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【インタビュー】「みんなきっとジャニーズWESTさんのファンになるぜ」 – Netflixのオリジナルドラマ『炎の転校生REBORN』の魅力を原作者・島本和彦が語る!

2017/11/1


 1983年から1985年まで『週刊少年サンデー』にて連載していたマンガ『炎の転校生』。本作は、主人公の滝沢昇が転校を繰り返し、行く先々で事件を解決していくという熱血アクション・コメディで、今なお多くのファンから愛される作品だ。そんな『炎の転校生』が、ジャニーズWESTの主演により『炎の転校生REBORN』としてリブート。Netflixのオリジナルドラマとして、2017年11月10日(金)より世界190カ国で全8話が配信される予定だ。

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 今回は配信を記念して、『炎の転校生』の原作者・熱き魂を持つ漫画家の島本和彦にインタビューを敢行。ドラマ化するにあたっての想いや作品の見どころなどを赤裸々にお話いただいた。

dsc_0329_re『炎の転校生』の原作者・島本和彦先生

――今回は島本先生も既に拝見されたという『炎の転校生REBORN』の魅力や見どころを原作のお話なども踏まえておうかがいできればと思います。早速ですが、今回、ドラマ化の話が来たときの率直なお気持ちを教えてください。

以前にも『アオイホノオ』という作品をドラマ化していただいたことがあるのですが、私の作品は実写化が合っていると思うんですよね。理由は私の絵があまり今の売れ線ではないと思うから。

――えっと……。

返答に困ってしまいますよね(笑)。ただ、真面目な話、今の読者層に合ったデザインに進化する、時代に即して変化したほうが作品を見ていただける方も増えると思うんですよ。アニメ化だったとしても、別の方がキャラクターデザインしてくれてもいいのに、と思うくらい。

――ただ、本作は『炎の転校生』をベースにしたオリジナルストーリーで展開するドラマです。キャラクターデザイン以外の面では何かこだわりや譲れない点などがあったのでは?

全然ないです。

――えぇ!?

最初にシナリオを見ながら打ち合わせした際に「島本和彦の作品はこういう感じ」ということはお伝えしましたが、あとは自由に作ってくださいとお任せしていました。「原作がこうだからこうしてください」という要望は、オリジナルストーリーで展開する今回のドラマには合っていない。原作者の言う通りにやるよりは、たとえ原作者の意向と違う部分があっても、突っ切ってもらったほうがいい作品が出来上がると思ったんですよね。

むしろ勝手にキャラクターも出してよいし、何をやってもいいから面白くしていただきたいというのが根底の想いとしてはありました。

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――今回の作品から感じる“自由さ”は、先生が柔軟な考えを持っているから生まれたのかもしれませんね。ただ、今回のドラマでは原作『炎の転校生』のなかで主人公の滝沢昇などが使用する国電パンチが出てきます。

そうなんですよ。ドラマでは国電パンチをはじめ、要所・要所で私の作品を読んでいただいた方なら分かるエッセンスが盛り込まれています。例えば、第二話に登場する「華麗成学園」。あれは私の「転校生シリーズ」第2弾作品である『華麗なる挑戦者』を元にしていただいたんだと思います。ありがたいことですね。

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_dsc7310第2話「完全なるZ!!」のワンシーン

――原作を見ていた方なら思わずクスッと笑ってしまうような小ネタが随所に盛り込まれているのも本作の魅力だと個人的には思いました。先生は既に何度もドラマを繰り返し見られたとうかがいましたが、全編を通じてどのような感想を持たれましたか?

正直な話、「まだ見たいのに」という残念感がありました。倍は簡単にできそう。今回の作品はジャニーズWESTさんが演じる主要キャラクター7人のうち3人が問題を抱える学園に派遣されるという展開で、1話ずつその3人の組み合わせが異なります。なので、組み合わせを変えればまだまだ作れるし、もっと見たいと思ったのが率直な感想ですね。

――それくらい面白いということですね! 続いて、本作に登場するキャラクターについてもおうかがいできればと思います。今回はジャニーズWESTさんのメンバーがそれぞれ主要キャラクターを演じていますが、先生はどのキャラクターがお気に入りですか?

これは嘘偽りなく、みんな好きです。腕っぷしが強い、頭脳明晰、モテるなど、7人のキャラクターは個性も特徴もバラバラで、面白い。そのキャラクターをジャニーズWESTの皆さんがちゃんと役になり切って演じているので、気持ちがいいんですよね。『炎の転校生』の原作ファンが見ても、ジャニーズWESTさんのファンになる、「彼らのことを好きになるぜ」と感じました。

――先生は以前にご自身のTwitterで、ジャニーズWESTさんのライブに行ったとツイートされていましたね。お会いになられたときはどのような印象を持たれましたか?

とにかく引き込まれました。一人ずつ個性があって、それぞれを好きになれる。私が書く作品のほとんどは主人公の男の子が一生懸命やろうとして失敗するところを「ギャグ」に昇華しているのですが、その「ギャグ」はちょっと深く考えると「泣けてくるぜ」というネタでもあるんですよね。

――それが、魂の漫画家・島本和彦の作品であると思っています。

『炎の転校生』も熱血なキャラクターが多数登場して馬鹿馬鹿しいことをやっています。でも、一生懸命やっている姿が決して“変な笑い”にはなっていない。見ていて気持ちのいい、見ていると元気が出るものになっていると思っています。

恐らく、ジャニーズWESTさんはそういう私の作品のキャラクターを演じるうえでピッタリなグループなんじゃないかな。メンバーみんなが笑いに貪欲でギャグがうまくハマっていますし、何より土台としてメンバー全員がカッコいい。それがさらに作品の魅力を引き立ててくれている。すごいグループだなと思います。今回のドラマは私の作品のエッセンスが反映されていて嬉しかったですね。

――「自由にやってください」と要望したというお話もありましたが、最終的には原作とマッチするものになったんですね。

きっと製作者の方々が頭の中にある“島本和彦っぽいもの”を表現してくださったのだと思います。ありがたいお話ですね。

_amu3906滝沢 昇はある目的のため設立させた謎のエリート校『種火学園』の校長として登場する

――そんな今回のドラマは「Netflix」での配信となります。島本先生はこういった動画配信サービスを普段からご利用になられていますか?

実はドラマ化のお話をいただいてから「Netflix」に加入しました(笑)。

――なるほど! 実際に利用してみていかがでしたか?

かけっぱなしで一気に見られるのがすごく便利だなと感じました。

――今回のドラマも8話すべてが一斉に配信されるので、一気見することができます。

見たいと思ったものがその場で見られるのがいいですよね。映像のクオリティもどんどん高くなっています。また、アニメ業界にお金が回らないというのが少し社会問題にもなっていますが、この動画配信サービスが一つの解決策になるかもしれません。製作者にちゃんとお金が入るような仕組みになればいいですよね。そういう意味でもこういう新しいサービスは注目したいですね。

――今後、「Netflix」ではオリジナルアニメや色々なアニメ作品も多く配信される予定とのことですので、私共アニメ媒体としても楽しみであり、注目していきたいと思っています。いまアニメの話が出ましたが、折角なので少しだけアニメに関するお話もさせてください。島本先生は好きな作品をとことん愛する方ですが、最近気になっているアニメ作品はございますか?

私はコミケ(コミックマーケット)にも作品を出展していますので、色々な作品にアンテナを張っていますよ(笑)。最近だと『ユーリ!!! on ICE』は1話見ただけでこの作品はすごいと思いました! 主題歌のイントロを聴くだけで鳥肌が立ちます。『けものフレンズ』も面白かったですね。あとは、『ラブライブ!サンシャイン!!』の2期が楽しみ。もう、2期が楽しみな作品がたくさんあるんですよね。

――本当に色々な作品を見ていらっしゃいますね!

合う・合わないはもちろんありますが、最近のアニメって見たら面白い作品が多いんですよね。

――面白いものに対するアンテナを常に張っている先生だからこそ、今回の自由で熱いオリジナルドラマが成立したんだろうなと思いました。

実写化・ドラマ化はもちろんですが、アニメ化も大歓迎です。と書いておいてください(笑)。

――分かりました(笑)。今回は貴重なお話をしていただきありがとうございました。最後に読者の方々へメッセージをお願いします。

とにかく何度も繰り返し見たくなる作品です。実際、私も主題歌だけ何度も繰り返し見たことがありました(笑)。一回見ただけでは見切れないほど色々なエッセンスや小ネタが散りばめられているので、何度も見ていただきたい。

――確かに繰り返し見たくなるシーンがいくつもありました。

でしょ? あのシーンとかさ……あっ、いま、最終回のネタバレしようとしちゃった。最終回はまだ見ていないんだよね?

――そうなんです。配信を楽しみにしているのでネタバレはご勘弁を(笑)。

危なかった……。あと最後にこれだけは言わせてください! このドラマを見て「原作者が怒っているぞ」ということは言わないように。怒ってないから! 島本和彦登場シーン以外は…ね(笑)。まぁ、あのシーンも受け止め方次第だからね。ぜひ楽しみにしていてください。

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今回は原作者の島本先生より、原作に絡めながらお話を伺った。次回は収録時のエピソードや作品の内容について、本作の監督を務める李闘士男監督にインタビューした内容をお届けする。

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(C)島本和彦/小学館 ゲッサン

■作品あらすじ
かつて「炎の転校生」と呼ばれた一人の男がいた……。その名は「滝沢 昇」。伝説の男・滝沢が時を経て校長となり、ある目的のため設立させた謎のエリート校『種火学園』。そこに現れた7人の転校生。偶然にも7人全員、下の名前が『駆(カケル)』だった。彼らには全国の問題がある学校に転校生として忍び込み、学校を内部から改善する極秘ミッションが与えられる。No.1『炎の転校生』を目指し、7人の駆たちの熱血学園バトルが始まる!

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■プロフィール
島本和彦(しまもとかずひこ)。漫画家。漫画プロダクション「ビッグバンプロジェクト」代表。主な執筆作品は『炎の転校生』、『逆境ナイン』、『燃えよペン』、『アオイホノオ』ほか。

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■作品概要
作品 : Netflix オリジナルドラマ「炎の転校生REBORN」(英題:Blazing Transfer Students)

配信:2017年11月10日(金)、Netflixにて全世界配信

主演:ジャニーズ WEST(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)

エピソード:全8話

原作:島本和彦『炎の転校生』(小学館「少年サンデーコミックス」刊)

監督:李闘士男

脚本:川邊優子ほか

音楽:佐橋俊彦

J Storm Presents In Association with NETFLIX OFFICECRESCENDO Production

「炎の転校生REBORN」公式サイト
www.tenkousei-netflix.jp

(C) Kazuhiko Shimamoto, SHOGAKUKAN/ J Storm Inc.



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