松岡由貴と緒方恵美がマル秘トークを展開! アニメファンにも声優を目指す人にもタメになる番組『声優魂!』第50回目の放送を独占レポート&インタビュー!! | 超!アニメディア

松岡由貴と緒方恵美がマル秘トークを展開! アニメファンにも声優を目指す人にもタメになる番組『声優魂!』第50回目の放送を独占レポート&インタビュー!!

ニコニコ生放送で毎月第3日曜日に大阪から生放送されている人気バラエティ番組『声優魂!』。声優の松岡由貴さんがMCを務めており、「アニメが好きなオジサマ世代が楽しめる声優番組」を目指すインターネット生放送番組で、「ノスタルジック声優バラエティ」というキャ…

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 ニコニコ生放送で毎月第3日曜日に大阪から生放送されている人気バラエティ番組『声優魂!』。声優の松岡由貴がMCを務めており、「アニメが好きなオジサマ世代が楽しめる声優番組」を目指すインターネット生放送番組で、「ノスタルジック声優バラエティ」というキャッチコピーの通り、「ナウでヤングなアニメ好き」に向けてではなく「オジサマ世代のアニメ好き」に向けた番組となっており、松岡とゲストによる「今だから聞ける裏話」が見どころの番組だ。

 2012年9月から続いた本番組も5年目に突入。2017年3月19日には第50回目の生放送が行われた。この記念すべき回には緒方恵美がゲストとして登場し、多くのファンが生放送やタイムシフト予約で視聴をしたことだろう。

 今回、本サイトでは生放送の現場に直撃。放送を見ることができなかったという人のためにどのようなコーナーが行われたのか、どのような話が展開されたのか、レポートをお届けする。また、松岡と緒方にお話を伺うこともできたので、こちらもあわせてご紹介しよう。ここでしか見ることができないレポート&インタビューは必見だ。

<『声優魂!』生放送現場レポート>
生放送ではマル秘トークで大盛り上がり! 声優の卵にもアドバイスを

 まずは視聴者からゲスト宛に届いたおたよりをご紹介するコーナーから。先日、大阪でライブをしたという緒方に向けて「大阪で何か食べましたか?」というおたよりが。糖質制限をしているという緒方は、大阪名物と言われるお好み焼きやたこ焼きなどの「こなもん」は控えているそうで、ライブ前にバナナを食べて空腹を満たしたそう。しかし、お腹がすきすぎて、翌日早朝にめざめてしまった話を披露。そこから、551という名店のぶたまんが食べたかった、など食べ物の話へと展開していった。

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 一通り盛り上がったところで、ゲストのプロフィールを紹介する「魂ペディア」のコーナーへ。アニメ『幽☆遊☆白書』や『新世紀エヴァンゲリオン』、『ダンガンロンパ』シリーズなどの出演作品とともに、「ありあわせで料理を作ること」といった趣味も紹介。プライベートでも仲がいいという松岡は「家でご飯を食べさせていただいたときに本当においしかった!」と絶賛。緒方も「松岡さんもうまいんですよ」とお互いに料理の腕前を褒めあっていた。p1690094

 ゲストが撮影した写真を紹介するコーナー「声優魂! 写メデミー賞」では、緒方の近況に加え、ここでしか見られない貴重なプライベート写真を次々とご紹介。「紫と私」、「白黒と私」、「闇と私」と題した3枚の写真をピックアップ。「紫と私」ではエヴァンゲリオン初号機の巨大オブジェの前で撮影したショットを、「白黒と私」ではゲーム『ダンガンロンパV3』の打ち上げで、同作品のマスコットキャラクター・モノクマを模したケーキに入刀したショットを、「闇と私」では『暗殺教室』で共演したメンバーと一緒にボーリング場で撮った1枚を、それぞれエピソード交えながら話してくれた。

 その写真にふさわしい「賞」をコメントで募集する恒例の「授賞式タイム」では、「逃げちゃだめで賞」・「おしおきで賞」・「だれで賞」と3つの賞が各写真に送られ、大盛り上がりだった。

 ゲストにお気に入りのアニメ作品をたっぷりと語ってもらう人気コーナー「観たがりアニメ! 魂ネット!」では、本来1作品について語ってもらうところ、記念放送ということで、「緒方恵美が人生初期に見た劇場アニメ!」と題し、3作品とその思い出をたっぷりとトーク。『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~』、『ファンタジア』(ディズニー映画)、『銀河鉄道999』の3つを、番組スタッフが制作した手作り感満載の「番組特製あらすじVTR」とともにご紹介しつつ、なぜその作品がお気に入りなのかを楽しそうに話す緒方。なかでも『銀河鉄道999』は松岡も劇場に見に行ったということで、トークは劇場で販売されていたグッズにまで展開。グッズとして999に乗れる無期限のパスが販売されていたそうで、それを買った松岡は「これがあれば銀河に行けるんだ、と思っていた」というかわいらしいエピソードを語ってくれた。そんなエピソードを話しつつも、松岡はそれぞれの作品をどれだけ見たくなったか、後ろにあるボード「ゆきちゃん観たがりパルス」で表示。最高評価の5をつけてもらい、これには緒方もうれしそうだった。p1690088

 続いては、アシスタントとして番組に出演する大阪エンタテインメントデザイン専門学校の生徒たちが、演技クイズを出題するコーナー「声優魂学生部」へ。今回は双子の川端皐月と菜月が登場し、学校で学んだ経験を生かした演技クイズを松岡、緒方、視聴者へ出題。クイズは、2人がセリフのみで4人のキャラクターを演じ、2人がどの役を演じているのかを予想して答えるというものだ。クイズが終わると緒方から2人へ「キャラクターを演じるうえで、これが正解・確定というものない。いろいろなタイプの人がいるので」とアドバイスが送られた。

 続く「声優魂グラフティ!」では、緒方の声優人生をグラフ形式で振り返りつつ、人生で学んだ格言を送るというものだったが、ご自身が「いいなと思うフレーズは楽曲のなかに入れてしまうという緒方。そこで今回は、時折思い出す言葉について紹介された。緒方が紹介してくれたのは、「Be・Do・Have」(想いを持って行動すれば、結果は自ずとついてくる)、「人生にとって必要なのは、勇気と、想像力と、ほんの少しのお金だ」(チャーリー・チャップリン『ライムライト』より)という名言。それぞれの名言に対する緒方の思いが語られ、続けてどのような声優人生を送ってきたのかをグラフとともに振り返っていくことに。

 声優デビュー作『幽☆遊☆白書』のオーディションで、演技すべきことを勘違いしていたにもかかわらず、自己紹介としてしゃべった地声が「蔵馬だ!」と言われ、即日決まったこと。しかし、デビューしたとはいえ、「声優1年目は自分が一番つらかったという自負はあります」と、決して楽な道のりではなかったことを明かした。声優になってよかったと実感できたエピソードとして、多くの作品とであえたことや音楽を仕事にできたことについてトーク。一緒に音楽活動を続けるバンドメンバーとの写真も紹介し、その仲のよさについても語ってくれた。最後に声優25年目を迎える今年、バースデーライブを行うことや、25周年でなければやろうと思わなかったことをやると宣言していた。

 前回のゲストのリクエストによって配役・設定を決めた番組オリジナルミニアニメをお届けする「声優魂小劇場」では、2月放送のゲスト・伊藤健太郎からの「出演者2人の配役を逆転。人格が入れ替わった2人がお互いの役を演じる」というリクエストに挑戦。内気な男子高校生・麻也(緒方)と玉の輿に乗りたい会社員・小糸(松岡)が、雷鳴とともに入れ替わってしまい、てんやわんやしつつも、最後には空に浮かぶ満月(西谷修/番組マスコット・コンイチ役としても出演)とも入れ替わってしまうというドタバタコメディを演じた。松岡のちょっと内気な少年ボイスや、緒方の合コンに意気込む女性ボイスには、コメント欄でも大盛り上がりだった。p1690048

 放送後の翌週にあたる日曜日からは、生放送終了後に別途収録した「アフタートーク」の配信も。生放送の振り返りやここだけの秘話を聞くことができ、こちらでも松岡と緒方の仲の良さを感じさせるエピソードが語られていた。

放送を終えて一言≫
松岡:無事放送終了いたしました。みなさん、いかがでしたか? 今回はいつもとはちょっと違う空気感があって、私はすごく楽しかったです。緒方さんには普段あまり聞かないような役どころもやっていただきましたし……。この番組でしか聞けないゲストの方々のお芝居を聞いていただける貴重な機会だと思います。この番組ならではの表情もありますので、ぜひいろいろな方に見ていただければと思います。ぜひよろしくお願いいたします!
緒方:今回はありがとうございました!

<ロングインタビュー>
――まずは松岡さんにお聞きします。『声優魂!』とは、どのような番組でしょうか?

松岡由貴(以下、松岡):今回で50回目を迎える『声優魂!』ですが、じつは私、第6回目のゲストとして呼ばれたことが番組への最初の出演なんです。MCは9回目からになります。大阪出身の声優の方を呼んでトークを展開する、というコンセプトがあり、そこで私が声をかけていただいたのですが、のちにMCとしてのお話をいただき、これまで41回分、MCを担当しています。私がMCになってからは、ゲストに来ていただくみなさんは私のお友達だったり直接交渉ができたりする方々で、私自身が「遊びに来て!」とお願いをしてお越しいただいています。番組ではどうやって声優になったかを語っていただき、それを主軸にしながらさまざまなコーナーを行っています。

――当初は普通のトーク番組だったわけですね。

松岡:そうですね。声優になったきっかけや人生をまったりと語るだけだったのですが、今では私がやってみたかったことを反映していただいて。「声優小劇場」なんていうショートアニメコーナーも作っていただきました。私もゲストも声優ですから、声優として演じるコーナーもあります。

――ニコニコ生放送で通常配信されている番組に比べるとコーナーが多いイメージで、ショートアニメがあるというのも珍しいですよね。ゲストも毎回豪華ですが、記念すべき50回目のゲストが緒方さんということで……。

松岡:豪華も豪華ですよ!

緒方恵美(以下、緒方):(笑)。ゲストのお話をいただいたのは、飲食店でご飯を食べていたときだったんですよ。私が「うまいサバの店があるから、一緒に行かない?」って彼女を誘ったら、「私、青物が苦手なんですけど行きます!」ってやってきて。そこで、いろいろ話しているときに番組の話を聞いて、「いいよ、行くよ」って軽い気持ちで言ったんです。そのときは、普通にまったりしゃべるニコ生だと思っていたので、「いいよ」と言ったのですが、いざやるとなったら、死ぬほど質問項目が届いて、すごくびっくりしました(苦笑)。「声優魂グラフティ!」というコーナー用のものだったのですが、「この質問にすべて答えるのは無理!」と。なかなかひと言では答えにくい質問で、この回答をもとにグラフを作るということだったので、余計に難しいなと思い、質問を減らしていただきまして。ひとつのコーナーでもびっくりしたのに、TV番組でやるようなコーナーがたくさんあるというちゃんとした構成になっていて「内容が盛りだくさんなので、大丈夫かな?」って思いました。まぁ、あとは松岡さんにのっかっていけば大丈夫かなと(笑)。

松岡:私がいるので大丈夫です!

緒方:あと、どんな感じのテイストなのか、ゲストが伊藤健太郎の回の映像(2月放送分)を見たら、彼がオーバーアクションでいろいろやっていて、これは私には無理だなと……。

松岡:(笑)。あれはけんちゃん(伊藤)が楽しくなっちゃったからだと思いますよ。彼は特別です。コーナーとしては、ほかにも昔好きだったアニメを語るコーナーも学生の方とコラボレーションするコーナーもありますし。ほかではなかなかないタッチの番組になっているので、楽しんでいただけるとうれしいですね。

――ショートアニメ「声優魂小劇場」では、松岡さんとゲストの方々がここだけでしか聞けないであろう配役でのドラマを展開しています。

松岡:前回のゲストに、「次はこの方がゲストだけど、どういうのが聞きたい?」というリクエストを聞いて、数珠つなぎで、無茶ぶりをしていくコーナーです(笑)。みなさん王道をいくかと思いきや、役者同士はそれまでに聞いたことがない感じの声を聞きたいわけですよ。ですので、お仕事ではめったにやらないところのお芝居をやっています。それを楽しんでもらったり、苦しんでもらったり(笑)。どっちもあると思うんですけど、私は相手としていつも楽しく、みなさんの意外な姿を楽しんでいます。

――今回の「声優魂小劇場」はいかがでしたか?

松岡:今回は会社員の女性と男子高校生と満月がそれぞれ入れ替わってしまう某作品のようなお題でした(笑)。緒方さんのテンションが高い感じの役どころはめったに見られないので、とても楽しかったです。

緒方:台本にはキャラクター説明の文が2行しかなくて、自分の役も想像しつつ、その相手に入れ替わるというのは結構大変なんですよ。ちょっと難しくて、どうしようかなと思ったのですが、どうにかなりました。

松岡:逆転するにあたり、一度、本来の役のまま演じるとどうなるのか?というのをやってみてから、入れ替わるバージョンの役に入れたので、私はそれがよかったです。逆転の役を演じるうえでは、緒方さんがどういう風に男子高校生を演じるのか見られたのでやりやすかったです。

――トークもショートアニメもいろいろと楽しめる番組ですね。

松岡:それはそれで盛りだくさんすぎないかなと思うこともありますけどね(苦笑)。日曜日の夜8時から90分間の生放送なので、この時間帯だけはTV視聴はちょっとだけお休みして、ぜひこの番組を観てほしいなって思います。

――松岡さんが「お友だちをゲストに呼ぶ」とおっしゃっていましたが、緒方さんとはお付き合いが長いんですか?

松岡:緒方さんとは13年くらいのお付き合いですかね?

緒方:13年は経つ気がしますね。最初のころはドラマCDで、相手役としてしか会わなくて。藤原ここあ先生原作の『dear 【ディア】』というドラマCDで共演させていただいたのがはじめだったかな?

松岡:そうでしたっけ? あ、そういえば私、久しぶりに聴きましたよ、『dear 【ディア】』!

緒方:聴かなくていいよ(笑)。

松岡:いや~懐かしいなって思って。緒方さんといえばこの作品、って私は思ったので……。

緒方:そのあと、私のデビュー作『幽☆遊☆白書』の放送から10年ちょっと経ったときに、番外編としてドラマCDが2枚、制作されまして。私が演じた蔵馬と飛影というキャラクターの出会いが描かれた『TWO SHOTS」という外伝ものです。蔵馬は、本編では高校生なのですが、外伝では中学生で、クラスでちょっと気になる女の子がいて、彼女も自分を好きでいてくれているのかな……みたいな淡い思いを抱くなか、妖怪がやってきて、戦いに巻き込まれて……。最後に彼女がすべてを忘れるように術をかけて別れるというお話なんです。その女の子役を彼女がやってくれたんですよ。

松岡:そうなんです。しかも、まさかの「喜多嶋麻弥」という名前で(笑)。

緒方:ちょっとおふざけですけど、先生がそういうのがお好きな方なので……。

松岡:『幽☆遊☆白書』に参加させていただけたことはとてもうれしかったですよ。そう考えると、最初のころは本当に相手役としてお会いすることばかりでしたね。

緒方:まぁ、今では主に一緒に飲んでいることのほうが多いけどね(笑)。

――仕事仲間でありながら、飲み友達ということですか?

松岡:そうです! アニメやドラマCD、リーディングライブみたいな形のものもご一緒させていただくというお仕事の面はもちろん、お互いのお家に遊びに行くこともありますし。お仕事以上に一緒に飲むことが多くて……。

――緒方さんにまたゲストとして来ていただいたとき、やりたいことはありますか?

松岡:ぜひともやりたいのは「飲みながら」です!

緒方:それはいいね!

松岡:緒方さんがじわーっと酔っていく姿をみなさんにも見ていただきたいですし、しっぽりまったりとやりたいですね。

緒方:飲みながらだとスタッフの方が困りそうだけどね。

松岡:酔ってきて、だんだんヤバい話になってきたら、もう顔は映さないで手とかパーツだけ映すみたいな。

緒方:パペットが出てきて話させる、っていうのでもいいんじゃない?

松岡:番組には私が描いたコンイチという狐のキャラクターもいますし、これを活かしてやれたら面白いですね。

――ありがとうございました。最後に、おふたりが今年、これだけは達成したいということはありますか?

松岡:ここ何年か乗馬をやっているのですが、早く4級の試験を受けたいなと思っています。今年、できたらいいなと思っています。

緒方:私は今年、声優になって25年目なんです。1992年10月10日にデビューしたので、「今年度」という意味で、この1年間、通常の仕事をしながらいくつかやろうとしていることがあり、いろいろと動いております。記念イヤーをみなさんに楽しんでいただけるようにしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

松岡由貴プロフィール
まつおか・ゆき
9月13日生まれ。大阪府出身。ぷろだくしょんバオバブ所属。主な主演作は『BLEACH』井上織姫役、『おジャ魔女どれみ』シリーズ・妹尾あいこ役など。

緒方恵美プロフィール
おがた・めぐみ
6月6日生まれ。東京都出身。フリー。主な出演作は『幽☆遊☆白書』蔵馬役、『カードキャプターさくら』シリーズ・月城雪兎/ユエ役など。

<『声優魂!』今後の配信予定>
第51回は4月16日(日)に配信され、阪口大助がゲスト出演した。次回の配信(第52回)は5月21(日)夜8時より配信予定で、ゲストは松井菜桜子。また、アフタートークや予告動画を公式サイトで視聴できる。そのほか各コーナーの投稿やお便りなどはお便りフォーム(http://va-s.jp/otayori-form/)から送ろう。

◆番組内のコーナー
・声優魂小劇場
 松岡由貴×ゲストのオリジナルショートアニメ。

・声優魂グラフティ
ゲストの声優人生をグラフ形式でプレイバック。

・輝く!声優魂写メデミー賞!
ゲストのマル秘写真を大公開。視聴者と一緒に写真に「賞」をつけちゃう。

・観たがりアニメ!魂ネット!
ゲストがお気に入りアニメ作品を、名シーンを振り返りながら語り合う。

・声優魂!学生部
大阪エンタテインメントデザイン専門学校の生徒たちが様々な「お題」に挑戦。

公式サイト
http://ch.nicovideo.jp/anime-on

©「声優魂!」パートナーズ/有限会社マロン

《超!アニメディア編集部》
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