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女子高生たちの野球にかける熱い思いを描く『球詠』、主人公で新越谷高校野球部のエース・武田詠深を演じる前田佳織里がインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】

2020/5/9


 読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2020年6月号には、『球詠』で武田詠深を演じる前田佳織里が登場。「超!アニメディア」では、本誌で紹介できなかった部分も含めた、ロングインタビューをお届けする。

前田佳織里

みんなを引っ張っていく明るさを前面に

――『球詠』という作品の第一印象を教えてください。

 オーディションで原作に触れたとき、自分が思っていた以上にキャラクターたちが野球を本気でやっていると感じました。それから、私のようにあまり野球に詳しくない人でもわかる野球ネタがたくさん入っていて、原作者のマウンテンプクイチ先生の野球愛が伝わってきました。

――詠深に対する印象は?

 かわいらしさを残しつつも、スポーツマンらしいしっかりとした体格をしているなと感じました。当初、明るいところは明るく、ギャグシーンでは弾けるような振り幅の大きさと、かわいらしさもある演技プランを考えていたんです。イラストを見て、もう少したくましくしたほうがいいのかなと思ったんですが、そこはまず決めたとおりにやってみようと思って、最初の演技プランでオーディションを受けさせていただきました。

――最初から、詠深は振り幅が大きそうだと感じていましたか?

 芯はぶれないけれど、喜怒哀楽がはっきりしている子というイメージでしたね。みんなが迷ったときに、その背中を見ただけで前が向ける、そんな強さもある子だなと感じていたので、それを自分のお芝居でも表現できたらと思っていました。

――詠深を演じる際に、どんなことを心がけていますか?

 高校生の青春らしさを忘れないこと。1話がややシリアスな話だったので、それに合わせて2話以降もアフレコをしたら、「もう少し明るくやってみてください」とスタッフの方から指示をいただいて。1話が一番シリアスで、そこから弾けていくのかなと思って、そのあとは全体のバランスを意識していきました。どんどん仲間が増えて、そのやりとりで彼女のいろいろな面が引き出されていくので、あまり考えすぎず、アフレコ現場で作っていった部分もあります。

武田詠深

――試合のシーンを演じるうえで心がけていることを教えてください。

 詠深の姿が描かれていないシーンでも、詠深がどこにいて、何を考えているのかは常に考えています。かなり気を張って、本当に試合中のような気持ちでいるようにしています。

――守備に回っているときは、モノローグが多くなりますよね。

 守備中のモノローグはすごく難しかったんです! 投球中にモノローグが入ることもあるんですが、動いていないときのモノローグとの声の使い分けが大変で。モノローグだということを忘れて力を入れすぎてしまって、「もうちょっと声の音量を下げてください」と言われることもあります(笑)。

――ほかに、演じていて難しかったと感じるところは?

 キャッチャーの珠ちゃん(珠姫)とのやりとりです。以心伝心なので、モノローグなのに気持ちが伝わり合っていることがあるんです。心の距離の近さを、どうやってお芝居に乗せようか考えました。珠ちゃん役の聡ちゃん(天野聡美)が一生懸命でひたむきな方なので、自然と私もそれに応じるように演じることができました。

――詠深のどんなところが魅力的だと感じていますか?

 どんなときでも楽しんで「よーし、やるぞ!」という気持ちになれちゃうところです。うまくできなかったとしても、自分で切り開いていけそうなタイプなので、そこがすごく素敵ですね。

――そんな詠深に共感できるところはありますか?

 自分ではあんまりわからないんですが、川口芳乃役の白城なおちゃんからは「野球をやっているときの背中が詠深だよね」と言われました。初めてのことでもなんとなくできるような、根拠のない自信があるところが似ているのかもしれません。自分としては、ほぼ一緒だけど白と黒のような、双子のような感覚に近いです。

――逆に、似ていないところは?

 ストイックで、つらいことがあったり、何か深く考えていたりしても、それが全然顔に出ないところ。私は考えごとをしていると、すぐ顔に出ちゃうんです(笑)。

――キャッチャーの珠姫への印象は?

 あっさりしていてサバサバした、頼りがいのある子だと思っていました。でも、聡ちゃんが演じるとかわいさが増すんです。しっかり者だけど悩んだりぶれたりするところを、聡ちゃんが等身大で演じているのがすごく素敵で。アフレコで初めて声を聞いたときに、「あ、珠ちゃんだ」って懐かしい気持ちになったんです。それから、詠深が珠ちゃんにベタベタしているように見えて、実は珠姫を詠深が引っ張っているという関係性がちょっと意外でした。

――第5話までで、印象的だったシーンを教えてください。

 詠深のシーンだと、試合中に打てる気は満々なのに全然ダメなところがかわいかったです(笑)。あと、第5話の合宿話はいい意味で泥臭く、青春感があって好きです。新越谷のメンバー同士の関係性も興味深いです。特に、まだ自分の殻を破りきれていない感じのする(中村)希ちゃんを、芳乃ちゃんがすごくよく見ているところが好きです。それから、みんなにそれぞれ抱えているものがあって、ここから先、それがどうなるんだろうと感じられるところもいいですね。

――第5話まで放映が進んだ時点で、特に気になっているキャラクターは?

 (川口)息吹かなぁ……。個性的すぎるメンバーのなかでは常識人で、みんなに振り回されがちなところは、見ていてホッとします。人の打撃や投球フォームをすぐにマネできる才能があるので、今後の成長も気になりますし、そんな彼女を気にかけている(岡田)怜先輩との関係も気になります。

――アフレコ現場の雰囲気はどうですか?

 同年代の方が多いんですが、先輩方もすごくフレンドリーで、女子高みたいな感じです。聡ちゃんは私から見ると後輩になるんですが、最初のアフレコですごく緊張していて。なるべく、寄り添いつつ緊張をほぐせたらいいなと思っていました。そんな私を藤井先生役の佳村はるかさんや、事務所の先輩の富田美憂ちゃんがフォローしてくれて。本当にチームみたいな感じです。
 あと、原作のマウンテンプクイチ先生に、佳村さんが「(藤井)先生はおいくつなんですか?」と年齢を尋ねたことがあって。先生はそれをご自分の年齢だと勘違いされて、現場がざわっとしたことがありました(笑)。

――今後の見どころ教えてください。

 ライバルチームも登場しますし、強豪校との対戦もあります。後半は試合のシーンが続きますが、全国大会県予選の抽選会ではアウェイ感たっぷりだった新越谷がどうがんばっていくのかにも期待していただきたいです。手に汗を握るシーンもたくさん出てきますし、各メンバーの試練も少しずつ出てきます。それをどう克服していくのかも、ぜひチェックしてください。

MegamiにQuestion

Q.チャームポイント
A.泣きぼくろ
 応援してくださる方は気づいてくださるんですが、なぜか周囲の人たちには全然認知されません(笑)。

Q.ニックネーム
A.かおりん、前田
 年上の方や初対面の方からは前田ちゃんと呼ばれることがまず多くて、だんだんと「かおりん」になり、急に「前田」になります(笑)。チーフマネージャーもなぜか私だけは苗字を呼び捨てなんですよね。理由を尋ねてみたら「前田は前田だから」って言われました。でも、親しくなった感じがして好きです。

Q.自分の声の特徴
A.無色透明のサイダーみたいな声
 あまり特徴的と言われることはなくて、自分では無色透明なのかなと思っています。甘ったるくもないし、息成分多めの爽やか系……? 父からは、「小学校低学年みたいな声」と言われます(笑)。

Q.自分の性格
A.サバサバしている
 サラリーマンっぽいって言われることもあります(笑)。九州出身なので、シャキシャキした感じが声に出ているのかな。あと、根暗だけど根明。ケンカをしても切り替えが早いのですぐに仲直りができます。

Q.「こう見えてじつは……」
A.渋いおつまみが好きなんです
 おつまみだったら、ほたるいかと梅水晶が好きです。甘いものがあまり得意ではなくて、ショートケーキを食べるときはドライソーセージと交互に食べないと食べきれないんです。

Q.野球をやるならどのポジションがいい?
A.一番バッター!
 初めて野球をやったとき、ファーストを瞬時に守れたことがあったので、ポジションならファーストがいいんですが、とにかくバッターボックスに立って打ちたい! なので、一番バッターがいいです。

Q.バッテリーを組むならどんな人がいい?
A.絶対怒らない人!
 和やかで、器の大きい人がいいです。あと、沈黙でも間が持つ人。

Q.本作のキャッチフレーズ
A.十人十色ならぬ九人十色
 ひとりひとり個性も持ち味も違うけど、新越谷の全員を好きになってもらえるポイントがたくさんあります。この作品は「全員野球」もテーマですが、それは視聴者の皆さんも含めてなので、今後も新越谷のがんばりを楽しんでください!

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

Profile
前田佳織里【まえだ・かおり】4月25日生まれ。福岡県出身。アミューズ所属。主な出演作は、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』桜坂しずく役、『神田川JET GIRLS』緑川ゆず役など。

『球詠』作品情報
埼玉県の新越谷高校に入学した武田詠深は、幼なじみの山崎珠姫と再会。珠姫が自分の「魔球」を捕球できると知り、詠深は珠姫や仲間たちとともに停部していた野球部を復活。全国大会を目指すことになる。
【放送日】毎週水曜日夜10時よりAT-Xほかにて放映中

『球詠』公式サイト
https://tamayomi.com/

(C)マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部



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