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特集

8/20放送! 「吹替王国」建国2周年記念SP企画に山寺宏一が登場! 盟友・大塚明夫とのスペシャルインタビュー

2017/7/20


CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で、人気声優にスポットを当てて特集放送する人気企画「吹替王国」が今年の8月で2周年となる。そこで、建国2周年記念SP企画として⼈気・実⼒ともに不動の地位を確⽴した声優界のレジェンド・山寺宏一が登場。番組では、クリス・タッカーの声を吹き替えた「ラッシュアワー」「ラッシュアワー2」をはじめ、自らも“誰にも譲りたくない”と語るほどのハマり役、ジム・キャリー役を演じた「マスク」、一人三役を演じた「オースティン・パワーズ:デラックス」(マイク・マイヤーズ役)の計4作品が放送されるほか、山寺と同世代で盟友と互いに認め合い、「マスク」でも共演した声優の大塚明夫がシークレットゲストとして登場。吹替映画だけでなく、2人によるスペシャル対談も放送(8月20日(日)20時45分~)。この対談番組の収録後、互いの声優人生を振り返りながら、これまで演じた役のこと、お互いの存在について、声優という仕事の面白さ、難しさなどについて聞いた。

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ーー今回「吹替王国」での対談企画が決まった時の気持ちと、収録が終わった感想をお聞かせください。

山寺 明夫さんはいつ今回の番組に出演するって知ったの? 僕はサプライズだったから。一人でインタビューしてるときにいきなり明夫さんが現れてね。前に吹替王国に明夫さんが出てたの知ってたから、陣中見舞がてら様子を見に来たのかなと思ったら、この後対談っていうから「嘘でしょ?」って(笑)。あれはやられましたね(笑)。
大塚 うまくいってよかった(笑)。
山寺 でも嬉しかった。本当に公私ともにお世話になっていて本当に大好きな人なので。なんでも相談できる人なんです。
大塚 僕はうまくいってよかったなという思いでいっぱいで胸が張り裂けそうです(笑)。先月一緒に朗読劇をやって、一昨年はお芝居もやったりして、お互いに「あ、ちゃんとやってんだな」って確認しあってるところがあって、その上で今回の対談だったから「こうだったんだ」とか何かが変わったっていうのはあんまり感じないですけどね。
山寺 収録でずっと二人で話してると、皆さんがいるのに言っちゃいけないようなことまで言いそうになっちゃって危なかったですけどね(笑)。あと僕は明夫さんに魅力を感じてもらえなくなったらダメだなと思っているんです。声の仕事もそうだし、舞台でもそうだけど、「山と一緒にやって楽しい」って思ってもらえないとダメだなって思ってます。気を遣って本当にダメなときはきっと言わないんでしょうけど(笑)、本当にいろんなところが鋭い人なので。
大塚 鈍いよ。
山寺 いや鋭い! 

ーー今回番組でも放送される「マスク」の吹替現場での思い出話などをお聞かせください。
大塚 若かったなっていうことだな(笑)。シーンとかは覚えてるけど、当時現場で何が起きたとかはさすがに覚えてない(笑)。
山寺 とにかく一生懸命だったもんね。僕は明夫さんとやれて嬉しかった。本当に若い頃からお互い「頑張ろう」って励ましあって切磋琢磨してやってきて…。
大塚 たしかに仕事で一緒になると燃えるよね。
山寺 「明夫さんいるんだからより頑張んなきゃ」って気になりましたね。

ーー「マスク」をはじめ、これまで数々の作品をやられてきたお二人ですが、お互いが出ていた作品でハマり役だなと思ったものを挙げるとするなら?
大塚 一緒に出ていたものでいうと、デンゼル・ワシントンの「青いドレスの女」っていう映画がありまして、山ちゃんがデンゼル・ワシントンの役を吹き替えているんですけど、「よく俺にも(デンゼル・ワシントンの役が)回ってくるな」と思うくらい、デンゼル・ワシントンの喋り癖を山ちゃんが見事につかまえているんですよね。でもなぜこの作品を真っ先に挙げたかというと、自分の演じた役が気に入ってるからなんですけど(笑)。
山寺 (笑)。明夫さんの出ている作品でぴったりだと思ったもの…何だろうな、いっぱいありすぎるからな。
大塚 それはお互い様でしょ。
山寺 ニコラス・ケイジの作品をテレビでやってるのを見ると、自分も彼の吹替をやったけど「あー明夫さんの方がいいわー」ってなるんですよね。「ザ・ロック」もやってたよね?
大塚 やった。
山寺 俺も一回やったことがあるんですけど、明夫さんのを見て「あーこういう感じだ」って思いましたね。あとは「攻殻機動隊」ですよね。バトーは明夫さん以外絶対考えられない!
大塚 ありがとう、でもそんなこと言ったら…。
山寺 あ、そっか違うバージョンのもあるんだった(笑)。いろいろあっていいけど、俺はやっぱり明夫さんのバトーが好きですね。渋くて愛がこもっているっていうのがいいですよね。クールで渋いのに、心の中にある愛が出てきているっていう。
大塚 (笑)。

ーーそんな風にお互いの芝居を見てきて、昔と今とで変わったなと思うところはありますか?
大塚 山ちゃんの芝居はより深みが出てきて、味わい深くなっているというか…
山寺 そう?(笑)
大塚 あまりになんでもできるから、人はそっちに目が行きがちなんだけど、「山ちゃんすごいな、一緒にやりたい」って思う芝居をするんですよね。やれる幅がとにかく広い。
山寺 でも、その味とか深みを最初っから持ってるのが明夫さんですからね。それがますます増してきたというか。明夫さんには、僕がいわゆる声優界のレジェンドと言われる先輩の声優さんたちに感じるものと近いものを感じるんです。存在とか。明夫さんも「それいけ! アンパンマン」でネギーおじさんとナガネギマンでコロッと雰囲気を変えられるくらいのギャップも持っているんだけど、作った感じがしないんですよね。どの役をやっても自然に見える。自分の芝居をしているのにハマってしまうんです。

ーーお互いがお互いを認め合っているというお二人ですが、ライバル意識を持つことはあるんですか?
山寺 もちろんありますね。さっき挙げたデンゼル・ワシントン、ニコラス・ケイジだけでもかぶってますからね。ほかにもやってる方はたくさんいらっしゃるけど。
大塚 でも負けたくないっていうよりも、何が勝ちなのか負けなのか分からないから、自分がやる以上は自分の仕事を精一杯全うすることが礼儀だと思いますね。お互いがお互いの信じるところをちゃんとやっているか、手を抜かないでやっているか。それが一番やるべきことだと思うし、勝つっていうよりは「手抜くなよ」って。もしそういうことがあったらお互い言うと思うんです。「手抜いてたねー」って(笑)。
山寺 言われないようにしないと(笑)。でも、僕は他の人が同じ役をやっていると「絶対に負けたくない」って思うんですけど、明夫さんには思わないんです。「あ、まぁそうだろうな」みたいな。他の人がやってるのを見たら「僕のも悪くないのに」って思ったりするけど、明夫さんに関してはまったくない。。
大塚 なんでだろうね? 俺も考えてみたらそうだ。
山寺 でも明夫さんがジム・キャリーやったら、「えーなんで?」って思う(笑)。そこは「俺のテリトリー侵さないで、こないでここ!」ってなる。でもジム・キャリーぐらいかな。
大塚 それはないから(笑)。ジム・キャリーはお手上げです。手も足も出ない。

ーー長年声優という仕事に携わってきた中で、お二人が大切にされてきたことはありますか?
大塚 僕は「生き残んなきゃ」っていうのはすごく思っていて、たとえば30代怠けたら40代はないぞ、40の時は今怠けてたら50で仕事がないぞって言い聞かせてやってきました。うちの親父(故・大塚周夫氏)が亡くなったのが、仕事をした日の晩だったんですけど、やっぱり自分も現役のまま逝きたいなって思いましたね。いつまでも現役でいてやる!って(笑) でもいくら僕がそう思っていても、決めるのは周りなので、向上心などの燃料投下は怠ってはいけない、といつも思っています。
山寺 僕らはお仕事をいただく立場ですからね。だからこそいつまでも「使いたい」と思われる存在でいなきゃなぁと思います。同時にここにきてまた吹替の難しさを感じてますね。何がいい吹替なのか。自分はとにかくいただいた仕事を一生懸命やるだけなので。「日本語吹替版なんだから、もっと味を出してくれよ」っていう視聴者の方もいるでしょうし、そうじゃない方もいるだろうし。「吹替だってことを忘れて見ました」って言われるのが最高の褒め言葉だと思ってやっています。年を重ねてきて、やっぱり見る目は肥えてきてると思うんですよ。いろんな経験もしたし、いろんなことを冷静に見られるようにはなった。昔は勢いで「俺やれてんじゃないか」って思ったこともあったけど、そういう自分を冷静に見られるようになっている。でもそうすると周りのうまさもすごく分かるようになってくるんですよね。「難しいな」「いやいや俺はまだできる」、これの繰り返しなんですよね。そういうもんなんだろうなとは思いますけどね、答えは出ないんだろうなと。でもなんでも「こんなもんだ」って思っちゃいけないと思ってやっています。

ーーでは自分たちでもし役や作品を選べるとしたらどんなものをやりたいですか?
大塚 俺はね、セリフしか武器を持たない、それで戦わなきゃいけない声優っていう俺らの仕事っていう意味で言ったら、バディものもいいんですけど、法廷で弁護士と検事でバチバチバチバチーってやりあったりとか、そういうのをやってみたいですね。まくしたてたりしてみたい。
山寺 そういうのもいいですね。あと、コメディーもやりたいですけどね。この間明夫さんと一緒にやった朗読劇が、表面上はすごく面白いんですけど、実はすごく深い作品で…。
大塚 ブラックコメディーだったね。
山寺 そういうのをやりたいな。笑わせるんだけど、実はすごくシリアスな、リアルな現状を抱えてたりとかする。そういう作品があるなら二人でがっちりやってみたいなって思いますね。

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<山寺が語る作品の魅力、吹替裏話>
◆ジム・キャリー役 『マスク【地上波吹替版】』 について
ジム・キャリーがマスクをかぶって面白い芝居をしているから、テクニックどうこうよりもジム・キャリーと同じような芝居を同じような声でやれればいいなと思ってやっていましたね。できれば歌うシーンもやりたかった(笑)。

◆クリス・タッカー役 『ラッシュアワー【日本語吹替版】』『ラッシュアワー2【日本語吹替版】』 について
とてもよくできたバディ・コメディー・アクション・ムービーだと思います。ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの絶対合わなさそうな2人が…まぁ、バディムービーってだいたい合わなさそうな2人が合ってくるのが面白いんですけど(笑)、すごくテンポのいい作品だと思います。ジャッキー・チェン役の石丸さんとは、僕が生まれて初めてのアニメレギュラーとして出演した「ボスコアドベンチャー」という作品で初めてご一緒させていただいて、そのときからずっとかわいがっていただいていました。石丸さんのジャッキー・チェンの声はずっと子どもの頃から聞いていたので、まさかご一緒させていただけるとは思わなかったので、うれしかったですね。作品の中で、ジャッキーが歌うシーンがあって、最後一緒にクリスも歌うんですね。「ボスコアドベンチャー」のときにキャラクターソングの収録でも一度一緒に歌ってるんですけど、そのときは石丸さんが「歌はあんまり好きじゃない」って言って僕にご自分のソロパートを歌わせようとしてきたり(笑)。それ以来のデュエットを披露しています(笑)。クリス・タッカーは体はごついんですけど、声が高いので、声を張っているときはいいんですけど、シリアスな時やボソボソって言うところも全部それでやらなければいけないので、声質をキープするのが大変でした。

◆マイク・マイヤーズ役(三役) 『オースティン・パワーズ:デラックス【日本語吹替版】』について
いまだに続編を作ってほしいとい願っている作品です。オバカなんですけど、すごくセンスが良くてキャストも豪華で。大変でしたけど、楽しんでやらせていただきました。Dr.イーブルがいろんな吹替えをした作品の中でもダントツで好きなキャラクターなので、特に見ていただきたいです。ちなみに2位がファット・バスタードなんですけど(笑)。Dr.イーブルは、とにかく演じていて楽しくてしょうがないんですよね。つい小指が立っちゃうみたいな(笑)。あと、素のオースティンに僕が似てるってことで、眼鏡も髪型も衣装もそっくりにして昔ラジオの企画で顔真似をやったことがあって、「シュレック2」でマイク・マイヤーズ本人が来日していたときに、その画像を見せたんですよ。そしたら「最高だ」ってすごい喜んでくれて、キャメロン・ディアスからも「すごーい」って言われたり。吹替やってるとそういうこともあるんです(笑)。『オースティン・パワーズ:デラックス』を含め、今回放送される4作品は本当にお気に入りの作品で、なかなか自分がやった作品に自信が持てないんですが、この4作品はとにかく自信を持ってお勧めできるとっても楽しい作品ばかりなので、ぜひたくさんの方に見ていただき、映画の楽しさとともに、吹替で見る楽しさを味わっていただければと思います。

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◆プロフィール 
やまでら・こういち
6月17日、宮城県出身。洋画の吹替ではジム・キャリーやマイク・マイヤーズ、エディ・マーフィなどさまざまな俳優の声を担当。吹替の他に、ナレーター・アニメ(劇場版ポケットモンスター全作品ゲスト出演、押井守監督作品「攻殻機動隊」のトグサ役など)・ゲーム、幅広い分野での声優業のほか、俳優としても活躍。

おおつか・あきお
11月24日、東京都出身。アントニオ・バンデラス、スティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジなど、多数の海外俳優の吹替を担当するほか、アニメ(「攻殻機動隊」シリーズのバトー役、「ベルセルク」の髑髏の騎士役など)、CMのナレーションなど、多方面での声優業のほか、俳優としても活躍。

<2ヶ月連続!吹替王国 大感謝祭特集 吹替王国 #11 声優:山寺宏一>
8月20日(日)16:45~深夜1:00

放送作品
『マスク【地上波吹替版】』 *ジム・キャリー役
『オースティン・パワーズ:デラックス【日本語吹替版】』 *マイク・マイヤーズ役(三役)
『ラッシュアワー【日本語吹替版】』 *クリス・タッカー役
『ラッシュアワー2【日本語吹替版】』 *クリス・タッカー役

特別番組
「おかげさまで建国2周年! 吹替王国SP #11 山寺宏一 特別ゲスト:大塚明夫(前・後編)」
前編:放送日8月20日(日)16:45~放送

後編:放送日 8月20日(日)20:45~放送

※9月は「吹替王国10人のレジェンドリターンズ」と題し、藤原啓治さん、玄田哲章さん、森川智之さんなど、これまで吹替王国で特集されたレジェンド声優たちが吹替えた映画10作品を特集放送します!

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視聴方法はこちら ↓
http://www.movieplus.jp/howto/

◆現在本番組のおもしろCMを配信中! 
おかげさまで建国2周年! 吹替王国SP #11 山寺宏一 特別ゲスト:大塚明夫
https://youtu.be/AT6ZJHKHSgk

ジム・キャリーVSピーター・グリーン『マスク』編
https://youtu.be/mZXfhqFk4eo

マイク・マイヤーズ『オースティン・パワーズ:デラックス』編
https://youtu.be/ilneuuQaEzk

山寺宏一 登場編
https://youtu.be/ScRxNGFyDsI

© New Line Productions, Inc.



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