小西成弥、石井マークら若手俳優・声優が今までにない舞台を披露! 「本格文学學朗読演劇 極上文學 第11弾『人間椅子/魔術師』」が開幕 | 超!アニメディア

小西成弥、石井マークら若手俳優・声優が今までにない舞台を披露! 「本格文学學朗読演劇 極上文學 第11弾『人間椅子/魔術師』」が開幕

 日本文学の上質な世界観を立体的に表現し、“読み師”と“具現師”という独特のスタイルで魅せる朗読演劇として人気の「本格文学學朗読演劇 極上文學」シリーズ。舞台に出演するのは男性だけで、マルチキャスティング/Wキャスト …

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 日本文学の上質な世界観を立体的に表現し、“読み師”と“具現師”という独特のスタイルで魅せる朗読演劇として人気の「本格文学學朗読演劇 極上文學」シリーズ。舞台に出演するのは男性だけで、マルチキャスティング/Wキャスト制で、日によって異なる組みあわせで日替わり上演されるのが魅力の舞台だ。

 2016年11月からは、東京・全労済ホール/スペース・ゼロと大阪・近鉄アート館でシリーズ第11弾となる『人間椅子/魔術師』の公演がスタートする。東京公演の前日、29日には記者会見が行われ、“読み師”を担当する足立英昭さん、石井マークさん、伊勢大貴さん、小西成弥さん、松田洋治さん、松本寛也さん、水澤賢人さん、村田充さん、ROLLYさんが登壇した。

『人間椅子』は小説家・江戸川乱歩の代表作のひとつで、短編小説。作家である佳子のもとに「私」から1通の手紙が届くところから物語がはじまる。醜い容姿の椅子職人である「私」がつい出来心から、自らが作る椅子のなかに入り込み、盗みを働き、さらに女性の感触を椅子ごしに感じることに夢中になり、やがて……という罪の告白を受けるというものだ。一方、『魔術師』は長編推理小説で、名探偵・明智小五郎が登場するストーリーで、この2作品を今回は朗読する。

 初日公演に向けた意気込みとして、明智小五郎役の松本さんは「今年は『乱歩イヤー』ということで、いろいろなところで江戸川乱歩を取り上げて上演していますが、どこの作品にも負けないような作品に仕上げられたらと思っています」。椅子職人役を担当する石井さんは「僕は朗読演劇に初挑戦です。普段は声優をしていますので、他のみなさんとは違ったものを出せると思います。ぜひ僕の回も見に来てほしいです」とアピールした。

 ROLLYさんは「魔術師」という自身の役名を噛んで、場を和ませつつ、「私は男子校出身者なので、学生時代を思い出しながら楽しく稽古しました。(みなさんにも)楽しんでいただけることを願います」とコメント。

 また、『人間椅子』では佳子夫人、『魔術師』では妙子を担当する小西さんは、「(普段は)女性を演じることがないので、品のある美しい、かわいらしい女性を演じられたらと思います。足立さんとはWキャストになりますので、また色が違った佳子夫人になると思うので、見てほしいです」と話し、話題が振られた足立さんは、「僕は2度目の極上文学への出演になりますが、初の女性役です。いろいろ勉強することが多い作品です。自分の色をしっかりと出して、お芝居、呼吸などいろいろな楽しみを追及できればと思います」。

 そして、『人間椅子』では椅子職人、『魔術師』では一郎を担当する村田さんは「最高の作品になるように一生懸命演じたいと思いますので、最後までお願いいたします」とコメント。『魔術師』で魔術師を担当する松田さんは、「僕は極上文學シリーズ3回目の登場です。マルチキャスティング・Wキャストがウリですが、私のお相手はROLLYさんです。1回目のお相手は斉藤洋介さんでした……。こういうWキャストを組むことにしたプロデューサーと演出家の勇気と無謀さに敬意を表してがんばりたいと思います」とクセのある相手との共演について、ユーモアを交えながら話した。

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 舞台は3面で構成されており、さまざまな角度から役者の表情を見ることができる形に。シーンによって回転しながらの演出がなされている。中央の舞台には赤いゴムによって覆われた空間があり、なんとも言えない妖しげな空気感に包まれていた。そんな舞台も、『人間椅子』では不気味な雰囲気と世界観を出し、『魔術師』では明智による名推理が光る、という見ごたえのあるものになっている。

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 本公演はDVD化が決まっており、2017年6月に発売予定。残念ながら公演を見ることが出来なかったという人も、会場で見たという人もぜひ手にとってみてほしい。

カメラマン:金山フヒト

<本格文学學朗読演劇 極上文學 第11弾『人間椅子/魔術師』>
【演出】キムラ真(ナイスコンプレックス)
【脚本】神楽澤小虎(MAG.net)
【音楽】橋本啓一
【原作】「人間椅子」「魔術師」(江戸川乱歩 作)
【キービジュアル】尚 月地
【出演】
<読み師>足立英昭、石井マーク、伊勢大貴、小西成弥、長江崚行、松田洋治、松本寛也、水澤賢人、村田充、ROLLY ほか(50音順)
<具現師>赤眞秀輝(ナイスコンプレックス)、福島悠介、濱仲太(ナイスコンプレックス)、太田守信(エムキチビート)、萩原悠
<奏で師・音楽>橋本啓一

【日程・劇場】
<東京公演>2016年11月30日(水)~12月4日(日)  :全労済ホール/スペース・ゼロ
<大阪公演>2016年12月23日(祝金)~12月25日(日):近鉄アート館

「本格文学學朗読演劇 極上文學 第11弾『人間椅子/魔術師』」公式サイト
http://www.gekijooo.net/11th-isu-majutsu/

(C)2016 CLIE/MAG.net Andem

《超!アニメディア編集部》
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