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【インタビュー】「僕が欲しい能力は……記憶力です」 – 映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』に出演する声優・浪川大輔にインタビュー!

2017/10/18


 スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどをはじめとするスーパーヒーローのチーム「ジャスティス・リーグ」。彼らの活躍が描かれた映画やコミックスは多数あるが、この度、日本が誇る超低予算アニメ“鷹の爪”とタッグを組んだ映画が公開されることとなった。タイトルは『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』。2017年10月21日(土)に公開される本映画は、まさに格差コラボレーションというべき日米タッグで、何が起きるのか計り知れない作品である。

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 そこで超! アニメディアでは、スーパーヒーローを演じる3人の声優にインタビュー。第二回目となる今回は、“地上最速の男”と呼ばれるヒーロー「フラッシュ」役を演じる浪川大輔さんにインタビューを敢行。第一回目の高木渉さんに引き続き、作品の魅力や自身のヒーロー像などについてお話いただいた。

dsc_1132_rere「フラッシュ」を演じる声優の浪川大輔

――本日はよろしくお願いします。まずは今回ご自身が演じられる「フラッシュ」がどのようなキャラクターなのか教えてください。

「フラッシュ」は、元々は普通の人間だったのですが、事故で化学薬品を浴びたことにより超高速で移動できる能力が身に付いたヒーローです。僕自身もそんなにお堅いキャラクターというイメージはありませんでしたが、FROGMAN監督から「もっと年下で、弟分キャラクターみたいな感じで」と指示がありました。そういう意味では完全無欠の「DCスーパーヒーローズ」のなかではちょっと隙がありそうなポジションにいると思います。

――そんな「フラッシュ」を演じるうえで意識したことは?

スーパーマンもそうですが、「フラッシュ」の格好って冷静に見ると全身タイツじゃないですか。そんなタイツ姿の格好をして隙を見せていたら、ただ面白いだけになってしまう(笑)。そうならないために、ヒーローらしさもちゃんと残るよう意識しました。

――本作のなかでもタイツ姿のことに対してはツッコまれていましたね(笑)。でも、そんな姿にも関わらずカッコよく見えるのが不思議ですし、すごいです。

そうですよね。だって、全身タイツを普通の人がやったら大変なことになりますよ、昭和のコントみたいになっちゃう(笑)。ただ、ヒーローらしさはありつつも、「鷹の爪」ですので、作品の世界観に合わせて演じるようにもしました。僕自身、スーパーヒーローよりもダークヒーロー役を演じることが多いので今回のオファーは嬉しいことでした。スーパーヒーローに憧れも抱いていますが、今回はあくまで「鷹の爪の中のフラッシュである」ことを意識して演じました。

――ヒーローとしてのカッコよさも残しつつ、「鷹の爪」らしさを念頭に置いていた?

そうですね。

――「鷹の爪」らしさという点では、予算の都合でキャラクターたちの絵が崩れるシーンが印象的でした。

アニメ作品において絵が崩れるシーンは、あまりあってはならないことだと思うんです。それをあんなに面白く演出できるなんて、さすがは「鷹の爪」ですよね。また「フラッシュ」以外のヒーローは普段は固めの喋り方をしているのに、あそこまでキャラクターを崩壊させられるのがすごいと思いました。このシーンでは監督から「某アニメ風に口を尖らせた感じのキャラクターになります」と言われたのが印象に残っています。そのときに「鷹の爪」らしさをひしひしと感じました。「そんなこと言って本当に大丈夫なの?」って(笑)。

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――本作のなかでは「これ、大丈夫なのだろうか……」と見ている側がヒヤヒヤするシーンがいくつかありますよね。

製作できたということは大丈夫なはず……。でも、色々な時事問題やパロディネタが出てきても、あくまでブラックユーモアとして成立するように作られているのが本作の素晴らしい点だと思います。決して、文句を付けたり馬鹿にしたりしている訳ではない。絶妙なバランス感で作られていると感じました。

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―ーブラックユーモアという言葉がピッタリ当てはまるような気がします。先ほどから何度かFROGMAN監督とのやり取りについてのお話が出てきていますが、監督からのディレクションで最も印象に残っていることは何でしょうか?

FROGMAN監督は役者のポテンシャルを大切にしてくださる方で、僕からの提案も「それも面白いね」と受け入れてくれるんです。もちろん、監督自身の意向もあるのですが、面白いと思ったことなら臨機応変に対応してくださいますし、ちゃんと褒めてくれるんです。作品はこんなにもブラックジョークが多いのに、収録はストレートでした(笑)。

――そういう監督の人柄が本作の節々で感じられる気がします。

作中でブラックなネタを扱っていても、ひかないようになっている気がします。そういうシーンはやはり監督の人のよさ、器が出ているなと思いました。監督がものすごく嫌な人だったら、もっと画面に“嫌気”みたいなものが出てくると思うんですよ。ただ「鷹の爪」はそんな感じではない。トゲはありますが、そのトゲに刺さりたいと思えるんですよね。

――ネタは尖っていますが、それを笑い飛ばせるものに変えられる、それが「鷹の爪」作品の魅力かもしれませんね。

確かに、そうかもしれないですね。

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――先ほどスーパーヒーローに憧れを抱いているというお話がありましたが、浪川さんはどういうヒーローに憧れていますか?

ジェロニモ、あとは妖怪人間ベムですね。あの切なさに惹かれます。いつかベムを演じてみたいです。

――なるほど。では、「フラッシュ」のような特殊な力がひとつ身に付くとすれば、どういう力がほしいでしょうか?

うーん……発言のすべてを笑ってもらえる能力がほしいですね。面白い言葉が言えるようになる能力がほしい。

――私にはその発想はなかったです(笑)。

あれ、そういうことじゃなかったですか?(笑)。あとは……「記憶力」ですね。ハードディスクマンみたいな名前になるのかな?

――確かに、「記憶力」があれば面白い発言もしやすくなるかもしれませんね。

でしょ? TV番組や本で見たものも普段からメモするようにはしているのですが、なかなか全部は難しくて……。なので、全部覚えられたら少しは面白い発言ができるようになる気がするんですよ。あとは、「フラッシュ」ほどでなくてもいいですが、人間レベルで足が速くなってみたいですね。ジャンプ力でもいい。そういう力を使ってオリンピックでメダルを取れるくらいの選手になれば、生活も安定するだろうな。

――浪川さんの能力はすべて生活臭のあるもので、逆に意外性抜群です。

今回のテーマは「予算」つまりお金ですから(笑)。

――なるほど(笑)。でも、オリンピック選手も確かにヒーローですよね。ヒーローにはいろいろな形がある、腑に落ちました。

よかったです(笑)。

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――本日は赤裸々にお話いただきありがとうございました。最後に読者の皆様に向けてメッセージをお願いします。

まずは演技面に注目してほしいです。先ほどキャラクター崩壊するヒーローを演じる方々のお話をしましたが、バットマン役の山田孝之くんの演技にも「そんな芝居をしてくるか」と驚きました。カッコよくクールに決めると思っていたら……ざらついていました。まさに、「鷹の爪」が求めているバットマンを引き出していたと思います。僕だったらあんな風に演じられなかったはずなので、勉強になりました。どう引き出したのか知りたいくらいです。

――確かに、本作の設定通りのバットマンを演じていると感じました。

あとは、デラックスファイターの下手くそさもいい(笑)。FROGMAN監督は感情豊かに喋れるのに、あえてあのような演技をしているのが面白いし、素晴らしいと思います。

――各役者さんの演技も本作の注目ポイントになりそうです。内容面ではいかがでしょうか?

今回の映画は洋画や邦画とは異なる、「鷹の爪」というジャンルの映画だと思います。オチみたいな部分がたくさんあり、一回だと全てのネタを見つけるのは難しいかもしれません。なので、やりこみ要素が好きな人はぜひ何度も見ていただきたいです。奥が深い作品になっていると思いますので、ぜひ劇場に何度も足を運んでみてください。

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■プロフィール
浪川大輔【なみかわだいすけ】 4月2日生まれ。東京都出身。ステイラック代表取締役。主な出演は『ルパン三世』石川五ェ門役、『機動戦士ガンダムUC』リディ・マーセナス役、『魔法使いの嫁』リンデル役など。dsc_1121_rerere

<『DC スーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』情報>
10月21日(土)公開

◆STORY
2017年、東京。なぜかシェアハウスに住むジョーカーとハーレイ・クインを訪ねる男、ペンギン。彼らの目的は鷹の爪団だった。彼らの仲間、天才博士レオナルドが開発した秘密兵器を奪い、汚くお金を稼ぎ、その資金で映画を作ろうとしていたのだ。 映画の主人公は、兵器で身長600メートルに巨大化されたシン・入社員!!無駄な動きが多いシン・入社員が暴れ始めたら街は壊滅する。ジョーカーたちを追ってきたスーパーマンやワンダーウーマンなどが所属するスーパーヒーローチームのジャスティス・リーグと共闘して戦うことになった鷹の爪団。しかし、ジャスティス・リーグの派手なアクションシーンは、途端にバジェットゲージが蒸発し、画面が雑になる問題が発生!このままでは、ジョーカーたちを倒せない。こうなったらジャスティス・リーグの仲間たちから離れアメリカにいるあの金持ちで暗いヒーローに資金援助してもらおう!そう、バットマンだ!果たして気難しいバットマンの説得は成功するのか?日和見なDXファイターや新キャラ“吉田ジャスティス・リーグ”も交えて物語はクライマックスを迎える。予算の都合で途中で終わり、次回作に持ち越してしまうのか、巨大シン・入社員は撃退できるのか?ハリウッドのDCスーパーヒーローズと日本でも独自路線を行く鷹の爪の史上空前のプロジェクトが今、始まる!!

監督・脚本・原案:FROGMAN

キャスト:山田孝之 知英/安田顕

鈴村健一 松本梨香 浪川大輔 高木渉 中井和哉 岩田光央 内田彩 犬山イヌコ 金田朋子 大塚明夫 KenKen オカダ・カズチカ DOTAMAほか

タイトルコール:大塚明夫

映像制作: DLE

協力:白組  GONZO 

製作: 「DC スーパーヒーローズ vs 鷹の爪団」製作委員会

配給:ワーナー・ブラザース映画

宣伝: KICCORIT/ウフル/DROP./フラッグ

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