も果たす。 2014 年 12 月にシングル「伝説の FLARE」でソロデビューを果たし、これまでにシングル 7 枚、アルバム 3 枚をリリース。今回の「SHOWCASE」が自身4枚目のアルバムとなる。

◆CD情報
4th Album「SHOWCASE」
3月7日発売

初回限定盤A CD+Blu-ray
VIZL-1313 ¥4,816+税

<Blu-ray収録内容>
Pile Asia Tour Vol.2 in Korea 2017.9.2 Live+Off Shot

<CD収録曲>
1.Dream Location
2.脳内ドリーマー
3.Brownie Kiss
4.絆Hero
5.moon
6.Primal Star
7.Second Impression
8.Cliche
9.Undefined Angel
10.Signal
11.Lost Paradise
12.Go My Way

初回限定盤B CD+DVD
VIZL-1314 ¥3,816+税

<DVD収録内容>
・Lost Pradise MV -Another Ver.-
・Pile Second Asia Tour Digest -Hong Kong・Guangzhou・Taiwan・Beijing-

<CD収録曲>
初回限定盤Aと同じ

通常盤 CD
VICL-1313 ¥2,816+税

<CD収録曲>
初回限定盤Aと同じ


◆LIVE Blu-ray情報
「Pile Live at Budokan」
3月7日発売
2017年12月2日に開催した自身初の日本武道館公演を収録

初回限定盤 Blu-ray(2disc)+写真集 スリーブケース仕様
VIZL-1316 ¥8,816+税

<Bli-ray収録内容>
ライブ映像+Pile Live at Budokan Behind the Scenes

【収録曲】
1.Dream Location
2.チェックメイト
3.ドリームトリガー
4.VENGEANCE
5.伝説のFLARE
6.Dream of Princess
7.花と翼
8.Heroic Philia
9.EGOIST
10.angel song
11.FLY
12.Black Butterfly
13.絆Hero
14.HANABI!!
15.~Jewelry Door~
16.Furuwasete
17.ヴァンパイア革命
18.Sweet My Song
19.雪降る夜
20.ヒカリフライト
21.Vivid Vision
22.素晴らしきSekai
23.816 not found
24.金糸雀
25.いつかキミに届ける世界
26.P.S.ありがとう…
27.Lost Paradise
28.一歩先へ
29.⇒ NEXT WORLD ⇒
30.君がくれたKISEKI
31.Melody
32.Your is All
33.DASH
34.ROAD
35.Lost Paradise

通常盤 Blu-ray
VIXL-209  ¥5,816+税

<Bli-ray収録内容>
ライブ映像(初回限定盤と同じ)


オフィシャル HP サイト 
http://pile.asia/  

《超!アニメディア編集部》
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