福山潤「“こんなん出ましたけど”というアルバムです」アニメディア7月号で掲載しきれなかった全文インタビュー掲載! | 超!アニメディア

福山潤「“こんなん出ましたけど”というアルバムです」アニメディア7月号で掲載しきれなかった全文インタビュー掲載!

約4年ぶりとなるフルアルバム『OWL』をリリースした福山潤。曲や収録されるコントの制作秘話聞いたインタビューが、発売中の「アニメディア7月号」で掲載されているが、その記事内でお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー …

ニュース
注目記事
eye%e7%a6%8f%e5%b1%b1%e3%82%a2%e3%83%bc%e5%86%99
  • eye%e7%a6%8f%e5%b1%b1%e3%82%a2%e3%83%bc%e5%86%99
  • %e7%a6%8f%e5%b1%b1%e3%82%a2%e3%83%bc%e5%86%99
  • %e5%88%9d%e5%9b%9e%e9%99%90%e5%ae%9a%e7%89%88
  • %e9%80%9a%e5%b8%b8%e7%9b%a4
  • %e3%81%8d%e3%82%83%e3%81%ab%e3%82%81%e9%99%90%e5%ae%9a%e7%9b%a4

%e7%a6%8f%e5%b1%b1%e3%82%a2%e3%83%bc%e5%86%99

 約4年ぶりとなるフルアルバム『OWL』をリリースした福山潤。曲や収録されるコントの制作秘話聞いたインタビューが、発売中の「アニメディア7月号」で掲載されているが、その記事内でお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文をご紹介する。

――まず、アルバムタイトルを「OWL」に決めた理由を教えてください。
 シングル「KEEP GOING ON!」のジャケットでフクロウと一緒に写真を撮ったんですが、それ以来フクロウが気になっていたんです。フクロウには「森の哲学者」と呼ばれる事もあり、調べていくと知らなかったことがたくさん出てきて。もともと今回のアルバムはいろいろな角度で楽しんでほしいという思いがあったので、人に多くのイメージを抱かせるフクロウを前面に出しました。

――1曲目がまさに、タイトルチューンとなる「OWL」ですね。
 曲を聴いたときにフクロウが滑空して、ビルやマンションの窓にクローズアップしたらそのなかの世界が見えるイメージが浮かんだので、この曲はアルバム全体を見渡す曲にしたいなと思いました。ですから作詞を担当した岩里祐穂さんには、アルバムのOPテーマになるような歌詞をお願いしました。ラップも入っていて、すごくかっこいい曲に仕上がったと思います。

――「TORPEDO」は、声優の森久保祥太郎さんが作詞をしていますね。
「作詞をお願いするにあたり、森久保さんと仕事のあとに1時間くらい話しをしたのですが、「そんな人間だとは思わなかった」と言われたのが印象的でしたね(笑)。森久保さんは僕のことを、仕事を順序立てて、きちんと筋道を立てるしっかりした人間だと思っていたみたいなんですよ。でも、思っていたよりいい加減だということがわかったそうで。タイトルの「TORPEDO」は「魚雷」という意味です。実際に森久保さんが魚雷にどんなイメージを持ってこのタイトルにしたのかはわからないのですが、歌詞には僕自身が自分を理解してもらえないことに一切ストレスがなく、どう捉えてもらってもいいという感じが表れているのかなと思います。曲はハードなロックテイストで、僕自身あまり似合わないと思っていた曲調だったので、レコーディングのあと森久保さんに聴いてもらって「合ってるよ」と言ってもらえたのがうれしかったです。

――今回のアルバムは、歌のなかにラップが多い印象もあります。
「ランプジェンガ」のようなノスタルジックな曲もありますが、確かにラップは多いですね。語りに近い歌い回しが、ある意味僕らしいのかもしれません。でも、収録する曲のジャンルを多岐に渡るものにしたいという思いはありました。そのバラバラな曲たちを、まとめてパッケージにしてみたかったんです。

――ちなみに、福山さんの好きなジャンルの曲は入っていますか?
 僕が好きなジャンルって、僕自身が歌えないんですよ(笑)。メタルが好きなんですけど、シャウトができなくて。以前、デスボイスの出し方講座的な動画を観て挑戦したこともあるのですが、喉がヒリヒリしてきてこれはダメだと。でも、特にジャンルにこだわりはなくて、聴いていいなと思えれば、ダンスナンバーもラップもヒップホップも、歌謡曲も好きですよ。

――今回のアルバムで歌ってみて新境地だなと思った曲はありますか?
 全部です(笑)。なかでも意外だなと思ったのは「TORPEDO」かな。似合わないと思っていたハードロックが、実際に歌ってみたらしっくり来たのは意外でした。最初にレコーディングをしたのですが、振り返ってみると、歌えないなと思っていた曲調のこの歌を最初に歌えたからこそ、いろいろなタイプの曲をより楽しんで歌えたのではないかなとも思います。

――1曲ごとにショートコントが入っているのも面白い試みです。
 一発ネタではなく、コンテンツとして斬新で、何回も聴いてもらえるような面白いものはなんだろうと考えた結果、コントを入れたいと考えたんです。そのうえで、歌とコントは共存させたいし、どちらも優劣はないと思っていたので、1曲ごとにコントが入るスタイルにしました。コントの内容は僕のプライベートな部分のような、演じているような、曖昧な部分を出しているので、ぜひ不思議な感覚を味わってもらいたいですね。

――ショートコントには、声優の櫻井孝宏さんが共演されていますね。
 最初は櫻井さんの参加は決まっていなかったのですが、出演が決まってからはコントの幅もすごく広くなりました。コントは基本的に僕に起こったことが元ネタになっています。「取材」に関しては櫻井さんに女性のキャラクターを演じてもらいたくて、インタビュアー(櫻井)を女性にしました(笑)。「骨折」は、僕が本当によく骨折するのでそれをネタに。「骨折」のコントは、脚本を担当した松原秀さんから「福山くん(患者)は淡々と事実を述べているだけで、おいしいところは医者(相手役)が全部持っていくよ」と言われたのですが、コントとして面白ければいいので、それでいいですと伝えました。弊社のマネージャーにマネージャー役をやってもらって。マネージャーは収録の素人なので、かなり緊張していたみたいですが、僕としては楽しかったですね(笑)。

――そんなコントのなかで、「Love Letters~月の下より」は異色のテイストですね。
「Love Letters~月の下より」は、最初は愛を込めたラブレターを書き連ねているような案もあったんです。でも、何か違うなと引っかかりがあって、いくつかパターンを出していただいて、結果僕の好きなテイストになりました。これをノスタルジックな「ランプジェンガ」のあとに入れているのが、僕の悪意ですね(笑)。

――あえてコントで、ドラマにしないというところも面白いなと。
 ドラマは重いかなと思ったんです。僕としては手軽に扱って欲しい思いがあるし、ドラマだとどうしても頭から聴かないといけない。でもショートコントならその1トラックだけを抜いて聴けるので、コントを選びました。個人的にはこのアルバムを、マンガ週刊誌のように扱って欲しいんですね。1駅移動する間に、1トラックだけ聴くような手軽なアルバムになったらいいなと思って。それでいて、コントも曲もかなり作り込んでいるというところもポイントです。コントは歌のつなぎではなく、といって歌を邪魔するものでもない。そのバランスには気を配りましたし、順番もかなり意識しました。曲とコントのアップダウンを楽しんでいただけると思います。

――コント「取材」のテーマにもなっていたのでうかがいますが、福山さんはご自身をイケメンだと思いますか?
 もちろん、思っています!(笑)でも、どういうイケメンかにもよると思うんですよ。例えば、人間以外の動物と僕の写真を並べて「どれがイケメン?」と聞かれたら、僕が選ばれる可能性はあがりますよね? 身の丈はわきまえていますから、モデルや俳優と並んでイケメンなんて言えませんが、といって非イケメンかと言われたらそうでもないかなと。イケメンは顔の話ではなく「イケているメンズ」だと思うので、という周りに納得してもらえる保険を用意したうえで、イケメンだと思っていますよ、と答えます(笑)。

――ほかでは見ない、興味深いアルバムになっていると思います。
 先人たちが言った「こんなん出ましたけど」という言葉そのままのアルバムです(笑)。聞いて驚くこともあると思いますが、何回も聞いて、友達にも紹介してもらって、耳をお笑いで筋肉痛にしてもらえたら幸いです。

◆プロフィール
ふくやま・じゅん 11月26日生まれ。大阪府出身。アクセルワン所属。主な出演作は『覆面系ノイズ』黒瀬歩役、『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズ ルルーシュ・ランペルージ役など。

<ニューアルバム「OWL」情報>
発売中
ポニーキャニオン
初回限定盤:4,320円、通常盤:3,240円、きゃにめ限定盤:4,320円
ポニーキャニオン移籍後、初となるフルアルバム。声優・森久保祥太郎が作詞を担当した「TORPEDO」を含む歌8曲、ショートコント5トラックに前説を加えた、全14トラックを収録。ショートコントは『おそ松さん』の松原秀が脚本を担当し、櫻井孝宏も出演している。9月24日に開催されるスペシャルイベントの優先販売申込券を封入する。

初回限定盤%e5%88%9d%e5%9b%9e%e9%99%90%e5%ae%9a%e7%89%88

通常盤%e9%80%9a%e5%b8%b8%e7%9b%a4

きゃにめ限定盤%e3%81%8d%e3%82%83%e3%81%ab%e3%82%81%e9%99%90%e5%ae%9a%e7%9b%a4

《超!アニメディア編集部》
【注目の記事】[PR]

特集